唯「ううん!なんでもないよー」

憂「そう?」

唯(よし!テレビを見てる今のうちに…)

唯「あっ…なんだかふらふらする~」ヨロヨロ

憂「へ?」

唯「あ~倒れるう~」ヨタ

憂「わっ!お姉ちゃん危ない!!」ガシッ

唯「えっ!?わわ、痛っ!」ドタン

憂「いたた…だ、大丈夫?」サスサス

唯「あ…憂、下敷きに…ご、ごめんね!」

憂「ううん、平気?」

唯「わたしは平気だけど…」

唯(憂に悪いことしちゃったよお…)

梓「先輩~?なにかありましたかー?」

唯「あ、あずにゃん…」

梓「なにが起きたんですか…?」

憂「お姉ちゃんが転んじゃって…」

梓「あ…憂、さっきはごめんなさい!」


憂「ううん。気にしてないよ」

憂「それよりふたりともお風呂はいったら?」

梓「え…わたしはそんなに…」

憂「え?泊まっていかないの?」

梓「悪いから…」

憂「そんなことないよ。よかったら泊まっていって。明日休みだし」

梓「じゃあ…先輩いいですか?」

唯「いいよ~」

梓「じゃあお願いします」

憂「わかった。ご飯用意するからお風呂入っちゃってね」

唯「ほーい。じゃあいくよあずにゃん!」

梓「えっわたしも一緒ですか?」

唯「いやなの~?」

梓「そうじゃなくて…」

唯「ならば行こう!作戦会議じゃあっ!!」グイ

憂「作戦?なんの?」

梓「い、いや!なんでもないよ!じゃあ唯先輩行きましょう!」スタコラサッサ

憂「?」


チャポン

唯「…」ジー

梓「な、なんですか。見ないでくださいよ」

唯「はあ~…やっぱり憂パイがいいよおー…」

梓「なっ…どういう意味ですか!?」

唯「いやあ別に~?」

梓「わたしだって先輩のパイ…先パイにはまったく惹かれませんよ!」

唯「なにを~?」

唯「くらえっ!」ビシャ

梓「わっぷ…もう…いや、やめましょう!作戦です!」

唯「ああーそうだねえ…どうする?」

梓「じゃあまずわたしがさりげなく憂パイを触ります」

唯「ええっ!?ダメだよ!」

梓「くそ…」

唯「も~!正々堂々としてよ!」プンスカ

梓「だってもう思いつかないんですもん!」

唯「うそー?じゃあ最初の胸触らせ作戦だけでいけるとおもってたの?」

梓「そ、そうですよ!先パイ…じゃなくて先輩だってノリノリだったじゃないですか!」

唯「あずにゃんを信じてたのにー」ブー

梓「…埒が明きません。切り替えましょう」

唯「もう思いつかないよ~」

唯「…!」

梓「どうしましたか?」

唯「わたしならお願いすれば触らせてくれるかも!」

梓「!だ、だめですよそんなの!」

梓(憂のことだからやりかねない…)

唯「わたしやるよ!」

梓「そ、その時はわたしも触らせてくれるようたのんでください!お願いします!!!ほんとに!」

唯(急に手のひら返してきた…)

唯「ふうーあっついあっつい」パタパタ

憂「ずいぶん長く入ってたね。なにかしてたの?」

梓「な、なにもしてないよ!」

憂「ふふ…仲いいなあ」

梓「ち、ちがうの!」

憂「うふふ~」

梓「…」

梓「せ、先輩。そろそろ…」ボソ

唯「あっ!よ、よしわかったよ…」

憂「…?」

唯「う、憂!…殿!」

憂「殿?」

唯「じゃなくて憂様!」

憂「様?」

梓「…先輩ちょっと静かに。憂、唯先輩がお願いごとがあるんだって」

憂「なに?お姉ちゃん」

唯「そ、そのお~」

憂「園生?」

梓「憂ももういいから!」

憂「わ、わかった…」

唯「う、憂!お…」

憂「お…」

梓「憂」

憂「ごめん…」

唯「おっぱ…」

憂(おっぱ?)

梓「…」ドキドキ

唯「おっぱい…」

憂(おっぱい?)

梓「…ふう…ふう…」ドッキンドッキン

唯「おっぱいを…」

憂(おっぱいを?)

梓「…?」

唯「さ…」

憂(さ?)

梓「…」

唯「さわ…」

憂(さわ?)

梓「…」

唯「おっぱ…」

梓「先輩!いつまでやってるんですか!」

唯「ひえっ!?」

梓「長すぎますよ!憂がずっと待ってるじゃないですか!第一……」グチグチ

憂(ふたりとも仲いいなあ…ふふっ)

憂「わたし部屋で宿題してくるねー」スタスタ

。 。 。 

梓「ってことですよ!いいですか!?」

唯「はいぃ…」

梓「それじゃ憂…」

「……」シーン

唯「いないね」

梓「もしかして…勘づかれた…?」

唯「うそ!?じゃあ早く見つけないと!」

梓「はい!逃がさないぞ憂め!」


バタン!

唯「わたしはこっちの道を!あずにゃんは反対をお願い!」

梓「はい!見つけたらすぐ連絡を!」

唯「うん!行くよ!」ダダッ

梓(憂め…この寂しさに暮れる両の掌を寂しいままでいさせると思うなよお…)ダダダ

唯梓「うおおおおおっ!!」


憂「ん?なんだろ今の…」

憂「まあいいや。えと…次は数学…」カキカキ

憂(ここはこの公式を…)


。 。 。

唯「はあ…はあ…」

唯「いない…どこに行ったんだろ…」

梓「先輩…!っはあ…はあ…」

唯「あ、あずにゃん…どうしたの?」

梓「もうわたしたち町内一周しちゃいましたよ!」

唯「うそ…じゃあ…」

梓「はい…そうです…」

唯梓「憂は街の外に逃げた!」


梓「…と、そうだ。そういえば電話してなかったですね」

唯「そういえば…でもでないと思うよ」

梓「やってみるだけです。えーと…憂、憂…」ポチポチ

prrrr

ピッ

梓(でました!)

唯(ほんと!?)

梓「も、もしもし憂?」

憂「もしもし?どうしたの急に電話なんて…」

梓「その~今どこいるかなあって…」

憂「わたし?部屋だけど…」

梓「…へっ?」

憂「だから部屋にいるよ?」

梓「…そ、そうだよね。ごめんね変な電話して」

憂「ううん…?じゃあ切るね?」

プツッ

梓「…」

唯「どこにいるって!?」

梓「…先輩」

唯「なに?」

梓「帰りましょう…」

唯「え?」


憂「おねえちゃーん」トントン

憂「あれ?いない…」

憂(梓ちゃんとアイス買いにでも行ったのかな?)

憂「今のうちにお姉ちゃんの部屋に布団敷いておこう」


憂「…結構散らかってるなあ…もー」ガサガサ

憂「ん?なんだろこれ…」

憂「…おっぱいチョコ…あはは、おもしろいなあ」

憂(お姉ちゃんおっぱい好きなのかな…ふふっ)

ガチャ

唯「ただいまあ~」ヨロヨロ

梓「…」フラフラ

憂「あっ、どこ行ってたの?」

唯「ちょ、ちょっとね…ん?憂何してるの?」

憂「ああごめんね。今梓ちゃんのお布団敷いてるから」

梓「はいっ!?」

憂「え…ベッドがよかった?ごめんね…じゃあわたしの使う?」

梓「そ、そうじゃなくてわたしは憂の部屋で…」

唯「!」

唯「あずにゃんはわたしと寝るよね~!」ダキッ

梓「はっ離してください!わたしは憂と…」

唯「あずにゃん!抜け駆けはダメだよ!」ボソッ

梓「そんなの関係有りません!憂!わたしと寝て!お願い!」ジタバタ

憂「えっでも…」

梓「いいから!」

憂「…」チラッ

唯「…じゃあわたしも憂と一緒に寝る!」

梓「なっ…だめですよ!ふたりが丁度いいんです!」

唯「やだ!憂と寝る!」

憂「まあまあふたりとも…じゃあ三人で寝ようよ」

梓「憂がそういうなら…」

唯「まったくあずにゃんたら…」


憂「じゃあどうやって寝よっか」

憂「ふたりは一緒がいいでしょ?わたしがベッドでいい?」

梓「じゃあわたしもベッド」

唯「わたしも」

憂「えっ…」

憂「じゃあわたしが下で…」

梓「じゃあわたしも下」

唯「わたしも」

憂「…」

梓「とにかく憂はわたしと一緒に寝ればいいんだよ」

唯「わたしとだよ」

憂「ええ…」

憂「それじゃ、下で三人で寝ようよ」

梓「…まあ仕方ないね」

唯「まったくだよもー」


憂(真ん中…ちょっと熱い…)

唯(よく考えたら憂が寝たあと…)

梓(触り放題だ…)

唯梓(がんばって起きてなきゃ!)


憂(熱くて眠れない…)モゾ

梓(ふぅーっ…ふぅーっ…起きろ梓!)ウトウト

唯「…zzz」グースカ

梓(もう…限界…)スピー

憂(ふたりとも寝ちゃったかな)

憂(ベッドで寝よ…)モゾモゾ

梓「…zzz」

唯「…zzz」

憂(えへへ…なんだか賑やかで楽しいなあ)

憂(…わたしも寝よう)

。 。 。

梓「ん…朝‥・?」

梓「…はっ!」ガバッ

梓(憂…いない…)

唯「…zzz」

梓「なぜ隣に…」

梓(くそー絶好のチャンスを逃してしまった…)

梓(今日はなんとしても触らないと)ムラムラッ

梓「くぅ~…」

ガチャ

憂「あ、起きた?ご飯できてるから着替えてきてね」

ぷるるんぷるんっ

梓(うう…見ちゃダメだ…)

梓「わ、わかったよ…」

憂「じゃあ待ってるよー」

梓(先輩は…いいか、寝かせとこう)


憂「あっ待っててね今ご飯盛るよー」

たゆたゆたゆんっ

梓「…」ゴクリ

憂「お姉ちゃんはまだ寝てるの?」

梓「う、うん?」

憂「まあ休みの日くらいいっぱい寝てもいいよね。はい」コト

梓「ありがと…」

憂「じゃあいただきまーす」

梓「いただきます…」

梓「あ…おいしい…」

憂「ほんと?よかった!」

梓(わたしが頼んでも…平気かな…)

梓(いや…頼んでみよう!)

梓「うっ、憂!」

憂「なに?」

梓「そ、その…おっぱ…あの…」モジモジ

憂「?…あ、そういえば昨日お姉ちゃんなんて言おうとしてたのかな?」

梓「それば…その…おっぱいを…」

憂「ん?」

梓「おっぱい…おっぱいを…」

憂「もしかしておっぱいプリンのこと?」

梓「え?」


3
最終更新:2010年08月15日 21:22