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ほうかご!

風子「(ムギちゃん、今日は部活だよね…)」ハァ

風子「本屋さんでも寄ってこうかな…」


ピトッ

???「だ~れだ?」

風子「わっ!ってこの声はムギちゃんでしょ?」

紬「あたり~♪」

風子「もう、そんなの声ですぐ分かるよ(いたずらっ子なムギちゃんもカワイイ///)」

風子「でもどうしたの?今日は部活あるんじゃ」

紬「今日は澪ちゃんお休みだし、唯ちゃんとりっちゃんもまだ進路面談があるから、またお休みなの」

風子「そうなんだ、残念だね」

紬「うん…。でもね、風子ちゃんと帰れるかもって思うと嬉しくて」ニコリ

風子「!!!(ムギちゃん、あんた女神やないかぁ///)」

風子「じゃあ、一緒に帰ろっか///」

紬「えぇ!」



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かえりみち!


風子「(風子、これは百合神さまが与えて下さった仲良くなるチャンスよ!)」フンスッ

風子「あのね、もしよかったら今日ウチにこない?」

紬「え、でも急に押しかけたらご迷惑じゃないかしら?」


風子「大丈夫、ウチ両親共働きで夕方までは帰らないし。それに本も選んで貰いたいから」

紬「ホントにいいの?じゃあ、お邪魔させてもらおうかしら」

風子「うん!(Yes、イエス、いえーーーっっっす!!!1!)」




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風子んち!


紬「おじゃましまぁ~す」

風子「どうぞ。適当に座ってて。今飲み物持ってくるから」

紬「じゃあ私も手伝うわ」

風子「いいのいいの。ムギちゃんはお客さんなんだから座ってて」

紬「でも…」

風子「それより昨日いくつか選んだ本、先に見ててよ」

紬「そお?ありがとう」ニコ

風子「ど、どういたしまして///じゃあちょっと待っててね」タッタッタッ

紬「うん、いってらっしゃ~い」ヒラヒラ~

紬「へぇ、いろいろあるのね」ペラペラ

紬「……///」ドキドキ

紬「あら?ベッドの下にも本が。これもそうかしら…」



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だいどころ!

風子「ムギちゃんに何出したらいいんだろ。やっぱり紅茶?でも入れ方分かんないし…」ブツブツ



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紬「!!!!?」

紬「(お、女の子同士が…は、裸で抱き合って…///)」ドキドキ


ペラリ

紬「あんなことや…こっ、こんなことまで~~///」プシュー



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風子「(結局ジュースにしちゃったど、大丈夫かなぁ)」


ガチャ


風子「おまたせ~…え?」

紬「え?」

紬「あっ、そのこれは…ごめんなさい!私ったらまた勝手に…」

風子「(そ、それは見つからない様にと性なるサンクチュアリに封印していたはず…!!)」

風子「…(今度こそ私オワタ…orz)」

風子「ごめんね…ごめんね。やっぱり気持ち悪い…よね?」ジワ・・・グスン

紬「ち、違うの!私が悪いの!ホントにごめんなさい!」オロオロ

風子「もういいの…私きっと変態さんなのよ…」ポロポロ

風子「…だから学校でも…ヒック、いつも一人だし」

風子「…きっとクラスのみんなも…私のこと…キライなのよ」ポロポロ

紬「そんなことないわ…」ギュッ

風子「!?ム、ムギちゃん?」

紬「風子ちゃんは…とっても優しい子ですもの」

紬「私知ってるよ?クラスのお花の水だって、いつも風子ちゃんが変えてるの」

紬「私ね、そんな優しくて、ふわふわした風子ちゃんにずっと惹かれてたの…」


紬「だからね、この間…本を見つけた時、すごくドキドキしたの…。もしかして風子ちゃんも女の子が好きなのかなぁって…」

風子「えっ?」

紬「私ね…風子ちゃんのことが好きなの…」


紬「でも私、風子ちゃんを傷付けちゃったよね?ごめんね…」ポロポロ

風子「そんな…。私も最近ムギちゃんのことばっかり考えてて…」

風子「その、私も…ムギちゃんのことが…す、好き…です///」カァ

紬「風子ちゃん…///」

スッ

風子「…(この流れはキス!?接吻!?アンブラッセー!?)」

風子「…」ドキドキ

紬「…」ドキドキ






「い~しやぁ~きいもぉ~、おいもっ♪」






風子「…」

紬「…ぷっ」


「甘くてぇ~おいし~い、お~いもだよ~ん♪」


風子「…」

紬「…ククッ、クスクスッ…アハハハ!ご、ごめんなさい」クスクス

風子「(焼き芋屋ェ…マジ空気嫁…)」

紬「はぁ~、ごめんなさい。焼き芋屋さんが…その、おかしくって」クスクス

風子「あは、あははは…(…さつま芋全部タロ芋に変えてやんぞщ(゜д゜щ)アァン?)」


紬「ふふふっ、ごめんね。あっ、風子ちゃんあれ!」

風子「え?」





チュッ


風子「へ?」

紬「ふふふっ、風子ちゃんだいすきよ!」ニコッ

風子「えっと…私もムギちゃんのこと…だいすき…///(イヨッシャアア━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━アァァァ!!11!)」



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ど、どうも…高橋風子です。

あれから私とムギちゃんはお付き合いしています。

まさかこんな私にあんなにかわいい恋人が出来るなんて…///

今日私は進路面談だったので、ムギちゃんが部活を終えるのを待っています♪



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きょうしつ!


風子「(そろそろムギちゃん終わったかなぁ~♪)」

風子「(あー、早くむぎゅむぎゅしたいなぁ~、なんちゃって///)」

風子「ん?この本、誰かの忘れものかな?」ペラ

風子「(こ、これはBL本!!こんな、こんな汚らわしいもの…)」プルプル

風子「いやぁぁぁぁぁあああああ!」ポイッ



ガラッ、タッタッタッタ!


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ろうか!


風子「いやぁぁぁぁぁあああああ!」ダダダダッ

和「わっ!びっくりした…。今のは…高橋さん?あんなに急いでどうしたのかしら?」

和「(…まぁいっか)」


和「WAWAWA忘れもの~♪っと」


ガラッ



おしまい



最終更新:2010年08月08日 20:48