純「うん……」

梓「よし、じゃあ始めようか……」






憂&純&梓「ぱじゃまぱーてぃーをっ!!!」


――こんにちわ、平沢憂です。三度のご飯よりお姉ちゃんが大好きな、平沢憂です。

でも、確かに、お姉ちゃんのことは大好きだけれど。

私も、同級生の友達と遊ぶ時間は欲しい。


今夜は、お姉ちゃんとけいおん部のみなさんが泊まり込みで受験勉強会を開くそうなので、純ちゃんと梓ちゃんがうちにお泊りにきてくれることになったんです。

明日までお姉ちゃんに会えないのはちょっとだけ寂しいけど、でも梓ちゃんと純ちゃんと一緒にお泊り会ができるのはすごく嬉しいです。

今夜はなにをして過ごそうかな。

憂「と、いうことで」

梓「ふとんこんなかんじ?」とんとん

憂「うん、ありがとう梓ちゃん」

梓「こら純ー、ちょっとは手伝ってよー」

純「待って待って。次の巻で海南戦終わるから」

梓「もー、せっかく憂の家でぱじゃまぱーてぃーだっていうのに、ここにきてスラムダンクなんか読み始めて……」

憂「まぁまぁ梓ちゃん。いいじゃん、スラムダンク面白いし」

梓「また憂はそうやってー。ちょっと純を甘やかしすぎだよ」


純「よし」ぱたん

梓「終わった?」

純「うん。次綾南」

梓「まだ読む気?!」

純「いやー、なんか止まらないよね、スラムダンク」

憂「うんうん」

梓「あのねぇ……」

純「もう、ウソウソ。憂ー、最後まで借りてっていいー?」

憂「うん、いいよー」

純「続きは家でじっくり読みますから」ふんす

梓「ま、まぁ良しとしよう……」

純「でもさー、まだ8時じゃん。ぱじゃま着てふとんしいたって、なーんも眠くないよ?」

梓「ゔ……ぱ、ぱじゃまぱーてぃーっていうものはそういうものなんだよ……」

憂「なんか”お泊りしてる”って気分になるよね~」

梓「そうそう」

純「いや、梓はともかく憂は自分ん家でしょ」

梓「……じゅーんー……」

純「あははごめん冗談だよ冗談」

純「でも、実際問題これから何するのさ」

憂「おしゃべりとか」

梓「ぱじゃまぱーてぃーの醍醐味だね」

純「ふむ。じゃ定番に恋ばなかな?……二人は今好きな人とかいるの?」

憂「えっ……、いないなぁ」

梓「私も。特には」

純「女子校だしねー」

憂「ねー」

梓「……純ってさぁ……話題すぼませる天才だよね」

純「うーん、なーにーしーよーうー」ごろ

憂「ゲームでもやろうか?」

梓「うん、いいけど」

純「ねぇ憂うい、64ある、64?」

梓「へ?」

憂「うん、あるにはあるけど」

純「おっし、64やろーよ64!」

梓「え~……」

純「なによぅ梓。64面白いんだよ。4人同時に対戦できるんだよ。プレステじゃこうはいかないよっ」

梓「そりゃそうかもしれないけど」

憂「ちょっと待っててねー。押し入れから出してくるから」

梓「え、ちょっとそれ手間かかりそうじゃん。無理にやんなくてもいいよ」

純「やだ!64やる!!」

梓「じゃあ憂を手伝いに行けっ」ぽけ

純「いたっ」

どさ

純「うひゃあー、年期入ってるねこりゃ」

憂「懐かしいな~、昔よくお姉ちゃんと遊んだっけ」
梓「ねぇ、コントローラーはいくつあるの?」

憂「私とお姉ちゃんので……二つだね」

純「ありゃ。三人でスマブラできないじゃん」

梓「……じゅーんー」

純「アハハ、ダメだこりゃ」

梓「……どうすんのさコレ」

憂「んー、じゃあさ、一人用を代わりばんこにやってこうよ」

純「お、憂ナイスアイデア」

梓「もぉ……」

純「ソフトは?」

憂「この箱のなかに入ってるよ」

純「がさごそ」

梓「なんかごめんね、純がこんなで」

憂「ううん、けっこう楽しいよ。それに梓ちゃんが謝ることじゃないよ」

梓「そっか、ならいいけど……」

純「あ!ゼルダあるゼルダやろう!!」

憂「うん、やろう!」

梓「うわー、懐かしいなー」

がしょっ

純「よーし、やるぞー」

梓「あ、当たり前みたくコントローラー持ってるし」

データ1 ゆい
データ2 うい
データ3 NONE

純「お、空きがあるんだ」

憂「じゃあそこから始めよっか」

梓「唯先輩と憂はどこまで進めたの?」

憂「私はあんまりやらなかったなぁ~……お姉ちゃんは大人になってしばらくしたら飽きちゃったみたい」

梓「へぇ~」

純「名前は……あずさ、でいいか」

梓「?!」

梓「また勝手な……」

純「まぁまぁ。名前くらいでそう怒りなさんなって」

憂「あ、始まったよ」

純「うっし、やるか!」

梓「はぁ。……えっと、まず最初はどうするんだっけ?」

純「盾と剣を取りに行くんだよ。そうしないとデクの樹さまのところまで行けないの」

憂「へぇ、よく覚えてるねぇ」

純「んふふ」

純「ここをくぐるとね」

梓「あー、思い出してきた」

憂「奥の宝箱だよね?」

純「そうそう。ぱかっ」

梓「まずは剣ゲットだね」

憂「盾はどうするんだっけ?」

純「買うんだよ」

梓「え、買うんだっけ?」

純「うん。身も蓋も無く。ちなみに40ルピー」

梓「へ、へぇ……」

憂「池の石を跳んで渡ると5ルピーもらえたよね」

純「そーそー」

純「で、店のカウンターの裏にも5ルピーが隠れてて」

憂「これで剣と盾が揃ったね」

梓「さっそく最初のダンジョンだよ」

純「おっとその前に。プチ戦闘があるのをお忘れなく」

ぐぁば

梓「わっ!びっくりした……!」

純「デクババはね、トドメをどこに刺すかで得られるアイテムが変わるのですよ」

憂「そうなの?」

純「うん。茎を切って倒すとデクの棒。頭を切って倒すとデクの実がもらえるわけ」

梓「へぇ、昔はわかんなかったなぁ……」

純「ってかデクの実って使い時ないんだよね。棒よこせ棒」

純「さぁさ、デクの樹さまの中ですよー」

梓「最初は上に行くんだよね?」

純「うん。パチンコを取るのです」

憂「そこのハシゴのぼって」

梓「そこの部屋だ」

がらら

憂「まずは練習って感じだね」

純「はいデクナッツげきはー」

梓「……よくみたら可愛いなこのコ」

純「ゔぇ梓その趣味はオカシイ」

憂「パチンコゲットだね!」

梓「で、もっと上に昇れるんだね……あ、宝箱」

純「あれはコンパスだよ、確か」

憂「へぇ……、ってあれ?取らないの?」

純「コンパスとダンジョンマップって、持ってても結局あんま使わないしね。だからあの宝箱は開けません。それが私のジャスティス」

梓「なんのこっちゃ」

純「んー……」

憂「ん、どうしたの純ちゃん?」

純「飽きたっ!!」

梓「えぇっ?!」

純「だってなんかもぉ覚えてんだもん」

梓「あのねぇ……」

憂「別のゲームにしよっか?」

純「んー、いいや。ゲームそのものが飽きた」

梓「はぁ……」

梓「じゃ、何するの?」

憂「んー、どうしよっか」

純「ねぇ、おなか空かない?」

梓「いや、二時間前に晩御飯食べたじゃん」

純「えへへ。なんかちょっと間をおいたらぜんぜん入る」

梓「太るよ」

純「うん」

梓「いや”うん”って……」

憂「うーん、でもどうしよう。晩御飯は残らなかったし」

純「コンビニ行こうよコンビニ」

梓「へっ?」

純「なんかお菓子とか食べたい」


ぴろりろりろ

店員「しゃんせー」

純「んー、夜のコンビニってなんかいいよねー」

憂「あ、なんかわかる。いつもと違って人が少ないのがいいよねぇ」

梓「なにそれ、よくわかんない」

純「なんか意味なくライターのとこ言っちゃうよねー」

梓「え、純ライターなんかどうすんの」

純「こうね、火に向かって指をシュッて。シュッて」

梓「うわああ!!何やってんの指燃えるよ?!」

純「だいじょぶだよー、熱くないもん」しゅっ

憂「純ちゃん、火遊びはよくないよ」

純「こうね、熱さを感じないギリギリのスピードで火に指を……熱っ!」

梓「言わんこっちゃない」

純「そんなことよりお菓子だよ!」

梓「それはこっちのセリフだよ」

憂「なに食べる?」

純「しょっぱいものが欲しいよね」

梓「ポテチとか?」

純「そうそう。ポテチ」

憂「ジュースも買おっか。今うち置いてないし」

純「さすが憂だねっ!!……さて、じゃあ、二、三袋ほどポテチを見繕いますか」

梓「え、そんなに?!」

純「一人二、三袋ね」

梓「いやいやいや」

店員「1500円でーす。あしゃんしたー」

純「ふぅ、買った買った」

梓「ほんとに、お菓子とジュースだけで1500円もいくと思わなかったよ……」

憂「ぱーてぃーだもん。たまには、ね」

純「そうそう、たまには、ね」

梓「純はいっつもこんなんじゃん」

純「えへへ」

憂「ん、じゃあ帰ろうか」

純「おー」

梓「おー」

純「さぁ!食べるぞぅ!」

梓「どれから開ける?」

純「なに言ってんの梓。全部開けちゃえばいいでしょうが」

ばさんばさん

梓「なっ……!」

憂「あ、そうすると食べ比べとかできて楽しそうだね」

純「ふふん、そういうことさ」

梓「途中で食べらんなくなっても知らないよー」

純「へーきへーき。ぱく」

憂「ジュース注ごうか。梓ちゃん純ちゃん、どれがいい?」

梓「私コーラ」

純「みつや」

憂「は~い」

とぽとぽ

純「では」

梓「ひらさわけぱじゃまぱーてぃー第二部の開始に」

憂「かぱ~い!!」


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最終更新:2010年11月26日 03:47