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: :.:.:.|'   _. -―- 、   ¨''=ニ_   ヽ  `ニ≧ァ'"      -―‐{       i
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憂「おにぎりおにぎりちょっとつめて」

憂「お姉ちゃんの好きなたこさんウインナー入れたら出来上がり!」

唯「わーいっ!美味しそう!!」バンザイ!

唯「たこさん一個もらいっ!」ヒョイ

憂「あ、摘み食いはダメっ!」コラッ

唯「えへへ、美味しそうなもんで」

憂「もうっ。お昼食べる分が無くなっちゃうよ」

唯「大丈夫。まだまだいっぱいあるからー」モグモグ

憂「お昼一緒に食べたほうが美味しいから一個だけだよ」

唯「ほーい」

憂「さあ、後は蓋閉めて袋に入れて完成!」

唯「やったー。憂の特製お弁当の完成だあー」

憂「えへへ~。今日のお弁当も、うーんと美味しいから!」

唯「憂のお弁当はいつも美味しいもんね」ニコ

唯「お昼が楽しみですっ!!」

憂「私も楽しみ!」キラン

唯「私の方がもーっと楽しみ!!」

憂「わ、私の方がもっともおーーっと!!!」ワーッ

唯「むむ、わたしのほうが――」

――おなかが ぐ~~

憂「あ」

唯「わ」

憂「ふふふ」クス

唯「えへへ」テレ

憂「朝ご飯食べようね」

唯「うん!」


――チンッ!

憂「はい、パン焼けたよぉ~」

唯「ありがとう!」

憂「イチゴジャムたっぷりだからねっ」ぬりぬり

唯「うん!最高です!」

憂「よく噛んで食べてね」

唯「分かってるよー」

唯「憂が焼いてくれたパンは美味しいですねーー!」

憂「お姉ちゃんが焼いたって美味しいよ~」

唯「いや、この味は憂しかだせないよっ!」ビシ!

憂「えへへ、嬉しい!」


――ごちそうさま

憂「片付けちゃうから学校行く用意してね~」

唯「はーい」

唯「制服着て、ストッキング履いて」

唯「んんー、寝癖が……こんなもんかな」サッサッ

唯「リップクリーム塗ってー」ぬりぬり

唯「おっと、ヘアピン付けないと」ピタン

唯「よし、できたーー!」

唯「うーいー出来たよー」タタタ

憂「うん、こっちも片付け終わったから」

憂「私の準備が終わるまでちょっと待っててね」

唯「わかったよー」

唯「テレビみよーっと」ピッ

――キョウノテンキハ キノウトウッテカワリ カイセイトナッテイマス
――スゴシヤスイ イチニチト ナルデショウ

唯「うん、いいことだ!」

憂「お姉ちゃん、お待たせ~」

唯「あ、うい来たー」

憂「学校いこっか?」

唯「うん!行こう!」

唯「今日は快晴です!」

憂「うん。凄くいい天気だね」

唯「絶好のお弁当日和だね」ニコ

憂「うん。気持ちよくなるねぇ」

唯「そうだよー。だから今日は中庭で、ね?」

憂「うん!」

唯「うふふ。楽しみだなぁ」

憂「授業もちゃんと受けないといけないよ」

唯「あたたかいと眠たくなるもん」

憂「受験生なんだから頑張ろうね~」

唯「うう……わかってるよぉ」


――学校

唯「じゃあ憂、またねー」バイバイ

憂「うん。またお昼ね」バイバイ


憂「お昼まで待ち遠しいなぁ~」スタスタ

憂「梓ちゃん純ちゃんおはよう!」

純「ういーおはよう」

梓「おはよう。憂なんか嬉しそうだね」

憂「え?そうかな?」フフフ

純「またお姉さん絡みでしょう」

梓「ああ……」

憂「もうっ。そろそろ授業始まるよ!」グイグイ

純「はいはい」

梓「私なんにも言ってないのに……」

純「怒られた~」

憂(今日も授業がいっぱい)

憂(お姉ちゃんにあんなこと言った手前、頑張らなきゃ!)

憂(頑張るぞーー!)

純「すぴー」コクリコクリ

憂「……」


――キーンコーンカーンコーン

純「あーーやっとお昼だ~」ウーン

梓「純、寝てばっかりだったじゃん」

純「腹が減っては云々って言うから」

純「午後のために食べないとね」ビシッ!

梓「うわー関係なー。そのポーズイラっとくるよ、純」

憂「あ、あの二人とも。今日はお姉ちゃんと食べるから!」

純「分かったよー」

梓「今日も~?たまには私達とも食べようね」

憂「うん、ごめんね。また今度ね」

憂「じゃあね」タタタ


憂「はぁはぁ……もうお姉ちゃん待ってるかなぁ」テクテク

憂「あ、居た!」

唯「ぼーっと」

憂「おねえちゃーん」

唯「あ、うい~」ガタッ



――中庭

憂「ごめんね。待った?」

唯「ううん。今来たところだから」ニコ

憂「よかったぁ」ニコ

唯「さあ、座ってたべよっ」ポンポン

憂「うん」

唯「今日のお弁当は何かな~」

憂「朝見たよ~」エヘヘ

唯「そうだっけ」テレ

憂「今日のお弁当はお姉ちゃんの好きな物ばかりだよ」


――ぱかっ

唯「わーー、たこさんウインナーにちくわきゅうり、からあげもあるー」

憂「甘い玉子焼きもあるからね」

唯「見てるだけで美味しそう!」

憂「さあ、食べよう」

唯「うん!いただきまーっす」

憂「いただきます」

唯「最初は玉子焼き」ヒョイ

唯「おいしいーー」

憂「よかったぁ」

唯「はい、憂、あーんして」

憂「自分のを食べれるよ」

唯「だーめっ。はい、あーんして」

憂「んん、あーん」カプ

唯「玉子焼き美味しい?」

憂「とっても」モグモグ

唯「憂はホント料理上手だな~」ナデナデ

憂「えへ」

憂「明日はお姉ちゃんの番だから、一生懸命教えるよ!」

唯「わっ。ありがとう、ういー」ギュッ

憂「わっ」ドキン

憂「さあ、残り食べちゃおう」

唯「うん。食べちゃおう食べちゃおうー」パクパク


――夜 平沢家

憂「明日少し早く起きるから、もう寝ないと」

唯「そうだねー。寝るよーおやすみ」

憂「おやすみ、お姉ちゃん」


憂(明日は何を作ろうかな)ウトウト


唯「朝だーー」ダダッ!

唯「ういー朝だよーー」グイグイ

憂「んっ……お姉ちゃん」

憂「おはよう。早いね」

唯「おはよう!なんか目が覚めちゃいました」

憂「あ、こんな時間だ。お弁当つくろっか」

唯「うん!」

憂「顔洗って準備しなきゃ」

憂「じゃあお姉ちゃん、早速作っていくから」

唯「ほいードンとコイです!」

憂「玉ねぎ、前教えたみたいに切ってね」

唯「よしきた」トントン

唯「あーー目が沁みるーー」ポロポロ

憂「あわわ、タオルタオル」サッ

唯「ありがとう」

憂「大丈夫?ちゃんとできる?」

唯「うん。大丈夫」

唯「憂の見てるしね」

唯「炒め物だってこんな感じで」ジュージュー

憂「わっ。上手上手」パチパチ

唯「えへへ」

唯「玉子焼きだって……よっと」コロン

憂「うん」

唯「はい、出来たー」エヘン

憂「流石お姉ちゃん!」

唯「憂が教えてくれたもんねー」

憂「お姉ちゃんが頑張ったからだよ」

唯「憂が教えてくれたからだよー」

憂「お姉ちゃんが頑張ったからー」

唯「憂が!」

憂「お姉ちゃんが!」

唯「えへへ」

憂「もうっ。またー」

唯「お腹鳴らないうちにご飯たべよっ」

憂「うん、今作るよ」

憂「はい、出来上がり」

唯「うーん。相変わらず美味しそう」クンクン

憂「ちょっと遅刻しそうだから急いで食べようね」

唯「ラジャー!」


――学校

憂「ふう……何とか間に合ったね」

唯「ギリギリー」

憂「じゃあお姉ちゃん、またね」

唯「うん、またねーー」バイバイ

憂「純ちゃん、梓ちゃんおはよう」

純「おはよーギリギリだね」

梓「また唯先輩寝坊でもしたの」

憂「ううん、お姉ちゃんがお弁当作ってくれたけど」

憂「ちょっと時間かかっちゃってね」

純「憂のお姉ちゃん頑張っているね」

梓「そりゃー、ね」

憂「うん、お姉ちゃん頑張ってるんだ~」

純「ま、頑張ってるのはいいことだよ」

梓「さっ、授業始まっちゃうよー」

純「分かってるー」

憂「うん」


――キーンコーンカーンコーン

憂「純ちゃん梓ちゃん、私行ってくるね!」タタタ

純「はーい」

梓「憂、嬉しそうだね」

純「お姉ちゃんが作ってくれたとなると、ああなるんじゃない」

梓「そっかあ」

純「寂しそうだね、あずさぁ」ニヤニヤ

梓「そんなことないから!」

純「ふふ、そういうことにしとくわ」

梓「……もうっ」フー


――中庭

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー、こっちこっち」

憂「お姉ちゃん来るの早いね」

唯「憂と一緒に食べたくて早く来ちゃった」

憂「それじゃあ早く食べようか」

唯「うん!」

唯「今日は私が作ったからねー」

唯「憂に味わってもらいたいよ」

憂「お姉ちゃん……目一杯味わうよ!」

唯「さあ、たーんとおあがり」

憂「もぐもぐ」

唯「どうかな~」

憂「美味しいよ。すっごく美味しいよ」ポロポロ

唯「わっ。泣くほど!?」

憂「だってお姉ちゃんが作ったお弁当だもん」

唯「私もたべよーっと」パク

唯「美味い!」ピカーン

唯「ちょっと焦げ付いちゃってるけど」

唯「これなら一人暮らししても平気かなー」

憂「うん、お姉ちゃんなら大丈夫だよ大丈夫」

憂「お姉ちゃんやれば何でも出来るもんね~」

唯「褒められたー」ワーイ

憂「掃除とかまだまだだけどね」ニコ

唯「掃除は憂にお願いしようかなー?」

憂「もうっ!それじゃあ何にも変わってないじゃん」

唯「嘘嘘、掃除も頑張るよー」テヘ

憂「お姉ちゃん頑張れば出来るんだから」

憂「私、応援してるから」

憂「でも、もし失敗とかしちゃうようならお料理手伝いに行こうかな」

唯「おお!通い妻ってヤツだね!」

憂「かよっ……、そ、そんなんじゃないけど」ゴニョゴニョ

憂「で、でもたまになら、作りに行ってもいいかな……」

唯「うんうん、来て!」

唯「憂の料理まだまだ食べたいしね」

憂「たまにだからね、ホントにたまに」

唯「おっけーー!」ヤッタ!

憂「ふふふ」

憂「じゃあ明日もお弁当一緒に作ろうね」

唯「もっちろん!」ギュッ




                   おしまい



最終更新:2010年11月01日 20:25