【ゲーセン】

律「さて。何かやりたいのある?」

いちご「別に。律の好きなのやっていいよ、私見てるから」

律「ノリ悪いなぁ。じゃあクレーンゲームでもやるか」

いちご「あ…」

律「ん?お、これいちごの携帯についてるやつじゃん!」

いちご「………」

律「これ好きなの?」

いちご「………」こくり

律「どれ、任せときな」ちゃりん

いちご「ちょっと律。何してんの」

律「何って、これ取るんだよ」

いちご「いいよ別に」

律「まーまー、黙って見てろって」

ういーん

がしっ

ぽいっ

律「ほれ見ろ、一発」じゃん

いちご「…すごい」

律「でしょ?!もっと褒めて褒めて!」

いちご「バカ」

律「おぉう強烈。ほら」すっ

いちご「?」

律「なーにはてな顔してんだよ。いちごのために取ったんだぞ」

いちご「…ありがとう」

律「ま、序の口よ序の口」


紬「ゲームセンターに入ったわ」

梓「なんかいちご先輩ってゲーセンに行くようなイメージないですけどね」

澪「よし、とにかく行くぞ」


【ゲーセン】

梓「クレーンゲームですね」

澪「律はあぁいうの得意だからなぁ」

梓「すごい!一発で」

梓「あっ!取った景品をいちご先輩にあげましたよ!」

澪「なにぃ?!ほ、本当だ…」

梓「いちご先輩のために取ったんですかね」

澪「ぐぬぬ…」

唯「これ難しいね~」

紬「もうちょっと右よ唯ちゃん!」

梓「先輩たち何やってるんですか…」


律「せっかく来たんだしプリクラでも撮ろうぜ」

いちご「え、嫌」

律「プリクラ嫌いか?」

いちご「嫌いというか、こういうのって撮る必要あるの?」

律「あのなぁー、こういう形に残るもんってのは後々楽しめるんだぞ?」

いちご「ふーん」

律「というわけでレッツゴー!」

いちご「………」

ぱしゃ

律「かったいなーいちごの表情」

いちご「こういうの苦手なの」

律「ふーん。どれ、落書きしてしまえ」かきかき

いちご「ちょっと律。何してんのよ」

律「ほら、かわいくなった!ぷぷ…」

いちご「………」かきかき

律「あっ、こら!私にヒゲ生やすなよ!」

いちご「仕返し」

律「ほら、出来たよ」

いちご「いいよ。律にあげる」

律「私だけ持っててもしょうがないだろ?ほれ」すっ

いちご「………」

いちご(なにこの落書き…)

いちご「………ふふっ」

律「ふふん、やっと笑ったな」

いちご「う、うるさい」

律「そろそろ出るか、耳に悪いしな」


梓「次はプリクラを撮りに行ったみたいですね」

澪「律といちごが、密室で二人きり…?」

澪「あ、あああんなことやこんなことを…」

梓「いや、全然ちがいますから」

唯「私たちも撮ろうよー」

澪「ダメだっ!見失ったらどうする!」

唯「ぶーぶー」

梓「出てきましたね」

紬「なんだかいちごちゃん楽しそうね」

澪「くそぉ、いちごの奴いちごの奴…!」

唯「あっ、このあんぱんおいしい!」

梓「食べるのはやっ!!」

紬「あっ、出て行ったわ」

澪「よし、追うぞ」


律「さ、次はいちごの番だ」

いちご「何が?」

律「どこに行くかだよ」

いちご「じゃあ帰る」

律「お、いちごん家に連れてってくれんのか」

いちご「んなわけないでしょ馬鹿」すぱーん

律「ハリセン常備っすか…」

いちご「律対策」

いちご「律が誘ったんだから律が決めてよ」

律「私から誘ったとはいえ私ばかり振り回すのは嫌だ!」

律「それにいちごが普段どんなとこ行くか気になるし」

いちご「…わがまま」

律「わがままで結構!」

いちご「じゃあ買い物。見るだけだけど」

律「おぉ!どこに行くんだ?!」

いちご「あそこ」すっ

律(げっ!あそこってセレブ御用達のデパートじゃん!)

いちご「行かないの?」

律「い、行くぞ行くぞ!わはははは」

いちご「変な律」

梓「次はどこに行くんでしょうか…」

澪「こっちの方はあまり行ったことがないな」

唯「なんかセレブちっくなところだね」

梓「あ、デパートに入りました!」

澪「こ…こんなデパート入ったことない」

紬「そう?私も結構行くわよ?」

梓「さすがお嬢様…」


【デパート】

律「うわぁ…」

いちご「どうしたの?」

律「いや、こういうとこ来たことないからさ…」

いちご「ふーん」

律「げっ、これこんなにすんの?!」

いちご「そう?安い方だと思うけど」

律「どんな金銭感覚だよ…」

いちご「あ、この服かわいい」

律「どれどれ…げっ!」

律(ゼロ一個多くない?!何この値段!!)

いちご「………」じーっ

律「な、なんだよ!」

いちご「律、着てみて」

律「へっ?!」

律「わ、私がか?」

いちご「律以外に誰が着るって言うのよ。あ、すいません。試着いいですか」

律「おいおい…」

【試着室】

律『き、着れたぞー!』

いちご「はいどうぞ出てきて」

しゃっ

律「ど、どうすか…」ばーん

いちご「………」

くるっ

いちご「ぶふっ」

律「」

律「いちごてめぇーっ!!!」

いちご「大丈夫大丈夫。すっごく似合ってるよ」

律「真顔で大ウソこくな!」

いちご「そういう路線もありかもね…ぷふっ」

律「こ、こんな足元がひらひらした服なんて着れるか!」

いちご「いいもの見れた」

律「くそー…」

いちご「私も着る」

律「ふんっ」

いちご「あ、拗ねた」

律「うっさい!」

いちご「よしよし」

律「なだめるな!」

いちご「はいはい」

しゃっ

律「おーい着れたかー」

しゃっ

いちご「どう?」

律「おぉ…」

律(すげー…。着こなしてるよ)

律(そうだ!この姿をカメラに収めてネタに…)ごそごそ

いちご「………」

しゃっ

律「あっ、こら!」

いちご「よいしょ」

律「なんですぐ着替えちゃったんだよ!」

いちご「だって律、写真撮るつもりだったでしょ?」

律「うっ」

律(読まれてた…)

いちご「さ、行こ」

律「やっぱエスパーか何かなのか…?」


唯「すごーい!」

梓「なんか申し訳なくなりますね、これだけ豪華だと」

澪「あぁ。場違いと言うかなんというか…。若干一名を除いて」

紬「これもいいわ!これも…」

梓「あ、服見てますね」

澪「ここじゃ見つかるな、少し遠くへ行こう」

紬「ついにこの双眼鏡が役に立つときが来たのね!」

梓「律先輩、試着室に入りましたよ」

澪「ま、まさか試着室の中で脱がせっことかしたりするんじゃあ…」わなわな

梓「いや、律先輩一人ですから。ていうかどんな妄想ですか」

紬「あれ?唯ちゃんは?」

澪「さぁ…」

梓「あっ、先輩が出てきました」

梓「………」

梓「ぶふぅっ」

澪「な、なんだどうした?!」

梓「り、律先輩の格好がおかしくて…ぷぷぷっ」

澪「私にも見せてっ!」ばっ

じーっ

澪「あぁ、試着室に戻っていっちゃった…」

梓「ひーっ、おかしい…」

澪「梓」ずいっ

梓「は、はい」

澪「律はどんな格好をしていたんだ」

梓「」

梓「む、ムギ先輩みたいな格好でした…」

澪「ムギの格好を…律が…?」ぽわぽわ

澪「すごく…」

澪「すごく、いいじゃないか…」

梓(え?)

澪「どうしてもっと早く双眼鏡を渡してくれなかったんだ!」

梓「」

唯「みんなみてみてー!どーん!」

澪「全身ひょう柄?!」

唯「メス猫ちゃん、今夜は寝かさないぜ」

梓「あの、近づかないでもらえますか?」

紬「唯ちゃんこっち向いてー!はいチーズ」

唯「がおー!」

澪「は、恥ずかしいなぁもう…」


律「ぷはっ、あー苦しかった」

いちご「そう?」

律「いちごはあぁいう店よく行くのか?」

いちご「うん」

律「いやぁ、私にはとてもじゃないが無理だ。体にあわん」

いちご「でも似合ってたよ」

律「おい」

いちご「冗談」

律「冗談かよ!!」

いちご「ふふっ」

律「あー、なんかお腹空いちゃったな」

律「そろそろメシでも食べよーぜ」

いちご「…」こく

律「何か食べたいものある?」

いちご「なんでもいい」

律「実はそれが一番困るんだよな…。んじゃあファミレスでいっか何でもあるし」

いちご「うん」


4
最終更新:2010年11月11日 02:27