澪「唯…… 今日はそろそろ」
唯「えっ?」
澪「もう9時だし、親御さんも憂ちゃんも心配しているだろ」
唯「お父さんもお母さんも旅行だよ」
澪「う…… でも憂ちゃんはいるだろ」
唯「そう、だけど」
ギュッ
澪「ゆ、唯?」
唯「澪ちゃん…… 今日は帰りたくないよ」
澪「わがままいわないで……」
唯「でも、澪ちゃんと離れたくないよう」
澪「うっ、でも、もうこんな時間だしな」
ギュッツ
澪「唯」
唯「みお、ちゃん?」
澪「帰りたくないって意味、本当に分かっているのか?」
唯「わ、わかってるもん」
澪「本当か?」
唯「う、うん。澪ちゃんのモノになるってことだよね」
澪(一応は分かっているみたいだな…… そりゃそうか)
澪「唯…… 後悔しないか」
唯「澪ちゃんだったら。私のはじめて…… いいよ」
澪「ゆい…… 」
チュッ
澪「分かった。唯…… もう帰さないから」
唯「ありがとう。澪ちゃん」
ブロロロロ……
澪「ほら、乗れ」
バタン
澪「さてと…… どこにいこうかな」
唯「うーん。私よくわからないよう」
澪「唯。私の鞄に、ナイト○あがあるから出してくれ」
唯「了解!」
ゴソゴソ
澪「後ろの方にホテルの一覧があるだろ」
パラパラ
唯「えっと~。あったあった」
澪「この道沿いにあるホテルを教えてくれ」
唯「えっと、ここはどう?」
澪「うーん。お泊りで9800円か」
唯「私、大丈夫だよ、お金持っているから」
澪「私もなんとか、折半すれば行けるか」
唯「じゃあ、いこうよ」
澪「全く…… しょうがないな」
澪「その前に」
唯「なにかな? 澪ちゃん」
澪「コンビニよってくぞ。お菓子とか飲み物とか買わないと」
唯「ふーん」
澪「な、なんだよ。唯」
唯「澪ちゃんって、慣れてるんだね」
澪「な、なにを!?」
唯「ふふっ、なんでもなーい」
澪「か、からかうなっ」
プシュー ピンポンパン
唯「えっと、ポテチとチョコと、アイスは外せないよね」
ヒョイヒョイ
澪「おーい。食べきれない程買うなよ」
唯「だって~」
澪「余らせてもしょうがないだろ」
モドシッ
唯「澪ちゃんのいけず~」
澪「ほらほら、あと替えの下着とかも買っておけよ」
唯「うー わかったよ」
店員「お会計は3255円になります」
澪(う…… 出費が痛い)
店員「ありがとうございました~」
ウイーン
澪「これで準備はおっけーだな」
唯「うわー みてみて、星がすっごく綺麗だよ。澪ちゃん」
澪「まあ、そうだな…… (唯はやっぱり可愛いな)」
唯「澪ちゃん。何か言った?」
澪「いや、なんでもない。そらもう行くぞ」
ブロロロ……
澪「とりあえず、ここに入るか」
唯「なんか、垂れ幕みたいのがあるね」
澪「外から見えないようになっているんだ」
唯「なるほどー 」
澪「唯、駐車するから後ろみててくれ」
唯「りょうかーい」
澪「頼むぞ」
唯「おーらい。おーらい。はい、ストップ」
澪「ほっ」(不安だったがなんとか停まった)
澪「お部屋どこにするかな?」
唯「うーん。お金が一番安いところじゃないと…… 」
澪「そうだな。そうすっと1番と7番と11番のどれかな」
唯「ここはラッキーセブンにしようよ」
澪「はいはい」(苦笑)
チカッチカッ
唯「うわっ、ライトがついた」
澪「そのライトに沿っていけばいいんだよ」
唯「おもしろーい」
――――
澪「えっと403号室はここかな」
ガチャッ
唯「うわあ。ベッドがまあるい」
澪(これが回転ベッドってやつか)
唯「みてみて澪ちゃん、ジャグジーもあるよ」
澪「唯、はしゃぎすぎだ」
唯「だって。ねえ。お湯いれていい?」
澪「頼むよ」
ジャー
澪「ふう」(とりあえず、テレビでもつけるか)
TV「えー 明日のお天気は…… 滋賀県北部、南部ともに晴れでしょう」
澪「えっと、あとは冷蔵庫だな。ジュースをしまわないと」
ガサゴソ
唯「澪ちゃん、澪ちゃん」
澪「なんだ?」
唯「これいれていい?」
澪「バスクリン? 」
唯「お湯の色が、青色に変わるんだよ~」
澪「やれやれ。好きにしていいぞ」
唯「わーい」
ジャー
澪「あっ、そうだ」
シュポッ
唯「あれっ、澪ちゃんお酒買ったの?」
澪「うん。唯も飲むか?」
唯「澪ちゃんいけないんだ~ まだ私達未成年だよ」
澪「ふーん。だったら、唯はいらないんだ。美味しいのにな」
唯「澪ちゃんのいじわるっ」
澪「あははっ」(やっぱり唯は可愛いな。おにぎりにしてころがしたいくらいだ)
唯「じゃあ、もらうよ。このチューハイ」
澪「とりあえず、乾杯するか」
唯「うん。かんぱーい」
ゴクッ、ゴクッ
唯「ぷはあ」
澪「おい、そんなに一気に飲まなくても」
唯「でも、このチューハイ美味しいから」
グビッグビッ
澪「私も飲むか…… 」
唯「澪ちゃんはビールなんだね」
澪「ああ (車だけど、一泊すれば大丈夫だよな)」
澪「それに、素面だとなんか恥ずかしいし」
唯「どうしたの?」
澪「い、いや、なんでもない」
グビッ゙
澪「そろそろ、お風呂張ったんじゃないか」
唯「あっ、そうだ」
トテトテ フラッ
澪「足元気をつけろよ」
キュッ
唯「みおちゃーん。お風呂一緒に入ろうよ」
澪「ええ!?」
唯「駄目…… なの?」
澪「いやいや」(唯とのお風呂を断るなんてとんでもない!)
唯「やったあ。澪ちゃん大好き!」
ヌギヌギ
唯「澪ちゃんって胸、大きいね」
澪「ば、ばか。そんなにじろじろみるな」
唯「だって~」
澪「それに唯だって去年に比べれば大きくなっているじゃないか」
唯「そりゃあそうだけど。でも、どうしてわかるの?」
澪「そ、それわだな」 (唯のスリーサイズは毎回チェックしているなんていえない)
澪「唯のことならなんでも分かっちゃうからな」
唯「澪ちゃん凄いんだね」
澪「あははっ、そうだろ」 (うーなんで律みたいなことに)
澪「と、とにかく、お風呂はいるぞ」
唯「澪ちゃん。せっかくだし」
澪「?」
唯「背中流してあげよっか」
澪「いや、私がやってやるよ」
唯「ほんと? ありがとー」
澪「ああ、まかせといて」(この状況は、天国ですか?)
唯「おねがいしまーす」
シュワシュワ
澪「唯の肌ってつるつるだなー」
澪「なんか赤ちゃんみたいに血色がいいし。なにか使っている?」
唯「ううん?」
澪(ごめん唯。もう我慢できない)
唯「澪ちゃん?」
澪「唯…… 駄目だ…… 」
唯「どうしたの? 澪ちゃん」
ガバッ
澪「唯…… 」(理性が…… もたない)
唯「澪ちゃん…… 大丈夫だよ」
ナデナデ
澪「唯?」
唯「澪ちゃん。前も言ったけれど。私も、もう大人なんだよ」
澪「でも…… 」
唯「大丈夫。私、澪ちゃんのこと大好きなんだ」
澪「でも、私は、その唯のことずっとイヤラシイ目でみて」
グスッ
澪「ホテルに誘ってから、ここに来るまでずっと唯とえっちすることしか
考えてなくて…… 本当に最低だ」
グスッグスッ
――――
唯「ねえ。澪ちゃん」
澪「唯……」
ぴとっ
澪(私の手を…… 唯の左胸にあてられた?)
唯「ねえ。聞こえる?」
ドクン ドクン
澪(し、心臓の音)
唯「私だって緊張しているよ。そしてね……」
澪「……」
唯「これからのことを『期待』してるんだ」
澪「唯…… 分かったよ」
唯「澪ちゃん。好きだよ」
チュッ
澪(唯から、キスされた……)
唯「ん、んんっ」
澪(唯の声、かわいい……)
澪(舌、いれちゃっていいよな)
クチュッ
唯「くぅ…… んくう」
澪(唯の舌が…… からんでくるっ !)
レロッ
唯「んー んあっ、ふあっ」
澪(ぞくぞくするっ、唯、ゆいがもっとほしい)
唯「あうっ、んくううう、はあっ、あん」
澪(唯の舌の裏とか、歯茎とか、ほっぺたの裏側か!)
澪(だめ、本当にどうにかなっちゃう!)
……
唯「ぷはあっ」
澪「はあっ、はあっ」
唯「みおちゃん…… キス、激しすぎだよう」
澪「ごめん…… ちょっとやりすぎた」
唯「あはは。お風呂、あがろっか」
澪「そ、そうだな」 (身体が火照って頭もくらくらだ)
……
唯「おまたせー」
澪「バスローブ着た唯も可愛いな」
唯「うわあ。澪ちゃんってジゴロさんみたいw」
澪(とんでもないことをさらっと言ってしまったのは、もしかして、お酒のせいなのか? )
澪「今の言葉は忘れて…… 恥ずかしい」
唯「ううん。澪ちゃんが褒めてくれたんだもん。わすれないよ」
澪「唯は可愛すぎるのが悪いんだ」
澪(うわっ、ま、まただっ)
唯「澪ちゃん? もしかして、酔ってる?」
澪「うっ、そうみたいだ」
唯「澪ちゃんは酔っていると本音がでるんだね」
澪(ギクッ)
唯「ねえ。澪ちゃん」
ダキッ
澪(うわあっ、唯の甘いにおいで…… くらくらする)
唯「澪ちゃんの一番好きなひとは、私だよね」
澪「も、もちろん。そうにきまっているだろっ」
唯「じゃあね……」
澪(な、なんだ。いったい。急に寒気が)
唯「澪ちゃんが……」
澪(唯の顔が! 近い!)
唯「一番大切に」
澪(唯、怖いよ!)
唯「している人は」
澪「……」
唯「りっちゃんなの?」
最終更新:2010年08月23日 23:29