部室
紬「澪ちゃん達おそいわね」

律「あぁそういえば澪と梓は用事があるから部活は休むってさ」

紬「そうなの?じゃあ澪ちゃん達の分のお菓子りっちゃん食べる?」

律「ムギはいいのか?」

紬「えぇ私は自分の分だけでいいわ」

律「そっか、じゃああとで唯と分けて食べるよ」

律「・・・・・・」

紬「・・・・・・」

律「なぁムギちょっと頼みたいことがあるんだけどさ」

紬「なぁにりっちゃん?」

律「あぁ・・えと・・・お金をかしてほしいんだ」

紬「お金?」

律「ああ、どうしても欲しい物があってさ」

紬「ええ、いいわよ」

律「ホントか?さんきゅームギ」

紬「・・あっ・・・・・ねぇ、りっちゃん。私と賭けをしない?」

律「賭け?」

紬「うん。りっちゃんが勝ったら貸しじゃなくてそのままあげるわ」

律「え?いいのか!やる!やります!」

紬「それでちょっと準備させてほしいんだけど」

律「あぁいいよ待つ待つ」

紬「うん、じゃあちょっと待っててね」バタン

紬(この方法なら・・・イケル!!)


―――数分後―――

律「シールにマジックにメモ用紙・・机の上にメモ用紙を拡大コピーしたやつか・・・・」

律「・・・・・・・・・・で?その人たちは?」

紬「賭朗の立会人よ。勝負を仕切ってくれたり賭けた物の取り立てを行ってくれるの」

律「へ、へぇ・・・(賭朗?ムギの家の人達かな?)」

門倉「紬様、勝負の内容はもう決まっているのですか?」

紬「えぇ勝負方法はラビリンスよ」

律「ラビリンス?なんだよそれ」

紬「相手が作った迷宮を解くゲームよ」

紬「まず、迷宮の作り方だけどこのメモ用紙6×6のマスがあるでしょ?このマスに出と入のシールをはって20本の壁を書き込むの」

律「うんうん」

紬「お互い伝えるのは出入り口の場所だけ。相手の迷宮の壁の位置は分からないの」

律「ふむふむ」

紬「迷宮の進み方は入口からスタートしてマスの外にあるアルファベットと数字でマスを指定して進んでいくの」

紬「進んだ方向に壁があった場合移動失敗。あいてのターンになる。これを出口に着くまで繰り返して先に出口に着いたほうの勝ち」

律「へぇ面白そうだな。よしやろうぜ!」

紬「えぇ」

門倉「そのまえに確認させて頂きますが紬様が賭けるのはお金、律様は何を 紬「処女」

律「はぁっ!?」

紬「私がりっちゃんから奪うのは、処女よ」

門倉「・・・・・・・・(え?)」

律「しょ、処女って///なにいってるんだよ!!」

紬「まぁまぁまぁまぁ勝てばいいのよりっちゃん」

律「え?いやでも・・(本気なのかなぁ)」

紬「ねっ?りっちゃん!勝てばいいのよ勝てば!」

律「う、うんまぁいいけど・・・(冗談・・・だよな。きっと)」

紬「いいの!?じゃあ門倉さん、そういうことで!」

門倉「・・分かりましたお二方。ゲームはラビリンス。賭けるものはお金に対し処女。お互いそれでよろしいですね?」

律「ああ」紬「ええ!!」

門倉「それではこの門倉、つつがなくこの勝負を行うことを約束します。始めましょう」

律(えーっとまず壁を作るんだっけ・・・うん、こんなもんかな)

紬「迷宮が出来たら出入り口を机の上の用紙に書き込んでちょうだい。これをつかってゲームを進めていくのよ」

律「おう。入口がB2出口がE5っと」

紬「ついでに私のも書き込んでもらえるかしら?入口B5で出口がE2よ」

律「ん、できたぜ」

紬「迷宮が出来たら相手に見えないよう伏せたままこのメモホルダーに入れてちょうだい」

律「ほれ、いれたぞ」

紬「じゃあ私も」スッ

紬「このホルダーはね、開くとお互いの迷宮が一目でわかるようになっているの」

門倉「なるほど。つまり私はそれを拝見しながらゲームのジャッジをするわけですね?」

紬「ええ、そういうこと」

紬「それじゃあ門倉さん中の用紙を私たち用にコピーしてください」

門倉「かしこまりました」

紬「このゲームりっちゃんからでいいわよ」

律「え?いいのか私からで」

紬「ええ、ゲームに付き合わせちゃったのは私だし」

律「よーしじゃあ最初は・・・(最短で行くか遠回りするか、まぁ普通は遠回りさせるだろうな)」

律「よし、A5で!」

門倉「残念。壁です律様」

律「いきなりかいっ!」

紬「ふふ残念だったわね」

律「まぁまだ1ターン目だしな。次で挽回するさ」

紬「今度は私の番ね」

門倉「――――OKです壁はありません。ゴールです紬様の勝ちです」

律「なん・・だと?」

紬「まさか一発でゴールまで行けるなんてね」

紬「今日の私はものすごくツイてるみたいね・・・ふふ・・・」

紬「ふ・・・ふふ・・これでりっちゃんは・・ふふふ・」

門倉「賭けたものについてですが・・・」

紬「今!!この場でいただくわっ!!!」

律「!」ビクッ

紬「邪魔が入らなようにして頂戴」

門倉「かしこまりました。では部屋の前で見張りをしておきます」バタン

律「な・・なぁ、マジじゃないよな?」

紬「何言ってるの?マジに決まってるじゃない」

律「だ、だいたい処女を奪うも何も女同士じゃ」

紬「安心して。私いつも双頭ディルド持ち歩いてるの」

律「」

紬「逃げようとしても無駄よ?賭朗が立ち会った以上必ず取り立てられるんだから」

律(やべぇ・・・どうしよう)

紬「とりあえずスカート脱がすわね」バサッ

律「なっ!」

紬「りっちゃんの純白パンツキタァァァlーーーーーーーーーーッシャァッ!!!!」

ガチャ
門倉「・・・」

門倉「お取り込み中すいません。大声を出されると他の方に気付かれるかもしれませんので出来れば音量を落としていただきたいのですが」

律紬「」

門倉「あっすいません。こんなこと扉の外から済むことでしたね。私としたことが・・失礼しました」バタン

紬(見たかっただけね、この絵が)

紬「コホン、では気を取り直し――」

唯「ちょっとまったぁ!!」

律紬「!!」

律「びっくりしたぁ、起きてたのか唯」

唯「そりゃあれだけ騒がしかったら起きちゃうよ」

紬「それで、どうしたの急に」

唯「その、りっちゃん嫌がってるしそろそろやめてあげたらどうかな?」

紬「そういうわけにはいかないわ。せっかく勝ち取ったんですもの!」

唯「えぇー、そんなぁ、あっ!そうだ!なら私とも勝負してよ」

紬「唯ちゃんと?」

唯「うん。りっちゃんの処女と私の処女賭けてさぁ」

律「ってそんな簡単に賭けるなよ!」

唯「でも友達が困ってるのは放っておけないよ」

律「唯・・・」

門倉「では律様と唯様の処女を賭けもう一度ラビリンスで対決ということでよろしいですか?」

律「うわぁ!?いつからそこにっ!!」

紬「りっちゃん!スカートスカート!!」

律「あぁそうだった!!」ハキハキ

紬「ねぇ唯ちゃん。唯ちゃんとの勝負を受ける代わりにある条件を呑んでほしいの」

唯「条件?どんな?」

紬「ゲームの先攻は私にゆずってくれない?」

唯「うん、いいよ。一回でクリア出来るようなゲームじゃないみたいだし」

律(さっきムギが一発クリアしたんだけどな)

紬「そう、そういうことよ。先攻後攻なんて気にするほどの事じゃないわ」

紬「それじゃあ迷宮作りましょうか」

唯「えーっと、どうしようかなぁ」

唯「うーん、うーーーーーん・・・」

律(ずいぶん悩んでいるな)

唯「ねぇシャーペンを貸してほしいんだけど」

紬「シャーペン?」

唯「ほら、ペンだけだと間違えたりしても消せないし」

紬「・・ええ、いいわよ。門倉さん鞄の中のふでばこに入ってるから渡してあげてちょうだい」

唯「・・・・・・・」カキカキ

唯「・・・・・あっ」ケシケシ

紬「・・・・・・・」チラッ

唯「・・むぅ・・・あ」カキケシカキケシ

紬「・・ねぇ唯ちゃん、私のマジックちょっとインクが出にくいの。唯ちゃんの貸してもらえないかしら」

唯「え?ああ、そういえばこれ使うんだったね忘れてたよ。門倉さんムギちゃんに渡してください」

門倉「どうぞ紬様」

紬「・・・ありがとう」カキカキ

紬「門倉さんこれ返してください」

門倉「はい、どうぞ唯様」

唯「ありがとぉ。よしっ」キュポン

唯「・・・・・・・・」

紬「さて」スッ

紬「迷宮作成に結構時間がかかったけどこれでようやく勝負が始まるわね」

紬「じゃあ門倉さんこれをコピーして私たちに渡してください」

門倉「かしこまりました」パラ

門倉「・・」にこっ

門倉(ひとまずは失敬・・・と一言・・・)

門倉(私 門倉雄大 ついつい不謹慎な表情をお見せしてしまいました)


門倉「お待たせしました始めましょうこれがお二人の作成した迷宮のコピーでございます」

紬「・・・」ピラ

紬「!」

紬(・・・白紙。なんで壁が写ってないのよ)

紬(気付かれた?でも唯ちゃんが気づけるような要素はなかったはず)

紬(でも唯ちゃんがペンを持っているところも見たし書き忘れたわけじゃないと思う)

紬(書かなかった?でも何のため――っ!!そう、そうよ!そもそもいくら友達のためとはいえ処女を賭けるなんて普通はしないわ!)

紬(つまりりっちゃんのためと言うのは建前で本当は私とねんごろしたくてこの勝負を持ちかけた)

紬(だから唯ちゃんは私に負けるため壁を一切書かなかったんだわ!んもうっ唯ちゃんったら可愛いんだからっ!)

紬(まっててね唯ちゃんすぐに私のものにしてあげるわっ!!!)

紬「まずはC3に進むわっ!(最短で唯ちゃんのもとにいくっ!)」

門倉「失敗です。壁です」

紬「」

紬「・・・・え?」

門倉「そこは壁です。紬様」

唯「あはは最初で失敗なんて運がないねムギちゃん」

紬(え?あれ?だって唯ちゃんは私と・・・・え?)

唯「次は私の番だね」

唯「じゃあまずは・・B6」 門倉「YES」 唯「おお、じゃあ次はC6」

紬(ちゃんと壁を書いていたのね)

門倉「YES」 唯「よっし、じゃあ次はC5で」 門倉「YES」 

紬(やっぱり気付いてたのかしら?)

唯「やった、また当たった!次はD5!」門倉「YES」唯「よし!次はE5だぁ」門倉「YES」

紬(私の迷宮の用紙がインクに反応して変色することに)

唯「もうゴールの前まで・・うぅーん、もしかしてE・・・3?」

門倉「YES」

紬「・・・」

門倉「壁はありません。この勝負、唯様のストレート勝ちです」

唯「うそぉ!?やったーーー!」

律「うおぉ唯まで一発で・・」

紬「門倉さん、ちょっと唯ちゃんの迷宮見せてもらえるかしら」

門倉「どうぞ」

紬「・・・ねぇ、ゆいちゃんこれって」

唯「ん?あぁ実はそれ下書きなぞろうと思ったんだけどめんどくさくなっちゃって」

唯「ペンじゃなきゃいけないって言われてないしそのまま下書きで出しちゃった」テヘッ

紬「・・そう(唯ちゃんがめんどくさがりなのは知っていたけどここまでとは。ペンで書くようルールに入れておけば・・うぅぅ)」

紬(うぅ、あとちょっとで唯ちゃん達とチュッチュッできたのに・・)

紬(はぁ・・・りっちゃんとゆいちゃんとの3P・・うぅ・・)

紬(唯ちゃん、りっちゃんとのイチャラブで百合色な日々が・・って処女もらうだけで別に付き合えるわけじゃなかったわね)

紬(ん?りっちゃんが簡単に誘いに乗るから浮かれてて気付かなかったけどこの方法って後でかなり気まずくなるんじゃ・・)

紬(それにどうせ処女をいただくなら純愛ルートのほうがいいわ。賭けでいただくのはやっぱり違うわよね)

紬(溜まりすぎててちょっと暴走しちゃったわ)

紬(・・・唯ちゃんとりっちゃんに悪いことしちゃったわね)

紬(どうしよう、なにか良い償い方ないかしら・・・あぁそうだ)

紬「ねぇ最初の条件でもう一回だけやらない?」

唯「・・」

律「え?・・いや、それはちょっと・・・」

唯「うん、いいよ!」

律「ってなに勝手に決めてるんだよ!」

唯「まぁまぁりっちゃん。私のも一緒に賭けるから」

律「だからなんでお前はそんな簡単に・・・」

唯「りっちゃんなら勝ってくれるって信じてるもん」フンス

律「はぁ・・あぁもう分かったよ!やってやる!どうにでもなれだ!」

紬「ふふ、じゃあ始めましょうか」



―帰り道―
律「まさか私までストレート勝ち出来るとはなぁ」

律「お金ありがとなムギ。金ができたら返すよ」

紬「え?駄目よ、りっちゃんが勝ったんだからそれはもうりっちゃんのものよ」

律「って言われてもなぁ。いくら賭けで勝ったとはいえ友達にお金もらうのはちょっと」

紬「それじゃぁ賭けをした意味が・・」

律「いいよ別に。楽しかったし。なぁ唯?」

唯「うんうん楽しかったよムギちゃん」

紬「二人とも・・」

紬(あぁやっぱりいいわぁ。この感じ。無理やりしてたらこの雰囲気がなくなってたかもしれないのよね)

紬(もっと仲良くなっていつか恋人として股を開かせてやるわ!)

律「しかしムギがいきなりあんなもの賭けろなんて言うとは思わなかったな」

紬「ふふ、りっちゃんは冗談だと思ってたみたいだけど私は本気だったのよ?」

紬「うまくいけば今頃二人といろいろ出来たかと思うと本当に心の底から悔しいわ」

律「あ・・あはは・・・(もう冗談か本気かわからねぇや)」

唯「ねぇ」

紬「ん?」


唯「ムギちゃんって、嘘つきだね」



おわり



最終更新:2010年09月29日 00:11