合宿!
紬「今年は山にしてみたの~」
律「うんうん、やっぱり夏と言えば海もいいけど山だよな!」
澪「そうだな、空気もおいしいし」
梓「これなら気持ちよく練習できますねっ!」
唯「よし!」フンスッ
梓「唯先輩もやる気マンマンですね!」
唯「いっぱい遊ぶぞー!」
梓「さっきの『よし!』はこれか・・・」
律「あれ?鳥居があるな」
澪「ひぃ・・・」ガクガク
律「鳥居くらいでビビるなよ・・・神社だろ・・・」
唯「お参りしていこーよ!」
梓「そうですね、この山にもお世話になる事ですし!」
紬(あれ・・・ここに神社なんてあったかしら・・・)
唯「あずにゃ~ん・・・」
梓「ちょっと階段長いですね・・・だからと言って掴まないでください」
唯「しどい・・・!」
律「こりゃー疲れて練習出来なくなるな!」
澪「嬉しそうに聞こえたのはなぜだ?ムギは平気そうだな」
紬「うん、歩くの大好きだから~」
梓「唯先輩、着きましたよ」
唯「やっと・・・ちゅいた・・・」
澪「さすがにちょっと疲れたな」
律「あ、あそこに水があるぜ、飲んで行こうか」
紬(キチンと落ち葉も掃除されている、誰かいるのかしら)
澪「ムギ、どうかした?」
紬「ううん、なんでもないわ」
唯「いきかえるぅぅぅ」
梓「冷えていておいしいですね」
律「ムギ~この神社は昔からあったのか?」
紬(さすがりっちゃん、こういう時だけするどい)
澪「新しいって感じでも無いし、今は使われてないって感じでもないな」
紬「あのね、みんな驚かないでね・・・」
「「「「ええー!!」」」」
紬「まだ何も言ってないわ」
紬「・・・改めて、この辺りに神社はなかったの」
澪「えっ・・・」
律「澪大丈夫だ、落ち着け」
梓「それにしてはキチンと掃除もされている神社ですね」
唯「お賽銭とか入ってるのかなー?」
梓「唯先輩いやらしいです!」
「ちょっとあなた達、冷やかしかしら」
律「巫女さんだー!」
唯「巫女さんだー!」
紬「巫女さんだー!」
梓「巫女さんだー!」
澪「み、巫女さんだー!」
霊夢「あなた達・・・行数稼がないで一つにまとめなさいよ・・・」
「「「「「すみませんでした」」」」」
霊夢「私は博麗霊夢、この博麗神社の巫女を勤めてるの」
紬「私達は・・・」
…
霊夢「なるほど、見た感じ服装とかも違うものね」
律「幻想郷って言う所に迷いこんだわけかー」
ルーミア「そーなのかー」
律「ビックリした!」
唯「かわいいー!」
霊夢「ルーミア、食べちゃだめよ」
ルーミア「はーい」
梓「この方は?」
霊夢「これはルーミアって言うの、人食い妖怪なのよ」
澪「人食い・・・」ガクガク
律「でもまあせっかく来たんだし、何か楽しまないと損だな!」
唯「おお、さすがりっちゃん隊員」
梓「こういう時にそういう言葉が言えるのはほんと尊敬します・・・」
紬「でもりっちゃんの言う通りだわ、せっかく来たんだもん」
梓「ムギ先輩まで!」
澪「人・・・食い・・・」ガクガク
梓「もうこの人はいいや」
霊夢「律は何か魔理沙に似てるわ・・・」
律「魔理沙・・・?似てるって事は美人なのかな~♪」
ルーミア「そーなのかー」
唯「ルーミアちゃんかわいい!」
澪(あの巫女さらっと律の事律って呼び捨てにした・・・私の特権なのに・・・)
梓(唯先輩の興味があの妖怪に・・・何か悔しい・・・)
紬「あらあらあら」
魔理沙「おーい霊夢ー!」
霊夢「噂をすればなんとやらね」
魔理沙「お?客人か」
霊夢「ええ、かくかくしかじか・・・でね」
魔理沙「なるほど、私は霧雨魔理沙よろしく」
律「魔女っこだー!」
唯「魔女っこだー!」
紬「魔女っこry」
霊夢「その流れもういいから」
魔理沙「幻想郷に来たから何か無いか・・・ってか」
律「そうなんだよねーせっかく来たんだし」
霊夢「そういえばあなた達楽器が弾けるって言ってたよね?」
唯「うん!私はギター!」
梓「私もギターを・・・」
紬「私はキーボード♪」
律「私はドラムだ」
澪「わ、私はベース・・・」
霊夢「弾幕バトルでもしてみる?」
律「弾幕バトル?」
魔理沙「そう、弾幕バトル。見てもらった方が早いかな」
霊夢「そうね、ルーミア、今日は特別に魔理沙を食べていいわよ」
ルーミア「ほんと?わーい!」
梓「え、食べるって・・・ちょっと」
霊夢「安心して、死なないわ」
澪「人食い・・・妖怪・・・」ガクガク
魔理沙「ルーミアすまないが、速攻で終わらせちゃうよー」
ルーミア「そーなのかー?」
魔理沙「スターダストレヴァリエ!」
唯「おおお、星がいっぱい」
霊夢「あれに当たったら負け、ただそれだけのルールよ」
律「でも私らは避けるだけか?」
霊夢「ううん、あなた達が楽器を奏でる、そうすれば弾幕が出せる」
律「ほう・・・」
ルーミア「ナイトバード!」
紬「辺りが真っ暗に!」
霊夢「ルーミアの技、通称スペルカード、辺りを暗闇にしてしまう・・・けれど」
梓「あれ?どちらも弾幕止まりましたね」
霊夢「使った本人も暗闇になるから迂闊に動けないのよね」
ルーミア「そーなのかーだから暗いのかー」
唯「か・・・かわいい///」
魔理沙「さっさと解いてくれー、どっちもうごけねえ!」
梓「それで、私達が楽器で・・・って言うのは?」
霊夢「さっきうちの神社の水を飲んだでしょ?」
律「うん、うまかったぜ」
霊夢「あれは飲んだ人の特徴をのばす効果があるのよ、それであなた達の楽器演奏に
力が付いているはずだわ」
紬「けど楽器は別荘に置いて来てしまったわ」
霊夢「念じてごらんなさい、きっと思いは伝わる」
唯「ギー太・・・っ!」ポンッ
梓「おお、唯先輩のギターが!」
唯「おおお!ギー太ぁぁぁ!」
魔理沙「イベントホライズン!」
ルーミア「うあー」
霊夢「決着ついたわね、これが弾幕バトルよ、唯ちょっと弾いてごらん」
唯「うん!」ジャラーン
律「音符が出てきた!」
紬「これが唯ちゃんの弾幕になるわけね!」
霊夢「そういうことね!さあ、他のみんなも」
律「ドラム出てきたー!」
梓「あれ・・・?澪先輩は?」
澪「人・・・食い・・・」ガクガク
律「まだビビってたのか・・・」
…
澪「エリザベス・・・」ベベーン
梓「澪先輩も音符が出てきましたね!」
律「うおー!タム回しだー!」ドコドコドコドコ
唯「うわっ!すごい数!」
魔理沙「すげえ弾幕だぜ・・・ってあぶねえ!」
梓「近い近い!」
律「うはー!楽しいなこれ!」
紬「りっちゃんすごい!」
霊夢「仕組みはわかってくれたかしら?」
唯「うん!」
魔理沙「じゃあ一度やってみようかー」
霊夢「そっちは5人だし、こっちも人数合わせようか」
魔理沙「初心者相手に容赦ないな」
霊夢「イージーモードが許されるのは小学生までよ」
魔理沙「なるほど」
律「まあ死なないんなら対決するほうが楽しそうだぜ」
唯「ギー太頑張ろうね!」フンス
澪「た、食べるのか?」
ルーミア「食べていいのかー?」
澪「だ、ダメっ!」
ルーミア「わかったー」
澪(かわいい・・・///)
魔理沙「なんかレミリアと咲夜がこっちに向かってる」
霊夢「そう、じゃあその二人を参加させて、ルーミア入れて5人ね」
レミリア「おー!たのしそうじゃないか!宜しくな!」
咲夜「よろしくですわ」
霊夢「じゃあ、律、そっちのチームの順番決めてね」
律「わかった、勝ち抜けだよな」
霊夢「うん、当たったら次に交代、大将が負けたら負け」
唯「わかりやすい!」
けいおん部チーム!
律「えーと・・・順番だが」
唯「うんうん!」
律「私が先に行く」
梓「え、律先輩が!?」
律「うん、みんなは私の戦いを見て、弾幕の流れを読んでくれ」
澪「なんか負けるみたいな言い方だな、勝ち抜いてくれていいんだぞ?」
律「も、もちろん!」
紬「りっちゃん・・・」
律(私には大きな弱点があるからな・・・)
幻想郷チーム!
霊夢「さて、だれから行く?」
魔理沙「1面のボスらしくルーミア先鋒で」
ルーミア「わかったー!」
咲夜「私が2番手行きますわ」
レミリア「咲夜、私にも順番回せよな!」
咲夜「お嬢様のお手を汚させるわけには行きません」
レミリア「さくやー!!」
霊夢「・・・魔理沙、大将で」
魔理沙「おう!」
霊夢「決まった?」
律「決まったぜ」
霊夢「じゃあはじめましょ!」
律「おう」
霊夢「先鋒、ルーミア」
律「こっちは先鋒私だ!」
梓「律先輩のさっきのタム回しの弾幕があればきっと勝てますよね!」
唯「うんうん、避けれるわけないよ!」
澪「ムギ?」
紬「うん・・・りっちゃん・・・この勝負2回戦までに負けるわ・・・」
「「「えっ!!」」」
梓「なんでなんですか!律先輩を信用してないんですか!」
唯「そうだよムギちゃん!ひどいよ!」
紬「違うの、梓ちゃん、唯ちゃん」
澪「説明してもらおうか・・・」
律「よいしょっと・・・準備できたぜ!」
ルーミア「いくよー!」
紬「ドラマーの宿命ね、りっちゃん動けないから弾幕避けれない」
「「「アッー」」」
律(私だって気付いてる、避けれないこと・・・だから弾幕は切らさず打たなきゃ)ド
コドコドコドコ
霊夢「ルーミアには厳しいかもね」
魔理沙「いや、あの弾幕結構すごいぞ?」
レミリア「初心者には思えないな」
咲夜「私勝てますでしょうか・・・」
霊夢「えっ、あんた達気付いてない?ドラム・・・動けないのよ?」
「「「アッー」」」
最終更新:2010年11月09日 21:47