澪「うん本当に暑いなー」
紬「そういうと思って今日はお茶ではなくジュースを用意してみました!」
唯「さすがムギちゃん!」ゴクゴク
澪「うんおいしい!」ゴクゴク
梓「飲んだことない味です」ゴクゴク
紬「うふふ いっぱい持ってきたから好きなだけ飲んでね♪」
唯「なんて名前のジュースなの?」
紬「さあ…お父様の冷蔵庫に入ってたものだから…」
澪(家族それぞれに冷蔵庫があるのか!?)
唯「外国のジュースかなー?」
紬「ええ きっとそうね」
梓「…」ゴクゴク
澪「れもホントにおいしいなー」ゴクゴク
唯「ゴクゴク…プハーッ! もう一杯!」
紬「はいはい♪」
律「スマン!遅れた!」
唯「…」
澪「…」
梓「…」
律「え…?」
唯「デコが…」
律「唯…?」
唯「えいっ!」ペシーン
律「デコを叩くなー!」
唯「うるさいんだよこのデコ助!」
律「なんだとー!?」
梓「アハハハハ デコ助だって アハハハハハ」ゲラゲラ
澪「…」ヌギヌギ
律「おいなんで脱いでんだよ!」
澪「暑い」
律「いや確かに暑いけど…とにかく服を着ろ!」
澪「暑いのー!脱ぐー!」
梓「デコ助ー!アハハハハハ」ゲラゲラ
律「ああもうどうなってんだよ!」
唯「うっせーんだよ男女!」ゴクゴク
澪「暑いー!」ヌギヌギ
梓「アハハハハハ下着見えてますよー!」ゲラゲラ
澪「エッチー!」
律「……そうだ!ムギはどこだ!?」
紬「素晴らしいわ…」ウットリ
律「そうか…ムギか…」
紬「エヘヘ…」ウットリ
律「つむぎさーん…?」
紬「!」
律「どうしてこんなことになってるのか心当たりはないか?」
紬「さあ…全く見当なんてついてないわ」オロオロ
律「へえ…」ジトッ
紬「ホホホホントよ!お酒をみんなに飲ませてなんかないわ!」アセアセ
律「そうかお酒を飲ませたのか」
紬「あっ…」
律「これか…?アルコール度数5%…」
律「そんなに強くないけど…」
律「三人で5本も6本も空ければまあこうなるわな」
澪「あーつーいー!」ゴロゴロ
梓「アハハハハ!澪先輩が全裸で転がってるー!!」ゲラゲラ
唯「うるせえんだよゴキブリが!」
律「……ひでえ…」
紬「あの…ごめんなさい…」
紬「ちょっとしたイタズラのつもりだったの…」
律「まあ過ぎた事はしょうがないな…」
律「とりあえず見つかったら部活停止は免れない」
律「どっかに移動しよう」
紬「はい…」
公園
律「ふう…なんとか公園に移動したぞ…」
律「しかし…」
梓「アハハハハハ」
澪「暑いよお 律う…」
唯「ああイライラする!」
律「酔っ払いの世話がこんなにめんどくさいとは…」
律「母親の偉大さを知ったな…」
紬「みんなー!酔い覚ましの水を買ってきたわ―!」
律「おお!でかした!」
律「ほら 澪唯梓」
澪「うん…」ゴクゴク
唯「…」ゴクゴク
梓「はーい!」ゴクゴク
律「ちょっと私も…」ゴク
律「うわっ!」
律「これもお酒じゃねえか!」
紬「え?ワンカップって書いてあったからカップのお水かと…」
律「んなわけねえだろ!ただの水がカップで200円もするか!」
澪唯梓「ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク」
律「ああお前らもう飲むな!」
澪唯梓「ゴクゴクゴクゴクゴクゴク」
唯の家
律「というわけで」
律「一番近かった唯の家に来たんだけど」
律「憂ちゃんが怖いな…」
律「…」
憂『お姉ちゃんにお酒を飲ませるなんて…』
憂『お二人にはきつーくお灸を据えなくちゃね…』
律『ちょっ…包丁は置かない?』
憂『…』ブン
律『ヒイイイイイ!』
律「……なんてことに…」ガクガクブルブル
唯「おい憂!帰ったぞ!」
憂「あ!お姉ちゃんお帰りー!」
憂「みなさんもいらっしゃい」
憂「…ってどうしたんですか?」
憂「澪さん顔真っ赤…」
憂「梓ちゃんは寝ちゃってるし…」
憂「お姉ちゃんは…」
唯「テルテル坊主死ね!消え失せろ!」ゲシゲシ
憂「可愛い…///」
律「実は…」
律「ということなんだ」
律「ごめん!部長の私の責任だ!」
憂「そんなことに…」
憂「紬さん…」スッ
紬「ヒイ!」
憂「めっ!」
紬「ごめんなさーい!」ウエエエン
憂「とにかく家の中へ…」
律「うん ごめんな」
リビング
律「さて…」
律「梓は寝ちゃったから大丈夫で…」
梓「スースー」
律「唯は家に着いたからいいとして…」
唯「きもちわりいんだよこの鳥の人形はよ!」ガシガシ
憂「可愛い…」
律「問題は澪だな」
澪「暑いよー律ー」ベタベタ
律「暑いならひっつくな!」
澪「だって寒いもん」
律「意味わかんねーよ!」
澪「うー…」ヌガセヌガセ
律「澪さん…どうして私のシャツを脱がせようとしてるのかなぁ?」
澪「律も暑いかなーって」ヌガセヌガセ
律「大丈夫だから!気持ちだけで大丈夫だから!」
澪「うう…律に怒られた…」
律「怒ってないから!」
澪「ホント?」
律「ホント!」
澪「やっぱり怒ってるー!」ウワーン
律「怒ってないから!おまえは悪くないから」
澪「むう…」
澪「気持ち悪い」
律「!」
律「ちょっ…バケツ…いやトイレに行かなきゃ…」アタフタ
澪「律…」ウプッ
律「ちょっと我慢しろ!行くぞ!」ダッ
トイレ
澪「うええええええ」ゲロゲロ
律「間に合った…」
澪「律ー」
律「終わった?」
澪「ごべんねー!!」ボロボロ
律「よしじゃあ洗面所で顔を洗おうな」
澪「律ー!洗ってー」
律「はいはい」
洗面所
律「…」ジャバジャバ
澪「♪」
律「はいこれで綺麗になった!」フキフキ
澪「ありがと!律!」
律「お、おうよ///」
澪「ちゅー」
律「いやいや!何をやってらっしゃるんですか!」
澪「ちゅー」
澪「さっきのお礼!」
律「気持ちだけな」
澪「ダメー!ちゅーしてあげるのー!」グググ
律「ちょっ待てって!力強いって…」
澪「ちゅー」
律「や…やめ…」
リビング
律「うう…結局ちゅーされちゃった…」
律「お嫁にいけない…」
澪「私が貰ってあげる!」
律「あ…ありがとよ…///」
律「で」
律「どうしてムギも」
紬「うっ…グスッ…」
律「酔っぱらってるのかな?」
憂「実はさっき…」
唯『おいマユゲ!』
紬『はいっ!』
唯『あのジュースまだ残ってるよな?』
紬『え?…ええ残ってるけど…』
唯『飲むからよこせ』
紬『もうだめです!』
唯『うるせえ!』ガシッ
憂『お姉ちゃん可愛い…』
紬『こうなったら…』ゴクゴクゴク
憂『ああ!紬さん!』
紬『うう…』フラフラ
憂『残ってたお酒全部飲むなんて…』
憂「……ってことが…」
律「そうか…もう飲ませちゃいけないと思ったんだな…」
紬「グスッ…」
律「お前はよく頑張ったよ…」
紬「うえええ…りっちゃーん…」
律「よしよし」ナデナデ
紬「うう…」ボロボロ
紬「ごめんね…ごめんね…」ボロボロ
律「いいよ」ナデナデ
紬「私があ…私があんなもの持ってくるからあ…」ボロボロ
律「はいはい」ナデナデ
紬「スー…」
律「泣き疲れて眠っちゃったか」
唯「えい!えい!」グイグイ
梓「うーん」
律「ってやめろ唯!」
唯「だって引っ張りやすそうな髪してるから!」
律「梓も痛がってるだろ!」
唯「うるせえ!」ペシーン
律「だからデコはやめろ!」
唯「こんなものとってやる!」バッ
最終更新:2010年08月15日 23:50