唯「ふんだ、憂のバーカ」
憂「お姉ちゃん・・・」
唯「家出してやるもんね」
憂「待ってお姉ちゃん!!」
~公園
唯「啖呵を切って出てきてしまった手前、今日帰るわけにはいかないのです」
唯「誰かの家に泊めてもらおう」
唯「誰にしようかな~」
~真鍋家
唯「和ちゃん、私家出して来ちゃったんだ」
和「そうなんだ、じゃあ私生徒会行くね」
唯「和、ちゃん・・・・」
~田井中家
唯「~と言うわけで家出してきました。泊めて下さい」
律「家出?」
唯「そうなんです」
律「へ~」
バタンッ
唯「わああ酷いよ、律っちゃんドア閉めないで~!!」
ちょっとだけドア開けて
律「私は用事あるから、他の奴に頼め。ムギの家なんてどうだ?多分豪華だぞ~」
唯「そ、そうか。美味しい物とか食べられるかも」
唯「ムギちゃんの携帯つながらないや。家にかけてみよう」
斉藤「大変申し訳ございませんが紬お嬢様はただいまパーティーの最中でして・・・」
唯「パーティー?」
斉藤「さようです、しばらくはお嬢様は離れられません」
唯「ちぇっ」
唯「じゃあ、誰の家に行こうかな?」
~中野家
唯「と言うわけで家出して来ました」
梓「で、なんで家に来るんです?」
唯「あずにゃんに会いたかったんだよっ」
ダキッ
梓「や、止めて下さいよ、こんな所で」
唯「えへへ」
梓「取りあえず私の部屋行きましょうか」
唯「うん」
~梓の部屋
梓「どうぞ」
唯「わー、あずにゃんの部屋凄いパソコンがある!」
梓「あ!!」
梓「ちょ、ちょっと今パソコン壊れてるんで使えないんです」
唯「そうなんだ、残念~」
唯「あれ、この段ボールにもPC部品在中って書いてある。あずにゃん本当パソコン好きだね」
梓「!!!」
梓「そ、それでパソコン直してるんです」
唯「ふ~ん」
梓「そう言えば、今日泊めるのは無理ですよ」
唯「ふぇっ、そんな!!」
梓「夕方、お父さんとお母さんの友達が家に大勢来るんで」
唯「うぅ~また住む家を失ってしまった」
~秋山家
唯「~と言うわけで家出してきました。泊めて下さい」
澪「と言うわけでって・・・」
唯「ここしか今日泊まる家が無いのです」
澪「他のみんなの家は?」
唯「和ちゃんと律っちゃんには門前払い喰らいました」
澪「あいつら・・・」
唯「ムギちゃん家に電話したら羊さんが出て」
澪「執事だろ・・・」
唯「パーティーがあるから駄目だって言われた」
澪「パーティー・・・」
唯「あずにゃんの家は夕方からお客さん来るって言われて」
澪「で、私の家か」
唯「そうなのです」
澪「ウチは今日パパもママも旅行で居ないから泊まってく?」
唯「い、良いの?」
澪「他に行く所無いんだろ?」
澪(実は一人じゃ寂しかったんだ)
唯「わーい澪ちゃん大好き!!」
澪「わーっ抱きつくな!!」
澪「じゃあ上がって」
唯「うん、おじゃましまーす」
唯「そう言えば私、澪ちゃんの部屋に上がるの初めてかも」
澪「そう言えばそうだな」
唯「わーこの部屋、澪ちゃんの匂いがする~」
クンクン
澪「うわー、や、止めろ///」
唯「澪ちゃんの部屋も、パソコンあるんだね。」
澪「えへへ、パパに買ってもらったの」
唯「あずにゃんの部屋にもあったけど壊れてるみたいで使わせてもらえなかった」
澪「そうなんだ」
唯「インターネット出来るの?」
澪「出来るよ、やってみる?」
PC起動
唯「2ちゃんねるっての見れる?何か色々見られるんだって聞いたことある」
澪「見られるよ」
澪 カチカチカチッ
唯「澪ちゃん手慣れてるね」
澪「そ、そうでもないよ」
唯「へ~田代まさしの獄中写真入手しました。だって」
クリック
画面一杯に出る恐怖画像
澪「ウワーッ!!」
唯「な、何コレ?澪ちゃんどうすればいいの?」
澪「わ、分からない・・」
澪「うぅーっ画面から消えない・・・」
唯「コンセント抜けば良いんじゃないかな?」
プツンッ
澪「き、消えた・・・」
唯「澪ちゃんの卒業アルバム見たい」
澪「え・・・?」
唯「見たい~」
ジタバタ
澪「わ、分かったから暴れるな」
唯「わーい」
澪「ホラ」
唯「ほうほう」
ペラ
唯「中学生の澪ちゃん可愛い」
澪「あ、ありがと///」
唯「この頃からおっぱい大きいね」
澪「どこを見てる・・・」
澪「唯、夕飯どうする?何処か食べに行く?それとも何か作ろっか?」
唯「澪ちゃんの手料理が食べたいです!!」
澪「遠慮無しだな・・・じゃ作ってくるから待ってて」
唯「私も手伝う~」
~キッチン
澪「唯、結構料理できるんだな」
唯「えへへ、最近憂に教わってるの」
澪「へー」
唯「でもまだまだ憂には敵わないけどね」
澪「そう言えば憂ちゃんとの喧嘩の原因は何なんだ?」
唯「憂がアイス2個食べちゃ駄目だって」
澪「アイス2個・・・そんな事で家出するなよ・・・」
唯&澪「いっただきまーす」
パクパク
唯「う~ん、美味しい!」
澪「本当だ、美味しい」
唯「うまうまー」
モグモグ
~夜
澪「私はこっちの布団で寝るから唯はそっちの布団使って」
唯「うん、ありがと」
唯「えへへ、こうやって澪ちゃんと二人きりになるの珍しいよね」
澪「そ、そうだな」
唯「あのさ、澪ちゃん一緒の布団で寝ようよ」
澪「ええ?!そんなの、は、恥ずかしい」
唯「良いじゃーん女の子同士なんだし」
澪「で、でも」
唯「ほら、おいでよ」
ポフポフ
澪「・・・と、特別だぞ///」
唯「澪ちゃんやっぱり髪綺麗~」
ナデナデ
澪「あ、ありがと///」
澪(唯、間近で見るとやっぱ可愛いな///)
澪は顔が赤くなってるのを見られまいと顔を背けた。
唯「澪ちゃーん!!」
ダキッ
澪「うわっ」
唯は澪の背中に、突然抱きついてきた。むにゅっ、とした感触が背中越しに伝わる。
澪(唯に抱きつかれると///)
唯「あんまり澪ちゃんに抱きついた事無いからタマには良いよね」
澪「ひゃあっ!」
唯の息が耳元に吹き掛けられ澪は思わずヘンな悲鳴を上げてしまった。
唯「ぷにぷに~澪ちゃんのおっぱい、ぷにぷに~」
澪「こ、こら・・・変な所触るな///」
澪(変な気分になっちゃうだろ///)
唯「今夜は寝かさないぜ、子猫ちゃん」
唯はそう言ってウインクをした。
その仕草がとても可愛くて、澪は思わず見つめてしまった。
澪「言葉の意味分かってないだろ?ウインクできてないし」
唯「えへへ」
と、唯は満面の笑みで微笑んだ。うわ、可愛い・・・
「澪ちゃんどうしたの?顔赤いよ?」
そう言って唯はずいっ、と顔を近付けてきた。くりくりとした目で私を見つめるのは反則だと思う。
ぷつん、と張り詰めた緊張の糸が切れた。どう見ても理性は限界です。本当にありがとうございました。
ムッツリスケベの澪しゃんの脳内リミッターが解除されてしまいました。
澪「唯っ!!」
唯「えっ? ちょっ澪ちゃ? ―――ふむっ!?」
澪は唯をぎゅっと抱きしめると、一気にその可愛らしい唇を奪った。
そして、舌を絡ませたまま澪はゆっくりと唯を押し倒す。
「ん・・・ふっ・・・う」
「ぅ・・・ん・・・・・はぁ」
唯の舌は熱く自分の舌と絡まったとき、興奮は一気に加速した。
唯「み、澪ちゃん、駄目だよ。や、やめよ」
唇が離れた時、唯は緩みきった口で訴えた。
澪「やだ」
澪は子供みたいに言うと唯の首を舐めてくる。
唯「ええ?、そんな、私心の準備が・・・・・・」
「やっ、そ、・・・あんっ、ひぃん・・・・・・!」
ガクガクと震える唯にかまわず澪は首筋をなめ回す。
澪「唯、今夜は私を寝かさないんだろ?」
そう言って澪は唯の口を奪う。舌を入れる。
- 唯も舌を出す。静かな部屋にぴちゃぴちゃといやらしい音が響く。
澪は唯の耳を甘噛みする。唯は思わず声が出てしまう。
唯「うひゃっ、そこ弱い・・・」
澪「唯ってば結構エッチな子なんだね…ふふっ」
唯「そ、そんなエッチなのは澪ちゃんだよ」
澪「うふふ、そんな顔で言っても説得力無いぞ」
澪は唯を再び押し倒すと、唯の首筋をペロリと舐めあげた。
唯「うっ・・・ふぅっ」
唯は身を竦め、ビクビクと震える。
澪「ふふっ唯は本当に感じやすいな」
唯「ああっ、んあっ、やっ」
―――こうして唯の可愛い声がずっと響いてました。
~事後
澪「唯ってばすっごく可愛かったよっ」
唯「やぁん、そんな事言わないで・・・・・・」
澪がそう囁くと、唯は恥ずかしそうに布団に顔をうずめる。澪はそっと唯の頭を
なでなでして、ぴったりと体をくっつけた。
唯「うふっ、澪ちゃん暖かい」
澪「私も唯のぬくもりが気持ち良い・・・・・・」
澪「好きだよ、唯・・・・・・」
唯「私も・・・・・・好きだよ澪ちゃん・・・・・・」
澪は唯と指を絡めたまま、安らかな眠りに落ちていった―――
~次の日の朝
澪「うぅーん、背中が重い・・・」
澪「うわっ唯が背中に!!」
澪「そうか、昨日は唯と・・・///」
澪「可愛い寝顔」
澪「ぷにぷに~唯のほっぺた、ぷにぷに~」
ツンツン
唯「・・・う、あう、う」
澪「早く起きろ、寝ぼすけ」
お終い
最終更新:2010年11月20日 00:59