唯「澪ちゃんの手、おっきくて冷たくてきもちい」
澪「うぐ……大きいか……唯のは大きくて熱いな」
唯「あう……」
はずかし返しだ。
そんなやりとりをしていると唯の首筋に汗が浮かんでくる。
そこに髪の毛が張り付いて、甘い香りがむわっと漂ってきた。
唯の息遣いは段々荒くなり、吐息と一緒に艶かしい声が漏れている。
これが喘ぎ声っていうやつなのか……すっごくエッチだ……。
唯「はぁ……あん……ふあ、はっ……ん」
澪「はあ……はあ……」
おかげでこっちまで興奮してきた。
それにさっきから唯が……。
唯「ふぅっ……んあっ……っ……っはぁーー……はぁーー」
私にお尻をぐいぐい押し付けてきている。
いや、腰が引けてるのか。
どちらにしろ気持ち良いって事なんだろう。
っていうかそんなことされたら……もっとしてあげたくなっちゃうじゃないか。
私は腰に回していた右手で唯の胸をまさぐった。
唯「ひぃっ! 澪ちゃ、だめ……あんっ!」
そうそう、こうなっちゃうんだよな。
いつだったか律がふざけて私の胸を揉んだことがあったけど、その時も不意を突かれてビクッてなっちゃったし。
ここから先、唯はどうなるのかな……。
ふにふにと軽く触ってみる。
……そういえば人のおっぱいを揉んだのって初めてだ。
うん、確かな揉み心地。
唯も痛がってないし全体的に揉んでみよう。
唯「ふぁぁ……あっ、やぁ……」
いい感じ。
だけどブラウスとセーター越しっていうのがな。
……よし。
私は唯のブラウスとセーターを捲り上げてその中に手を差し込んだ。
唯「ひあっ! ま、待って澪ちゃん!」
待たない。
お腹を指で撫でながら上へ上へ。
指は唯のブラに差し掛かった。
さっきより唯の体温が感じられていいなこれ。
唯も反応が大きくなってる。
このまま指をブラの隙間に入れてみよう。
唯「んんっ……!」
あ、こりこりしてる。
これを押し込んでみよう。
唯「はぁぁ……うっ」
次はそのままくるくると……。
唯「んー! も、ダメッ」
腕を掴まれてしまった。
……やりすぎたな。
後で自分でした事に悶え死にそうだけど今は忘れよう。
右手は抑えられてしまったので代わりに扱くスピードを上げる。
唯「ひぅ! あっあっあっあっ……!」
唯の腰がガクガクと震え出した。
震えている唯がたまらなく可愛い。
唯「あっ……澪ちゃん……みおちゃ……!」
唯が私を呼ぶ。
その度に私の中に暖かいものが流れ込んでくる。
澪「はぁ……唯……ゆいっ」
そんな気持ちを唯にも感じて欲しくて私も名前を呼んだ。
唯「あっ、みおちゃん……! はあっ……あっ」
気持ち良さそうだけど辛そうな声で唯が答える。
唯「んはぁっ……みおちゃん、わたしもう……」
澪「はぁ、はぁ……ん、わかった」
少しだけ強く握って、扱く場所をやや先端の方へシフトする。
出っ張っている所より少しだけ下の部分。
ここを扱くと唯の反応がすごい。
唯「あっ……んん……はぁ……んっ! みおちゃ……みおちゃん……!」
熱に浮かされた唯の嬌声。
最初は熱いと感じた唯のソレも今ではさほど熱いと感じない。
唯の熱に負けないくらい自身も熱くなっていたから。
澪「ゆいっ……ゆいっ……!」
熱に浮かされてるのは私もだな。
もうよくわからなくなってきた。
唯、気持ちよくなって。
澪「あ……ふぁ……ゆい、ゆいっ……すき……だいすきっ……!」
唯「っ! んっ……ああっ! みおちゃんっ……みおちゃ……!!」
唯の身体が今までにないほど痙攣する。
唯「――っあ゛、あぁぁ……んんんんんっ~~――ッ!!」
唯が前のめりになり、ガクガクと大きく揺れた。
私は右手で唯をきつく抱きしめる。
肩越しに見えた唯のソレからはさっき私が舐めたものとは比にならないほどの白く透明な液体が迸っていた。
左手の中はドクドクと脈打ち、液体は便器の中だけに収まらず周りや私の手にも飛び散る。
唯「はーーーー……はーーーー……」
澪「……」
初めて見た光景に言葉が出なかった。
すごい……。
唯「あ、あの、そろそろ……」
澪「へ? ああっごめん!」
サッと左手を退けて唯から離れる。
それと同時に私の中にあった熱も放出されていく。
……だんだん恥かしくなってきた……その前にちょっと気まずい。
唯「えっと……あの……あ、ありがとっ……~~~~っ」
澪「あ、いや……うあ……」
唯がそんなに恥かしがったら私も恥かしくなるって!
ああ~さっきまで大丈夫だったのに!
澪「じゃ、じゃあ私外でまっ……待ってていいよな?」
唯「う、うん……今度は大丈夫……だと思う」
澪「わかっ、わかった!」
半ば逃げるようにその場を後にする。
もうすぐ冷静な頭が今までの事を振り返るんだろうな。
調子に乗ってあんなこと言ったりこんなことまでしちゃっ……!
あ゛あ゛あ゛あ゛っ……保健室行きたい……。
まあ、でも……
『私の恋はボッキキス』
(澪パート)
なんでなんだろ
気になる夜 キミへの
この思い 妄想して
カイてみるよ
もしかして
気まぐれかもしれない
それなのに 回数だけ
増えてゆくよ
好きの確率わりだす計算式
あればいいのに
キラキラひかる 白い液も
グチャグチャへたる マラドーナも
そーだボッキキスで とじちゃおー
はじまりだけは 軽いノリで
しらないうちに 口に含んで
もう喉がなんだか通らない
ララ☆また明日
(唯パート)
どうしようかな
見返すの はずかしい
あれこれと ティッシュにね
出したくせに
気持ちごと
ゴミ箱行きじゃなんだか
この胸が せつないから
持ってようかな
今の気持ちをあらわす
辞書にもない 言葉 賢者タイム
ワクワクしちゃう 計画とか
グダグダすぎる 展開とか
ぜんぶボッキキスで とじちゃおー
今日のできごと 思い出して
いつもトコロが キュンとなって
もう汁出ないから 溜めなくちゃ
ララ☆また明日
澪「こんにちは」
唯「澪ちゃーん! どうぞどうぞ入って入って!」
澪「お邪魔します」
唯「お昼食べてきてないよね?」
澪「ああ、唯に言われた通り食べてないよ。どこかに食べに行くのか?」
唯「違うよ~お昼作ってあるの」
澪「へえ……憂ちゃんが?」
唯「もうっ、わたしだよ!」
澪「そ、そうなのか」
唯「ちゃんと美味しいんだから」
澪「そうだといいな……」
唯「大丈夫っ!」
唯「なんてったって私の料理には愛情が詰まっているからね!」
澪「あぅ……」
唯「ほらーそんなところで照れてるとご飯が冷めちゃうよ」
澪「うぐ、わかってるよっ……唯っ!」
唯「ほえ?」
澪「しゅ、しゅきだぞっ!」
唯「……あぅ」
澪「くあ……ど、どうだ」
唯「自分で言って顔赤くしてるよ……」
澪「お前だってさっきから……」
「…………ふふっ」
「……ごはん、たべよっか」
「……そうだな」
ハートに漬けたシブガキは甘い甘いケーキよりも……
END
最終更新:2010年11月19日 02:11