翌日――

紬「こんにちは~」


唯「来たな~ムギちゃん!さぁ吐け!吐くんだ!」

紬「うっ…ちょっとトイレ…」

唯「えっ…あ、そうだムギちゃん生理だったんだ」

澪「おい!」

5分後

紬「ごめんなさい…今回は特に重くって…」

唯「いいえ~」

紬「で、吐くって何を?」

律「ムギ~。彼氏いるんですか!?」

紬「えっ…」

梓「…」ドキドキ

澪「昨日そういう話になってな。ムギはいるのかな~って」

梓「ドキドキ」ドキドキ

紬「実は…私彼氏います…」

全員「え、ええええええええええ!!!」



律「一緒に処女捨てようね、って…あの時の約束は嘘だったのか!」

澪「一緒に処女捨てるそのシチュエーションがおかしいだろ!乱交してんのか!」

梓「にゃああああああ!!!」

唯「ちょっとみんなうるさい!で、で?どんな人?」








紬「え、あの…ごめんなさい…嘘です…」

梓「へ…」

律「う」

澪「そ…?」

梓「セーフ!!」

紬「え?何が?」

唯「なんだー嘘かー」

紬「お付き合いしたこともないし…チューもしたことありません…」

律「デートは!?」

紬「ないです…」

律「やったー!!ムギも私と澪の仲間だ!!」

唯「仲間って…ただデートしたことあるかないかだけじゃーん」

律「うるせえビッチ!お前と梓はビッチなんだよ!」

梓「このド処女!そんなこと言ってるから彼氏できないんですよ!」

律「あー言ったな!?お前それ言ったな!?ってかお前だって彼氏いたことねえだろうが!」

澪「うるせえええええ!!!」

……

……

梓「おかしいんですよデートしただけでビッチだなんて」

紬「うふふふ」

梓「律先輩は一生結婚できずに寂しい人生を送るにきまってます」

紬「梓ちゃんはやっぱり彼氏が欲しい?」

梓「え…いや…その…」

紬「私はいらないかなぁ~」

梓「え…」

紬「今は彼氏よりも軽音部のみんなと音楽してた方が楽しいもの」

梓「…」

紬「恋愛はいつでもできるけど高校3年間は今しかないんだし、ねっ?」

梓「…」

紬「梓ちゃん?」

梓「じゃあ…彼女だったら…欲しいですか?」

紬「えっ…」

梓「音楽も一緒にやってて、恋人にもなりたい。そんな人間がここにいます」

梓「好きです、大好きです」


梓「あ、あの…ご、ごめんなさい…今言ったこと忘れてください…」

紬「え?」

梓「気持ち悪いですよねレズだなんて…実は男の子とデートしたってのも全部嘘なんです…」

梓「でも…明日からもいつも通り接してください。ムギ先輩の好きな軽音部を壊したくないし…」

梓「じゃあ…あの…ごめんなさい!」タッタッタッタッ


紬「あっ…梓ちゃん」




夜、中野家

梓「……」ズーン

梓「終わった…」グス

梓「男女のもつれでバンドが解散するとかってよく聞くけど女同士でもあるんだ…」

梓「はぁ…」

梓母「梓~お風呂入っちゃって~」

梓「は~い…」



風呂場――

梓「はぁ…ムギ先輩…」

梓「!何言ってんだあたし!ムギ先輩はもうただのバンドメンバーだよ!」

梓「…」

梓「はぁ…ムギ先輩…」

梓「ダメダメ!もう恋愛とかそういうのはなしなんだから!」

梓「…」

梓「…はぁ…ムギ先輩…」

梓「ダメだってば!(以下ループ」

梓「のぼせた…髪洗おう」

梓「あっシャンプー…」

ジワジワ…

梓「うーっ…何泣いてんだ!!もう水に流して忘れよう!」

梓「シャンプーだけに」

梓「ふふっ…ちょっと面白かったな今の」

コーッコーッコーッ

梓「!?」

梓「な…ない…」

梓「おかあさーん!私のシャンプー使った!?」

梓母「あ、あのいい匂いのやつ?もう残り少ないから使っちゃったよ」

梓「!」ズーン

梓「終わった…ムギ先輩と私を繋ぐシャンプーが…」

梓「また植物物語との生活が始まるんだ…」

コーッコーッコーッ

梓「!?」

梓「植物物語まで私を裏切るのか!!」

梓「ちくしょー!おかあさ―ん!明日シャンプー買ってきてー!!」



入浴後、ベット

梓「明日どうしよう…ムギ先輩は普通に接してくれるかな…」

梓「はぁ…部活行きたくないな」

梓「ってかなんで私がこんなこと悩まなくちゃいけないんだろう」

梓「私何も悪くないじゃん」

梓「ムギ先輩が悪いんだ!」

梓「明日罰としてキスしてもらおう」

梓「zzz…」



翌日――

梓「おざーっす」

純「ちーっす」

憂「おはよー」

純「あれ、ギターは?」

梓「あっ、家に忘れた」

純「おいおい…それ野球部がグローブ忘れるようなもんじゃん」

梓「サッカー部がボール忘れるみたいな?」

憂「たぶんボールは学校のやつ使うと思うよ」

純「じゃあスパイクだ!」

梓「弓道部が弓忘れるみたいな?」

純「うん、もうこの話やめない?」



放課後――

梓「じゅーん」

純「なに~?」

梓「今日暇?遊びに行こうよ」

純「いやジャズ研あるから」

梓「ジャズ研があるからって私のこと邪険に扱うんだね?」

純「は…?」

梓「あづっちです!」

純「その顔やめろ!ってか本物見たことあるの?全然違うんだけど」

梓「整いました!」

純「はい、中野さん」

梓「鈴木純と掛けまして」

純「ほうほう、わたくし鈴木純と掛けまして」

梓「平沢憂と解きます」

純「その心は?」

梓「どちらも私の友達です」

純「…」

憂「…」

梓「あづっちです!」

純「なめてんのか!帰れ!!」



軽音部室前――

梓「結局純に2発ぶん殴られた…」ヒリヒリ

梓「あームギ先輩いるかなぁ…生理で今日はお休みとかじゃないかな…」

キーッ

梓「こんにちは~」

紬「こ、こんにちは!」

梓「…」

バタンッ

紬「ちょ、ちょっと。何で閉めるの!?」

梓「ごめんなさい…今日はムギ先輩だけですか?」

紬「ええ、みんなに言って帰ってもらったの」

梓「え…」

紬「梓ちゃんにまだ返事してなかったでしょ?」

梓「え…もしかして!」

紬「結論から言うとお付き合いはできません」

梓「」


紬「でも…私告白されてすっごく嬉しかった」

梓「いえ…」

紬「梓ちゃんの大好きをありがとう」

梓「ムギ先輩…」

紬「なあに?」

梓「チューさせてください」

紬「えっいや私の話聞いてた?お付き合いはできないって」

梓「お願いします!チューだけでいいんで!もうそれ以上は望みません!一生のお願いです!」

紬「え~…」

梓「お願いしますお願いします」

紬「わ、わかりました」

梓「…」ゴクリ

紬(こういう時ってどっちから行けばいいのかしら?私から?それとも梓ちゃんが来るのを待つのか…)

梓「ムギ先輩…」

紬「あっ…」

そっと紬を抱き寄せる梓

自然と目を閉じる紬


チュッ




モミッ

紬「ん!?」

梓「ハァハァハァハァ…」

紬「い…やっ…やめて…」

梓「無理です…キスだけでやめるとか本気で思ってましたか?」

紬「そんな…んむっ…」

再度紬の唇に自分の唇を押しつける梓


今度は舌を絡ませる

ピチャピチャと卑猥な音が部室に鳴り響く

紬「梓ちゃん…ホン…トに…やめ…て」

梓「何言ってるんですか…」

スカートをたくしあげて紬の秘部に手をやる梓


梓「お願いします…一回だけですから…」

紬「ダメ…だってば…」

梓「ほら、ここ湿ってきてますよ…?このままやめられるんですか?」

くちゅくちゅといやらしい音を立てる紬の秘部

紬「嫌…」

梓「本当に嫌がってますか?さっきからもう抵抗してませんよね…?」

紬「それは…」

紬は本心を突かれて何も言い返せなくなってしまった

梓「大丈夫ですよ…女同士なんですから処女のままです」

紬「…」

抵抗することをやめた紬は梓のブラウスを脱がし始める。

紬「梓ちゃんのおっぱいやっぱりちっちゃいね」

梓「…」

自分のコンプレックスを指摘されてムッとした梓は紬のスカートとパンツを一気に脱がせ、股間に顔を埋める

夏の暑さも相まって、もわっとした臭いが広がる

梓「さすがのムギ先輩でもここは臭いですね。まぁこの時期にシャワー浴びてなきゃ当たり前ですけど」

紬「…///」

顔を真っ赤にする紬

丁寧な舌使いで紬の秘部をなめ始める梓

紬「ひゃっ…あっ……ひっ…」

………
……

梓「ふぅ…」

紬「ハァハァハァハァ…」

エアコンをつけることさえも忘れていたため二人の体は汗だくになっていた。

梓「どうでした?」

紬「すごく…よかったわ…」

梓「じゃあまた明日やりましょう。朝何時にこれます?」

紬「えっ…一回だけって…」

梓「もうやめます?」

紬「…やりたいです…」

梓「ふふっ…ムギ先輩やっぱりすごく可愛いです」


梓「あっ、これからはアソコも念入りにシャンプーするの忘れないでくださいね」

紬「はい…///」

こうして私とムギ先輩はセフレになった

毎日どちらかの家に行き事に及んでいる

向こうに恋愛感情はなくても好きな人と肌を重ね続けている

梓「…」クンクン

紬「ちょっと…///あんまりそこの匂い嗅がないで///」

梓「やっぱりムギ先輩はいい匂いがします!」


おわり



最終更新:2010年08月01日 01:48