『先生は日本一 私も日本一の酒屋になる ありが10!』
律「信代らしいな!」
信代「そうかい?」
唯「信代ちゃんらしい!信代ちゃん、卒業したら酒屋手伝うんだっけ?」
信代「ああ、そうだよ!私の夢でもあったからな!」
紬「がんばってね!」
澪「お、応援してる!」
信代「ありがとよ、成人したら酒買いに来いよな!」
慶子「のぶよー!バスケ部顔出しにいくよー!」
信代「おー!今行くー!んじゃみんなまたな!」
律「おう!また会おうぜ!」
唯「またねー!」
紬「またね~」
澪「また会おうな!」
信代「みんな最後のライブカッコ良かったぜ!じゃあな!」
信代「お待たせー」
慶子「はー・・・今日で最後なんだねー」
信代「そうだな、でもみんな仲良いし、また集まるだろ」
慶子「うん、そうだけどなんか寂しいよね」
信代「そうだな・・・毎日来てた学校だからな・・・」
慶子「うぅ・・・」
信代「なんだよ、まだ泣くんじゃないぞ!後輩達に挨拶するんだからさ」
慶子「うん・・・そうだね、ごめん」
バスケ部。
信代「バスケ部で過ごした3年間すごく楽しかった」
慶子「練習もキツイ時もあるし、試合に負けて悔しい時もあるけど、みんなが居たからやってこれました」
信代「私達のこの想いを次は君達が引き継いで行くんだ!頼んだぞ!」
「ぐす・・・先輩・・・」
「先輩やめないでー!」
「信代せんぱーい!慶子せんぱーい!」
信代「なんだよ・・・みんな・・・目から汗が出てきたぜ・・・」
慶子「うわーん」
廊下。
信代「はー、名残惜しい」
慶子「・・・いい部活だったね」
信代「うん・・・ほんとにな」
慶子「あ、私今日お母さん達迎えに来てるから」
信代「おう、わかったよ」
慶子「信代、3年間ありがとう」
信代「ありがとうな、また遊びに行こうぜ!」
慶子「絶対ね!」
信代(ふぅ・・・さて最後にさわちゃんに挨拶を・・・)
和「あら、信代じゃない」
信代「おー!和じゃないか」
和「もう帰り?」
信代「さわちゃんに挨拶して帰るとこだぜ」
和「そう、私もさわ子先生に挨拶して帰るから良かったら一緒にどう?」
信代「うん、一緒に行こう!」
職員室。
さわ子「二人とも、卒業してからも遊びにきてね!」
信代「うん、絶対くる」
和「はい」
さわ子「信代ちゃん、バスケ部の皆泣いてたわよ~この女泣かせ!」
信代「ひどいなさわちゃん!あたしも女だよ!」
和「くすくす」
信代「和も笑うなよ!」
さわ子「じゃあお元気で」
信代「さわちゃんもな!」
和「ありがとうございました」
下駄箱。
信代「和、この3年2組をまとめてくれてありがとうな」
和「何言ってるのよ信代らしくもない」
信代「良いじゃないか!こんな時くらい」
和「ふふっ」
信代「でも和が居なきゃ修学旅行、文化祭もまとまらなかったと思う」
和「私は何もしてないわよ」
信代「そんな事ないよ!」
和「ふふっ、褒めても何も出ないわよ」
信代「和」
和「なに?」
信代「私和にずっと憧れてたんだ」
和「えっ?」
信代「あの軽音部をまとめたり、生徒会長として学校もまとめてた」
和「そんな大げさな」
信代「いや、大げさじゃないよ。そんな奴がさ、こんな身近にいて・・・友達でいれて・・・」グスッ
和「ちょっと・・・やめてよ・・・」グスッ
信代「のどかぁ・・・まだ離れたくない!みんなと!」ダキッ
和「のぶ・・・よ・・・?」ギュッ
信代「うっうっう・・・」
和「私、信代にも憧れてたわ」
信代「どこに憧れるんだよ・・・」
和「ほら、校庭見てごらん」
信代「えっ・・・」
「せんぱーい!また練習しましょうねー!」
「信代先輩のダンクシュートかっこよかったですー!」
「せんぱいだいすきー!」
信代「みんな・・・」グスッ
「せんぱーい、お幸せにねー!」
信代「はっ?なんだそれ」
和「そりゃあ、私と抱き合ってるとこ見られてるんだからね」
信代「!!」
「先輩照れてるー!!」
「お邪魔しましたー!!」
信代「てめーら!!」
和「愛されてるわね」
信代「誰にだよ・・・」
和「クラスの皆、後輩達・・・」
信代「うん・・・」
和「そして・・・私にも」
信代「・・・和」
和「なーに赤くなってんのよ」
信代「誰のせいだよ・・・///」
和「いつまで抱き合ってるつもり?まだ足りないならいいけど」
信代「あ、ごめん!」
和「ふふっ」
信代「・・・でも、まだ足りないや」ギュッ
和「ええ、私も・・・」ギュッ
おわり
最終更新:2010年10月28日 04:23