「ただいま~」

「お邪魔します」

「いらっしゃいませ~」


この家のもう一人の住民である憂ちゃんが出迎えてくれる


「急にごめんなさいね~」

「いえいえ、ゆっくりしていってください」


唯ちゃんの部屋に行くのかと思ったら、リビングに通された

まさか、リビングで姉妹丼の説明をしなければならないのか

背中に冷たいものが走るのを感じながら、お茶をすする


「ねぇ?ムギちゃん、お昼のことなんだけど・・・」


ついにきてしまった。これは説明をしなければならないんだろうな


「お姉ちゃん?何のこと?」

「えへへ~姉妹丼についてだよ~」


憂ちゃんの動きがピタリと止まる。


部室の時と似た空気があたりを支配していた

私が喋らないとずっとこのままだろうな、と思ったので覚悟を決めて説明することにした


「ゆ、唯ちゃ・・・・」


私の言葉は最後まで言わせてもらえなかった。気が付けば憂ちゃんに押し倒されていた

にこにこした顔がだんだんとだんだんと近づいてきて、ついに距離が無くなった


憂ちゃんとのキスは簡単なものだった。

くちびるとくちびるを触れ合わせるだけのフレンチキス

でも、頭の中に落とされた衝撃は大きかった


なんで憂ちゃんが私にキスを?


憂ちゃんとくちびるを合わせていると、いつの間にか唯ちゃんが真横に来ていた


「う~い~先走りすぎだよ~」


唯ちゃんもニコニコと笑っている。姉妹一緒の可愛い笑顔


「ごめんね~お姉ちゃん~」

「えへへ、しょうがないよ~私も同じことしようと思ってたからね~」


私にくっついたまま、唯ちゃんと憂ちゃんが喋っている

私は呆然としながら、談笑している二人を見つめていた


「次は、私がムギちゃんにちゅ~」


避けることはできそうに無かったし、避ける気も無かった

『むにゅ』っとした感触の後に『ちゅっ』という音が響く


私は一体ここに何をしにきたんだったかな

あぁ、姉妹丼のことを唯ちゃんに教えるためだったわ~

でも、今の現状はどうだろう?姉妹丼に食べられている気がする

姉妹丼は食べるもの?食べられるもの?もう少し調べとけばよかったわ

二人ともくちびるが柔らかいな~私のくちびるもそうなのかな?


ぼーっとしていると、憂ちゃんが『大丈夫ですか?』と声をかけてくれた


「大丈夫よ~ちょっと考え事をしてただけだから~」

「ムギちゃんお昼もそんなこと言ってたよ~」

「うふふ~今日は考えることが多い日なのよ~」


にへらと唯ちゃんが笑う。にへらと憂ちゃんが笑う

もう、考える必要は無いかな。今度は私からキスをしよう

お返しとばかりに、憂ちゃんのほっぺたにキスをする。

自分からキスをしてきたのに、キスされる側になれば顔を赤らめてじっと目をつぶっていた


「憂ちゃん可愛い・・・」

「は・・・恥ずかしいので早くお願いします」


もう耳まで真赤になっていた。くちびるにキスする前に、耳も舐めたくなってきた

ぺろり、ぺろり、かぷっ


「んっ・・・」


憂ちゃんの悩ましげな声が聞こえてくる。まずは丁寧に耳の周りをなぞっていく

上から下へゆっくりと舌とくちびるで感じ取り、耳たぶをもう一度かぷりと優しく噛んだ


「ぁ・・・」


憂ちゃんのか細い声が聞こえて、しっかりと抱きついてきた

もう少し耳を舐めてあげようかな?と思っていると、わき腹をつんつんと突付かれた

唯ちゃんだ。憂ちゃんの相手ばかりしていたから、ちょっと拗ねた顔になっている

こんな顔でも唯ちゃんは可愛らしく見えてしまう。


「憂ちゃん?」


「は、はいっ!」


目を閉じてキスを今か今かと待っていた憂ちゃんはびっくりしたのか、声が裏返っていた


「うふふ、ごめんなさいね。先に唯ちゃんからでもいいかしら?」

「も~お姉ちゃんったら・・・」


口調は怒ったような感じだったが、顔は笑っていた

憂ちゃんが離れて、代わりに唯ちゃんがえへへと笑いながら私の上に跨る

憂ちゃんが場を離れようとしたど、ぐいと服をつまんで引き寄せた

上には唯ちゃん、右には憂ちゃん

まるで夢の続きのようだった。「いや、夢でも構わないかな」と思い直す

唯ちゃんと憂ちゃんのの大きな茶色い瞳を見つめていると、吸い込まれそうになる

ここだけ、どこか遠くの世界へ来てしまったかのような感覚を覚えた


「唯ちゃん、もっとこっちに来て・・・」

「えへへ・・・ムギちゃんにだーいぶ!」


そう言って、胸のあたりに顔を突っ込んできた

甘えんぼの唯ちゃんらしいなと思い、くすりと笑った

唯ちゃんが私の胸に顔を埋めている間に憂ちゃんとキスをした

さっきみたいに軽くではなく、しっかりと舌と舌を絡ませて


ちゅっ・・・ちゅっ・・・

ちゅっ・・・ちゅっ・・・


顔は赤く染まっていたが、目はしっかりと私を見ていた

憂ちゃんと短いキスを交わした後、今度は唯ちゃんとのキスに移る

胸の方にも多少の未練があったようだが、キスとの天秤にかけた結果こちらになったらしい

唯ちゃんはいきなり首の後ろに手を回し、一気にキスの体勢まで持ち込んできた

がっつくように、舌を差し入れてきた。姉妹といえどここまで反応が違うと面白い

舌を私の口の中に入れた途端勢いが弱くなり、ゆっくりとねっとりと口内を犯してきた


「んんっ・・・・!」


今度は私のほうがだらしない声をだしてしまう

唯ちゃんにキスされて無防備になったところに、「さっきのお返しです」と憂ちゃんが耳たぶを舐めてきた

唯ちゃんに舌を貪られながら、憂ちゃんに耳を貪られていた


ちゅぱっ・・・ちゅっ・・・ちゅぱっ

ちゅっ・・・ちゅぱっ・・・ちゅぱっ


唯ちゃんと憂ちゃんの頭をなでなでしながら、いつまでもこうしていたいなと考える


すると突然、唯ちゃんが私のふとももの外側を触り始めた

最初はくすぐったい感じだったが、徐々に気持ちよくなり始めてきている

下から上へ下から上へちょっとずつではあるが、手が移動していた


「ぁあ・・・・んっ」

「紬さんって案外感じる方なんですね」


憂ちゃんがくすりと笑い、今度は左側の耳たぶを甘噛みされた

もう、私からは何の抵抗もできなかった。

唯ちゃんがふとももの内側に手を伸ばしても

憂ちゃんが私の上の下着を脱がし始めても

抵抗せずに、ただただ荒い呼吸を吐きながら見ているだけであった


「ムギちゃ~ん!そろそろおっぱいをいただきま~す」

「お姉ちゃんは左側だよ?」

「わかってるよ~さすがの私でも2つとも独占しないもん!」


お互いの呼吸がピタリと合った動きで私の胸に手を伸ばしてきた

まずは乳房全体をゆっくりと揉まれていく


「うーむ・・・このボリュームはうらやましいですな~」

「お姉ちゃんもそのうち大きくなると思うよ?」


普段通りの生活を行っているかのように、淡々と胸を揺らされ続けた


「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・あぁ・・」

「へへ~ムギちゃん無防備になってきてるよ~」


足の内側を丹念に撫でられ続ける


「紬さん、首筋も弱いんじゃないですか?」


鎖骨から顎にかけてのラインを舌でなぞられる

もうこれだけで、限界に達しようとしているのが分った


唯ちゃんと憂ちゃんは私のそんな様子を見て、そろそろだと感じたのか

乳首を口に含み、舌先で転がし始めた。

右側には憂ちゃんが、左側には唯ちゃんが

くちびるでちょっと引っ張ってみたり、口をすぼめて吸ってみたり

乳首を舐められるのがこんなに気持ちがいいものなんて・・・

そんなことを考える間に、二人の手はふとももの内側を上へと目指していた


二人とも顔を上げたと思ったら、乳首から口を離しキスをしてきた

一人ずつのキスではなく、三人一緒にキスをする

ぴちゃぴちゃといやらしい音があたりに響く

片方の手で乳首をいじられ、弾かれ

もう片方の手で下着の上から撫でるように、擦るように

激しい訳でもなく、優しい訳でもない


「もう駄目!」頭の中でそう思ったときには体が硬直していた


激しい快感が体中を包んでいる間、唯ちゃんと憂ちゃんはキスしながら

体中を優しく、優しく撫で続けてくれていた

その後のことはよく覚えていない

気が付くとリビングのソファに寝かされていた


「ムギちゃんいっぱい寝ちゃったね~」

「紬さん、今日は晩御飯食べていかれますよね?」


本当に何も無かったかのように話かけられた

あれは私の夢だったの?


「そうね、悪いけど頂こうかしら?」

「わかりました~すぐに用意しますね」


憂ちゃんはそう言って、台所に引っ込んでいった

残された私と唯ちゃんは暫く無言状態が続いた

先に口を開いたのは私のほうが先で、本当に行為があったのか探りをいれてみる


「今日のことなんだけど・・・・」

「あぁ~それね!今は憂もいないし・・・」


あれ?唯ちゃんは何のことを言っているのだろう


「部室で話せなかった内容を教えて~!」

「あ、『姉妹丼』・・・」

「そうそう!それだよ~」

「昨日憂に聞いたら、『めっ!』って言われちゃったから」


私は昨日調べたサイトでの知識を・・・[姉妹丼とは、姉妹関係にある複数の女性と性行為を行うことである]

唯ちゃんにさっと説明する。最初は笑顔で聞いていた唯ちゃんだったが

話を進めていくうちに顔が真っ赤かになっていき、ついには


「う~~ストップ!」


と、ギブアップ宣言をしてしまった


「そんな内容だったんだね~誰も教えてくれないはずだよ・・・」

「うふふ、あんまり外で話す内容じゃないものね~」

「ねぇ?ムギちゃん」

「ん、なぁに?」

「姉妹丼って・・・具が姉妹ってことだよね?・・・多分」

「う~ん・・・確かにそう考えた方が分り易いわね~」

「それなら・・・ごはんはムギちゃんだね!」


びっくりして唯ちゃんを見上げる。先程の恥ずかしそうな顔はもうそこになかった

ちょうどそのとき、憂ちゃんがご飯を運んできた


「あ、う~い~私も運ぶのを手伝うよ~」


ひょいと、席を立って台所に消えていく唯ちゃん


「お姉ちゃ~ん、熱いから気をつけてよ~」


そう言いながら、私の前に真っ白いご飯を置いてくれる

台所にそのまま進むと思われた憂ちゃんが、振り返り


「あ、紬さん・・・おかずは熱いうちに食べてくださいね?」


憂ちゃんの一言で、体がどんどん熱くなっていくのを感じた

揃って台所から出てきたときには、二人とも衣類を一切身につけていなかった

二人ともにこにこニコニコ笑っている

明日は休み。今日は友達の家に泊まることを電話で伝えなきゃ


END



最終更新:2010年11月27日 03:02