?「ただいま~」

憂「今日も暑かったですね~」

?「ええ♪でも、今日一日良い天気だった~」

憂「そうですね~。お風呂沸いてますけど…」

?「ありがとう!入ってくる~」

憂「はい!お風呂終わったらご飯でいいですか?」

?「いいわ~♪ありがとう、憂ちゃん」



?「気持ちよかった~」

憂「ふふ、よかった」

?「わぁ!これ、おいしそう!」

憂「いつもと同じですよ~」

?「いつもおいしいわ♪いつもありがとう、憂ちゃん」

憂「え、いや…」

?「じゃあ一緒に食べよう?憂ちゃん」

憂「はいっ」



?「憂ちゃ~ん」

憂「?」

?「一緒に寝よ~?」

憂「あ、はい!」

?「うん♪…じゃあ私の部屋に~」

憂「はーい」

?「憂~」

憂「!?」

?「ふふ、一度言ってみたかったの~♪憂~あいす~」

憂「え、いまですか!?」

?「冗談よ♪…で、憂ちゃん、敬語なんて使わなくていいよ」

憂「は、う、うん…」

?「よくできました~」

憂「えへへ…」

?「ふふ、二人でベッドに入れるなんて~」

憂「私でよければいつでも…」

?「そんなかしこまらないで~」

憂「で、でもなんだか……紬さん、お嬢様だし」

紬「ムギ、でいいよ~」

憂「む、ぎ…さん」

紬「さん はいらな~い!」

憂「むぎ」

紬「そうそう♪」ぱちぱち

憂「つm…むぎ、と結婚できたなんて」

紬「憂~」

憂「は、はい」

紬「なんでもな~い」

憂「?」

紬「うふふ♪」

憂「むぎ、あたたかい…」ぎゅ

紬「…私ね、憂ちゃんが羨ましかったの」ぎゅ

憂「え、わたしが…?」

紬「うん。だって、憂にはお姉ちゃんの唯ちゃんがいるでしょ」

憂「でも…」

紬「何があっても姉妹。唯ちゃんと憂ちゃんはいつも一緒だったから」

憂「今はむぎさんにはわたしがついてます」

紬「ふふ、でもね~」

憂「それに…わたしだってこうしてむぎさ…むぎと一緒にいることを選んだんだし」

紬「ありがとう…。嬉しかったわ、憂ちゃんが来てくれて」

憂「わ、わたしもむぎさんと一緒になるなんて思ってもなかった」

紬「…ねえ、憂、もし、仮定の話ね」

憂「?」

紬「もし、わたしと唯ちゃん、どっちかしか助からないとしたら、どっちを助ける?」

憂「…」

紬「…ふふ、冗談。憂は優しいからどっちも助けてくれるよね」

憂「わたしは…」


憂「どっちか、なら、今はむぎを助ける、と思います」

紬「…憂」

憂「でも、そんな状況はありえないし…」

紬「うぅ…よかった…」

憂「む、むぎさん泣かないで」

紬「でも私、唯ちゃんも憂ちゃんも、大好きよ」

憂「えへへ~…」

紬「…ふふ、憂、おやすみ」

憂「おやすみなさい…」



おわり



4
最終更新:2010年10月12日 00:07