梓「あ、はい!じゃあコレ私のカード」
オタS「はいっ!えっと、じゃあコレかな」
梓(決めるの早っ!)
オタS「梓ちゃん、欲しいの何かありますか?」
梓「えっと。じゃあコレいいですか?」
オタS「あちゃーっ。それだとちょっと釣りあわないかなあ…」
梓「あっ…そうですか、それじゃ他のを」
オタS「いえ、いいですよ!このカードにサインと、あと…握手とかしてもらえれば!」
梓「いいんですか?じゃあ…」サラサラ
オタT「…」
オタU「…」
梓「ありがとうございました!」
オタT「あずにゃん」
梓「はい?」
オタT「俺トレードじゃなくて、あずにゃんと対戦したいんだけど…いい?」
梓「対戦?」
オタT(やっぱり対戦のことは知らないんだ)
オタU(強さ無視して見た目だけでカード選んでたからな)
オタT「ほら、カードって絵だけじゃなくて数字も書いてあるじゃん」
梓「あ、はい。これって友達と遊べための物なんですね」
オタU「よかったら俺たちが遊び方教えてあげるよ?」
梓「え、でも難しくないですか…?」
オタT「大丈夫!俺たちが教えてあげるから!」
梓「うーん…じゃあお願いします」
オタT「じゃあまずはデッキを組んでみようか」
梓「デッキ?」
オタT「スターターパックとか買ったことない?」
梓「スターター?ポテチについてる奴以外にあるんですか?」
オタT「うん、こういうカードショップに箱とか袋で売ってるんだよ」
梓(知らなかった…。だからみんなあんなにカード持ってたんだ)
梓「あ、でも私そういうの持ってないし…」
オタU「俺買ってくる!」ダッ
梓「え、ちょっ…」
オタU「はいこれ!お金はいらないから!」
オタT「さあ、開けてみてよ」
梓「は、はい…」
梓(破いて開ければいいんだよね?)
オタT「あ、袋開けにくい!?俺も手伝うよ!」ガシッ
梓「きゃ!?」
オタT(うおおお!あずにゃんのナマ手!)
梓「あ、あの…私自分で開けられます…」
オタU「あずにゃん、何でた?」
梓(ひいっ…顔近い!)
オタV「あずにゃん、お、俺も教えようか?」
『おい、お前割り込むなよ!』
『梓ちゃん、早く交換してよ!』
ギャアギャア
梓「わ、私ちょっと用事あるので!今日は帰ります!」ガタッ
オタ達「あっ、あずにゃん!」
梓(ひぃぃぃ…!)ダダッ
翌日
梓(昨日はひどい目にあったなあ…)
唯「あーずにゃん!」ガバッ
梓「にゃあ!?ゆ、唯先輩やめてください!」
唯「どうしたの?何か元気ないね」
梓「いえ、何でもないですよ…あ」
唯「ん?」
梓「あの、唯先輩ってHTTカードって知ってますよね?」
唯「うん!私あれ集めてるんだ!あずにゃんも?」
梓「ええ、まあ。もしよかったら交換しませんか?」
唯「おおっ、大歓迎だよ!じゃあ今日うちに来て交換しよー!」
梓「はい!」
唯の部屋
梓「おじゃまします」
唯「どうぞどうぞ!ういー、あずにゃんきたよー」
憂「いらっしゃい梓ちゃん。今お茶用意するね」
梓「ありがとう。それじゃ、早速ですが…いいですか?」
唯「おお!ちょっとまってねー」ゴソゴソ
唯「はい!これが私のだよ!」
梓(輪ゴムでとめてある…。いかにも唯先輩だなあ)
唯「あずにゃんのも見せて見せて~」
梓「いいですよ。どうぞ」
唯「ありがと~♪」
梓(どれどれ、唯先輩のコレクションはっと)
梓(たしかこの前…)
憂『お姉ちゃんのカード以外は、お姉ちゃんにあげちゃうから…』
梓(唯先輩はかなりのコレクターのはず。これは一気に収集率をアップさせるチャンス!)
梓「えーっと…?」ザッ ザッ
梓(憂、憂、憂、憂…これは憂の束かな?)ザッザッ
梓(憂、憂…これもそうか。じゃあこっちの束は)
梓(憂、憂…)
梓「あの…唯先輩?憂のカードばかりなんですが…」
唯「え?あ、ごめんごめん。それは憂の束なんだ」
梓「あ、そうでしたか。他の人のは…」
唯「えっとー、あった!これだよ」
梓「ずいぶん少ないですね…」
憂「お姉ちゃん、梓ちゃんお待たせ」
唯「ありがとー憂。えっと、私のカードと憂のカードを交換してるから、憂のが一番多いんだよ。ね、憂!」
憂「うん♪」
梓(あ、そっか!まずそれぞれ自分のカードのコンプリートセットを貰った後…)
梓(大量にある自分のカードを使ってお互いのカードを交換しちゃったから…)
梓(ということは…唯先輩のカードを手に入れるには、憂と交換してもらうしかない)
梓(でも憂は唯先輩のカードしか欲しがらないし…私も唯先輩のカードが欲しい…ううっ)
梓「…あれ?」
唯「どしたの、あずにゃん」
梓「あの…気のせいか、私のカードが無いような」
唯「…」ピタッ
憂「…ふふ」ニコ
梓「え…なんでですか?」
梓(もしかして、私のカードは捨てちゃってるとか…)
憂「梓ちゃん、どうしてかわかる?」
梓「…」
唯『ああー、またあずにゃんだぁ。いらないや』ポイッ
憂『あっお姉ちゃん、捨てちゃダメだよ。ちゃんとおうちに持って帰らないと』
唯『あずにゃんばっかり出るからダブるんだもん!コンビニのゴミ箱に捨ててこうよ!ほいっ』ポイッ
梓(私が律先輩カードにしたこと…同じ事をされてるんじゃ…)
梓「…」シュン
憂「お姉ちゃん、教えてあげたら?」
唯「でへへ…」スクッ
梓「…?」
唯「あずにゃん、はいっ!」
梓「なんですか、この箱…」グスン
唯「あずにゃんボックスだよ~♪」パカッ
梓「…」
唯「見て見て!全部あずにゃんのカードだよ~。可愛いよ~」スリスリ
梓「私のカード…捨ててなかったんですか…?」
唯「えっ!?あずにゃんのカードを捨てるわけないじゃん!」
憂「お姉ちゃんてば、梓ちゃんのカードだけ特別扱いしてるんだよ♪」
梓(私のカードだけ…特別…)
憂「梓ちゃん?顔赤いよ?」
梓「はっ…。と、特別ってなんですか。唯先輩は一々大げさです、紙切れごときに…」ボソボソ
唯「あっ!憂、これみて!あずにゃんのファイル!」
梓「!」
唯「ほら見て!私のカードが一杯ある!」
憂「わぁすごい!梓ちゃん、いつの間にこんなに集めたの?」
梓「ちょ…憂!」
唯「?」
憂「あのね、この前梓ちゃんがウチにきたんだけど…」
梓「ちょっ、言わなくていいから!」
憂「お姉ちゃんのカードが手に入ったって、私に見せに来てくれたんだよ♪」
唯「おお!そうなのあずにゃん?」
梓「…」
唯「そんなに嬉しかったんだね~♪」
梓「う…うう…」
憂「あれ?このカード、袋みたいなのに入ってる…?」スッ
梓(あっ!そのスリーブは…)
憂「わぁ!お姉ちゃんが写ってるよ、この袋!」
梓(あああ…)
唯「なにこれ?なんでカードが袋に入ってるの?」
梓「それは…スリーブっていう物で」
唯「スリーブ?」
梓「カードを傷つけないための物です…」
憂「じゃあ、このスリーブにいれて、さらにバインダーに入れてたんだ」
唯「あずにゃん…そこまで大事にしてくれてたんだねぇ~!」ガバッ
梓「ち、違います!たまたま見かけたからカードと揃えようと思っただけで深い意味は…離れてください!」
憂「でも、他の人のカードはスリーブに入ってないよ?」
梓「う、憂は余計な事言わないでよ!」
唯「あずにゃーん♪」スリスリ
梓「ああああ!」
梓の部屋
梓「…」
『あずにゃんボックスだよ~♪』
『お姉ちゃんてば、梓ちゃんのカードだけ特別扱いしてるんだよ♪』
梓(まったく唯先輩は…子供じゃないんだから)
梓(…)
梓(私だけ…特別)
梓(~~~///)バンバンバン!
翌日
?「…」コソコソ
?(さて、イイカードは入ったかな…なっ!?)
?(あれは律のメモラビリアカード!しかもあの黄色いパーツ…間違いない!カチューシャの破片だ!)
?(いくらだ…くっ、値段が書いてないじゃないか!)
?「す、すみません。あの律のメモラビリアカード、値段が書いてないんですが…」
店長「ああ、あれね。今出したばかりなんだ。値段は、そうだなあ…服ならともかく、石コロみたいな破片だし、49800円ってとこかな?」
?(5万円…くっ、手持ちが足りない!)
?「ちょ、ちょっと取り置きしてもらえますか?手持ちが足りなくて…カード売ってから買いたいんですが」
店長「うん、いいよ。まあすぐには売れないだろうし、焦らなくていいから」
?「ありがとうございます!ちょっと待っててください!」
~店長の死角~
?(二千円しか持ってない…こうなったらアレをやるしかない)
?(このカードでいいか。ここにっと)キュポン
キュッ キューッキュッキュッ
?(できた…直筆サイン!書きたてホヤホヤのレアカードだ。これを…!)
?「これ、お願いします!」
店長「はい、じゃあ商品を…おっ!
秋山澪のサイン入りか!これなら高く…え?」
店長「お客さん!こ、これ秋山澪の直筆サイン!?」
?「ちょっ、声が大き…」
ザワッ…
『澪ちゃん?』
『えっ秋山澪の直筆サイン?』
『おい!澪がいるぞ!秋山澪だ!』
『あずにゃんは!?あずにゃんいねーの!?』
『HTTが来てるって噂マジだったんだ!』
ウォォォォォ!
澪「え?え?何で!?」
『『『ミオミオ~!!握手してくれ~!』』』
ドドドドドド
澪「ひ、ひぃぃ!り、律ぅぅぅ!助けてぇぇぇ!」
終
最終更新:2010年11月10日 01:39