アットウィキロゴ
れんしゅうご!

唯「やっぱり必殺技が必要だと思うんだよね」

梓「え? 唯先輩はその身体がもう既にひっ……むぐ!」

澪「はいはい、梓は黙ってような」

律「必殺技って、腕からビームでも出す気か?」

澪「はは、律はもう額からビーム出してるじゃないか」

梓「セブンかよ、はげが」

律「うるへー!」

唯「この前見せてもらった外国の人のライブ! 空飛んだり、火を吹いたりすごかったよね」

梓「ああ……梓は唯先輩の劫火に心萌え尽きそうです……(ぼそっ)」

澪「このド変態が(ぼそっ)」

梓「(ああっ!?)」

澪「(あんっ!?)」

紬「みんなキャンデー食べる?」



げこう!

唯「じゃあ、りっちゃんがカレーを食べて、髪がもじゃもじゃになるってことで……」

律「瑠偉かよ!」

唯「瑠偉は智を呼ぶ……」

律「上手いこと言ったつもりか!」

澪「はは、律は本当に面白いな」

梓「唯先輩のギャグはいつも素敵ですね」

紬「そうだ、もうすぐテストだけど勉強会する? ちょうど離れが……」

梓「あ、唯先輩今日おうちにお邪魔しますね」

澪「律はそろそろ私のノートが恋しくなってきただろ?」

唯「うう、いつもお世話になります……」

律「ムギ、なんか言った?」

紬「ううん、何でもないの」



いえ!

唯「ただいまー」

梓「おじゃまします」

憂「お姉ちゃんおかえり、そして梓ちゃんいらっしゃい」

梓「うん」

唯「今回のテストもお世話になっちゃうねー」

憂「世話?」

梓「唯先輩、日本語は正しくですよ私たちがご奉仕するんです」

唯「地球の平和に?」

梓「ご奉仕するです!」

唯「そこはニャンって言って欲しかったよ……」



ゆうしょく!

梓「豪勢な食事だねー」

憂「え? いつも通りだよ」

梓「さすが憂! 心得てるね」

憂「もちのろんだよ」

唯「うまー……ああ、憂最高だよ!」

憂「あ……あ……」

梓「ゆ、唯先輩! そんな、最高とか簡単にいっちゃだめです!」

憂「あはっ……大丈夫梓ちゃん、さ、最高の笑顔を見るまでは死ねないもの」

梓「憂……よくぞ耐えられた」

憂「あと少しで昇天するところだったよ」

唯「ういは大げさだねー」



おふろ!

憂「鍵は閉めた?」

梓「もちろん」

憂「ふう……前はお姉ちゃんが降臨して大変なことになったからね」

梓「256回は死んだね」

憂「カウントできないレベルで死んだからね」

梓「それにしても、憂は胸が大きいね」

憂「そ?」

梓「私もそれくらい大きくなったら、もっとスキンシップできるのに」

憂「胸が小さいのが恥ずかしい?」

梓「もっと女の子っぽくなりたいよ」

憂「梓ちゃんは立派に乙女だと思うけどなー」

梓「ううん、やっぱり目標は唯先輩だよ」

憂「私も本当はスリーサイズも一緒にしたかったんだけど……」

梓「まさか、さわ子先生に見破られちゃうとはね」

憂「あの時は梓ちゃんにも迷惑かけちゃったね」

梓「もしも、唯先輩と同じサイズになったら髪を切って染めるつもりなんだ」

憂「紬さんに頼んで胸の脂肪を取ってもらおうかな?」

梓「あ、それは良い案かも」

憂「お姉ちゃんにバレないようにするのが大変だけど……」

梓「むう」



べんきょう!

梓「唯先輩、予習されてたんですか?」

唯「そうだよー、年下の二人にいつまでも頼るわけには行かないもん」

憂「いいのにー、妹は永遠だよ」

梓「後輩だって永遠だからいいんですよ」

唯「あ、そうだ、ここがよく分からないんだけど……」

梓「ここは関係代名詞の……」

憂「お姉ちゃん因数分解は大丈夫?」

梓「副詞節が……」

憂「五段活用の……」

梓「レ点っていうのはですね」

唯「はう……やっぱり情けない……」

憂「あ、もうこんな時間、梓ちゃんおうちには連絡した?」

梓「うん、でも、そろそろ帰らないと日付変わっちゃうしね」

唯「ありがとーあずにゃん、ここからは自分で頑張るよー」

憂「それじゃあ、梓ちゃん送ってくるね」

唯「うん、車に気をつけてね」

梓「はい!」

梓「げ……」

憂「あ、澪さんだ」

澪「ん? ああ、梓と憂ちゃんか」

梓「どうしたんですこんな所で、援交ですか? 貰い手とかあるんですか?」

澪「梓こそこんな時間にどうしたんだ? 子どもは寝る時間だぞ」

憂「こんなとこって、コンビニだよ……」

梓「はぁー、24時間営業のコンビニもかわいそうですね、深夜にこんな奴相手にしなきゃいけないなんて」

澪「悪かったな、これは律の為の買出しだよ」

憂「こんな時間に食事ですか?」

梓「ハゲが進行しますよ、澪先輩ともども」

澪「健康には気を使ってるよ!」

梓「嫌ですね、ババァは気ばっかり大きくなって、近所に迷惑ですよ」

澪「はは、ババァで一つしか年が違わなかったら梓もババァだな」

梓「え? 何聞こえない」

憂「ま、まあ二人とも歩きながら会話しましよう?」

梓「そうだね、大人気ないババァに調子を狂わせられるのも困るしね」

澪「揚げ足を取ろうとして失敗する子どもの相手は疲れるよ、ごめんね憂ちゃん」

憂「いいえ」

澪「憂ちゃんはどうしてここに? このゴキブリ相手にする大人なんていないんだから一人で帰らせればよかったじゃない?」

憂「いいえ、梓ちゃんとは親友ですから」

梓「サンジュは日本語もまともに使えないんですね、さっさと国に帰ってくださいよ」

澪「はは、おかしいなこのゴキブリ、人語を発するぞ」

梓「このキムチ女……」

澪「ゴキブリが……」

憂「もう、喧嘩はだめだよ!」

憂「二人とも仲良く、ね? いくら信仰する相手が違うからって貶し合いは悲しいよ?」

梓「むう……その点では憂に頷かざるをえないね」

澪「ごめんね憂ちゃん」

憂「ダメです、お互いちゃんと謝ってください」

梓「……むう、ごめんなさいですよ、澪先輩」

澪「悪かったな、梓」

憂「これでよし、だね」

梓「でも、憂、澪先輩昼に、唯先輩の学力じゃ大学行けないっていったんだよ」

澪「それは梓の発言を受けてだ! 梓だって律が大学に行けないって」

憂「え? お姉ちゃんが大学に行けない? はは、おかしい」

澪「え?」

憂「お姉ちゃんに通っていただくんですよ? 土下座でお願いしに来るのが当然じゃないですか」

梓「そうです! 元々受験をしなきゃいけないのがおかしいんです、唯先輩は神なのに!」

澪「……ああ、そう言われてみればそうだったな」

澪「大学受験なんて文化が律には似合わないんだ」

梓「そうだよ憂、唯先輩に受験なんて必要ないんだ!」

憂「でしょう、澪さん、律さんに勉強なんて必要ないんです」

澪「ははっ、だよな! よし、じゃあ律にそう言ってくる!」

梓「行っちゃった、でも、本当にそうだよねえ、盲点だったよ」

憂「ふふ、そんなわけ無いじゃん」

梓「へ?」

憂「受験は必要だよ、だって、受験しないと大学入れないし」

梓「……憂、もしかして」

憂「本当、盲目的な信者は単純だよね、ちょっとほめたたえればアレだもん、宗教はチョロいね」

憂「じゃあ、梓ちゃんおやすみ、オナ二ーもほどほどにね」

梓「分かってる」

憂「それじゃあまた明日ね」

梓「うん、ありがと、憂」


澪「な? だから律に勉強は必要ないんだよ」

律「お前は何を言っているんだ」



テスト!

梓「(テスト簡単だな……唯先輩……大丈夫かな?)」

梓「(寝てたりしてないかな? 疲れてないかな?)」

梓「(憂がスタミナを付けるもの作ってたけど、もしかしたら私がやりすぎちゃったかも知れないし)」

梓「(ううん……私が至らない部分があるかも知れない)」

梓「(ああ! どうしよう! 唯先輩が気になるよ……)」

梓「(二四時間四六時中、唯先輩の事しか考えられない……)」

梓「(私の人生すごい幸せだな……こんな神の近くにいれるし)」

梓「(唯先輩でオナニーしたいな……)」

梓「(帰ったらすぐにオナニーしたいけど、明日もあさってもテストがあるし)」

梓「(唯先輩は完璧だけど、教える側には不出来があるし……)」

梓「(私が唯先輩みたいに完璧だったら……)」

梓「(ううん、不出来だからこそ神を崇める権利があるんだよ、そうだよ梓……)」

梓「(それに完璧なのはこの世でたった一人だけでいい、唯一神だけで……)」

梓「(ああでも、やっぱり、オナニーしようかな)」




受験!

梓「はぁー、心配だなあ」

純「さっきからそればっか、憂は平気そうな顔してるのに」

梓「そりゃあ、憂は唯先輩のこと信じてるから、私は凡人だからどうしても不安が生じるんだよ……」

憂「心頭滅却すればお姉ちゃんのことしか考えられなくなるよ」

梓「はぁー、修行が足りないなー」

純「でも、放課後ティータイムの皆さん、おなじ大学に行くんだよね?」

梓「だね」

憂「うん」

純「仲いいよねえ、そりゃ、カプ小説も盛り上がるわけだわ」

梓「……」

憂「……」

梓「はぁ……」

憂「はぁ……」

純「え? 憂までため息!?」

梓「そりゃため息もつきたくなるよ」

憂「うん、まさか、律さんにね……」

純「うえ!? 唯×律!? 一番ありえないカップリングじゃん」

梓「純は知らないかも知れないけど、律先輩と話してる時の唯先輩すっごい楽しそうだったもんね」

憂「逆もまたしかり、はー、悔しいけどお似合い過ぎだよー」

純「でも……そんな、沢庵法師が書いた小説じゃ……」

梓「沢庵……」

憂「法師……?」

純「おっかしいなあ、放課後ティータイムの先輩方はみんなムギ先輩が天使みたいだって」

梓「ねーよ」

憂「ないね」

純「全否定!?」




合格発表!

澪「ガクガクブルブル……」

律「大丈夫だって、学力的には澪は余裕だろ?」

澪「あ、ああ……でも、ま、万が一落ちてたら……」

唯「やるだけのことはやったから大丈夫だよ!」

紬「……(私もやっぱり推薦じゃなくて受験すればよかった……)」

憂「う……さすがにここまで来ると緊張するね」

和「そうね、でも唯なら大丈夫よ、たくさん勉強してたしね」

梓「その唯先輩より勉強して国立に受かった和先輩の言葉が優しいです……」

和「それに、唯は神だもんね?」

憂「……!? ええ、そうです」

梓「はっ、はあ、人間って無力です……自分の不安で神を信じられなくなるなんて……」

唯「あ、あったよりっちゃん!」

律「おお! 唯もあったぞ!」

憂「澪さんのはないですね」

梓「バチあたりのせいですね」

澪「嘘ゆーな! ちゃんとあるよ!」

唯「やったー! 私たち大学でもずっと一緒だね!」

律「本当腐れ縁だなー」

澪「はは、ムギ、お酒飲める年齢になったら一緒に飲もうな」

紬「!? あ、ありがとう澪ちゃん!」

澪「梓と憂は一年待たないとな」

梓「自棄酒とかやめて下さいよ?」

憂「自棄酒なんてしません……お姉ちゃんが幸せなら……」

和「そうね、唯が幸せならいいわね……どうやら、私の役目もここまでみたいだし、あとは律に任せて」


律「なーにいってんだよ」

唯「和ちゃんとは大学が違ったって、幼なじみだよ! おともだち!」

和「……っ、バカ! 泣かせるようなこと言わないの!」

澪「私まで泣けてきた……」

憂「うう、お姉ちゃんやったね! やったよやった!」

梓「律先輩もやったです!」

律「ああ、あんがと、梓も来年がんばれよ」

梓「はいです!」

唯「憂も、お姉ちゃん待ってるからね」

憂「うん!」

純「(さっきからいるんだけど一向に誰も触れてくれない……)」

紬「待ってるね」

純「法師!」

紬「その名で呼ぶのはやめて!」

おわり



最終更新:2010年08月10日 22:01