律「さて、じゃあ……」

一同「……」

なんとなく気まずいような重い空気が流れる

紬「……」

紬「よし、じゃあ次は別のゲームをしましょう」

一生懸命空気を変えようと頑張る紬

紬「えっと、じゃあね……」

紬「"いつ""どこで""誰が""何した"ゲームをしましょう」

律「うわー懐かしいな、それ」

紬「でもね、今回は、文を作るだけじゃなくて

  実際に出来た文章のことをやってもらうってゆうのはどうかしら」

唯「……?」

律「おい、それ結構きつくないか」

紬「うふふ、マンガでやってたのを見て面白そうだったから」

澪「でも今深夜だぞ、外出は止めたほうが……」

紬「そうね、じゃあ……」

紬「"いつ"と"どこで"を無しにしましょう、それは"今""この部屋で"ってことにして……」

紬「『"人①"が"人②"の"どこ"に(を)"何した"』にしましょう」

律(おいおい、それだと……)

唯「ねえ、どーゆうこと」

紬「例えば……そうね」

紬「『"梓ちゃん"が"憂ちゃん"の"唇"に"キスした"』っていう文章が出来たとすると……」

紬「それを実際にやってもらうの」ワクワク

憂「……」ドキドキ

梓「……」ドキドキ

澪(……原文がそれだと、誰かと誰かの絡みにしかならなくないか?)

律(つーか、王様ゲームとあんまし変わってないし……)


※よく分かんない場合は説明は飛ばして読んでいいです


紬「全部で6人だから……そうね、紙を6枚用意して……」

――さっさっ

律(……ムギ、こういうのはやけに手際いいんだよな)

――

紬「……よし、出来たわ」

澪「これで、どうするんだ?」

紬「この6枚の紙から、裏を見ないようにしてランダムに1枚ずつ引いてもらうの」

紬「裏には"人①""人②""どこに""何した"って書かれた4枚とハズレが2枚あるわ」

紬「ハズレを引いた人は残念ながら何も書けないんだけど……」

紬「項目が書かれた紙を引いた人は、表の空白に文字を書くの」

紬「それをみんなに見えないように折りたたんで集めて……」

紬「最後に『"人①"が"人②"の"どこ"に(を)"何した"』に当てはめるの」

紬「で、それをやってもらうの」

紬「みんな、分かった?」

唯「……??」

澪(解説長かった……ムギ張り切ってるなー)

律(……つーかやるのは決定なのな)

唯「ねー、よく分かんないよー」

律「ま、まあ、とりあえずやってみようぜ」

澪(出た、説明が面倒くさくなった時の定番のセリフ)

紬「じゃあ、一回目は練習にしましょうか」

紬「要領を掴むってことで、罰ゲームはなしね」

澪(そ、それなら……)ホッ

紬「さ、引いてひいてー」ワクワク

――

唯(うーん、どうしようかなー)←人①

憂「……」←人②

澪(ま、まあこれは練習だし……)←どこに(を)

紬(うふふ……)←何した


出来た文章

「"オバマ大統領"が"憂"の"ひじ"に"キス"した」

一同「……」

澪「……これは実現不可能じゃないか?」

律「おい唯、実は全然分かってないだろ、何だオバマ大統領って」

唯「えー、律っちゃん何で私が書いたって分かったのー」

律「いや、分かるって……」

梓「この部屋でやるんですから、ここにいる誰かですよ普通……」

律「……」

律("キス"は絶対ムギが書いたとして……)

律(……あと二つは誰が書いたんだ?)

憂(な、何となく罪ほろぼしに自分の名前書いちゃったけど……)ドキドキ

澪(まあ、とりあえず被害少なそうなところを書いておけば……)ドキドキ

紬「よし、じゃあ本番いきましょ、本番」

澪(本番……)ドキドキ

――

出来た文章

「"律"が"唯"の"足の裏"を(に)"舐めまわした"」

一同「……」

律(うぉぉぉぉ、なんじゃこりゃぁぁぁ)

律("足の裏"とかどんだけマニアックだよ、誰だ書いたの!)

律(……いや、それよりも"舐めまわした"のが問題だろ、一体誰が……)

唯「えー、足なんて舐めちゃダメだよ、汚いよー」

紬「大丈夫よ、お風呂入ったばっかりじゃない、ほら、足出して」ワクワク

唯「うーん、それもそうかー」

――すすっ

澪(そ、それで納得したー!?)

律(ま、待て、本当にやるのか、これ)

紬「律っちゃん」

――ぽんっ

律「……っ」ギクッ

紬「準備はいいかしら、律っちゃん」ワクワク

律「ちょ、ちょっ……ちょ待っ」オドオド



※>>64 未完



最終更新:2010年08月31日 00:00