札幌市 平岸高台公園!!

ソリ「シャアァァァァァァ」


ソリに乗った唯律「メリークリスマー!!」ソリ「フワッ」

グシャァ!!



ソリから落ちた唯律「アハハ・・・・・・」ゴロゴロ

梓(着地失敗)プッ


……

2009年 12月 17日 11時 39分 平沢家!! ジャン!ジャジャジャジャンジャンジャンジャン!ジャン!ジャジャジャンジャンジャンジャンジャン!!ポロロン



唯「う~ん・・・・・・」

唯「今年のクリスマスパーティーどうしようかなぁ・・・・・・」

憂「どうしたの、お姉ちゃん?」

唯「今年のクリスマスパーティーの企画を一人づつ考えて来る事になったんだよ」

憂「そうなんだ」

憂「私も手伝うよ」(ちょっとくらいならバレ無いよね)

唯「ううん、まずは私一人で考えてみるよ」

唯「いつも妹に頼りっぱなしじゃ姉として示しが付かないからね!」キリッ

憂「わかった、がんばってね、お姉ちゃん!」(お姉ちゃんに自立の兆しが!?)

唯「あっ、でも・・・・・・」

憂「?」

唯「もしも思いつかなかったら、その時はお願いします・・・・・・」テレテレ

憂「うん!」(やっぱりお姉ちゃんはお姉ちゃんだ・・・・・・)ホッ



数十分後!!



唯「だめだぁ!思い付かないよぉ・・・・・・」

唯「テレビでも見よっと」ピッ

テレビ「テケテケテケテケテテテテテン!」

唯「水曜どうでしょう?」

唯「・・・・・・」ジーッ



唯「これだ!!」フンス!!




2009年 12月 21日部室!!

唯律澪紬梓「いざ・・・・・・」

唯律澪紬梓「勝負!!」ドン!!

審議中!!



紬「審議の結果、唯ちゃんの企画で決まりましたー♪」

唯「いえーい!!」ブイ!

律澪紬梓「パチパチパチパチ」

律「唯、どうでしょう風クリスマスパーティーって、やっぱり”アレ”も作るのか?」

唯「もちのろんです!!」

律「で、誰が作るんだ?」

唯「私が作るよ!!」フンス!

律澪「えっ!?」

紬梓「?」

澪「唯!本当に”アレ”を作るのか?」アセアセ

唯「大丈夫!ちゃんと憂に教えてもらうから!」

澪「じゃあ安心だな」ホッ

唯(澪ちゃん、安心していられるのも今のうちだよ!)ニヤリ

律(まさか、唯の奴・・・・・・)

律(唯!)コソコソ

唯「なに?りっちゃん?」コソコソ

律「まさかアレを”忠実”に再現するつもりじゃあないだろうな?」コソコソ

唯「それは当日のお楽しみだよ!」コソコソ

律(ヤバイ、嫌な予感しかしねぇ)タラリ

梓「唯先輩、それ以前にどうでしょうって何ですか?」

紬「実は私も・・・・・・」挙手

律「二人とも、知らずに賛成したのかよ?」

紬梓「だって、私の企画より面白そうだったんだもん(ですよ)・・・・・・」シュン

律「って言うか梓、お前クリスマスは用事有って来れないからって、適当に書いただろ?」

梓「な、ナンノコトデスカー?」アハハ

律「甘いわ!その程度、見破れないと思うてか!!」ガシッ!

梓「ぐえっ」

ギリギリ・・・・・・

梓「ぎ、ギブ、ギブギブ」パシパシ

律「よし」パッ

梓「助かった・・・・・・」ハアハア

唯「ムギちゃん、あずにゃん」

紬「なあに?」梓「はい?」

唯「そう来ると思って、二人にはこれを用意しました!!」つどうでしょうDVD

唯「ムギちゃんはこっち」つDVD

紬「ありがとう♪」

唯「あずにゃんはこっちね」つDVD

梓「ありがとうございます」

澪「ところで、機材はどうするんだ?」

律「各自で持ち寄って、足りない物だけ買い足そうぜ」

梓「そうですね」

紬「食材と調味料は任せて!」

唯「そうだ、ムギちゃん、これもおねがい」つメモ

紬「・・・・・・」ピラッ

紬「唯ちゃん、これって・・・・・・?」

唯「そのDVDを見れば多分わかるよ」ニヤリ

紬「うん、わかった♪」

律(やはり唯は”アレ”を完全再現するつもりか・・・・・・)

澪(憂ちゃんがフォローするんだ、大丈夫だよな?)

梓(なんとなく、嫌な予感がする・・・・・・)ゾワッ

梓(心配だから、こっそり覗きに来ようかな・・・・・・?)

律「よーし!今日はこれで解散!!」



平沢家!!



ガチャッ!

唯「うい~!ただいま~!!」ルンルン

憂「おかえり、お姉ちゃん、何かいいことあったの?」

唯「やったよ憂!私の企画が採用されたよ~!」ブイ!

憂「ええっ!?」(採用されたの)

唯「むぅ~、ヒドイよぉ~憂~」プクー

憂「ご、ごめんね・・・・・・)


憂「どうでしょうってそんなにメジャーなの?」

唯「う~ん、微妙?」

憂「微妙って」

唯「りっちゃんと澪ちゃんは知ってたけどムギちゃんとあずにゃんは知らなかった」

憂「そうなんだ」 

唯「よってムギちゃんとあずにゃんにはどうでしょうの面白さをしっかり知ってもらうためにDVDを貸して来ました」

憂「布教活動だね、お姉ちゃん!!」

唯「うん!!」

唯「という訳で”アレの”作り方を教えてください!!」ハイ!

憂「”アレ”ってメインディッシュとして出て来た”アレ”?」

唯「そう、みんなにアレを”おみまい”したいんだよ!」フンス!!

憂「うん、わかった、でも」

憂「もう今日のご飯作っちゃったから、明日からで良い?」

唯「うん!」

唯「・・・・・・して、憂さんや」

憂「なあに、お姉ちゃん?」

唯「今日のごはんは?」わくわく

憂「カレーだよ」ニコッ
唯「やった~」バンザ~イ



食後!!



憂「ところでお姉ちゃん」

唯「なに~?」ゴロゴロ

憂「作るのは”アレ”だけでいいの?」

唯「もちろん前菜から作るよ!」

憂「じゃあ、もう一つの”アレ”は?」

唯「おにぎりの鶏包み焼きはやめとくよ」

唯「」あくまでメインは”アレ”だからね!!(フンス?)

憂「そうじゃなくて」

唯「ほえ?」

憂「普通の料理は作らないの?」

唯「それはね・・・・・・」



憂「うん、わかった、任せて!!」


唯「そうだ、応援に和ちゃんを呼ぼう!」

憂「えっ、和ちゃんに悪いよ・・・・・・」 

唯「多分大丈夫だよ、私たち、ギリギリまで残るし、きっと和ちゃんの方ががはやくわるよ♪」

憂「そうかな?」

唯「とりあえず、和ちゃんに聞いて見よう!」ピッ

「はい」

唯「もしもし和ちゃん?」

和「どうしたの、唯」

唯「あのね~・・・・・・」



説明中!!



唯「っていう訳なんだ~」

和「なるほど、わかったわ」

和「生徒会の仕事が終わり次第そっちに行くわ」

唯「ありがと~和ちゃん」

唯「みんなニ”お見舞い”した時のリアクションはちゃんと残しておくね」

和「楽しみにしているわ」

唯「うん、じゃぁねー和ちゃん!」

和「ええ」

ピッ

唯「オッケーだよ」ブイ!

憂「後はお姉ちゃんが”アレ”をマスターするだけだね」

唯「うん!」



ほぼ同時刻、中野家!!


梓(唯先輩が貸してくれたDVDを見よう)カチャ

テレビ「テケテケテケテケテテテテテン」

梓(大泉 洋ってこんなことしてたんだ)

梓(東日本縦断ラリー?)

テレビ「これはケツの痛みとの戦いだな」

梓(まあ、そうなるよね)

テレビ「僕ら車に乗ってるからサッパリ分からない話だけど」

テレビ「君たち知らないでしょ、雨降ってんだよ」

梓「プッ」クスッ

テレビ「ガハハハハ、そうだったね、ゴメンゴメンwww」

梓(この人何なの?ディレクターなのにやたらと喋りまくってる・・・・・・)フフッ


テレビ「風と匂いと寒さと危険を感じるんだよ僕らは」

梓(たしかにwww)


テレビ「!!」

梓「!!」

テレビ「ミスター、ミスター!」

テレビ「うえっ?」

テレビ「何か積んでないですか?」

テレビ「魚沼産コシヒカリ25kg」ピッ

梓 テレビ「なんでそんな積んでんだよぉ!!」

テレビ「あぁスタートダッシュ遅い!」

梓(ちょっ重量オーバーwww)




梓(www何、今のwww達磨屋ウイリー事件ってwww)ゴロゴロ

梓(大泉さんおいし過ぎwww)

梓「はあはあ・・・・・・」

梓(もうこんな時間・・・・・・寝よう・・・・・・)

梓「カブで走り回ってるだけだでこうだから、クリスマスパーティーも恐ろしい事に為るんだろうな・・・・・・」

梓(やっぱり様子を見に行こう)




琴吹家!!



紬「唯ちゃんから借りたDVDを見ましょう)カチャ

紬「車内でクリスマスパーティー?」


紬「・・・・・・」


紬「・・・・・・」



紬「唯ちゃんがなにをしたいのか大体わかっわ」

「それで火力の強いコンロと弱いコンロが一人づつ必要なのね!」


紬「どうでしょうって面白いわぁ、続を見ましょう!」



2009年 12月 24日 部室!!

  パ
  |
開 テ
  ィ
始。|



律澪紬さわ子「カンパーイ!」


さわ子「じゃあ、そろそろシェフに、料理をお願いしましょう」

律澪紬「わー」パチパチ

律澪(とりあえず唯の出方を伺おう)

紬(唯ちゃんが作る”アレ”早く食べたいわぁ)ワクワク


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最終更新:2010年10月15日 02:52