憂「わたしもおねえちゃんのことだいきらい」

唯「あっちいけー」

憂「いわれなくてもいきますよーだ」あっかんべー

唯「ばーかういのおばかさん」

憂「ばかっていったほうがばかなんだから」

唯「わたしのはーげんだっつたべたういはゆるさないよ」

憂「ちがうもんあれはわたしのだもん」

唯「ちがーうわたしの」

憂「おかあさんがわたしのっていったもん」

唯「おとうさんはわたしのっていった!」

唯「ういのおばかさん」

憂「おばかさんじゃないもん」

唯「ういはおばかさーんだよー」

憂「おばかさんじゃ……うぅぐすっ」ぽろぽろ

唯「ご、ごめんねなかないで」

憂「おばかさんじゃないもん……ぐすっ」ぽろぽろ

唯「ごめんねうい、ういはおばかさんじゃないよ」

憂「ほんとう?」

唯「ほんとうだよー」


唯「えへへ」

憂「えへへ」

唯「はーげんだっちゅたべたこともゆるしてあげる」

憂「ありがとー」

唯「でもれいぞうこにあるぱぴこはわたしのだからね」

憂「ちがうよわたしのだよー」

唯「ちがうもん」

唯「おとうさんがわたしのっていったもんね」

憂「おかあさんがたべていいよってわたしにいったよ」

唯「ぱぴこはわたしのだからね」

憂「ちがうよちがうよわたしのだよ」

唯「ぐーでたたくよ!」

憂「たたいたらおかあさんにいうもんね」

唯「ううう……」

憂「あっかんべーだ」

唯「ぱぴこはわたしのだからねー」

憂「だーめだめ」

唯「としうえのほうがえらいもんねーだ」


和「またふたりけんかしてる」

唯「のどかちゃん」

和「けんかよくないおかあさんがいってました」

憂「だっておねえちゃんが」

唯「ういが!」

和「けんかりょうせいばいだよ」

唯「りょうせいばい?」

和「けんかしたらおたがいわるいってこと」

憂「むずかしいことばだね」

和「それでなんでけんかしてたの?」

唯「ういがぱぴことったから」

憂「ちがうよー!」

和「けんかだめ」

和「ぱぴこならふたつにわけてたべればいいよ」

唯「おおー」

憂「あたまいいね」

和「これでなかなおりだね」

唯「ごめんなさいうい」

憂「ごめんなさいおねぇちゃん」

和「めでたしめでたし」


……

紬「おとうさまあそんでください」

父「今は無理かな」

紬「そうですか」しゅん

紬「だれかあそんでほしいな」

斎藤「どうしましたお嬢さま?」

紬「あ、さいとう!」

紬「いっしょにあそんでほしいなー」

斎藤「かしこまりましたそれでは何をして遊びます?」

紬「うーんとぼーるあそびがいいな」

斎藤「わかりましたボールを取ってきます」

紬「まってわたしもいっしょにいく」

斎藤「わかりましたそれでは一緒に行きましょう」

紬「うん、かたぐるましてほしいな」

斎藤「はい」グイッ

紬「おーたかいねさいとうありがとう」

斎藤「いえいえ」

紬「さいとうのひげがあしにあたってちくちくする」

斎藤「それはすみません」

紬「だいじょうぶよー」

斎藤「そうですか」

紬「たかいねーさいとうたかいよー」

斎藤「楽しいですか?」

紬「たのしー」

斎藤「それはよかった」

紬「よかったねー」

斎藤「はい」

紬「あ、さいとうのあたまにしらがみっーけ」

斎藤「白髪なんて出来る歳になりましたか…」

紬「ぬいてあげるねー」

紬「よいしょ」ぷちん

斎藤「ありがとうございます」

紬「どういたしましてー」

斎藤「お嬢さまも大きくなりましたね」

紬「そうかな?」

斎藤「前より背が沢山伸びてます」

紬「おもい?」

斎藤「少しだけ……」

紬「だめだよーさいとう」

斎藤「何がですか?」

紬「おんなのこがおもい?ってきいてきたらうそでもおもくないよっていうんだよー」

斎藤「すみません」

紬「いいよいいよー」

紬「さいとうのせなかあったか~い」

斎藤「ありがとうございます」

紬「なんでこんなにあったかいの?」

斎藤「それはお嬢様が暖かいからです」

紬「そっかーなんだかねむくなってきたよ」

斎藤「眠いんですか?」

紬「おひさまのひかりがきもちいいからかなー」

斎藤「眠たいならお部屋まで連れて行きます」

紬「うんありがとー」

斎藤「いえいえ」

紬「ぼーるあそびできなくてごめんねー」

斎藤「大丈夫ですよまた今度やりましょう」


……

梓「ねこちゃんこっちおいでー」

猫「にゃーにゃー」

梓「きたきたーおなまえは?」

猫「にゃーにゃ」

梓「う~んよくわかんない」

梓「どこからきたのー?」

猫「にゃー」

梓「そっかぁーよくわかんない」

猫「にゃーにゃー」

梓「おなかへったの?」

猫「にゃー」

梓「まっててねー」

梓「はいうまいぼうだよー」

猫「にゃー」パクパク

梓「たこやきあじだよおいしい?」

猫「にゃー」パクパク

梓「そっかーおいしいんだーなでなでしていい?」

猫「にゃーにゃー」

梓「ありがとー」なでなで

梓「かわいいねー」

唯「あーねこだー」

猫「にゃーにゃー」

唯「かわいいねこだねー」なでなで

梓「うんかわいいねー」なでなで

唯「このねこくびわつけてるねー」

梓「くびわ?」

唯「くびわつけてたらかいねこなんだよー」

梓「そうなんだーよかったねー」

猫「にゃーにゃー」タッタッタッタッ

梓「あ!どこかにいっちゃった」

唯「ばいばーいねこちゃん」

梓「ば、ばいばーい」

唯「かわいかったねー」

梓「うん、でもどこにいっちゃったのかな?」

唯「おうちにかえったんだよー」

梓「おうちにかえったんだーよかったまいごじゃなくて」

唯「よかったよかった」

梓「あ、わたしもいえにかえらなくちゃ」

唯「かえるの?」

梓「うんごじだから」

唯「そっかーばいばーい」

梓「ばいはいー」ぴよぴよ

梓「えへーあたらしいおともだちができたー」ぴよぴよ

梓「あ!おなまえきいてない」ぴよぴよ

梓「こんどあったときにきこうかなー」ぴよぴよ


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最終更新:2010年07月28日 21:52