唯「(どうしよう何を話せばいいんだろう)」
梓「(あ~何を話せばいいんだろう)」
律「なんかあの2人気まずくないか?」
澪「そうだな」
紬「何かあったのかしら」
憂「み、皆さん乾杯しませんか?」
律「それじゃあ改めてかんぱーい」
「「「「「「乾杯」」」」」」
和「…ん、美味しいわ憂ちゃん」
憂「ありがとうございます」
梓「本当に美味しいよ、憂」
憂「ありがとう梓ちゃん」
梓「そうだ!和さん」
和「なに?」
梓「あ~ん」
唯「ちょっと!」ガタン
梓「どうしました?」
唯「どうしましたじゃないよ!!突然あ~んだなんて」
梓「唯さんには関係ありませんよ」プイ
和「梓ちゃん、それは流石に遠慮させてもらうわ」
梓「えぇ~」
唯「えへへ~だよね、あ~ん」
和「ちょっと唯私の話し聞いてた?」
梓「そうですよ!!人に文句つけて何自分もやってるんですか」
唯「えぇ~!?私のなら食べてくれると思ったのに」
梓「勘違いも甚だしいです」
唯「…むか」
梓「だいたい唯さんはちょっと和さんと付き合い長いからって調子にのって」
唯「あははは、梓ちゃんこそ和ちゃんと出会って数ヶ月しか立ってないのに調子にのってるんじゃないの?」
梓「あははは、嫉妬ですか?惨めですね」
唯「梓ちゃんこそ無様だね」
唯梓「「あはははははは」」
……
澪「恐くない…恐くない…恐くない」
律「いや、私は恐いぞ」
紬「(うふふ和ちゃんってば幸せ者ね)」
和「2人とも楽しそうね」
憂「……違うと思いますよ」
唯梓「「あはははははは」」
律「それじゃあプレゼント交換とするか!」
唯「お~」
和「でもどうやってプレゼント交換するの?」
律「適当に音楽かけて、その間にプレゼントを回していけばいいだろ…で、音楽が終わって手元にある奴がそいつのプレゼントだ」
和「なるほどね、わかったわ」
チャンチャカチャンチャン
唯「(このままいけば和ちゃんのプレゼントは私の所に!)」
梓「(このままいけば和さんのプレゼントは唯さんの所に…よし)」
唯「(梓ちゃんってばわざとタイミングを狂わせてプレゼントを私からズラす気だな)」
梓「(これで和さんのプレゼントは私の物)」
律「なぁ、澪」ボソッ
澪「なんだ」ボソッ
律「2人から黒いオーラ出てないか?」ボソッ
澪「気にするな」ボソッ
紬「こんな楽しいクリスマスは初めてだわ」
…チャン
唯「……で、結局プレゼントは」
梓「律さんの手元にですかそうですか」
律「な、なんだよお前ら…しょうがないだろ」
唯「じ~」
梓「じ~」
律「なんだよ~」
…
律「それじゃあそろそろお開きにするか」
澪「楽しかったよ誘ってくれてありがとう」
紬「私もこんな楽しいクリスマスは初めてだわ」
和「誘ってくれてありがとうね唯」
唯「ありがとうみんな」
梓「唯さん!!」
唯「ん?」
梓「この続きは新学期で!!」
唯「望むところだよ!!」
和「続きって何かしら?」
律「和と意外と鈍いんだな」
澪「本当にな」
……
憂「私が運ぶからお姉ちゃんは座ってて」
律「…唯」
憂「この人が私のお姉ちゃんの」
唯「平沢唯で~す」
憂「それでこの人が」
律「部長の田井中律です」
純「格好いい人だね」
和「ちょっと律!!また講堂の使用許可証出てないわよ」
律「ごめんなさ~い」
「すみませ~ん、けいおん部はこちらでしょうか」
和「けいおん部ならここで会って……って!?」
梓「和さ~ん」ダキッ
和「わっ!?…ふふ、もう和さんじゃなくて和先輩でしょ?」
梓「えへへ~そうですね和先輩」ダキッ
唯「ちょ~っと!!」
梓「あ、いたんですか」
唯「む!けいおん部員がけいおん部の部室にいちゃ悪いの?」
梓「別に悪いなんて言ってないですよ」
唯「それで梓ちゃんは何の用なの?」
梓「もちろんけいおん部の体験入部に来たんです」
律「おお~ならゆっくりしていけ」
和「それじゃあ私はもう行くわね」
梓「待ってくださいよ和せんぱ~い」ダキッ
和「あれ?体験入部はいいの?」
梓「えへへ~」スリスリ
唯「梓ちゃんずる~い!私も和ちゃんに抱きつくの~」ダキッ
和「もう、唯までなの?」
唯「えへへ~」スリスリ
梓「ちょっと唯さん離れてくださいよ!和先輩が歩きにくいじゃないですか」
唯「そっちこそ和ちゃんが迷惑してるから離れてよ」
和「はぁ…2人ともそのままでいいわよ、片方だけ抱きつかれちゃバランス悪いし」
梓唯「「和ちゃ~ん(せんぱ~い)」」スリスリ
和「はいはい」
梓「(えへへ、このままいけば和先輩は私のものに…ふふふ)」
唯「(えへへ~和ちゃんとずーっと一緒)」
唯「(でも)」
梓「(そのためには)」
唯「(梓ちゃんが)」
梓「(唯先輩が)」
唯梓「「(邪魔だ)」」
梓「私負けませんから」
唯「望むところだよ!」
唯梓「「私達の戦いはこれからだ」」
おわり
最終更新:2010年01月07日 04:08