憂「色々楽しかったね」

梓「うん」

憂「あそこでお茶しようか?」

梓「そうだね」
憂「あっ、あそこの席しか空いてないね」

梓「じゃあ、あそこに座るしかないね」
憂「……ってお姉ちゃん!?」

唯「憂!?」

憂「なんでこんな所にいるの?」

唯「別にどこにいたって私の勝手でしょ」フン

憂「……そうだね」ムカッ

唯「和ちゃんもう出よう、なんか気分悪くなっちゃった」

和「えっ……あっ、うん」

憂「あっ、そうだ一つだけ言っておくけど、今日の晩御飯も自分で用意してね」

唯「………」ムー

唯「いいもん、私、今日は和ちゃんの家に泊まるから」

和「えっ!?」

憂「えっ!?」


唯「駄目なの、和ちゃん?」

和「いや、駄目じゃあないけど」

唯「じゃあ、決まりだね」

憂「そうやってすぐに人に甘える」

唯「いいじゃん、和ちゃんがいいって言ってるんだから」

憂「………」チラッ

和「まぁ、私は別に構わないから、唯が泊まるなんて久しぶりだし」

唯「行こうよ、和ちゃん」

和「待って、唯、じゃあね憂ちゃん」

憂「はい………」


梓「憂……?」

憂「ったくお姉ちゃんってば、何かあったらすぐ和さんに頼るんだから」

梓「(なんか当事者の私が蚊帳の外に……)」

憂「今回は簡単には許さないんだから」

梓「(なんかただの姉妹喧嘩になってる)」

憂「……梓ちゃんは何食べる?」ニコッ

梓「えっ、えーと……」(変わり身はやっ)


……

唯「というわけでお世話になります」

和「……うん」

唯「お世話になるんだから私もお料理手伝うよ」

和「それは遠慮しとく」

唯「えー、なんでー」

和「お客さんにはゆっくりしてもらいたいから」

唯「そっかー、なら仕方ないな」

和「うん」

唯「でも楽しみだなぁ、久しぶりの和ちゃんの家にお泊まり」ニコッ

和「……そうね///」ドキドキ


……

憂「そうだ、梓ちゃん今日私の家に泊まらない?」

梓「えぇっ!?」

憂「ちょうどお姉ちゃんもいないし」

梓「でも……」

憂「私の手料理ごちそうしてあげる」

梓「うっ……」(憂の手料理……おいしそう)

憂「お姉ちゃんはいつもおいしいって言ってくれるんだよ」

梓「………」

憂「あっ!?……と、とにかくおいでよ」

梓「……じゃあ、おじゃましよっかな」

憂「決まりだね」ニコッ

梓「(可愛い///)」



――和の家

唯「おいしいー」モグモグ

和母「よかったわ、唯ちゃんに喜んでもらえて」

和「唯、ご飯粒ついてるわよ」

唯「あはは、本当だー」

和「ったく、唯は変わらないわね」

和母「唯ちゃん、遠慮せずにどんどん食べてね」

唯「うん」モグモグ


平沢家、憂の部屋


憂「どうぞー」

梓「お、お邪魔します」

憂「遠慮しないでくつろいでね」

梓(良いのかな……なんか唯先輩に悪い気がしてきた)

憂「友達呼ぶのって久し振りだから、なんか緊張しちゃう」

梓「あはは。あ、トイレ借りて良い?」

憂「良いよー」


ガサゴソ ジャー


梓「ふぅ……えっと憂の部屋は……」

ガチャ

梓「あ、間違えた。こっちは唯先輩の部屋か」

梓「唯先輩……私の事嫌いになっちゃたのかなぁ」


――平沢家

憂「梓ちゃん、どう?」

梓「すっごくおいしいよ」ニコッ

憂「よかったぁ」ホッ

梓「本当においしい、シェフになれるよ」

憂「もう褒めすぎだよ」

梓「本当にそう思ってるよ」ニコッ

憂「(可愛い///)」

憂「でも本当にそんなにたいしたものじゃないよ、ただ……」

梓「ただ?」

憂「いつも大好きな人のために一生懸命つくってるだけなの」

梓「だ、大好き……///」カァァ

憂「うん、私梓ちゃんのこと大好きだよ」

梓「にゃっ///」ボンッ

憂「あ、梓ちゃん、大丈夫!?」

梓「……うん、大丈夫」

憂「よかったぁ、びっくりしたよ」

梓「えへへ」

梓「(でもいつもってことは……)」

梓「(やっぱり憂は唯先輩のことが大好きなんだな)」クスッ

憂「どうしたの?」

梓「ううん、何でもない」ニコッ

憂「じゃあ、お風呂入ろっか」

梓「うん……ってもしかして一緒に!?」

憂「うん」

梓「それはちょっと……」

憂「どうして?私と一緒に入るの嫌だ?」

梓「そういうわけじゃないんだけど……」モジモジ

憂「……?」

梓「私は憂と違って胸が小さいから……」ショボン

憂「……そっかぁ、お姉ちゃんの言ったことやっぱり気にしてるんだ」

梓「………」

憂「でもね梓ちゃんはまだ生理がきてないって言ってたよね」

梓「………うん」

憂「それはまだまだ身体が成長する可能性があるってことだよ」

梓「えっ……!?」

憂「だからね、これから背も胸も大きくなる可能性があるんだよ」

梓「………」

憂「お姉ちゃんなんかあっという間に抜いちゃうかもね」

梓「そうかな……」

憂「そうだよ、だからあんまり気にしちゃダメ」ニコッ

梓「憂……」

憂「それにね、私は今の梓ちゃん、大好きだよ」

梓「ほ、ほぇっ///」ボンッ

憂「今のままでも梓ちゃんは十分魅力的だもん」ニコッ

梓「憂……あ、ありがとう///」

憂「お風呂一緒に入ろっか?」

梓「うん」


――お風呂

憂「梓ちゃん、おいで、身体洗ってあげる」

梓「えっ!?いいよ、そんなの」

憂「遠慮しないで、ねっ」ニコッ

梓「……うん」(それは反則だよ///)
憂「梓ちゃんの身体綺麗だね」ゴシゴシ

梓「そんなことないよ、それ言ったら憂だって綺麗だよ」(胸も大きいし)

憂「ありがとう」ゴシゴシ

憂「そういえば梓ちゃん、胸って誰かに揉んでもらうと大きくなるらしいよ」

梓「えっ!?」

憂「私が揉んであげよっか」

梓「そ、それはダメ」

憂「えへへ」モミモミ

梓「にゃっ、ひゃう///」

憂「………」モミモミ

梓「う、憂、だめだよぉ」

憂「梓ちゃん、可愛い」ムニッ

梓「あん……そ、そんなことつ、つまんじゃ……あんっ」

憂「(可愛いすぎていじめたくなっちゃう)」ムニムニ

梓「う、憂、そこ触っても胸は大きく、な、なら……あんっ」

憂「えへへ」モミモミ、ムニムニ
(以下略


――風呂上がり

梓「もう、憂ってばあんなことして……」

憂「ごめんね、ついつい、梓ちゃんが可愛いかったから」

梓「……///」

憂「嫌だった?」

梓「別に嫌じゃあなかったけど……」

梓「……き、気持ちよかったし」ボソッ

憂「えっ……今何て言ったの?」

梓「な、何でもないにゃ」

憂「そっかぁ」(本当は聞こえてたけど)

憂「まぁ、夜はまだまだこれからだもんね」ニコニコ

梓「えぇっ!?それってど、どういう意味?」

憂「もう、言わなくてもわかるでしょ」ニコッ

梓「……///」カァァ


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最終更新:2010年01月25日 20:54