唯「やっぱり、憂のご飯が一番だね」

憂「ありがとう、お姉ちゃん」

憂(お姉ちゃんの笑顔は世界で一番だよ)

唯「よーし、お礼に肩揉んであげる」

憂「いいよ、そんなの、別にこってないし」

唯「いいからいいから、あっ、それとも胸の方がいい?」

憂「えぇぇっ!?」

唯「冗談だよぉ、ほら座って座って」

憂「……うん」(なんだ、冗談かぁ……)

唯「よーし……モミモミ……気持ちいい?」

憂「うん、気持ちいいよ、お姉ちゃん」

唯「なら、頑張っちゃうよー」モミモミ

憂「お姉ちゃん、お礼に耳掃除してあげる」

唯「本当?」

憂「うん」

唯「わーい、憂の膝枕だー」モフッ

唯「憂の太もも気持ちいいー」


憂「もう……それじゃあ、お姉ちゃんいくよ」ホジッ

唯「いてっ、ういー、もっと優しくしてよー」

憂「ごめんね、じゃあこんな感じで」ホジホジ

唯「あぁ、いい感じだよー、ういー」

憂「えへへ」

唯「あー、そこそこ」

憂「お姉ちゃん、いっぱい取れたよー」

唯「そっかぁ……でも気持ちいいからもうちょっとこのままー」

憂「えへへ、いいよー」

唯「……ごくらくごくらく」

憂「………」フゥッ

唯「ひゃぅっ!?」

憂「えへへ、びっくりした?」

唯「やったなー、そういう子にはこうだぁ」コチョコチョ

憂「あはは、くすぐったいよ、お姉ちゃん」


憂「あっ!お姉ちゃんに庭に猫さんがいるよ」

唯「本当だー」

―ガラガラ

唯「おいでおいでー」

猫「にゃあ」

唯「可愛いー」ダキッ

憂(猫を可愛がるお姉ちゃん可愛い///)

唯「えへへー」ナデナデ

猫「にゃあー」

唯「憂もだっこする?」

憂「うん」


憂「よしよし」ナデナデ

猫「にゃぁー」

憂「可愛いねー」

唯「そうでしょー」(猫を可愛いがる憂も可愛いよ///)

猫「みゃあー」ペロペロ

憂「くすぐったいよー」

猫「にゃぁ」ペロペロ

憂「あはは」

唯「………」ムー

猫「にゃあ、にゃぁ」ペロペロ

唯「だめー、憂にそういうことしていいのは私だけなのー」

猫「にゃっ!!!」タタッ

唯「まったく!」プンプン

憂(猫に嫉妬するお姉ちゃん可愛い///)


――晩ごはん

唯「さっきの猫も可愛いかったけどあずにゃんも可愛いよねぇ」

憂「そうだねぇ、お姉ちゃんの次くらいに可愛いかな」

唯「それを言うなら憂の次にだよー」

憂「じゃあ、お姉ちゃんが一番可愛いってことだね」

唯「違うよ、憂が一番だよ」

憂「ううん、お姉ちゃんより可愛いものなんてこの世にないからお姉ちゃんが一番なの」

唯「ううん、絶対に憂が一番」

憂「お姉ちゃん!」

唯「憂!」

唯憂「………///」(すごく恥ずかしいこと言ってる)カァァ

憂「……ご飯冷めるからはやく食べよ」

唯「……うん、せっかくの憂のご飯だもん」


――唯の部屋

唯「よーし、書くぞー」

唯「歌詞は後回しにしてと」

唯「うーん……」

唯「えーと……」

唯「むー……ありのままを書くしかない」カキカキ

唯「できたー」

唯「えへへ、ちょっと恥ずかしいけど」

唯「よーし、寝ちゃおう」


――朝

憂「お姉ちゃん、朝だよー」

唯「……ほーい」

憂「はい、お姉ちゃんノートだよ」

唯「あっ……今度は私もちゃんと書いたんだよー」

憂「えらいね、お姉ちゃん」ナデナデ

唯「えへへ」

唯「憂のは……いつも通りの感じだね、でも嬉しいよ、ういー」

憂「えへへ、お姉ちゃんのはと……」



○月□日

いざ書くとなると思いつかないよぉ

えーと、憂は可愛いくて、お料理も上手くて、何でもできて、太ももも柔らかくて、本当に自慢の妹です

憂が妹で私は本当に幸せ者だよぉ

って今日の出来事じゃないけど最初ならいいかな

明日からはちゃんと書くぞー

最後に憂、大好きー




憂「………///」

唯「どうかな?」

憂「お姉ちゃーん」ガバッ

唯「う、憂!?」

憂「私もお姉ちゃんがお姉ちゃんでよかったよー」ギュー

唯「ういー、苦しいよー」

憂「お姉ちゃん、大好き」スリスリ

唯「憂、学校遅刻しちゃうよ」

憂「えへへ、そうだね、朝ご飯食べないとね」

唯「うん」


――登校中

唯「憂にもらったぶーくろちゃんあったかいよー」

憂「お姉ちゃんにもらったマフラーもあったかいよ」

唯「でも憂の方があったかい」ギュッ

憂「お、お姉ちゃん!?み、みんな見てるよ」

唯「いいの、いいの」

憂「もう、お姉ちゃんってば」

唯「えへへ」


――放課後

律「そういえば唯、今日の朝憂ちゃんにくっついて歩いてたな」

唯「うん、憂ってあったかくて気持ちいいんだよー」

澪「そういう問題なのか」

唯「ほぇっ、違うの?」

律「人前であんなことしてて恥ずかしくないのか?」

唯「全然!」エッヘン

梓「威張ることじゃないです」

唯「えへへ」

紬「本当に唯ちゃんと憂ちゃんは仲がいいのね」


唯「うん、憂のことは大好きだよー」

梓「憂も唯先輩のこと大好きだと思います」

紬「相思相愛ね」

唯「えへへ」

律「もうシスコンの域だよな」

澪「そうだな」

唯「ありがとう、りっちゃん、澪ちゃん」

梓「いやいや、褒め言葉じゃありませんよ」

唯「えぇっ、そうなの!?」

梓「はい、普通はそうです」

唯「そうなんだぁ……じゃあ、どういう意味で使ったの?」

澪「それは……」

律「まぁ、普通は姉妹はそこまでは仲良くないからな、ちょっと度がすぎてるというか」

唯「えぇー、憂を大好きなことがいけないことなの?」

律「いや、大好きはいいんだけど、大好きのレベルがな……」

唯「そうかなぁ?普通だと思うのに」

紬「私はすっごくいいことだと思う」

唯「だよね、さすがムギちゃん」

律「まぁ、ムギは特殊だから」

唯「むー」

唯「みんなは憂の可愛さがわかってないからそんなことが言えるんだよ」

律「憂ちゃんが可愛いのは知ってるぞ」

唯「りっちゃん、私が言ってるのは顔だけじゃないんだよ」

澪「どういうことだ?」

唯「憂は存在自体が可愛いんだよ!」

律澪梓(姉ばかだぁ)

唯「もう可愛い=憂って感じなの」

律澪梓「………」


律「……まぁ、憂ちゃんが可愛いのはわかったよ」

澪「あぁ……」

唯「嘘つき!」バンッ

梓「にゃっ!?」

唯「これだけの会話で憂の可愛さがわかるわけないもん」

律澪梓「………」

紬「うふふ」

唯「まったくあれくらいで憂の可愛さをわかった気になるなんて」プンプン

律澪梓(このシスコンが……)



――平沢家

唯「それでね、みんながシスコンって馬鹿にするんだよ、ひどいでしょー」モグモグ

憂「うん、ひどい」(お姉ちゃんのことを馬鹿にするなんて)

唯「憂を大好きになるなんて当たり前の事なのにね」

憂「……///」カァァ

唯「どうしたの、憂?」

憂「何でもないよ」ニコッ

唯「……///」(憂の笑顔可愛いすぎるよ)カァァ

憂「どうしたの、お姉ちゃん?」

唯「な、何でもないよ」ニコッ

憂(はぅっ、お姉ちゃんの笑顔可愛い///)

唯「ういー、一緒にお風呂入ろう」

憂「えぇっ……いいの?」

唯「もちろんだよー」

憂「じ、じゃあ準備するね」

憂(お姉ちゃんとお風呂///)

唯(憂とお風呂に入れる///)

唯憂(にやけが止まらないよぉ)ニヤニヤ


――お風呂

憂(お姉ちゃんの体きれいだなぁ///)ボーッ

唯(憂の体きれいだなぁ///)ボーッ

憂「………」

唯「………」

憂「……ってお姉ちゃん先にお風呂入っていいよ、私が先に洗うから」

唯「えぇー、それじゃ意味ないよ、一緒に入るの」

憂「……そうだね」

―チャプン

唯「あったかくて気持ちいいー」

憂「本当だねー」


唯「こうしたらもっとあったかいよー」ギュッ

憂「お姉ちゃん!?」

唯「あったかいし憂の肌もすべすべで気持ちいいよぉ」スリスリ

憂「……///」(お姉ちゃんの肌もすべすべで気持ちいい)

唯「くせになるかも」ギュー

憂「そ、そうだね///」

唯「えへへ、心も体もぽっかぽか」

憂「うん!」

唯「ういー、体洗ってあげる」

憂「じゃあ、お願いしよっかな」

唯「まっかせなさい」

唯「いくよー、まずは背中から」ゴシゴシ

憂「気持ちいいよ、お姉ちゃん」

唯「脇、肩、腕と……」ゴシゴシ

唯「憂立ってー、おしりが洗えないよ」

憂「う、うん///」

唯「おしりーごしごしと」

憂(幸せー)

唯「脚もおっけーと」


唯「次はお腹と」ゴシゴシ

唯「最後はここだー」モミモミ

憂「ひゃっ!?」

憂「そこは自分でやるよー」

唯「だーめ……それにしても憂のおっぱいは大きいな」モミモミ

憂(か、感じちゃうよぉ)

唯「よーし、終わりー」ザブーン

憂「ふぅー」(もう少しで変な声だしちゃうとこだった)

唯「次は私の番、憂、よろしくー」

憂「うん!」

唯「すっきりしたー」

憂「そうだねぇ、そうだ、お姉ちゃん何か食べる?」

唯「えーと、憂」

憂「えっ……」

―チュッ

唯「えへへ、ごちそうさま」

憂「……///」カァァ

唯「ういー、一緒にあいす食べよー」

憂「……う、うん///」


――唯の部屋

唯「今日は憂とちゅーも出来たし書くことがいっぱいだー」

唯「うーんと……」カキカキ

唯「………」カキカキ

唯「………」カキカキ

唯「……ほぇー、気がついたらこんなに書いてたよぉ」

唯「私すごい、これなら憂もきっと喜んでくれるよぉ」

唯「それにしても憂の可愛さがわからないなんてりっちゃん達は……!!!」

唯「えへへ、私天才かも」



――憂の部屋

憂「今日はお姉ちゃんにキスされました……///」カァァ

憂「それから……」カキカキ

憂「お姉ちゃんは……」カキカキ

憂「……まるで天使です」

憂「ふぅー、今日もいっぱい」

憂「お姉ちゃんといるだけでこんなにも幸せ」

憂「でも、明日はもーっといいことあるよね、お姉ちゃん」ニコッ


―――おしまい




最終更新:2010年01月07日 04:47