――お昼過ぎ
憂「今日もお姉ちゃんご飯いっぱい食べてくれたな~」カチャカチャ
憂「お腹ぽんぽんにしちゃって」
憂「よし、洗い物終わり!」キュ
憂「さーてお姉ちゃんの所にいこっと」スタスタ
憂「お姉ちゃん洗い物終わったよ~」
唯「くかー」
憂「お姉ちゃん?」
唯「んー」モゾモゾ
憂「も~寝ちゃってる」
憂「食べた後すぐ寝るとウシになっちゃうよ~」
憂「お腹出てるし」
憂「風邪ひいちゃうよ~」
憂「お腹……えへへ~」
憂「どうしよっかなぁ」う~ん
憂「えい」つん
唯「う~ん」モゾモゾ
憂「ん~くすぐったいのかな」つんつん
憂「なんて柔らかいのだろう」つん
唯「うへへ~」ゴロン
憂「あっと」ササ
憂「背中見えてるよ~」つん
唯「うふ……」
憂「背骨、硬い」
憂「こりこり」
唯「うーー」ゴロン
憂「あ、痛かったかな」
唯「ふわー」
憂「大口開けちゃってぇ」
憂「ほっぺたつんつん~」つん
憂「う~やっぱり柔らかい」プニュ
憂「えい、両手使って両頬つっついちゃえ~」
憂「交互につんつくつん~」プニュー
唯「う、う、ほわぁ……」
憂「あ、やりすぎちゃった」
唯「くーくー」ムニュムニュ
憂「うん、起きてないや。深い眠りだねぇ」
憂「次はどこかな~」
憂「ん~、お鼻!」
憂「小さく整ったお鼻~」つん
憂「んん」ムニュ
唯「ふんがー」
憂「うん、止めよう」
憂「似合わないよね。ブタさんになっちゃう」
憂「やっぱりほっぺたが一番だよ」
憂「ずっとさわっていられるよ」
唯「うーんあいしゅ~」
憂「アイスはさっき食べたでしょ」つん
唯「あいす~」ペロ
憂「うひゃっ」
憂「お姉ちゃん、指舐めちゃ汚いよ」ヒソヒソ
唯「うまー」ペロペロ
憂「くすぐったいぃい」ゾクゾク
唯「ん~」チュパチュパ
憂「ほら、もういいよね」
唯「うーー、かぷ」ガリ
憂「あいたー!」サッ!
唯「ふぎゃっ」
唯「なになに、何か噛んだーー」キョロキョロ
憂「いたた、あ、お姉ちゃんごめんね起こしちゃって」
唯「う、うん」
唯「ほわ、あいすがない……」ガーン
憂「まってて!」タタタ
――ガチャ、ガサゴソ、バタン
憂「ほらー、アイスならここに」タタタ
唯「わーありがとーー」
唯「そういえばさっき何がおきたの?」シャリシャリ
憂「あ、なんでもないよ」
憂「気にしなくてもいいよ!」
唯「えー気になるよ」
唯「教えてよー」
憂「うう、でも」
唯「はい、あいすあげるからー」
憂「え、えーと」アワワワ
唯「はい、あーん」
憂「あーん」パク
唯「はい、食べた!教えてね!」
憂「もぉー」シャリシャリ
憂「んとね」ゴクン
唯「うんうん」
憂「お皿洗ってお片づけ終わったらね」
唯「うん」
…
憂「お姉ちゃんが寝てたの」
唯「うんうん、寝ちゃったかな」
憂「でね、かわいいからね、ちょっとつっついちゃった」
唯「つんつん?」
憂「うん。つんつんしちゃったあ」
唯「どこを?」
憂「ん~色々」
唯「ほえー」
憂「そしたらね、お姉ちゃん私の指舐めるもん」
唯「ありゃ」
憂「くすぐったかったよ」
唯「ごめんごめん」エヘヘ
唯「んん、ということは噛んだのは」
唯「憂、ちょっと指見せてー」グイ
憂「あっ」
唯「歯形ついちゃってる」ジー
憂「大丈夫だよ、お姉ちゃんの歯だもん」
唯「痛くなかったー?」
憂「全然!」
唯「ごめんねーういー」ナデナデ
憂「ううん、私が勝手につっついちゃったから」
唯「よし!憂も私の指噛んで!」
憂「ええっ!」
唯「憂だけ痕、付いてちゃかわいそうだもん」
憂「ダメだよ。お姉ちゃん傷ついちゃうのはイヤ」
唯「いーの。私がお願いしてるから!」
憂「うう……お姉ちゃんの頼みなら……」
唯「じゃあ、はい、あーんして」
憂「ふぁい」カプ
唯「あったかい」
憂「ふぇへ」テレ
唯「よーしそのまま噛んじゃってぇー」
憂(強さが分からないよぉ。これくらいかな)グッ
唯「もっと強くーー」
憂(えーーい!)ギュ
唯「ほわーー!」サッ
憂「おねえひゃん!」
唯「びっくりしたあ」
憂「痛かった?ごめんね?」
唯「ううん、大丈夫だよ。ほら歯形!」ジャーン
憂「うん、私と一緒」
唯「だねー。おそろいおそろい」
憂「えへへ~」
唯「じゃあ次は憂をつっついちゃおっかなー」
憂「ええっ」
唯「憂だけじゃずるいもん」
唯「最初はどこかなー」
唯「憂はどこからつっついたー?」
憂「えと、お腹かな……あはは」
唯「よーし」
憂「お姉ちゃん、待って!」
唯「またなーい」
唯「おりゃ」つん
憂「ひゃっ」
唯「ほーれほーれ」つんつん
憂「あははくすぐったい~」
唯「憂は柔らかいねー」
憂「お姉ちゃんの方が」
唯「んーー」つん
憂「あははは、お、お姉ちゃんもういいよっ」
唯「えーーまだ全然やってないよー」
唯「次はー?」
憂「せ、せなかぁ」
唯「はーい、寝転がってー」
憂「わあ」ゴロン
憂「背中なんかつっついても面白くないよぉ」
唯「いいのっ」つん
憂「あう」
唯「うーん、背中は骨があたるね」コン コン
唯「コンコンいうー」アハハ
憂「痛いよぉ、お姉ちゃん」
唯「あぁごめんね、調子に乗りすぎちゃった」
憂「ううん、いいの」
憂「さあ、もう終わり終わり」
唯「まだだよ」
唯「ういー仰向けになって」
憂「わわ」ゴロン
唯「よっと」ノシ
憂「んっ」
唯「重くないかなー?」
憂「うん、平気だよ~」
唯「この体勢のがやりやすいんだよねぇ」
憂「そう?」
唯「うん、ほっぺたなんか特に」つん
憂「ふぁっ」
唯「ふぁ、なんて言っちゃって」つんつん
憂「らって、お姉ちゃんふぁ」ムニュ
唯「やっぱりほっぺたが一番イイね」
憂「うん」
憂「お姉ちゃんばっかりずるい。私も」スッ
唯「んー、はい」スッ
憂「柔らかい」
唯「憂だって」
憂「お姉ちゃんは何でこんなにほっぺた柔らかいの?」
唯「んー、憂のお料理食べてるから?」
憂「お料理?」
唯「ほら、美味しいの食べるとほっぺたとろけるじゃん!」
唯「憂の美味しいお料理、沢山食べてたから柔らかくなったんだよー」
憂「そっかあ……ふふふ」
唯「何笑ってるのー?」
憂「べつに~」
唯「憂も沢山食べてるからほっぺたこんなに柔らかいんだよぉ」ムニュ
憂「えへへ~」
憂「お姉ちゃん、もっとつっつかせてぇ」
唯「どうぞどうぞ」
憂「柔らかい……」つん
唯「憂だって……」つん
憂「もっとさわっていたい」
唯「私もだよ」
憂「じゃあこのままずっと」
唯「うん、そうだね。ずーっとだね」
憂「あ、今日もほっぺた柔らかくなるお料理作るからね」
憂「お姉ちゃんの大好物だよ」
唯「わーーい、憂大好きーーー!」
おしまい
最終更新:2010年10月15日 02:51