憂は本当に可愛い

どうして同じ両親から産まれたのにこんなに差が生まれるのかな

今日は憂に様々なイタズラをしかけてみようと思います

まずは憂にうるさい声で「ただいま」と言ってみよう

憂「お帰りーお姉ちゃん!」

憂「え?」

憂「もー何度も言わなくたって聞こえてるよー」

憂「…」クスッ

憂「うん、お帰り!」

もっと大きな声で言われてしまった


次はご飯をしつこくねだってみよう

憂「はーい 準備できてるよー」

失敗だ


次はどうでもいいことを延々と話してみよう

憂「うん うん …」

憂「へー それで澪さんはなんていったの?」

憂「アハハハハ!やっぱり律さんと澪さんは面白いねー!」

憂「うん そういえば今日梓ちゃんと純ちゃんがさー」

憂「それで『健康に悪いよ』って アハハッ」

また失敗 憂の面白い話を聞く羽目になってしまった


次は…そうだ憂の楽しみを奪ってみよう

憂「え?お皿はお姉ちゃんが洗うって?」

憂「うーん…でも割っちゃったら危ないし…」

憂「えー?…わかったよそんなに言うなら頼んじゃおうかな」

憂「気をつけてね!お風呂沸かしてくるから!」

憂「ああ…そんなにガチャガチャやってたら…」ハラハラ

フフフ…せいぜい風呂の湯加減でも気にしてればいいさ…

憂「!? お姉ちゃん大丈夫!?」

お皿割っちゃった…

憂「ああ…血が出てるよお姉ちゃん…」

憂「ちょっと待ってて!」テキパキ

憂「よし完成! じゃあ後は私に任せて!」

憂「ダメ!洗剤が傷に染みると痛いでしょ!」

憂「~♪」カチャカチャ

計画は失敗に終わってしまった

もうイタズラの計画が思いつかない…

お風呂に入ってゆっくり考えることにしよう

憂「お姉ちゃん 一緒にお風呂に入らない?」

憂「え?だって指怪我してるし…」

憂「頭とか体洗う時大変でしょ…?」

憂「私とお風呂…いや?」ウルウル

憂「ホント!?」パア

憂「じゃあお風呂場行こうか!」

イタズラされてるのに気づいてるなこやつ…

計画を練れないように私を監視しようとするとは…

そうだ!お風呂と言えば最高の悪戯があるではないか

憂「え?体洗ってくれるって?」

憂「ダーメ!指に石鹸がはいっちゃうよ!」

憂「片手でやるからって?」

憂「うーん…」

憂「やっぱりダメ!ゆっくりお風呂に入ってて!」

憂「……背中だけお願いしようかな」

憂「怪我した方は使っちゃダメだからね!」

成功だ…

憂の背中をめちゃくちゃに擦り続けてやろう…

憂「~♪」

憂「あ もうちょっと強くてもいいよ」

憂「あ…そうだね片手でやってるからね」

憂「無理しないでいいよ」

憂「次はお姉ちゃんの番ね」

憂「ダメ!今日は私に全部任せて!」

憂「もう…言うこと聞いてよぉ…」グスッ

憂「うん!任せて!」

しまった…憂に私の体を預けることになろうとは…

めちゃめちゃにされてしまう…

憂「ふうー…気持ち良かったねー!」

憂「わかってるよ!はい!アイス!」

なんとか助かったみたいだ

アイスを舐めながら次の計画を考えよう


思いつかないまま憂としばらく雑談

憂「ふああ…もうこんな時間だねー」

憂「もうそろそろ寝ないとね」

憂「えー明日学校あるんだから早く寝ないと!」

憂「めっ!」

怒られてしまった…

そうだ!これなら!

憂「え?一緒に…?」

憂「……うん!いいよ!」

憂「じゃあお姉ちゃんの部屋で寝ていい?」

憂「エヘヘ…じゃあ枕持ってくるね!」

憂の健康な睡眠を私の寝息で邪魔してやるのだ

憂「おじゃましまーす…」

憂「一緒に寝るなんて久しぶりだねー」

憂「え?…そうだっけ?」

憂「でも私にとっては久しぶりなんだよ!」

憂「お姉ちゃん暖かいね…」ギュッ

憂「なんだか安心する暖かさだよ…」

そうだ…最高のイタズラを思いついた

憂に告白してやろう…

実の姉に告白された驚きで眠れなくなってしまえ

憂「ねえ…お姉ちゃん…」

憂「私…お姉ちゃんの事が大好き…」

憂「ううん…違うの…お姉ちゃんと恋人になりたいの…」

憂「ごめん…おかしいよね姉妹でこんなこと…」

憂「このことは忘れて…」

憂「高校卒業したら私家を出るから…」ウルウル

憂「ごめんね」グスッ

憂「部屋に戻るね…」

先に告白されてしまうとは…こうなれば…

憂「なに?放してくれないと戻れないよ?」

憂「ダメだよ…私実の姉に欲情しちゃうんだよ?」

憂「え?」

憂「ウソ…」

憂「ん…ぷはぁ…」

憂「お姉ちゃん…///」

憂「うん!一緒に寝る!」

憂「えー…ダメなのー?」

告白をOKしたけどHはお預け

どうだ…最高の苦しみだろう


憂「お姉ちゃん…大好き…」ギュッ

憂「うん…おやすみ!」ギュー


憂「スー…スー…」

くっ…まさか私が興奮して眠れないとは…

こうなれば一晩中憂の顔を眺め続けてやる…!

視姦ってやつかな?

憂は寝ながらにして犯されるのさ…フフフ


……

憂「お姉ちゃん起きて」ユサユサ

憂「うん 朝だよ!」

憂「お姉ちゃん…」チュッ

憂「エヘヘ…早く仕度しないと遅刻しちゃうよ?」

憂「朝ご飯作ってくね!」

憂「うん!わかったよ!お姉ちゃん!」

やっぱり憂って本当に可愛い

そんな憂と恋人になった私は…

世界一の幸せ者だな



おわり



最終更新:2010年08月25日 20:12