律「今日もおやすみってか?」

澪「律はウサちゃんっていうよりクマちゃんかな」

律「なんでだよ」

澪「んー…たまに手に負えなくなるとことか?」

律「でも抱いてたらウサちゃんみたいにフワフワだろ?」

澪「そうだなぁ、クマちゃんって言うには少しちっちゃいか」クスッ

律「むー」


澪「律、ご飯粒ついてるぞ」

律「んー?」モグモグ

澪「ほら、取ってやるからこっちこい」

律「んー」モグモグ

澪「はい取れた。やれやれ…」

紬「………」

唯「む、ムギちゃんの口周りについたご飯粒がサンタさんの髭みたいになってる…!」



律「いっ!」グキ

澪「ん、大丈夫か?」

律「いてて…足挫いた…」ズキズキ

澪「歩けそう?」

律「澪おんぶ~」

澪「はやいな……やれやれ」

律「へへ、ありがと♪」

澪「痛み引いたら自分で歩けよな」

紬「………」

唯「む、ムギちゃんがなんかすごく変な歩き方してる…!」



澪「っ」スパ

律「うわ、血が出てんじゃん」

澪「…弦で指切っちゃった…」

律「ん」ペロ

澪「! 律っ!」

律「切り傷はこうするのが一番♪」

澪「……もうっ」

紬「………」

唯「ムギちゃんがすごい勢いでベース弾いてる…どうしたんだろ…!」



律「フジツボ…」ボソ

澪「…っ!」

律「膝の皿屋敷…」ボソ

澪「いやぁあああああ!」ダッ

律「あ、澪そっち行ったら足場フジツボだらけだぞ」

澪「いやぁあああああああ!」ダダダ ヒシッ

律「おっ…はは、澪は大胆だなぁ」ナデナデ

澪「うぅ……」

紬「………」

唯「む、ムギちゃんが部室にフジツボ撒いてる…!」



律「お、おいーっす…」ガチャ

澪「……ん、あれ、前髪下ろした?」

律「あ、ああ、イメチェンしてみたんだ…どう…かな?」

澪「へー。なんか新鮮で可愛いな」ベタベタ

律「あー!せっかくいい感じだったのに七三にすんなよー!」

澪「律のまえがみー☆」ベタベタ

律「やーめーろー!」ウガー!

紬「………」

唯「む、ムギちゃんの眉毛が左と右で7:3になってる…!」



律「……ん」サワッ

澪「? 何?」

律「ホコリ。髪についてたぞ」

澪「あれ、ありがと」

律「澪はせっかく綺麗な黒髪なんだから汚れにはもっと気をつけるべきだ」

澪「んー、一応気をつけてるつもりだけど、後ろはなぁ…」

紬「………」

唯「部室に羊さんがいると思ったらムギちゃんだった…!」



澪「私も唯みたいに楽器に名前つけてみたよ」

律「なんて名前なんだ?」

澪「ベー太」

律「……じゃあ私はドラ子!」

紬「………」

唯「え?ムギちゃんキーボードに名前つけたの?へぇー、なんて名前?」

唯「へぇ、キー子って言うんだ!可愛いねっ!……え?キー子は鍵盤の白い部分で、黒い方はキー美?そ、そっかぁ」



律「みおー♪」

澪「くっ、来るなぁっ!」

律「みーおー♪」

澪「セーターは静電気すごいんだから、私に触るなぁっ!」

律「パチパチしちゃうぞぉ~!」

澪「あっちいけー!」

紬「………」

唯「部室に羊さんがいると思ったらムギちゃんだった…!」



律「部屋から出ると、友人はこう言ったんだ…」

澪「聞こえない聞こえないっ…!」

律「お前の腰掛けてたベッドの下に包丁を持った男がいたんだ…って!」

澪「いやぁあああああああ!」

律「澪可愛い♪」

紬「………」

唯「みんなおいーっす!………ってあれ、ムギちゃんはまだ来てないの?」



律「澪ー、みてみてー」

澪「ん?」

律「じゃーん、ピアスー開けてみたよんっ☆」

澪「……バカ律!自分で体に傷つけるなんてっ…!」

律「ホントはイヤリングだけどっ☆」ポロッ

澪「なっ…!」

律「久しぶりに澪に叱ってもらおうと思ってさ♪」

澪「馬鹿っ!」

律「てへへっ♪」

紬「………」

唯「む、ムギちゃんの耳からフラフープがぶら下がってる…!」



律「ああっ」

澪「ん、ここらへん?」コリッ

律「んあっ!」

澪「ここ、すごくかたくなってるな」コリコリ

律「んくっ…そこっ…いいよっ…!」

澪「もー、肩こりなら電動マッサージ機でも買ってやれよなー」

律「だってあれ使いにくいんだもん……ああいいっ!」

紬「………」

唯「あ、ムギちゃん電動マッサージ機持ってきてくれたんだー。わぁ、なんかマイクみたいで面白いねっ!」



律「澪ー、もっと右だぞー」

澪「右…右…」フラフラ…

律「そのまま真っ直ぐー」

澪「どこ…スイカどこ…」フラフラ…

律「真っ直ぐ真っ直ぐー」

澪「真っ直ぐ…真っ直ぐ………きゃっ!」ドン

律「澪可愛いっ♪」ギュー

澪「律!?お前なぁー!」ウガー!

律「わー!棒はなし!割れちゃうっ!私割れちゃうからっ!!」

紬「………」

唯「ムギちゃん、部室でスイカ割りはマズいよ…」



澪「ぽ、ポテトはいかが…ですか…?」

律「ダメダメー!もっと元気よくっ!『ポテトはいかがですかっ?☆』」

澪「あ…じゃあ一つください…」

律「なんで客なんだよっ!?」

澪「だ、だって…恥ずかしいもん…」カァァ

律「罰ゲームだろー、ほら、もう一回!『ポテトはいかがですかっ?』」

澪「あ、け、結構ですっ…」

紬「………」

唯「ムギちゃんおいーっす!…え、ポテト?食べる食べるー!」



律「麦とホップ」

紬「も、もう一声っ…!」

澪「麦とホップ」

紬「はぅっ…も…もう一声っ…!」

唯「ムギとホップー♪」

紬「~~~~っ!!」



澪「みんな、ありがと~!!」

パチパチパチパチ

澪「はっ…はっ……」クン

澪「ぅうわっ!?」ドテッ

律「み、澪!」

唯「澪ちゃん大丈夫!?」

ざわ……  ざわ……

澪「いったた…………ん…?」

丼だ…  しましまの丼…   丼が丸見え……

澪「い…………!」

ご飯食べたくなってきた……   私も……  丼……

澪「いやぁああああああああああ!!!」



唯「一人旅だなんて、澪ちゃんカッコいい!」

紬「澪ちゃんすごーい!」

律「それで、詩は書けたのか?」

澪「うん…結構いい感じのができたよ」ピラ

律「どれどれ?」

『ピンク色のバナナ』

紬「ん?」

律「で、詩は書けたのか?」

唯「澪ちゃんはやくはやくぅー!」

澪「…え?」

澪「ピンク色のバナナ、可愛くない…?」

律「ムギ、お茶にしよう」

紬「はいはーい♪」

唯「今日はチーズケーキかな!」



ヴィィィィィ

唯「…ん、律っちゃんからだ」カチ

唯「わぁ、動画メール!」

『おーっす唯ー、勉強がんばってるかー?』

『無事合格したらパーッとみんなで遊ぼうな!』

『いいか唯、数学のコツは……あっ、澪っ、今はダメ……あんっ』

唯「律っちゃん送る相手間違ってるよー」



澪「律のことが好き」

律「えっ…?」

澪「いつもいつも律のことを考えてる」

律「……澪…」

澪「私の気持ちはマシュマロみたいにふわふわ」

律「ああ、歌詞だったのか」

澪「とっても好き」

律「相変わらず変わったセンスの持ち主だな、澪は」

澪「大好き」



‐糸冬‐



最終更新:2010年01月12日 01:18