?「ただいま~!」
憂「今日も暑かったよね~」
?「あぢぃ~…」
憂「冷房付けた方がいい…かな」
?「いやぁ~いいよ。大丈夫」
憂「そお?あ、お風呂沸いてるけど」
?「入るー!」
憂「ふふ、お風呂あがったらお夕飯だよ~」
?「はーい!」
*
?「あ~気持ちよかった」
憂「ふふ、よかった~」
?「おおっ、今日はおいしそうだねぇ~」
憂「いつもと同じだよ~」
?「うんうん、いつもおいしいよ」
憂「そうかなぁ…ありがとぉ♪」
?「じゃ、食べよう!」
憂「うんっ!」
*
?「ういー」
憂「?」
?「一緒に寝よ?」
憂「うんっ!いいよ~」
?「えへへ、じゃあ入るよ」
憂「うん!」
?「んしょ」もぐりっ
憂「あれ?お姉ちゃんここどうしたの?」
唯「ふぇ?」
憂「ほら…血出てる」
唯「わぁ」
憂「絆創膏……あった」がさごそ
唯「ありがと、ういー」
憂「うん♪」ぺろ
唯「ひゃぁ」
憂「ご、ごめんね」ぺた
唯「鉄の味した?」
憂「?」
唯「血って鉄の味するよね~?」
憂「んー確かに。鉄なんて食べたことないのにね~」
唯「ね~。うい、私の血おいしかった?」
憂「え、え!?う、うん、すごくおいしかった!」
唯「え…」(冗談だったのに)
憂「あ、あれ?」(なんか不味いこと言っちゃったかな)
唯「…ごめんね、うい、また今度ね」
憂「え、いや、冗談だよお姉ちゃん」
唯「なんだ~」
憂「あ、でも、不味いってことじゃないよ」
唯「吸血鬼ういー」
憂「お姉ちゃーん…」
唯憂「あははは」
唯「…」
憂「…」
唯「…ねえねえうい」
憂「なぁに?お姉ちゃん」
唯「なんでさっき、「あなた」って言ったの?」
憂「え…」
唯「おとなって感じだね」
憂「お姉ちゃんはお姉ちゃんなだけじゃないから」
唯「?」
憂「お姉ちゃんは私のお姉ちゃんだけど私のお嫁さんでもあるんだよ~」
唯「私のお嫁さんはういだから…わたしたちおんなじだね~」
憂「うんっ」
唯「う・い、あ・な・た♪」
憂「お姉ちゃん…」(かわいい…)
唯「うい…」
唯「…あっ!」
憂「どうかした?お姉ちゃん」
唯「あいす買ってきたのに冷凍庫に入れるの忘れてた…」
憂「あ、わたしが入れておいたよ~」
唯「おお!さすがうい~!むちゅちゅぅ~」ちゅっちゅ
憂「えへへ…」ちゅ
唯「明日会社行く前に食べようかな」
憂「お風呂あがりにとっておくのはどうかな?」
唯「あーその方がいっか。うい、食べないでね」
憂「た、食べないよ~。お姉ちゃんひどいよぉ」
唯「えへへ、うそうそ。じゃ、明日の夜一緒に食べようね」
憂「うんっ」
唯「はぁ~」
憂「どしたの?お姉ちゃん」
唯「これからのことを考えてるの」
憂「これからのこと?」
唯「そうだよー。ういも考えてる?」
憂「う~ん…あんまし考えてないかも」
唯「んもー。ういったら~」
憂「ご、ごめんね…。お姉ちゃんはどういうこと考えてるの?」
唯「えっとね、みんなになんて言おうかな~って」
憂「?」
唯「結婚式やんなくちゃいけないし、お金が必要だし」
憂「私は…」
唯「?」
憂「やっぱりやりたい!お姉ちゃんと結婚式」
唯「でしょお。いもうとのういと結婚しました!って言えばいいのかなぁ」
憂「うん!私はお姉ちゃんと結婚しましたって」
唯「それでいいの?うい」
憂「え?」
唯「ういがお姉ちゃんって呼ぶから結婚したって感じがしないもん」
憂「あ…」
唯「それにね、姉妹で結婚はおかしいって姫子ちゃんが言ってた」
憂「そっか……私たち姉妹だもんね」
唯「でももう結婚しちゃったけどね」
憂「うん…」
唯「みんな来てくれるかなぁ」
憂「…お姉ちゃん」
唯「なに~?」
憂「わたし、別にいいよ」
唯「え」
憂「お姉ちゃんと一緒にいれればそれで…」
唯「うい…」
憂「で、でも、その代り新婚旅行は…」
唯「おぉー!旅行!私も行きたい!」
憂「えへへ~…。どこがいいかなぁ」
唯「えっと、あそこ!よはねすぶるぐ!」
憂「え、え…」(どういうことだろう)
唯「お城とか、街並みが綺麗でね~」
憂「う、う~ん…」
唯「ほら、私もういもヨーロッパって行ったことないし~」
憂「お、お姉ちゃん」
唯「な~に~?」
憂「ヨハネスブルグってアフリカ…だよね」
唯「あっ、そうだっけ~。なんとかブルグってとこ。この前テレビでやってたの」
憂「へぇ~…お父さんとお母さんなら行ったことあるかも」
唯「確かに~!」
憂「明日電話で聞いてみよっか」
唯「うん!」
憂「…おねーちゃーん」
唯「ういー」
憂「お姉ちゃん」
唯「うい」
憂「あの…」
唯「ねえねえ、うい」
憂「あ、なぁに?」
唯「子どもどうする?」
憂「なっ…」
唯「わたしがお父さんだからういが子ども産むんだよね」
憂「う…、え、っと…」
唯「楽しみだなぁ~!なんて名前にする!?」
憂「…お姉ちゃん」
唯「ほぇ?」
憂「子どもは…産まれないかも」
唯「えええええええ!?なんで!?」
憂「だって…//」
唯「なになに!?」
憂「…してないし」
唯「なにを!?」
憂「…お姉ちゃ~ん」
唯「ん?」
憂「からかわないでよぉ」
唯「うい~」ちゅ
憂「んっ」ちゅ
唯「からかってないよ~」
憂「でも…」
唯「別にいいや」
憂「うん…ごめんね」
唯「ううん、ういは悪くないよ」
憂「うん…」
唯「で、うい、なに?」
憂「?」
唯「さっき何か言おうとしてたよ、うい」
憂「あ、えっとね」
唯「うん」
憂「これでよかったのかなぁ」
唯「どうしたの~うい」
憂「ううん…でも、なんだかいけないことしてる気がして」
唯「いけないこと?うい~」ちゅ
憂「…」
唯「うい?」
憂「…ごめん、お姉ちゃん」
唯「え?」
憂「やっぱり…だめだよね」
唯「どうしたのうい…こっちきてよぉ」
憂「…」
唯「何にも怖がることないよ、うい」
憂「…私は」
唯「なぁに?」
憂「お姉ちゃんのことが…」
唯「大好きでしょお」
憂「…」
唯「うい?」
憂「…うん」
唯「うい…どうしたの」
憂「分からない…」
唯「う~い」ぎゅ
憂「お姉ちゃん…」
唯「大丈夫だよ、うい。一緒だよ」
憂「ぅぅ…お姉ちゃん」ほろっ
唯「なんでも言ってごらん、お姉ちゃんに」
憂「…これでよかったんだよね」ぽろ
唯「当たり前だよ~うい」
憂「お姉ちゃんと一緒にいれるのが夢みたいで」ぽろ
唯「夢じゃないよ。でも、けっきょくういとずっと一緒だね~」
憂「うん…。ね、お姉ちゃん」ぐす
唯「なぁに?うい」
憂「お姉ちゃんは…どう思ってるの」
唯「…」
憂「…わたしはお姉ちゃんと一緒に居れて」
唯「あと80年」
憂「えっ…」
唯「あと80年、ずっとういと一緒か~」
憂「う、うん…」
唯「飽きちゃいそうだね、ふふ」
憂「…」ぽろぽろ
唯「うい…」
憂「お姉ちゃんごめんなさい…」ぽろ
唯「な、なんで謝るの…泣かないでうい」なでなで
憂「お姉ちゃんが大好きで…」ぽろ
唯「えへへ~…」
憂「お姉ちゃんのことが嫌いになっちゃわないか心配で…」ぐす
唯「…」
憂「…だから、だからお姉ちゃんを傷つけちゃうかもって…」ぽろぽろ
唯「うい…」
憂「…ぅぅ……」
唯「ういー」ぎゅう
憂「…あったかい」
唯「大丈夫、わたしたちなら上手くやっていけるよ」
憂「…」
唯「ういから嫌われないようにわたしも頑張る」
憂「そんな……お姉ちゃんは今のままでも」
唯「ううん、ういは優しいからね、知ってるよ」
憂「そんなこと…」
唯「えへへ…ういー可愛いなぁもぉ」ぎゅ
憂「お姉ちゃん…」ぎゅ
唯「ういー、なんか眠くなってきた」
憂「うん…」
唯「おやすみうい」
憂「おやすみなさいお姉ちゃん」
唯「ういー」ちゅ
憂「おねーちゃーん」ちゅ
唯憂「えへへ…」
唯「いい夢みれそ」
憂「わたしも」
唯「わたしたち幸せだね、うい」
憂「うんっ」
おわり
最終更新:2010年10月12日 00:09