唯「うーん・・・何がいいかなぁ・・・」

憂「お姉ちゃんどうしたの?」

唯「ほら、明日11/11でしょ?あずにゃんの誕生日なんだよね~」

憂「うん、そうだね~」

唯「何をプレゼントしようかな~って」

憂「お姉ちゃん・・・今考えてるの?」

唯「うん」

憂「もう時間が無いよ・・・」

唯「えっ!」



唯の部屋

唯「う~・・・憂に怒られちゃった・・・どうしよ・・・」

唯「そうだ!みんなに相談してみよう!」

プルルルル

梓『はい、もしもし』

唯『あ、あずにゃん?あのね~』ブチッ

梓「はい・・・あれ?もしもし?切れちゃった」


憂「お姉ちゃん!梓ちゃんに直接聞いたら意味ないじゃん!」

唯「はっ!そうだった!」

唯「う~ん・・・じゃあムギちゃんにでも」

憂「そうだね、紬さんなら!」

プルルルル

紬『もしもし~』

唯『あ、ムギちゃん!おのね、相談なんだけど~』

紬『どうかしたの?』

唯『明日あずにゃんの誕生日でしょ、プレゼント何がいいかな~って』

紬『唯ちゃん・・・もうプレゼント選ぶ時間は無いわよ・・・』

唯『う・・・ごもっとも・・・』

紬『でも唯ちゃんならとびっきりのプレゼントをあげれるわ』

唯『えっ!なになに!?』

紬『唯ちゃんのからd』ブチッ

唯「えっ!?ムギちゃーん!ムギちゃーん!ちょっと憂!」

憂「お姉ちゃん、次行こう次」

唯「うう・・・ムギちゃんのなんだったんだろう・・・」

憂「お姉ちゃんにはまだめっ!な事だからダメだよ」

唯「そうなの?って憂は知ってるの?」

憂「次は澪さんかな」

唯「無視られた・・・」

プルルルル

澪『もしもし、唯どうした?』

唯『あのね澪ちゃん、明日あずにゃんの誕生日でしょ』

澪『そういえばそうだったな』

唯『お誕生日プレゼント何かないかな~ってみんなに聞いてるんだけどさ』

澪『うんうん』

唯『さっきムギちゃんに電話したら、私ならとびっきりのプレゼントが出来るって言っててね』

澪『なんだ・・・それ・・・』

唯『ムギちゃんが途中まで言ってたんだけど、からd』ブチッ

澪「か・・・体・・・?///あ、切れてる・・・」

唯「ちょっと!憂!」

憂「そこを掘り下げちゃだめ!」

唯「なんでなの!とびっきりなんだよ!?」

憂「まだ早いの!」

唯「何が早いの!?」

憂「もっと大人になってから!」

唯「もう大人だもん!」

憂「どの辺が?」

唯「この辺だよ!」

憂「はいはい、次律さんに」

プルルルル

律『おー唯、どうかした?』

唯『あのねりっちゃん、明日あずにゃんの誕生日でしょ?』

律『そういえばそうだなー放課後皆でお祝いしようぜー』

唯『私ね、個人的に何かあげたいなーって思って』

律『こんな時間にかよ・・・』

唯『何かないかなぁ~』

律『そうだなー』

律『そういやいつもあずにゃん分補給してもらってるよな』

唯『うん』

律『唯分でお返しとか?なんちゃって』

唯『おお!それいいね』

律『いいのかよ・・・』

唯『よろこんでくれるかなぁ~』

律『わたしをあげるー!とか言ってな』

唯『さすがりっちゃん、頼りになるぅ~!』

律『それほどでも~』

唯『ありがとね、りっちゃん』

律『おう、がんばれー』

律「唯・・・頑張れ・・・!」

唯「ってことで唯分をプレゼントする事にしました!」

憂(紬さんと同じ意味なんだけどなぁ・・・お姉ちゃん梓ちゃんの事好きだもんね、応援してあげないとね)

唯「うい~?ダメかな・・・」

憂「ううん、ごめんね、意地悪して」

唯「?」

憂「それで良いと思うよ!」

唯「そう?喜んでくれるかなぁ~」

憂「いつ渡しに行くの?」

唯「日付変わったら行こうかな~」

憂「まだもう少し時間あるね、じゃあクッキー焼いちゃうね」

唯「おぉぉ!憂のクッキー!」

憂「これは梓ちゃんのだからね!」

唯「わ、わかってるよ~」

プルルルル

唯「あ、あずにゃんからだ」

梓『唯先輩?先ほど切れちゃいましたけどどうかしました?』

唯『あ、ううん、なんでもないよ~』

梓『そうですか・・・』

唯『あずにゃんの声聴きたかったんだよ~』

梓『本当にそう思ってました?』

唯『いつでもそう思ってるよ~』

梓『真剣に思ってます?』

唯『え?どうしたの?あずにゃん』

梓『あ・・・いえ、ごめんなさい』

唯『あずにゃん、今日はもう寝ちゃう?』

梓『いえ、まだ寝ませんが』

唯『そっか!じゃあまた後で電話するね!』

梓『え?はい、わかりました』

唯『じゃあまたあとでね~』ガチャ

憂「よし!おねーちゃーん!」

唯「んー?なにー!」

憂「クッキーの生地出来たから、形はお姉ちゃんが作ってね!」

唯「おお、さすがうい!何にしようかな~」

憂「梓ちゃんだから猫ちゃんとか?」

唯「それいいね!あとはハートと~」

憂(おねえちゃん、楽しそう)

憂「それで梓ちゃんに会ってどうやってプレゼント渡すの?」

唯「う・・・そこまで考えてなかった・・・」

憂「明日木曜日だし学校もあるし・・・」

唯「あずにゃんちに泊まるよ!」

憂「それがいいね!」

唯「学校の準備もしなきゃ」

憂「お誕生日のお歌歌わなきゃね!」

唯「さすがうい!それだね!」

唯「よし!学校の準備出来た!」

憂「お弁当は明日持って行くからね」

唯「ありがとー、うい!」

憂「じゃあクッキー焼けるまでもうちょっとだから待っててね」

唯「うん!」

憂「がんばって!お姉ちゃん!」

憂「クッキー焼けたよー」

唯「おー!」

憂「A、Z、Y、U、I?このクッキーは?」

唯「YUIAZUクッキーだよ!」

憂「そうなんだ~!」

唯「でもUIもいるんだけどね~なんちゃって」

憂「ふふふっ」

唯「いっぱい作っちゃったね~」

憂「そうだね~遅い時間だからあんまり食べちゃだめだよ?」

唯「わかってるよ~」

憂「お姉ちゃんのじゃなくて、梓ちゃんのだからね!」

唯「わ、わかってるよ~!」

憂「も~お姉ちゃんったら」

唯「てへへ~」

唯「ラッピングできた!」

憂「私のは明日学校で渡すよ~」

唯「うん!わかった!」

憂「お姉ちゃん余ったの食べる?」

唯「食べる!」

憂「はい、どうぞ」

唯「おいしー!」モグモグ

唯「よし、じゃあ行ってくるね!」

憂「うん、気をつけてね!あ、おねえちゃん」

唯「なーに?」

憂「リボンの髪飾りつけてって」

唯「どうして~?」

憂「お姉ちゃんがプレゼントなんでしょ?」

唯「そっか!ありがとね、うい!いってきまーす」

憂「いってらっしゃーい」

タッタッタ

唯(あずにゃん喜んでくれるかな~)

タッタッタ

唯(あずにゃんが軽音部に来てから二回目の誕生日)

タッタッタ

唯(同じ学校で居れる最後の誕生日)

タッタッタ

唯(盛大にお祝いしなくちゃ)



梓宅

唯「ふーついたー!」

プルルルル

梓『はい、もしもし』

唯『あ、あずにゃーん』

梓『どうかしましたか?』

唯『うん、えーとね、あずにゃんち着いた!』

梓『えっ!どういうことですか』


梓の部屋

梓「どうしたんですか?急に?」

唯「うーん、まだ言えない~」

梓「その頭のリボンはどうしたんです?」

唯「かわいいでしょー」

梓「か、かわいいですけど・・・どうしてまた」

唯「うーん、まだ言えないよ~」

梓「はぁ・・・」

梓「唯先輩」

唯「うん?なーに、あずにゃん」

梓「さっきの電話なんですけど・・・」

唯「なになにー?」

梓「や、やっぱりなんでもないです!」

唯「私はあずにゃんの事ずっと気にしてるよ?」

梓「えっ?」

唯「すっごくかわいいし、初めての後輩だしね!」

梓「あ、はい」

梓(後輩・・・か・・・そうだよね、先輩からしたら後輩でしかないよね)

唯「どうしたのあずにゃん?」

梓「い、いえ、何でもないです!」

唯「ふふん」

梓(はぁ・・・)

唯「あずにゃんはー?」

梓「何がですか?」

唯「あずにゃんは私の事気にしてる?」

梓「え・・・その・・・!///」

唯「?」

梓「もちろん!初めての先輩ですから気にしてます!///」

唯「えへへ、そっかー」

梓(素直になれない・・・!)

梓「あ・・・あの、ところで、唯先輩用事ってなんです?」

唯「うーんとね、もうちょっと待って!」

梓「結構夜も遅いですし・・・」

唯「もうちょっとだから、ね!あずにゃん!」

梓「は、はい」

梓(何がもうちょっとなんだろう・・・)

唯「ふふん」フンス!


11/11

唯「あ、日付変わったかな」

梓「明日学校ですよ?」

唯「今日は泊まりに来たの!」

梓「え!い、いきなりすぎます!」

唯「ダメ?」

梓「い、いえ、ダメじゃないですけど」

唯「大好きなあずにゃん、誕生日おめでとう」ダキッ

梓「えっ・・・」

唯「誕生日プレゼントは・・・私だよっ!」

梓「ちょ、ちょっと唯先輩・・・///」

唯「リボンはプレゼントだからつけてるの!」

梓「は、はぁ・・・///」

唯「いつもあずにゃん分もらってるから、今日は唯分をたくさんあげるよ~」ギュー

梓「ほんと・・・ですか///」

唯「うん、だから私の誕生日にはあずにゃんちょうだいね!」

梓「え・・・えと///」

梓「それで、唯先輩はそのために来てくれたんですか?」

唯「うん!もちろんだよ!」

梓「唯先輩・・・ありがとうございます」ギュッ

唯「あずにゃん・・・」

梓「唯先輩がプレゼントなんですよね?」

唯「うん!」

梓「私、その、すごくうれしいです///」

唯「そっかー///」

梓「一生大切にしますから・・・///」

唯「うん///」

唯「あずにゃん、これもプレゼント!」

梓「なんですか?これ」

唯「ゆいあずクッキーだよ!」

梓「わぁ・・・すごいです」

唯「私が形作ったんだよ!」

梓「もったいなくて食べれませんね・・・」

唯「また作ってあげるから、はい、あーん」

梓「あーん・・・おいしいです!」

梓「明日学校ですし今日はもう寝ましょうか」

唯「そうだね~」

梓「唯先輩こっち来てください」

唯「うん!」

梓「唯先輩は私のですから今日は・・・その、抱っこして寝ます///」

唯「えへへ~照れるなぁ~」

唯「あずにゃん」

梓「はい、どうしました?」

唯「はぴはぴばーすでー」チュッ

梓「ゆい・・・せんぱい・・・」

唯「大好きだよ!」

梓「うれしいです、ほんとにうれしいです」グスッ

唯「ふふっ、おきにーいりーのゆいーちゃんーだいてー♪」

梓「ぷっ、なんですか・・・それ」クスクス

唯「お気に入りじゃないのっ!?」

梓「お気に入りです、一番の」ギュッ

唯「ふふっ、こんやーもーおーやーすみー♪」

梓「おやすみなさい、大好きな唯先輩」チュッ



おわり



梓「抱っこ・・・///」


最終更新:2010年11月28日 20:33