キランッ


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!


       ビューーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!


唯「あ、アレは!!

  でっかい ギー太!!!!!!!!!」

澪「エリザベスも!!?」

梓「むったんも大きいです!!!」

紬「キーボードもあるわ!!!」

律「私のドラムもなっ!!!」


律「そして!!合体!!!」

ガシィン!!

           ガガンッ!!!!

                          ガッシャアアン!!!


唯「合体!!?」

律「ああ!!合体ロボだっ!!!!!!」


さわ子メモ【 ケイオンジャーそれぞれの楽器が1つになったその時 大旋士ケイオンガーが目覚めるわ!!!】


両足!!
        キーボード!!!!
                       ガシャアアン!!

胴体!!
        ドラム!!!!
                       ズドーン!!!

左手!!
        エリザベス!!!!
                       ズシャアアン!!

右手!!
        むったん!!!!
                       ギラァアン!!!

頭!!
        ギー太!!!!
                       ドッシャアン!!


大旋士!!!!

             ケイオンガー!!!!!!!

                                  ババァアァアン!!!

ケイオンガー「…」 バァアン!


律「…」

律「だ、ダセェ!!!!!」

ケイオンガー「!」 ガーン!


さわ子メモ【 どうせ使う機会なんて無いと思ってたから ビジュアルなんて全然気にしていなかったわ!!! 】


澪「…さわ子先生……仕事が適当じゃないか…?」

梓「ま、まあ… 巨大ロボットを作れただけでも凄いと思いますよ……?」

紬「そ、そうよね… だ、だからりっちゃん!

  元気出して!」

律「…」 ズーン

唯「か、カッコイイ!!!」 キラキラキラ…


……

近くのビルの屋上


??「へー… 今は巨大ロボットなんてのもあるのね

   あまり…カッコよくはないけど…」

??「…」

??「それにしても感情を暴走させて巨大化か…

    怪人の力… 底知れないわね……」

……

紬「と、とにかく乗り込みましょう!」

律「あ、ああ…この際、見た目の問題は無視だ……無視しよう……うぅ…ちくしょー…」

梓「無視しきれてませんね…」

澪「それで、どうやって乗り込むんだ?」

律「…私に任せとけ!」 バッ


律「ケイオンジャー!! 搭乗!!!!」

澪紬梓唯「!」 パッ


コクピット!

律澪紬梓唯「!」 パッ

唯「お、おおおおお!!ここがコクピット!?」

梓「ま、街が一望できます…」

紬「すごい!!すごい!!!」

澪「た、高いな……」


さわ子メモ【 乗り込む時は、『ケイオンジャー搭乗!』って叫べばすぐにコクピットまで移動できるわ! 】


巨大憂「おねえちゃああああああんっ!!!!!!!!!」


唯「憂……今助けるからね!!!」

律「よぉし!! ケイオンガー 発進だ!!!!」

紬「動かす時はどうするの?」

律「それは…


さわ子メモ
【 動かす時は5人の思いを1つにすること、皆が『歩きたい』と思えば ケイオンガーは歩き出すわよ! 】


律「よし!ひとまず前進だ!!」

唯律澪梓紬「ケイオンガー! ゴー!」


ケイオンガー「…」 ギランッ!

ケイオンガー「…」 ゴゴゴゴ…


梓「すごいっ! 動いてます! 動いてますよっ!!」


ケイオンガー「…」 ゴゴゴグラッ…ゴゴゴ…


澪「うわっ… で、でも何かバランス悪くないか?」

紬「キーボードの足だから……」

律「体重が支えきれてないって訳か……」 ガクッ

澪「仕事が適当じゃないか…?」


さわ子メモ
【 まず使う事なんてないだろうって思ってたから! 全体のバランスだとかは気にしてなかったわ!!! 】


唯「それで…次はどうするの?」

律「えっと… とりあえず憂ちゃんを止めるんじゃないか?」

梓「どうやってですか?」

律「…」

律「鉄拳制裁?」

唯「!! ダメだよ!!! 憂をぶつなんて可愛そうだよ!!!!」

律「って言われてもさぁ…巨大ロボットでできる事は戦うくらいだろ……」

律「と、とにかく右パンチだ!右パンチ!」


ケイオンガー「…」 ゴォオ!


梓「!! ダメです!!! 右手はむったんじゃないですか!!!壊れちゃいます!!!!」


ケイオンガー「…」 グググ…


律「え、えぇ… じゃ、じゃあ左パンチか?」


ケイオンガー「…」 ゴォオオ!


澪「!! おいダメだぞ!!!! 左手はエリザベスなんだから!!!! 壊れたらどうするんだ?!」


ケイオンガー「…」 グググ…

ケイオンガー「…」 ゴォオオ!

ケイオンガー「…」 グググ…

ケイオンガー「…」 ゴォオ!

ケイオンガー「…」 グググ…



巨大憂『?』


近くのビルの屋上

??「……何してるのかしら……」



コクピット!


律「ああっ!!もう!!!!どうしろって言うんだ!!!!!」

唯「ダメだよ!!」 澪「ダメだ!」 梓「ダメです!」

紬「み、みんな落ち着いて!!! こ、このままだとバランス崩して…

  倒れちゃ


ケイオンガー「…」 グラッ


律唯澪梓紬「あ」


ガラガラガラガッシャアアアアアアアン!!!!!!!!



近くのビルの屋上

??「へ? く、崩れた???」


さわ子メモ
【 もうぜっっったいに使う機会なんて無いと思ってたから、安全性なんて全く気にしてなかったわ!!!! 】



巨大憂『!!!!!』


巨大憂(さっきお姉ちゃん達があの中に乗り込んでたのを見てた…)

巨大憂(じゃ、じゃあ……お姉ちゃんは……あの中に巻き込まれて……)

巨大憂『おねえ……ちゃん?』


瓦礫の山   シーン…


巨大憂『う、うそ……』

巨大憂『わ、私のせいで……お姉ちゃんが………お姉ちゃんがっ…』


巨大憂『 お 姉 ち ゃ ん っ ! ! ! 」 シュウゥゥ…



近くのビルの屋上

??「あら…? 収縮してる……???」


大憂「お姉ちゃんっ!!!!  お姉ちゃんっ!!!!」 シュウゥゥ…


黒い玉 スポーン


??「!! 怪人の力が……抜け出た??」


??「…」


??「っと、呆けてる場合じゃなかった… 回収しないと」

??「よっと」 タッ


黒い玉 ピュー

ガシッ

??「よし、キャッチ!」 スタッ

憂「お姉ちゃんっ! 返事してよっ!!!ねえっ!!!お姉ちゃん!!!!」


瓦礫の山 シーン…


憂「…あ…あああ…」 ポロ ポロ

憂「嘘…嘘だよ、こんなの……」 ポロ ポロ

憂「わ、私のせいで……

  お姉ちゃんがぁ…… 梓ちゃんがぁ……」 ポロ ポロ

憂「軽音部の皆さんが……」 ポロ ポロ

憂「そ そんな……」 ポロ ポロ

憂「私……どうしてこんな事……こんな……こんなつもりじゃあっ…!」


憂「ごべんなざいっ あずざちゃん… おねえぢゃん… ごめんなざいっ!!!!」

憂「わたし いっしょうけんめいあやまるからっ…!

  ゆるしてもえなくても…えっぐ… あやまるからぁっ!!」 ポロ ポロ

憂「うわぁあああああんっ!!!!」

憂「だから生き返ってよ!! お姉ちゃん!! あずさちゃん!!!!!」 ポロ ポロ

憂「うわぁあああああああああんっ!!」


なかないで うい

憂「えっ……」


ギュイイイイイン

瓦礫の山 ゴゴゴゴゴゴ…

紬「ふんぬ!」 ギュイイイイイン


憂「! ムギさん!?」


紬「よいせっと!」 ヒョイ

瓦礫 トスン

律「ぷはぁ! シャバの空気はうまい!!!」 ヒョコッ


憂「律さん!?」


澪「ふぅ……ムギが力持ちで助かったよ…」 ヒョコッ


憂「澪さん!?」


梓「まったく さわ子先生の仕事が適当だったせいで散々な目にあいました…」 ヒョコッ


憂「梓ちゃん!?!」


唯「うい!!!」 ヒョコッ


憂「お姉ちゃん!!!!!!!」


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最終更新:2010年10月15日 20:38