律「なあ、梓の澪を見る目って変だと思わないか?」

唯「そおかな?」

紬「分かるわー、憧れの先輩を見る目って言うよりはむしろ・・・・」

律「そうだ、むしろ好きな人を見る目」

紬「そう、アレは恋する乙女の目よ」

唯「恋する乙女!」

紬「元々梓ちゃんは澪ちゃんを慕ってる感じだったわよね」

律「ところが文化祭のパンツ事件のビデオ見て鼻血出したりしてた」

紬「この前ロミジュリの練習の時に澪ちゃんが制服着崩した時にも発情してたわ」

唯「で、肝心の澪ちゃんはあずにゃんの事どう思ってるんだろ?」

律「そこが問題だな」

紬「ねえねえ、ちょっと部室で二人きりにしてみない?」

唯「良いね」

律「それは面白いな、でも部室の中覗き見してー」

紬「それなら任せて」


ムギ、斉藤に電話。

紬「斉藤、例の物を学校に」

斉藤「かしこまりました」

紬「これで準備はOKよ」


梓「あれ?唯先輩達は?」

澪「学園祭の打ち合わせで遅れるって」

梓「へーそうなんですか」

梓(と、言う事は部室で澪先輩と二人きり)


~別室

唯「へー、凄い。ここから部室の中が見える」

紬「部室にカメラを設置したの」

律「で、ここのモニターで見る訳か」

梓「ジッ・・・」

澪「ん?どうした?」

梓「いや、何でも無いです」

澪「そ、そうか」

澪「ここは乾燥するな」

澪はバッグからリップを取り出し塗りだした。

梓「あ、私も」

梓(緊張の余り唇が乾いて・・・)

ガサゴソ

梓「あ、あれ?」

澪「どうしたんだ?」

梓「リップクリーム落としちゃったみたいで・・」

澪「そうなの?私ので良ければ使うか?」

梓「え?そんな?」

澪「ほら、おいで塗ってあげるから」

梓「い、良いんですか?」

澪「口、うーってして」

梓「うーっ」

ぬりぬり

澪「梓の唇ちっちゃくて可愛いな」

梓(澪先輩と間接キス///)

律「澪にもその気があるなこりゃ」

唯「澪ちゃんがあんな事するなんて意外」

紬「まあまあ!」

律「よし、明日も観察を行う」


~翌日

梓「あれ?今日も唯先輩達居ないんですか?」

澪「ああ、今日も打ち合わせだってさ」

梓「へー」

梓(今日も澪先輩と二人きり)

澪「今日は遅くなるから二人で先にお茶してて良いって」

梓「あ、じゃあ私お茶煎れますよ」

梓「澪先輩、モンブランと苺ショートどっち食べます?」

澪「じゃ、苺ショート」

梓「じゃあ私モンブランで」

パクパク、もぐもぐ

澪「梓も苺ショート食べるか?ほら、あ~ん」

梓「あ、はい。あ~ん///」

梓「じゃ、じゃあお返しにモンブランを、あ~ん」

澪「あ~ん」

澪は、ふいに梓に顔を近づけた。

梓(顔近すぎます///)

澪「梓、ほっぺにクリーム付いてるぞ」

梓「へ?」

澪は梓のほっぺに付いたクリームを指で取るとぺろりと舐めた。

梓「ありがとうございます。何か私子供みたいですね」


律「何だ、このバカップルは?」

唯「結構良い感じじゃない?」

紬「まあまあまあまあまあ!!」



~次の日 またも二人きりに

澪「全く、二人じゃ音合わせも出来ない」

梓「あ、じゃあ今日ちょっと勉強見てもらって良いですか?」

澪「勉強?ああ良いよ」

二人きりで机に密着して座る。

澪の黒髪が優しく視線の先で揺れる。

思わず梓は澪の横顔に見とれてしまった。

澪「梓、梓、聴いてるか?」

梓「・・・・・あ、ハイ、すいません」

澪「どうしたんだボーッとして?」

梓「あの・・・」

梓「あの、澪先輩は私の事どう思ってます?」

澪「どうしたんだ突然?」

梓「いえ、ちょっと気になって」

澪「梓の事か・・・」


唯「あずにゃん、遂に告白?」

紬「あらあらあら」

律「おいおい、マジかよ」


澪「梓は頼りになる私の自慢の後輩だよ」

梓「ありがとうございます」

澪「で、梓は私の事どう思ってる?」

梓「その、憧れの先輩って感じです」

澪「ふふ、嬉しいよ」

ナデナデ

梓「えへへ」


唯「あれ?告白無し?」

紬「しょぼーん」

律「いや、これからだ」


梓「でも私は、その、憧れだけじゃなくて・・・澪先輩が好きなんです」

梓「普通の好きじゃなくて、つまりその・・・恋愛感情なんです」


唯律紬「キター!!!」


澪「・・・・私も・・・梓のこと好きだよ」

梓「ほ、本当に?」

澪「本当だ。梓、キスしようか?」

梓「え、キ、キス・・・?」

澪「私とキスするの嫌?」

梓「・・・嫌じゃないです///」


律「え?ちょ、ちょっと、本当にするの?」

唯「ゴクリ」

紬「キラキラキラ」


澪「梓、おいで」

梓「は、はい」

梓の顎を掴み顔を寄せる澪

唯律紬「キマシタワー!!」


澪「ぷ、くくく、あはははは」

梓「?」

澪「律、唯、ムギ、カメラで観てるんだろ?」

唯「ええ?」

律「何・・・だと?」

紬「斉藤ォーッ!!!!!!しくじったわね!!!」



~部室

澪「全く趣味の悪い事するな」

律「勘の良い奴め」

唯「何時から気づいてたの?」

澪「一昨日からだよ」

紬「斉藤ォーッ!!!!!!」

梓(・・・・・・・)

唯「ちぇっ、せっかく澪ちゃんとあずにゃんがくっつくと思ったのに」

律「モニターとか片付けてくるか」

唯「そうだね」

紬「斉藤ォーッ!!!!!!」

バタン

部室から出て行く3人

澪「ごめんな、なんか梓も騙してたみたいで」

梓「そうですよね、澪先輩が私の事なんて・・・・」

澪「でも、梓と二人きりの時に言った言葉は全部本当だよ」

梓「?!」

澪「実はカメラに気づいたのは遂さっき、キスする直前だった」

梓「え?」

澪「見られてたの悔しいから一昨日から気づいてたって言っただけ」

梓「じゃ、じゃあ・・・」

澪「カメラも無いしさっきの続きしょっか?」

梓「・・・・はい」


そして、そのまま見詰め合った二人の唇はゆっくりと近付いてゆき

澪「梓」

梓「澪先輩・・・」

そっと重ねられた唇。

一旦唇を僅かに離して互いに見つめ合う。

再び、澪が梓の唇を塞いだ。

今度は舌を絡める長いキス。




唯「部室入れないね」

律「ったく、いつまでキスしてんだ?」

紬「ハアハア」

紬(良い物が見れたし斉藤は許しましょう)



お終い



最終更新:2010年11月23日 00:38