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  |: | : : : : :::i ヽ: | {{ {i:::゚ノi}       {i:::゚'ノi} ノ川 :/: : : : : : :〈ヽ、_,
  ヽi: : : ::: : | ::::Vi ヽ マ_シ       `゚ー´ ∧::/ : : : : : ∧:i ` ̄
 _/|: : : :::::: |: :::::∧        ,   /l///l i: : : : :: : :: / }:| あずにゃんと…おままごとしたいの……
   }: ∧:: :: |:::::::i/∧ /l//l/        u  从: : : ::::: 〈  レ'
   |: i ヽ:.:.|: :: :.|//ヽ u     , 、     イ: : :: ::/::: /ヽ
   レ'  i\i : : }// `>         <i  |: : : :/:::////{
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     ,十‐ {l \人|/  }  \    /   | レ'}}  i}  ̄ ヽ
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梓「……はあ……そうですか……」

唯「えっ!? いいの?」

梓「なんで『はあそうですか』を了承の返事と解釈できるんですか」

唯「してくれないの?」

梓「当たり前ですよ。何が悲しくて高校生にもなっておままごとなんてしなくちゃいけないんですか」

唯「えーいいじゃん。やろうよーやろうよー」

梓「嫌です」

唯「やーろーうーよー!」

梓「嫌です。だいたい、唯先輩はいつも言動に突拍子がなさすぎるんですよ。なんですか突然おままごとなんて言い出したりして」

唯「奇跡の発想は突然舞い降りて来るんだよ、あずにゃん君」

梓「おままごとが奇跡の発想なんですか」

唯「うん」

梓「っていうか先輩もう受験生ですよね。 夏休みなんですし夏期講習とかいいんですか?」

唯「夏期講習はちょうど一昨日前期が終わって今はお休みなんだ」

梓「はあ。それで暇だから私に電話してきたってことですか」

唯「あれ、これ電話だったんだ」

梓「電話掛けてきたの先輩の方ですよね!?」

唯「えっ? そうだっけ?」

梓「電話で話していることを忘れるなんてことがありえるんですか!?」

唯「いやー、あずにゃんとは普段からテレパシーで会話してるからこれが電話だなんて全然気づかなかったよ」

梓「本当に大丈夫なんですか。主に頭の具合とか」

唯「ダイジョウブダイジョウブ。グッドオーケーだよ」

梓「はあ……」

唯「それでどうかな、おままごと。あずにゃんも暇でしょ?」

梓「暇ですけど、だからっておままごとをやる必要もないんじゃないですか?」

唯「いいじゃんいいじゃーん」

梓「い や で す」

唯「んもー。あずにゃんのケチー。別に減るもんじゃないんだしいいじゃん!」

梓「減ります。主に高校生としてのプライドとかが色々と」

唯「ちぇっ」

梓「で、用件はそれだけですか? もう切っちゃっていいですか?

唯「どうしても駄目なの?」

梓「駄目です。じゃ、切りますね」


憂「ちょ、ちょっとお姉ちゃん!」

梓(あれ、電話口から憂の声がする)

唯「ん? 憂、どうかしたのー? 憂もあずにゃんに用があるの?」

憂「用も何もないよ。うちにきたたくさんのお中元の素麺をお姉ちゃんが一気に茹ですぎちゃったから、誰か呼んで食べてもらおう、っていう話だったでしょ?」

唯「え?そうだっけ?」

憂「お、お姉ちゃん……梓ちゃんと電話で何話してたの?」

唯「えー? うーんと……あれ、なんだっけ?あずにゃん」

梓「もう忘れたんですか!?」

憂「お姉ちゃん……。ちょっと電話代わって」

憂「梓ちゃん、聞いてた?」

梓「あ、うん。素麺を作りすぎたとかどうとか」

憂「ごめんね。本当は全部お姉ちゃんが悪いんだけど、捨てちゃうのも勿体無いし……。梓ちゃんが迷惑じゃないなら、うちに素麺食べに来ない?」

梓「あ、うん。いいよ。じゃあ今から行くね」

憂「お姉ちゃんがおかしなこといってごめんね」

梓「ああ、うん。いつものことだから……」

憂「本当にごめんね……」

梓「う、うん……じ、じゃあ切るね。すぐいくから」

憂「待ってるよ、梓ちゃん」

ガチャ

梓「本当に憂はできた妹だなあ」



平沢家前

梓「えーっと、唯先輩の家はここだったかな。インターホンはっと……」

唯「あーずにゃん! いらっしゃい!」ガチャ

梓「うわっ! ゆ、唯先輩? まだインターホンも押してないのに」

唯「あずにゃんを驚かそうと思って覗き窓の前でずっと見張ってた」

梓「いつから見てたんですか?」

唯「憂と電話代わったあとくらいからかな?」

梓(この人馬鹿だ)

憂「あ、梓ちゃん。いらっしゃい」

梓「どうも、お邪魔しまーす」

唯「お邪魔されまーす」


梓「なにこれ」

唯「ソーメン」

梓「これ素麺なの? なんかサッカーボールみたいになってるけど」

憂「お姉ちゃんが素麺を箸でグルグルして遊んでて……」

唯『おー! ソーメンってなんか纏まるね! もっとたくさん作ってみたら楽しそう!』

憂「って言って、目を放した隙にお中元の素麺を全部茹でてこんなものを」

唯「ソーメンって意外とお腹いっぱいになるよね。食べ切れなくなるとは思わなかった」

梓「人の頭と同じくらいのサイズですよねこれ!? 茹でてる途中に気づくでしょ普通!?」

憂「私とお姉ちゃんが食べる前はこれと同じのがもう一個あったよ」

梓「唯先輩……」

唯「これより大きいのは作れなかったよ。麺が短いからかな」

梓(っていうかお中元の素麺多すぎだよ。どれだけお中元の素麺貰ってるの)

憂「あ、全部食べなくてもいいよ? お腹いっぱいになったら食べなくても良いから」

唯「甘やかしたら駄目だよ! 世の中には満足にご飯を食べられない人g

憂「お姉ちゃん」

唯「はい……」

梓「は、ははは……。ま、まあお腹は空いてるし、いただいちゃおうかな」

唯「召し上がれ♪」

憂「無理はしなくて良いからね、梓ちゃん」

梓「やってやるです!」


梓「完食……」

憂「ごめんね梓ちゃん」

梓「いや、いいよ。結構この素麺おいしいね……」

唯「そりゃ私が茹でたからね」

梓「関係ないですよねそれ……」

唯「しっかしこの小さな体のどこにあんな素麺が入ったのかなー?」 ポンポン

梓「やめてくださいおなか触られたら戻しそう……」

憂「お姉ちゃん!」

唯「はい……」


梓「ちょっと横になるね……」

憂「だ、大丈夫? 何か持ってこようか?」

梓「いや、食べ過ぎただけだから……」

憂「ビニール袋とか」

梓「やめて吐く自分を想像したくない」

唯「気分が悪いなら吐いちゃった方が」

憂「お姉ちゃん」

唯「はい」


梓「うー…く、苦しい」

梓「……」

唯「……」じーっ

梓「……」

唯「……」じーっ

梓「な、なんですか……?」

唯「いや、なんかあずにゃん見てるとさ」じーっ

梓「はい」

唯「母性本能をくすぐられるというか」

梓「はい?」

唯「はっ!? そうだ! 思い出した! 憂ー! うーいー!」

憂「なに? 梓ちゃんがどうかしちゃったの!?」

唯「違うよ! 憂、うい、あのね!」

憂「う、うん」

唯「さっきあずにゃんと電話したとき、何話したか忘れたっていったでしょ?」

憂「うん」

唯「あの時さ、私あずにゃんをおままごとに誘ってたんだよ! 思い出した!」

憂「うん。それがどうかしたの?」

唯「あの時憂が私とあずにゃんが何話してたのか気にしてたから」

憂「……だから今報告したの?」

唯「うん」

梓(憂も大変だなぁ……)



梓「やっと消化しきったようなそうでないような」

唯「人間の消化のサイクルは24時間だっていうしそんなに早い消化はありえないよ」

梓「24時間なんですか? 初耳です」

唯「ごめん適当に言った」

梓「……」

唯「あ、そういえばさ」

梓「はい」

唯「おままごとの話だけど」

梓「またその話ですか」

唯「またこの話です」

梓「そうですか」

唯「どうかな、今からでもやってかない?」

梓「嫌です」

唯「そんな連れないこといわないで」

梓「嫌ったら嫌です」

唯「いいじゃん」

梓「嫌です」

唯「やろうよ」

梓「やりません

唯「あずにゃーん」

梓「嫌なものは嫌です」

唯「そっかー。じゃあ何やる?」

梓「何って……なにやりましょうか。そういえば素麺を食べてから何をするのか考えてなかったな」

唯「どうせ暇なんだしおままごとしようよ」

梓「嫌です」

唯「ちぇー。あずにゃんのケチ」

憂「あ。梓ちゃん、体調もう良くなった?」

梓「うん。おかげさまで」

唯「私のおかげさまです!」

梓「先輩は何もやってないですよね」

憂「良かった」

唯「あ、ういー。おままごとしよー」

梓「って憂まで誘うんですか」

憂「おままごと?」

唯「うん」

憂「いいね、やろっか」

梓「え?」

梓「ちょ、ちょっと正気?」

憂「うん」

唯「ほら、あずにゃんもしようよ」

梓「う、憂。どうして……」

憂「なんかおままごとって楽しそうじゃない?」

唯「だよね!」

梓「なんだかんだでこの姉妹は波長が合ってるんだなあ

梓「まあ憂も一緒ならいいかなあと思ったので、私もおままごとに参加することにしました」

唯「というわけで配役を決めよう!」

梓「テンション高いですね」

憂「はい!お姉ちゃん、私子供やりたい!」

梓「こっちもテンション高い」

唯「じゃあ私は憂のお姉ちゃんだから憂のお姉ちゃんやります!」

梓「それおままごとの意味ないですよね」

憂「そうだよお姉ちゃん」

唯「えー、そうかなー。じゃあ私がお父さん?」

梓「それが妥当じゃないですか?」

憂「気に入らなければ入れ替えていけば良いよ」

唯「じゃあ私がお父さんで」

憂「私が子供」

梓「とすると私はお母さんですか?」

唯「そういう形になるね」

憂「おかーさん」

梓「うわノリノリだこの子」

唯「母さんやー メシはまだかー」

梓「このノリやだなー」

梓「しかし今更ながらおままごとしろといわれても何をすれば良いのか」

唯「うん、私も迷った」

憂「とりあえず朝のワンシーンから始めていけばいいんじゃない?」

唯「じゃああずにゃんは朝ご飯作っててね」

憂「それと始まってからはみんな役になりきってね」

梓「憂がちょっと本気なのが怖いなあ」



梓「……」

憂「」唯「」(寝たふり)

梓(ど、どうすればいいんだろ……)


梓「ふ、二人とも朝だから起きなさーい……」

憂「…ふぁーい」

梓(うわ凄く今起きた感じ出してるよ本気すぎて怖い)

唯「……」

梓「せんぱ……じゃなくて、お、お父さんも早く起きて」

唯「……zzzz」

梓「って本当に寝てるよこの人」



未完



最終更新:2010年08月10日 22:23