梓「それじゃあ、家に入ってみますか」

ガチャ

律「暗なー、カーテン締め切っちゃってるからか?」

梓「でも、全く見えないって訳でも無いですね」

律「とにかく電気つけてみるか」カチッ

律「あれ?点かないぞ」

梓「えー、どうしよう」

1ブレーカーを探す

2懐中電灯を探す

3そんな場合じゃない、このまま進む

4律先輩っ、おでこ光らせて下さいよっ!!!!!


※3


梓「まあ、何も見えない訳でもないし」

梓「このまま行っちゃいましょう!」

律「そうだなっ、唯の部屋は三階の突き当たりだったはずだ」

律「とにかく行ってみるかっ」

ギシギシ 二人は階段を上り、二階へ上がった

しかし二階には用がない そのまま三階へと進むのであった

律「たしかココだったな」

梓「じゃあ、入りますね」

カチャカチャ

梓「あれ?鍵が掛かってますね」

律「えっ、ココまで来て引き返したくないぞ」

律「緊急だし、蹴り破っちゃおうか?」

梓「えーっ!緊急だなんて思ってなでしょー」

1スペアキーを探しに二階リビングへ行く

2律先輩の言うとおり、ぶち破っちゃおう!


※2



梓「蹴り…破っちゃいます?」

律「へっ?本気か!?」

梓「本気ですっ!唯先輩が危ないんですっ!やってやるですっ!!!」

律「まあ、女の力でも、二人ならやれるかもな」

律「いくぞーっ!」

梓「はいっ!」

梓律「せーのっ!」

ドーンっ!!!!!!!!!

梓律「!!!?」

律「空いてないし…」

梓「足痛いです」

律「どうする?まだやってみるか?」

1やってやるです

2リビングに行きましょうか…

3あるぇーっ?私足挫いちゃったかもぉー、憂の部屋で、足見てくださいっ」


※3


律「ホンとかっ?見せてみろよ?」

梓「どうせなら、憂の部屋で、ベッドの上でっ?」

律「はぁ?何でだよ?」

梓「さあ、行きましょ先輩っ」

律「???」

律「まあ、憂ちゃんの部屋は隣だし、マイナスドライバーとかあったら」

律「鍵をこじ開けられるかも知れないしなっ」

ガチャ

梓「やったっ、憂の部屋は普通に空いてるっ!」

律「さっ、足見せてみろっ」

梓「はぁい」

律「どこが痛むんだ?ココか?」

梓「もっと上です」

律「はぁ?挫くって、普通足首だろ?」

梓「私のこの辺り、触って診て下さい…///」

梓「この辺り、なんだか疼いちゃってぇ」

律「ばっ、バカッそこって…お前っ」

梓「律先輩っ」ダキッ

梓「良いじゃないですか、澪先輩には内緒にしますから、ね?」チュッ

律「!!!?」

律「おいっ、ちょっとっ!」

梓「ダメですっ、逃がしませんっ」ヒシッ

律「そうじゃないっ!気付かないかっ!?」バッ

梓「へっ!?」

律「おいおい、こりゃヤバイかもだ…」

梓「何なんですっ!?」

律「いいか?二つある、緊急だ一度しか言わないぞ」

梓「何なんですっ?」

律「一つは、足音を立てないように、ゆっくりとだが

律「誰かが階段を上って来ているっ」

梓「!?」

律「よく耳をすませてみろっ!確実に上って来ている」

律「そしてもう一つ」

梓「うっ、私も気付いちゃいましたっ」ブルブル

律「ああ、そのクローゼットの中、誰かいるぞっ」

梓「ひぃっ!」

律「というより、閉じ込められたのか?それとも隠れているのか?」

律「どちらか一方は唯かもしれないし、どうする?」

1部屋の鍵を閉めて立てこもり、クローゼットを開ける

2クローゼットを開けてからこの部屋から、逃げる

3クローゼットの人物を守るため、自分達が逃げて囮になる


※1


梓「立てこもりましょうっ!」

梓「クローゼットの中の人はきっと唯先輩ですっ!」

梓「閉じ込められてるか、隠れてるんですよっ!」

律「くそっ『助けて』ってのはマジだったのかよ…っ!!!」

カチャ

梓「鍵は閉めましたっ!!!」

律「それだけじゃダメだっ!」

律「この机をドアの所へっ!」

律「蹴り空けようとされた時に、時間稼ぎになるはずだっ!!!」

梓「はいっ!」

ズリッ、ズリッ

梓「ふうっ」アセアセ

律「ヤバイな、そろそろ来る」

律「私は何か武器になる物を探すっ、お前はクローゼットの中の唯を頼むっ」

梓「はいっ!」

梓「唯先輩っ!今助けますねっ!!!」

バッ!!!!

梓「きゃぁぁあああああ!!!!!!」

中にいたのは唯では無かった

緑色をした肌、鳥のような頭の怪物

梓「きゃあああぁぁああ!!!あああぁああああああああ!!!!」

?「ぐがぁっ、ぐうぅ…」

律「落ち着け梓っ!!!」

律「そいつは縛られているっ!」

梓「はあ、はあっ」ブルブル

律「どうなってるんだっ!こんな怪物がっ、しかも誰かが捕獲したのか?」

律「もう訳わかんねえよっ!」

ガチャ

その時ドアの外で誰かがドアノブを回した

梓「!!!?」


ドンドンっ!!!

梓「ひっ!」ビクビク

律「くそっ!!!」

律「ココは三階だよな?だが窓がある」

律「なにかロープの様なものは無いか探すんだっ」

梓「はいっ!」

律「流石にこれはヤバイっ、私は警察に電話するっ」

?「あずにゃん?いるよね?」

梓「えっ?唯先輩っ!!!」

律「おいっ、そこにいるのは唯なのかっ?」

?「そうだよっ、私だよっ!ここを空けてよっ」

律「おまえっ、無事なのか!?この怪物は?」

?「私と憂で捕まえたんだよっ!

?「さあっ、そんな怖いところにいないで、出ておいでよっ」

律「そうかっ、よしっ、梓、机を動かすぞっ!」

律「さあっ、梓っ!」

梓「本当に…唯先輩ですか?」

律「何言ってるんだ?これは唯の声だろっ?」

梓「でも…なんか、嫌な予感が…」

鳥男「ぐあっ、ぐあっ!」

律「おいっ、縄が解けはじめてるんじゃ無いかっ!?」

?「あずにゃん!りっちゃん!早くっ」

律「さあっ、梓っ!!!」

梓「……」

1わかりましたっ、手をかします

2嫌ですっ、その唯先輩は偽者ですっ!

3鳥男が動けないうちに、先に止めを刺しましょう!

4律先輩覚醒 自動選択4



律「やれやれ、今回もとんだ茶番だぜ」

梓「えっ?律先輩?」

律「そろそろ『気』も練れて来た所だ」

律「一気に終わらしてやるぜっ!!!」

律「いっけーっ!!!破ぁーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!」

ドッカーン

大気が揺れ、地が鳴り響き、平沢家に円柱状の光の柱が立ったっ!!!!

梓「これ…は?」

律「この家は悪霊に取り付かれていたんだ」

律「だがもう安心だっ、これで全て元通りっ、さあっ、『本当の』唯が待ってるぞ」

梓「律先輩っ!!!あなたは、もしやっ!?」

律「寺生まれのTこと、田井中律とは俺のことだぁっ!!!」シャキーン

グッドエンド108 地獄寺生まれ田井中律 第五話 安価スレでも寺生まれ律ちゃん登場 完



最終更新:2010年07月27日 23:08