冬のある日

とみ「そう、湯たんぽだよ」

とみ「今日みたいに寒くってね、ストーブなんかもなかった時代には」

とみ「湯たんぽを抱いてあったかくして眠ったもんだよ」

唯「へぇー! 唯たんぽってすごいんだね!」パアッ

とみ「そうだねぇ。今の時代じゃ、もう要らないかもしれないけど……」

唯「なあっ!?」ハウッ

唯「そ、そんなことないもん! オワコンなんかじゃない!」

とみ「うぅん……?」

唯「決めたよおばあちゃん! 私みんなに唯たんぽを流行らせてくる!」

とみ「あぁ、それは良いねぇ。昔の生活の知恵ってのは役に立つもんだよ」

とみ「そうそう……やるんだったら、裸のままじゃ火傷しちゃうから、きちんとタオルを巻くんだよ?」

唯「おっけー! それじゃさっそく今日から憂にすすめてくるね!」

とみ「またねぇ、唯ちゃん」



 夜 憂の部屋

唯「ういー! ヘイヘーイ!」コンコココンコン

憂「なぁに、おねえちゃ……」ガチャ

憂「ひゃあっ!?」

唯「唯たんぽをお届けにあがりました!」

憂「ひいいいぃぃっ!!」バタンッ

憂「おねえぢゃああん!! ミイラガっ、ミイラがいるよおおぉっ!!」

唯「ミイラじゃないよ、唯たんぽだよ!」バサバサ

憂「ミイラじゃなくて唯たんぽだってえっ!! 怖いよお、助けてえ!!」ブルブル

憂「へっ?」

憂「……お姉ちゃん?」ガチャ

唯「唯たんぽだよー」バサバサ


憂「なんで全身タオルでぐるぐる巻きなの?」

唯「タオル巻かなかったら火傷しちゃうんだってさ」

憂「あぁ……家じゅうのタオルぜんぶ縫いつけちゃって……」

憂「とりあえず顔には巻かないでよ……怖いから」グルグル

憂「……それで、唯たんぽって?」

唯「昔はみんながやってた、あったかくなる方法らしいよ」

唯「寒い夜に私を抱いて寝るんだって!」

憂「お姉ちゃんを!?」ドキーン

唯「ねぇねぇ、憂も唯たんぽやろーよ!」

唯「おばあちゃんの知恵にならってさ!」

憂「……」ゴクッ

唯「うい?」

憂「うん。やろっか、お姉ちゃん」

唯「憂のベッドー♪」ボフッ

憂「お姉ちゃん、布団乱れちゃ……いや、いいのか」

唯「んぬ? さあ、おいでなさい憂!」フンス

憂「うんっ♪」

 ギシィッ

憂「よいしょっと……」ギュウッ

憂「あ……タオルの下、なにも着てないんだね」

唯「うん、あんまり着こんだら今度はあったかさが伝わらないしね」

憂「そうだね。きっと正解だよ、お姉ちゃん」ムギュギュ

唯「あ、ちょっと……うい」モゾッ

憂「なぁに?」

唯「あんまり、その……うりうりーって動かれると」

唯「タオルがちょっとこすれて……まずい、かな?」

憂「……」キュン

憂「で、でもね。ちょっとだけ寒くって」

憂「摩擦熱を起こさないと、風邪ひいちゃうかも」スリスリ

唯「う、うう……そっか、なら……しょうがないね」

唯「……ひんっ」

憂「あ。あったかくなってきた」

唯「ち、ちがっ」

憂「うん? お姉ちゃん、何が違うの?」ググッ

唯「ひうっ、くっ……う、憂! 分かっててやってるでしょ!」

憂「なに、お姉ちゃん? ほんとに分かんないよ……」

唯「だか、らぁ……」ハァハァ

唯「そうやって……おっぱいとか、アソコのあたり」

唯「タオルでごしごしするの、やめっえっ!」ビクンッ

憂「こすっちゃだめなの?」

唯「うん……だ、だめだよっ?」

憂「でも、こすったら唯たんぽあったかくなるし……」コスコス

唯「やめっ、はあっ!」ギュウッ

唯「もうっ、だめだよ! そこは赤ちゃんのための大事な場所なんだから!」

憂「……」

憂「そんなこと言うけどさ」

唯「んう……?」

憂「その大事な場所を妹にこすられて気持ちよくなっちゃってるのはどうしてかな?」グイッ

唯「あっ、タオルずらしちゃ……」

憂「ねぇ……こんなに乳首固くしちゃってさ」キュッ

唯「ひぁん! ……う、い」

憂「あげく、アソコこすられたら私に抱きついてくるとか」

憂「よっぽど気持ちいいんだねぇ」

唯「あ、やぁ……」

唯「ちがうの、唯たんぽだからぁ……」

憂「ふーん……? まぁ、それもそうだね」

憂「暖房器具が人に抱かれて気持ちよくなっちゃうとか、ありえないもんね?」ギュギュウ

唯「くんっ……」ピクッ

唯「そ、そうだよ。だからもう寝ようよ……」

憂「うん、おやすみお姉ちゃん♪」

唯「う、うん……」

憂「すー、すー」

唯「うい、抱きついたまんまだよ……?」

憂「……」

唯「あ、そっか……唯たんぽだもんね。それでいいんだよね」

唯「ふー……私も寝よっ」


唯「……っ」モゾッ

唯「んぅ……」

唯「は、ぁ……おさまんないよ」

唯「したい、けど……」

憂「……」ギュウウ

唯「憂が抱きついてて……動けない」

唯「ね、寝るしかないよ」モゾッ

 シュッ…

唯「くんううっ!」

唯「!!」ムグッ

唯「……」ドキドキ

唯「あ、ぁ……おかしいよ、なんでこんなに……」

憂「……」スー、スー

唯「う、い……」

唯「だから……なのかな」グッッ

唯「あ、はあっ……」スリスリッ

憂「……んぅ」

唯「ういっ……」チュウッ

唯「ん、ふぁ……ふうぅっ」チュッチュッ

唯「んふ、ああぁ……」グリグリ

憂「っ……」

唯「もう。なんだ……憂だってちくび立ってるじゃん」

唯「くんっ……ういのちくび、固くてきもちいよ」グイッグイッ

唯「け、ど……」

唯「はぁっ、はっ……よい、しょ……」プチ

 プチ プチ

憂「ん……」プルッ

唯「外せた……」

唯「……ごめんね、うい」

唯「憂の体、オナニーに使っちゃうね……」ピトッ


唯「ん、ふぅっ」チュウ

唯「はふ、うぁ」ペロペロッ

唯「ごめん……ちょっとだけ、舌入れさせて」

憂「……」

唯「ん、ひゅう……うい、ういぃ」ニュ

唯「はあ、ぁ……」チュポン…

唯「もっかいだけ……」チュゥ

唯「んふ、ふあぁ……ひもちいよぉっ」ピクッ

唯「ん、ううぅ……」ヌ…チュル

 グリグリ

憂「むぅ、ふっ……」

唯「うんぅ、ちゅっ……はぁ、憂のおっぱいが……私のちくび吸ってる……」フニュウ

唯「あ、だめっ……きもちよすぎるうっ!!」

唯「あたってるよ、憂のちくび……」ハァ、ハァ

唯「ぷっくりして、固いよ……ういも、気持ちいいのっ?」

憂「ふ、ふっ……んんっ」プルプル

唯「私はきもちいいよ……憂のがっ……くはあぁんっ!!」ビクゥッ

唯「ほらぁ、憂……お姉ちゃんイッちゃう、よっ」

唯「憂とちくびぐりぐりし合って、イッ……ひゃああああぁっ!」

 ビクッ ビククンッ

唯「は……ぁは……」プシュッ プシャッ

唯「く、ぅ……」クタッ

憂「お姉ちゃん……」パチ

唯「あ、うい……起き……てた?」

憂「……えへへ」

憂「ずっと起きてたよ、お姉ちゃん」

唯「うぁ……やっぱり」

唯「ごめんね、うい……キスとか勝手にしちゃって」

憂「……んっ」チュ

唯「んはぅ……」

 チュッ

憂「……これでおあいこにしよっか」

唯「へへ……そーだね」

憂「……」

唯「……ねー、うい」

憂「なぁに?」

唯「……ゆ、唯たんぽ。どうだった?」

憂「……ふふっ」

憂「とってもあたたまったよ、お姉ちゃん」

唯「……えへへぇ」

憂「これなら暖房なんていらないね。かなりエコだよ」

唯「そうだね。……でも」

憂「うん?」

唯「憂にしか、やってあげないもんっ」ギュー

憂「お姉ちゃん……」

唯「うい、大好きっ。大好き大好き!」

憂「わぁ……私も大好きだよ、お姉ちゃんっ!」ギュウッ

唯「えへへー。憂あったかい♪ 憂たんぽだ」

憂「そうかな……えへへ」テレッ

憂「でも、お姉ちゃんにだけしか憂たんぽにはなってあげないよっ」スリスリ

唯「んぅ……へへっ、ありがと憂!」


 おしまい



最終更新:2010年10月19日 21:08