ぶしつ!!

唯「りっちゃんってぶっちゃけ澪ちゃんにしか好かれてないよね」

律「な、なんだよいきなり」

唯「でも逆に考えると、りっちゃんを落とすのは簡単ってことだよね」

律「ゆ、唯?何言ってんだ?」

律「ちょっ、唯!顔近いって!」

唯「りっちゃん、私はりっちゃんが好きだよ」

律「ゆ、唯!鼻息当たってるって!」

唯「証拠見せてあげるね」

律「唯!じょうだんはやめr」

唯「ちゅ・・・ん・・・」

律「んん~~~」

律(唯の舌が~~~!歯を舐めまわしてくる~~)

唯「ぷはぁ・・・どう?」

律「ぷはぁ・・・どうって言われても・・・」

唯「まだ足りないみたいだね・・・ちゅ・・・んむ・・・」

律「んん~~!んん~~~!」

律(うお~~!めちゃめちゃ吸いついてくる~~!)

唯「ぷはぁ!これでわかったでしょ!」

律「ぷはぁ!ゆ、唯!冗談も大概にしろよ!」

唯「どうして?こんなにも愛を表現してるのにまだわかってくれないの?」

律「愛って、私らは女どうしだろ!」

唯「愛に性別は関係ないんだよ」

律「そ、それでも!私は女どうしなんて絶対だからな!」

ダッ!
律は部室を飛び出して行った

唯「あ!りっちゃん!どこいくの!?」



律「冗談じゃねえや!百合ごっこは澪だけで十分なんだよ!」

律は部室を飛び出した後、生徒会室へ逃げ込んだ

律「の、和!助けてくれ!」

和「何よ藪から棒に?どうかしたの?」

律「そ、その・・・唯が!」

和「唯がどうかしたの?」

律「唯が私の純情を奪っちまったんだよ!」

和「純情?冗談はやめてよ。今来年度への引き継ぎで忙しいんだから」

律「唯が私にキスしてくるんだよ!」

和「な、なんですって!!!!!!!」

律「本当なんだよ!愛がどうたらこうたらいって無理やり・・」

和「許せない・・・憂という妹がおりながら・・・ブツブツ」

律「和?」

和「それで?唯は今どこに?」

律「も、もしかしたらここにくるかも」

和「まずいわね。とりあえず部屋の鍵を閉めておくわ」

がちゃ!
和は生徒会室の鍵をかけた後、よくわからないお札を貼り、不思議な呪文を唱え始めた

和「ヘェーラロロォールノォーノナーァオオォー!」

律「和?ちょ、目がやばいよ」

和「ふぅ・・・これで一安心ね」

和「この結界は人間や下級妖怪なんかでは突破できないわ」

律「なんかよくわからんが、すごいな」

和「でもまぁ、これで唯もこの部屋には入ってこれないわ」

律「ありがとう!和」

和「気にしなくていいわよ」

和「それより、今は教室に二人っきりね」

律「えっ」

和「律って競争率低いのよね」

律「の、和!まさか!」

和「唯なんかに渡すもんですか・・・ちゅ・・んん・・・」

律「んむ~~~~」

律(うぉ~~また歯を舐めてくる~~~)

和「んん・・・・ん・・・」

律「んん~!んむ~~!」

律(長いよ~~唯の2倍はあるよ~)

和「ぷはぁ!どう?唯より私の方が律を愛してるわ」

律「はぁはぁ・・・そんなこと知ったこっちゃねえよ!!」

律は扉の鍵を開けようとした
しかし和の結界によってはじき飛ばされてしまった

ドーーーン!!

律「いてて・・・」

和「言ったでしょ、人間じゃ突破できないって」

律「くっ!」

和「さぁ、早く私だけのものになって・・・」

窓際に追い詰められた律は窓の外を見た
生徒会室は2階にあり飛び降りるには少し高かい

和「さぁ、はやく私のものに」

和がじりじりと迫ってくる
律はもう一度窓を見た
すると陸上部が、棒高跳び用のマットを運んでいた

律「これだ!!」

律は窓を勢いよく飛び出した
そして狙った通りマットの上に降りることができた

律「ふう、助かったみたいだな」

モブ1「な、なんですか!一体!」

モブ2「あ、あなたは軽音部の田井中さん?」

モブ3「確か、梓の先輩の・・・」

律「と、突然で悪いけど、どこか隠れる場所ないか?」

モブ1「え!?道具倉庫なら隠れそうですけど」

律「そ、そこまで案内して!早く!」

モブ123「はっはい!」

モブ達はマットに律を乗せたまま道具倉庫に連れて行った


道具倉庫に着くと、モブ達は扉を閉めた

律「ふぅ、ありがとうみんな」

モブ1「いえ、田井中さんの為なら」

モブ2「当然ですよ、なぜなら」

モブ3「田井中さんのこと愛してたんですから・・・」

律「ひぃ!まじかよ!!!」

モブ1「さあて、まずはその唇を…」

教師「おーい!モブ1!モブ2!モブ3!」

教師「まだ道具残ってるぞー!早く片付けろー!」

モブ1「ちっ!仕方ない、今は我慢するか」

モブ2「そうね、時間はたっぷりあるし」

モブ3「とりあえず、このガムテープで」

モブ達は律をガムテープで縛り始めた

律「ちょ!やめろって!」

モブ2「うるさいですよ!静かにしてください!」

モブはそう言うと律の口にガムテープを張った

律「んん~!んん~!」

モブ1「さて、またあとでね!律先輩!」

バターン!

道具倉庫にはガムテープで縛られた律だけが残された

律「んむーっ!んんんむー!」

律(ちくしょー!あいつらきつく縛りやがってー!)

律が閉じ込められてから20分が経とうとしていたとき
道具倉庫の扉が開いた

バターン!

紬「ちょ、ちょっと!りっちゃん!?」

律「んむ?んむ~!んむ~!!」

律(ムギー!助けてくれー!)

紬「待ってて、今テープをはがすから」

そういうと紬は律の口に貼られたテープをはがした

律「いっててて・・・もうちょっとゆっくりはがしてくれよ!」

紬「ごめんなさい。今テープ全部はがすから」

3分後ようやく律に貼られたテープをはがし終えた

律「ふう、助かったー!ありがとう、ムギ」

紬「それほどでも。道具倉庫から変な声が聞こえてきたから、ビックリしちゃった」

律「変な声で、悪かったな」

紬「それより、どうして、ガムテープで縛られてたの?」

律は今まで起こったことを話した

紬「まぁ、そんなことが・・・」

律「本当なんだよ!ムギが助けてくれなきゃどうなってたか・・・」

紬「そうね、りっちゃんって競争率低いしね」

律「まさか・・・」

律「ひぃぃぃ!やめろ!!」

紬「安心して。私はそんなつもりないから」

律「ふぇ?ほんとう?」

紬「どちらかというと私は、プレイするより傍観する方が好きなの」

紬「本番をするよりも、AV見た方が興奮するみたいな感じだから」

律「よくわからんが、ムギは味方なんだな?」

紬「安心して。りっちゃんは私が守る。百合はお互いの同意がなきゃ!」

律「ありがとうムギ!やっぱり頼りになるのはムギだけだ!」ダキッ!

紬「まあまあまあまあまあまあ」///

律「はっ!それより早くここを出よう!」

紬「そうね、はやくしないと、モブ達が帰ってきちゃうわ」

律「とりあえず、人の多そうな体育館へ行こう」

紬「わかったわ」

律たちは体育館へ向かった
しかし体育館の扉の前には唯が待ち構えていた

唯「見つけたよ!りっちゃん!」

律「ひぃぃ!唯!」

唯「りっちゃんはひどいよ。こんなに私が愛を表現してるのに拒絶するなんて」

紬「唯ちゃん!お互いの同意のない百合行為は許さないわ!」

唯「そんなこと関係ないよ。愛はすべてを許されるんだよ」

紬「ゆ、唯ちゃん・・・」

唯「さぁ、早く私の愛を受け止めて」
ジリジリ

律「くっ!」

律(!ムギ!憂ちゃんに連絡してくれ)

紬(憂ちゃんに?どうして?)

律(いいから早く!唯が私を襲ってるって!)

紬(わかったわ・・・えーと、助けて憂ちゃん。唯ちゃんが・・・)

紬(送ったわ)

律(よし、あとは時間をk)

憂「なにしてるのお姉ちゃん?」

律「はや!まだメール送って3秒たってn」

憂「お姉ちゃん。律さんを襲ってるってどういうこと?」

唯「う、うい~!違うんだよ!これには深いわけが!」

憂「お姉ちゃんは私だけのものなのに・・・わかってくれないなんて」

律「どこかで見たことある展開だな」

唯「ゆ、許してくだせえ憂!悪気はなかったんだよぉ~!」

憂「問答無用!はぁ!!」

唯「あんぎゃあああああああああああああああ!!!!!!!!」


律「なんか漫画みたいに飛んで行ったけど大丈夫かな?」

憂「大丈夫です。拳の先を当てるとあぶないので、この出っ張りの部分だけを当てただけですから」

紬「じゃあ安心ね」

律「さっぱりわからん」

憂「ごめんなさい、律さん、紬さん」

憂「姉がご迷惑をおかけしてしまって」

律「そ、そんな憂ちゃんが謝ることないよ!」

紬「そうよ、憂ちゃんは悪くないわ」

憂「いいえ、私の責任です。今後こんなことが起こらないように、しっかり調教しますから・・・グフフフフ」

律「憂ちゃん?目がいってるけど大丈夫?」

憂「大丈夫です。それでは今から用事があるので失礼します…オネエチャンオネエチャンオネエチャン」

憂はそう言うとあっというまにどこかへ行ってしまった

律「ふぅ、助かったぁ!」

紬「そうね、一時はどうなることかと思ったけど」

澪「どうかしたのか?」

律「うわぁぁ!!み、澪!!!」

澪「なんだよ、人の顔見ていきなり!」

紬「澪ちゃんどうしてここに?」

澪「ああ、そうじ終わって部室行ったらだれもいなくてさ」

澪「そしたら急に大きな音がしたから、ここに来たんだ」

律「み、みお~~!!」

澪「うわぁ!急に抱きつくな!」///

紬「まあまあまあまあまあまあまあまあ」

律はいままで起こったことを話した

澪「なんだと・・・」

律「澪?なんか目がおかしいぞ」

澪「許せない!和は二年の時に愛しているのは私だけって言ったのに!!」

律「え?まじかよ!澪はわたしの事が」

澪「許さない!絶対に許さんぞあのメガネめ!」

澪「律!今和はどこに!?」

律「ひぃ!生徒会室です!」

澪「あのメガネ野郎めぇ!!!」


澪は鬼の形相で生徒会室に向かって行った

律「まじかよ、澪は和のことが・・・」

紬「りっちゃんは競争率が低いから」

次の瞬間生徒会室が吹き飛んだ
ドカーーーーーーーーーン!!!!

律「なんか今まで起こったことが凄すぎて今さらもう驚かねえな」

紬「そうね。とりあえずもう帰った方がよさそうね」

律「ああ、もう厄介事はご免だ!帰ろう帰ろう」

律と紬はそそくさとその場を後にした


律のいえ!

聡「ああ、お帰り姉ちゃん。お客さん来てるよ」

律「ええ?誰だよ?」

聡「確か軽音部の後輩の・・・中野さんだっけ?姉ちゃんの部屋に通しといたから」

そう言い残し聡は部屋に戻った

律は自分の部屋に入ると梓がベットで漫画を読んでいた

律「梓、なんか用か?」

梓「なんか用かじゃないですよ!私が貸したDVD返しにもらいにきたんですよ」

律「え、そうだとしても連絡くらいしろよ」

梓「だって部室行っても誰もいないし、先輩たちだれも携帯に連絡付かないし」

梓「もう面倒くさくなって直接来ちゃったです」

律「そ、そうか。悪かったな、ほらこれ借りたDVD」

梓「ありがとうございます。ところで律先輩?」

律「なんだ?」

梓「律先輩って競争率低いですよね」

律「えっ」

梓「澪先輩にしか好かれてないですし」

梓「でも私にとっては好都合です!」

律「もうどうにでもなれ~」


おわり



最終更新:2010年11月03日 20:25