梓「なーんて事が最近あってさ」

純「ふーん、それでなに? 軽音部で一人寂しい思いをしてるってか」ニヤニヤ

梓「さっ、寂しくないよ!」

純「まあアンタには私がいるしね~」

梓「……」

純「ちょっと、黙らないでよ」

梓「……それ、期待しちゃっても……いいのかな?」///

純「えっ、あっ……うん」///

梓「ジャズ研の後輩に私のこと『ギターの上手な先輩』って言ってたの、嬉しかったよ」

純「私も、猫を預ってくれたり、私の食べかけのドーナツ気にせず食べてくれたり
  したの、嬉しかったな」

梓「ふふふ」///

純「えへへ」///

憂「(なんか二人がとてもいい雰囲気……)」///

憂「という事があったんだー、和ちゃん」

和「夜に部屋で電話してる時だからいいけど、学校では『和さん』って呼んでよね?」

憂「わかってるよー、和ちゃん♪」

和「憂、今日はいつにもまして甘えん坊モードね」

憂「えへへ、和ちゃんはしっかりしてるから、つい」

和「はいはい、唯があんな感じだから、私はしっかり者のお姉さん役でしょどうせ」

憂「うん。私がしっかりしてるのは、和ちゃんのようになりたかったから」

和「他人のお手本になれるのは正直嬉しいわ」

憂「和ちゃんと肩を並べて、和ちゃんの隣りを歩けるように。今までも、そしてこれからも」

和「……え? 憂、それって」

憂「大好きです。和ちゃん。……和ちゃんの隣りは空いてますか?」

和「……。私の隣りはもう何年も前から埋まってるわよ」

憂「えっ」

和「今、電話で話している人がその席にいるもの」///

憂「和ちゃん」///
おわり



最終更新:2010年08月11日 23:11