唯「な~に憂?」
憂「今度の休みの日に、一緒にお買い物しない?」
唯「いいよ~」
憂「それじゃ、十時に出るからお姉ちゃんちゃんと起きてね?」
唯「それくらい大丈夫だよ~」
憂「ふふふ、そんなこと言っていつも寝坊しちゃうくせに」
唯「うう~、今度は大丈夫だもん!」
憂「楽しみにしてるね、お姉ちゃん」
~休日、朝~
唯「すーすー……」
憂「お姉ちゃ~ん、お姉ちゃんったら~」
コンコン
憂「お姉ちゃん朝だよ?まだ寝てるの?」
ガチャ
唯「くーくー」
憂「もう、やっぱりまだ寝てるんだから」
憂「お姉ちゃんの寝顔可愛いなぁ~」
憂「えいえい、お姉ちゃんのほっぺ、ぷにぷに~」
唯「あう~……」
憂「えいえい」
唯「ふぁ……うい~……?」
憂「あ、起きたお姉ちゃん?」
唯「ふぇ……いまなんじ~?」
憂「もうこんな時間だよ?お姉ちゃんは、ねぼすけさんだね」
唯「憂ごめんね~」
憂「別にいいよ。それより早く着替えて朝ご飯食べよう」
唯「うん!」
憂「あ、そうそうお姉ちゃん」
唯「はへ?」
憂「二度寝しちゃだめだからね」
唯「大丈夫だよ~……たぶん」
憂「あはは、ちゃんと降りてきてね」
唯「いただきま~す」
憂「はい、召し上がれ」
唯「ぱくぱくもぐもぐ」
唯「ん~、美味しい~」
憂「ありがとうお姉ちゃん」
唯「こんな出来る妹を持って、私は幸せだよ~」
憂「そ、そんなこと……」
唯「あ~、憂照れてる~」
憂「もう!早く食べてねお姉ちゃん!」
唯「ほ~い」
憂「お姉ちゃん準備出来た?」
唯「うん、ばっちり!憂は?」
憂「私も大丈夫」
唯「お買い物って、何買うの~?」
憂「えっと、特に決めてないけど、服とか色々見て回ろうかなって……」
唯「そっか~」
唯「じゃあ、お出かけにご~!」
憂「お~!」
唯憂「いってきま~す!」
~商店街~
唯「ねぇねぇ憂、これとかどうかな~?」
憂「わぁ~、すごく可愛いよお姉ちゃん」
唯「あっ、これは憂に似合いそうだよ!」
憂「そ、そうかなぁ?」
唯「うーん……これもいいかも~」
憂「これだったら、お姉ちゃんのほうが似合うよ~」
唯「そうかな~?」
憂「後これとか似合いそうだよ」
唯「う~ん……可愛いのがいっぱい悩んじゃう」
憂「そうだねー」
唯「悩みすぎて、何も買わなかったね~」
憂「でも、色々見て回るだけでも楽しいね」
唯「そうだね~……あっ!」
憂「ど、どうしたのお姉ちゃん?」
唯「憂、あれあれ!アイス売ってるよ!」
憂「あ、本当だ。新しく出来たのかな?」
唯「せっかくだから食べて行こうよ~」
憂「ん~……そうだね」
唯「やったー!あいす~!」
憂「お、お姉ちゃんはしゃぎ過ぎだって……ちょっと恥ずかしい……」
唯「あ、ごめんね~憂」
憂「でも、そこが可愛いんだけど……」
唯「へ?何か言った?」
憂「ううんっ!何でもないよ!」
唯「変なうい~」
店員「いらっしゃいませー」
唯「どれにしようかな~?」
憂「たくさんあって悩んじゃうねー」
唯「えっと、私これにしよ~。憂は?」
憂「え、私は別に……」
唯「だめだめ!せっかくだから一緒に食べようよ」
憂「あ、それじゃあ……これください」
店員「二つで○○円になります」
唯「うい~、お金出して」
憂「はいはい」
店員「ありがとうございましたー」
唯「ん~、美味しい~」
憂「うん、このアイスすごく美味しいね」
唯「憂のも一口頂いたー!ぱくっ!」
憂「あー!もう、お姉ちゃんったら勝手に~!」
唯「う~ん、こっちも美味しいね~」
憂「私もお姉ちゃんの、勝手に食べちゃうもん!ぱくっ!」
唯「あ~っ!うい~!」
憂「先にやってきたのはお姉ちゃんだも~ん」
唯「うう~、でも憂のほうが沢山食べた!」
唯憂「……」
唯憂「ぷっ……あはははっ!」
唯「半分こしようか」
憂「そうだね」
憂「美味しい?お姉ちゃん」
唯「うん!美味しいよ~、憂は?」
憂「私も美味しいよ」
唯「また二人で来ようね~」
憂「うん」
憂「お昼ごはんどうしようか?」
唯「ん~っと……」
唯「おおっ!都合のいいところにファミレスが!」
唯「あそこでいいんじゃないかな」
憂「じゃあ、そうしよっか」
唯「よ~し、とつげき~!」
憂「あ、お姉ちゃん!」
唯「なにかね?」
憂「あんまり高いものは駄目だよ?」
唯「りょうかい!」
~inファミレス~
唯「結構人がいるね~」
憂「休日のお昼時だもんね」
店員「いらっしゃいませ。2名様ですか?」
憂「はい」
店員「では、お席にご案内致します」
唯「はーい!」
店員「こちらになります。ご注文が決まりましたらまたお呼びください」
憂「わかりました」
唯「何食べようかなー?」
憂「結構歩いたから、お腹ぺこぺこだよー」
唯「むむむ……」
憂「お姉ちゃん決まった?」
唯「これにしようかな……でもこっちのほうが……やっぱりこっちが……」
憂「お姉ちゃん悩みすぎだよ……」
唯「よーし、これに決めたー!」
憂「決まった?じゃあ、店員さん呼ぶね」
憂「すいませーん!」
店員「お呼びでしょうか?」
憂「これと、これお願いします」
店員「かしこまりました」
唯「楽しみだねー!」
店員「御待たせ致しました」
唯「うわー!凄い美味しそう!」
憂「そうだね~」
唯憂「いただきま~す」
唯「ぱくぱく」
憂「もぐもぐ」
唯「ん~っ、美味しい!」
唯「たまには外食するのもいいね!」
憂「たまに贅沢すると、美味しく感じるね」
唯「もちろん、憂の料理も美味しいよ!」
憂「あはは、ありがとうお姉ちゃん」
唯憂「ご馳走様~」
唯「お腹いっぱいだぁ」
憂「私もー」
唯「それじゃあ、行こっか~」
憂「あ、お姉ちゃんお口周り汚れてる」
唯「えっ?」
憂「ほら……」
ふきふき
唯「えへへ……ありがと憂」
憂「もう~こういう所はお姉ちゃんらしいんだから」
唯「ごめんね~憂」
~夕方~
憂「日も落ちてきたね」
唯「もうそろそろ帰ろうか~?」
憂「うん。あ、最後に晩ご飯の材料、買いにいかないと」
唯「そっか。それじゃスーパーにご~!」
憂「ご~!」
唯「ちなみに何作るの?」
憂「何にしようかなぁ……お姉ちゃんは何食べたい?」
唯「憂のご飯は美味しいから何でもいいよ~」
憂「それって、作る側は一番困るんだけどなぁ」
唯「あはは」
~スーパー~
憂「え~っと……」
憂「あれと、これと……あ、あれも買わないと……」
唯「ひまー」
憂「あ、こっちのほうが安い……でも……」
そ~っ……
憂「……お姉ちゃん?何勝手にアイス入れてるの?」
唯「ひゃう!?こ、これはその……」
憂「もう……今日アイス食べたじゃない」
唯「でもぉ……」
憂「っ!?」
憂(上目遣いで見つめるのは反則だよ、お姉ちゃん!)
憂「……一個だけだからね」
唯「憂大好き~!」
~平沢家~
唯憂「ただいま~」
憂「って言っても、お父さんもお母さんも旅行だけど」
唯「いつまで経っても、らぶらぶってやつだね~」
憂「それじゃ私は、晩ご飯の準備してるから、お姉ちゃんはゆっくりしてていいよ」
唯「お言葉に甘えさせて頂きます!」
唯「それじゃ、私部屋にいるね~」
憂「はーい、準備ができたら呼ぶからね」
唯「あいあいさー!」
~唯の部屋~
唯「とは言ったものの~」
唯「やることなくて暇だったり」
唯「ひま~ひまひま~」
唯「ベッドの上でごろごろ~」
唯「あ~……ちょっと眠くなってきたかも」
唯「今日は、いっぱい歩いて疲れたからな~」
唯「むぅ~……」
唯「おやすみ~……」
唯「すーすー……」
「――ちゃん!」
唯「ふぇ……?」
憂「お姉ちゃん起きて!」
唯「はれ?もうあさぁ……?」
憂「もう、寝ぼけないでお姉ちゃん。晩ご飯が出来たから呼びに来たんだよ」
唯「あ~、ばんごはん……」
憂「ほら、ちゃんと起きて、しゃんと立って」
唯「ふぁ……」
憂「お姉ちゃん?」
ぱたん
唯「くーくー」
憂「お姉ちゃん起きてってば~」
唯「いや~ごめんね憂」
憂「ゆっくりしててとは言ったけど、あんなにぐっすり寝てるなんて……」
唯「もう言わないで~」
憂「ふふ、さぁ晩ご飯食べよう」
唯「うんうん、ご飯ご飯!」
唯憂「いただきま~す」
唯「ぱくぱく」
憂「もぐもぐ」
唯「やっぱり、外で食べるのもいいけど、憂のご飯が一番だよ!」
憂「ありがとうお姉ちゃん」
憂「じゃあ、今度からちゃんと起きてね~」
唯「うう……それはもういいじゃん」
憂「あはは、ごめんね」
憂「お姉ちゃん、何かテレビ見る?」
唯「う~ん……今日何があるのかな?」
憂「今の時期は、特番やスペシャルばっかだね」
憂「適当にチャンネル回してみようか」
唯「う~ん……あ、今の見てみたい!」
憂「えっと、クイズ番組?」
唯「こーゆーの見てると、頭良くなりそうじゃん!」
憂「そ、そうかなぁ?」
唯「憂も一緒に見よ~」
憂「うん」
唯「今の問題は、四番だね」
憂「そうかなぁ?二番だと思うな」
唯「む~……絶対四番だって!」
憂「あ、答え言うよ」
唯「おおっと!」
TV「正解は……」
唯「どきどき……」
憂(絶対二番……絶対二番……)
TV「CMの後で!」
唯「ええ~~っ!?」
憂「こういうのっていい所でCM入っちゃうね」
唯「気になっちゃうよ~」
最終更新:2009年12月02日 03:04