?「ただいま~!」

憂「今日も暑かったよね~」

?「あぢぃ~…」

憂「冷房付けた方がいい…かな」

?「いやぁ~いいよ。大丈夫」

憂「そお?あ、お風呂沸いてるけど」

?「入るー!」

憂「ふふ、お風呂あがったらお夕飯だよ~」

?「はーい!」



?「あ~気持ちよかった」

憂「ふふ、よかった~」

?「おおっ、今日はおいしそうだねぇ~」

憂「いつもと同じだよ~」

?「うんうん、いつもおいしいよ」

憂「そうかなぁ…ありがとぉ♪」

?「じゃ、食べよう!」

憂「うんっ!」



?「ういー」

憂「?」

?「一緒に寝よ?」

憂「うんっ!いいよ~」

?「えへへ、じゃあ入るよ」

憂「うん!」

?「んしょ」もぐりっ

憂「あれ?お姉ちゃんここどうしたの?」

唯「ふぇ?」

憂「ほら…血出てる」

唯「わぁ」

憂「絆創膏……あった」がさごそ

唯「ありがと、ういー」

憂「うん♪」ぺろ

唯「ひゃぁ」

憂「ご、ごめんね」ぺた

唯「鉄の味した?」

憂「?」

唯「血って鉄の味するよね~?」

憂「んー確かに。鉄なんて食べたことないのにね~」

唯「ね~。うい、私の血おいしかった?」

憂「え、え!?う、うん、すごくおいしかった!」

唯「え…」(冗談だったのに)

憂「あ、あれ?」(なんか不味いこと言っちゃったかな)

唯「…ごめんね、うい、また今度ね」

憂「え、いや、冗談だよお姉ちゃん」

唯「なんだ~」

憂「あ、でも、不味いってことじゃないよ」

唯「吸血鬼ういー」

憂「お姉ちゃーん…」

唯憂「あははは」

唯「…」

憂「…」

唯「…ねえねえうい」

憂「なぁに?お姉ちゃん」

唯「なんでさっき、「あなた」って言ったの?」

憂「え…」

唯「おとなって感じだね」

憂「お姉ちゃんはお姉ちゃんなだけじゃないから」

唯「?」

憂「お姉ちゃんは私のお姉ちゃんだけど私のお嫁さんでもあるんだよ~」

唯「私のお嫁さんはういだから…わたしたちおんなじだね~」

憂「うんっ」

唯「う・い、あ・な・た♪」

憂「お姉ちゃん…」(かわいい…)

唯「うい…」

唯「…あっ!」

憂「どうかした?お姉ちゃん」

唯「あいす買ってきたのに冷凍庫に入れるの忘れてた…」

憂「あ、わたしが入れておいたよ~」

唯「おお!さすがうい~!むちゅちゅぅ~」ちゅっちゅ

憂「えへへ…」ちゅ

唯「明日会社行く前に食べようかな」

憂「お風呂あがりにとっておくのはどうかな?」

唯「あーその方がいっか。うい、食べないでね」

憂「た、食べないよ~。お姉ちゃんひどいよぉ」

唯「えへへ、うそうそ。じゃ、明日の夜一緒に食べようね」

憂「うんっ」

唯「はぁ~」

憂「どしたの?お姉ちゃん」

唯「これからのことを考えてるの」

憂「これからのこと?」

唯「そうだよー。ういも考えてる?」

憂「う~ん…あんまし考えてないかも」

唯「んもー。ういったら~」

憂「ご、ごめんね…。お姉ちゃんはどういうこと考えてるの?」

唯「えっとね、みんなになんて言おうかな~って」

憂「?」

唯「結婚式やんなくちゃいけないし、お金が必要だし」

憂「私は…」

唯「?」

憂「やっぱりやりたい!お姉ちゃんと結婚式」

唯「でしょお。いもうとのういと結婚しました!って言えばいいのかなぁ」

憂「うん!私はお姉ちゃんと結婚しましたって」

唯「それでいいの?うい」

憂「え?」

唯「ういがお姉ちゃんって呼ぶから結婚したって感じがしないもん」

憂「あ…」

唯「それにね、姉妹で結婚はおかしいって姫子ちゃんが言ってた」

憂「そっか……私たち姉妹だもんね」

唯「でももう結婚しちゃったけどね」

憂「うん…」

唯「みんな来てくれるかなぁ」

憂「…お姉ちゃん」

唯「なに~?」

憂「わたし、別にいいよ」

唯「え」

憂「お姉ちゃんと一緒にいれればそれで…」

唯「うい…」

憂「で、でも、その代り新婚旅行は…」

唯「おぉー!旅行!私も行きたい!」

憂「えへへ~…。どこがいいかなぁ」

唯「えっと、あそこ!よはねすぶるぐ!」

憂「え、え…」(どういうことだろう)

唯「お城とか、街並みが綺麗でね~」

憂「う、う~ん…」

唯「ほら、私もういもヨーロッパって行ったことないし~」

憂「お、お姉ちゃん」

唯「な~に~?」

憂「ヨハネスブルグってアフリカ…だよね」

唯「あっ、そうだっけ~。なんとかブルグってとこ。この前テレビでやってたの」

憂「へぇ~…お父さんとお母さんなら行ったことあるかも」

唯「確かに~!」

憂「明日電話で聞いてみよっか」

唯「うん!」

憂「…おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「お姉ちゃん」

唯「うい」

憂「あの…」

唯「ねえねえ、うい」

憂「あ、なぁに?」

唯「子どもどうする?」

憂「なっ…」

唯「わたしがお父さんだからういが子ども産むんだよね」

憂「う…、え、っと…」

唯「楽しみだなぁ~!なんて名前にする!?」

憂「…お姉ちゃん」

唯「ほぇ?」

憂「子どもは…産まれないかも」

唯「えええええええ!?なんで!?」

憂「だって…//」

唯「なになに!?」

憂「…してないし」

唯「なにを!?」

憂「…お姉ちゃ~ん」

唯「ん?」

憂「からかわないでよぉ」

唯「うい~」ちゅ

憂「んっ」ちゅ

唯「からかってないよ~」

憂「でも…」

唯「別にいいや」

憂「うん…ごめんね」

唯「ううん、ういは悪くないよ」

憂「うん…」

唯「で、うい、なに?」

憂「?」

唯「さっき何か言おうとしてたよ、うい」

憂「あ、えっとね」

唯「うん」

憂「これでよかったのかなぁ」

唯「どうしたの~うい」

憂「ううん…でも、なんだかいけないことしてる気がして」

唯「いけないこと?うい~」ちゅ

憂「…」

唯「うい?」

憂「…ごめん、お姉ちゃん」

唯「え?」

憂「やっぱり…だめだよね」

唯「どうしたのうい…こっちきてよぉ」

憂「…」

唯「何にも怖がることないよ、うい」

憂「…私は」

唯「なぁに?」

憂「お姉ちゃんのことが…」

唯「大好きでしょお」

憂「…」

唯「うい?」

憂「…うん」

唯「うい…どうしたの」

憂「分からない…」

唯「う~い」ぎゅ

憂「お姉ちゃん…」

唯「大丈夫だよ、うい。一緒だよ」

憂「ぅぅ…お姉ちゃん」ほろっ

唯「なんでも言ってごらん、お姉ちゃんに」

憂「…これでよかったんだよね」ぽろ

唯「当たり前だよ~うい」

憂「お姉ちゃんと一緒にいれるのが夢みたいで」ぽろ

唯「夢じゃないよ。でも、けっきょくういとずっと一緒だね~」

憂「うん…。ね、お姉ちゃん」ぐす

唯「なぁに?うい」

憂「お姉ちゃんは…どう思ってるの」

唯「…」

憂「…わたしはお姉ちゃんと一緒に居れて」

唯「あと80年」

憂「えっ…」

唯「あと80年、ずっとういと一緒か~」

憂「う、うん…」

唯「飽きちゃいそうだね、ふふ」

憂「…」ぽろぽろ

唯「うい…」

憂「お姉ちゃんごめんなさい…」ぽろ

唯「な、なんで謝るの…泣かないでうい」なでなで

憂「お姉ちゃんが大好きで…」ぽろ

唯「えへへ~…」

憂「お姉ちゃんのことが嫌いになっちゃわないか心配で…」ぐす

唯「…」

憂「…だから、だからお姉ちゃんを傷つけちゃうかもって…」ぽろぽろ

唯「うい…」

憂「…ぅぅ……」

唯「ういー」ぎゅう

憂「…あったかい」

唯「大丈夫、わたしたちなら上手くやっていけるよ」

憂「…」

唯「ういから嫌われないようにわたしも頑張る」

憂「そんな……お姉ちゃんは今のままでも」

唯「ううん、ういは優しいからね、知ってるよ」

憂「そんなこと…」

唯「えへへ…ういー可愛いなぁもぉ」ぎゅ

憂「お姉ちゃん…」ぎゅ


唯「ういー、なんか眠くなってきた」

憂「うん…」

唯「おやすみうい」

憂「おやすみなさいお姉ちゃん」

唯「ういー」ちゅ

憂「おねーちゃーん」ちゅ

唯憂「えへへ…」

唯「いい夢みれそ」

憂「わたしも」

唯「わたしたち幸せだね、うい」

憂「うんっ」



おわり



最終更新:2010年10月12日 00:09