ウイ『はーい!注目!テストの結果ですが…………デデデデデン」

和「………………」

ウイ「おめでとう!あなたは生還できますよ!』

和「や、やった!…………で、何点だったの!?」

ウイ『あせらないであせらないで。何点か知りたくてしょうがないでしょう?』

和「いいから早く教えなさいよ!CPUと会話する気はないのよ!」

ウイ『それでは注目の正解数ですが………………これがなんと…………わっかりませーん!』

和「…………は?」

ウイ『常識的に考えてザリガニの数なんて数えてるわけないじゃない。居たらキチガイだよ』

和「………………」

ウイ『最初からリトライさせるに決まってるじゃん。メニュー選んでもリトライさせてたよ』

和「………………」

ウイ『そろそろ生還の時間だから一言言っておくけどさ」

和「………………」

ウイ『こんなクイズにマジになっちゃってどうするの?』

和「………………」

唯「……ぷっ……ぷふっ………」

唯「……くっ……ぷっはは……だ、だめだ……」

和「………………」

憂「………………」

唯「ご、ごめんね……ぷふふ……ざ、ザリガニの数……あんなに真剣に数えてもらったのに……」

和「………………」

憂「………………」

唯「わ、私が……覚えてなくてごめんね……ぷっふふ……ざ、ザリガニなんてどうでもよくて…………ぷははっ……」


10分後!

和「それでは次の問題。憂さんお願いします」

憂「はい。日本の都道府県の数は47ですが……アメリカの州の数は何個でしょうか?」

唯「………………」

和「はやく答えなさい」

唯「……きゅ、九十八……」

和「残念。生卵一個追加」

憂「どうぞ」

唯「………………」

和「一気!一気!一気!一気!」

唯「………………ゴクン…………おえぇぇぇぇ」

和「飲み干したところで次の問題。憂さんお願い」

憂「はい。ヨーロッパといえば」

唯「……も、もう許してえぇぇぇ!」


和「はぁ……あともうちょいで終わりなのよね?このクソゲー」

唯「う、うん……後は校長の前で演奏するだけだよ…………あとクソゲーじゃない……」

和「何か言った?」

唯「な、何も……」

和「あら?リトライしたら門番が消えてるけど」

唯「リトライしたら門番は消えるように設定しました……」

和「そう。あれは私をクイズで嵌めるためだけに作られた強キャラだったのね。つくづく腹が立つわ」

唯「………………」


10分後!

和「やっと校長室……これでようやくこのクソゲーから解放される……」

憂「ほんっとにお疲れ様。和ちゃん。こんなクソゲーをよく……」

和「ありがとう憂……じゃあとっとと終わらせましょうか。このクソゲーを」

唯「………………クソゲーじゃないもん……」

和「は?何か言った?」

唯「………………なにも……」


ユイ『校長先生!聞いてください!これが私たちの音楽です!』

校長『ふん!どんな曲をやったところで』

ユイ『ふわふわ時間!』

校長『!?』

1,2,1,2,3,4! チャカチャカチャッチャカ♪


和「絶対曲が流れると思ったわ……」

憂「正直私も……」

校長『こ、この曲は…………』

マシュマロミタイニフーワフッワ♪

校長『し、信じられん……まさかこんなことが……』

アーアーカミサマーオネガーイ♪

校長『あぁ……あぁ……思い出される……あのときの光景が……』

フワフワターイム♪フワフワターイム♪

校長『まさか数十年も前に作った曲をもう一度聞けるなんて……』


和、憂「『お前が作ったんかい!』」

和「もう無茶苦茶よ。何なのよこれ……ゲーム性がクソならシナリオもクソ、作者もクソってどうしようもないわね。ほんと」

憂「東の洞窟に封印されたって自分が勝手に置いただけじゃ……」

和「もう考えるだけ無駄よ無駄。どうせ何も考えてないんだから」


校長『わかった!けいおん部設立を認めよう!』

ユイ『ほんとですか!?』

リツ『やったな!』

ミオ『私たちの努力の結果だな!』

ムギ『私たちって最高のバンドだわ!』

ノドカ『…………』

みんな『けいおん部サイコー!』

チャカチャカチャッチャカ♪

                原作 唯

                構想 唯

                製作 唯


和「何か無駄にスタッフロールとか流れ出したんだけど……このクソゲー」

憂「全部お姉ちゃんだね……バックに学園祭の映像が流れてるのがまたなんとも……」

唯「…………」

和「まぁエンディングがクソってのは最初からわかってたことだし、どうでもいいわ。単に全編に渡ってクソの塊だったって言うだけの話よ」

唯「…………」

和「一応エンディングまで見たし、もう帰っていいでしょ?ていうか帰るわよ」

唯「……まだだよ……」

和「……え?」


ノドカ『そうだ!まだ終わっちゃいないわよ!やっぱり主役は私!映像ジャックよ!』

フワフワタイム♪フワフ……ワ…………タ……イ……ブチッ!

ザーーーーーーーーーー

ザーーーーーーーーーー

ザーーーーー

ッパ

?『ふんふふーん……』

和「な、なにこの映像…………私の部屋……?」

和『……ふんふーん……♪ぃぇーい……君を好きでよかった…………』

和「ちょっ!」

和『このままずぅっと……ずぅっと……死ぬまでハッピー』

憂「こ、これって……」

和『バンザーーーイ!君を好きでよかった!このままずぅっと!ずぅっとぉ!ららら♪ふたりでぇ♪ふぅ!』

唯「1ヶ月前に撮影した和ちゃんのアカペラとエアギターだよ」

和「ぶっ!!!」

和『つまらないことでぇ~君を困らせて~じゃかじゃかじゃか~おもいだすたび』

和「や、止めろおおおおぉぉぉぉぉおおおおおお!!」



翌日!学校!

律「あぁー朝礼かったるいな……」

澪「ほらっ!もっとシャキっとしろよ!」

律「はいはーい……そういえば唯は?遅刻か?」

澪「あれ?今朝見かけたけどな……」

先生「それでは今から朝礼を始めたいと思います。それではまず生徒会長から一言」

和「はい」

律「お、和だぜ」

和「皆さんおはようございます」

和「生徒会長の挨拶と参りたいところですが、今日は賞を授与される方が一名いらっしゃるのでお先にそちらの方から進行させていただきます」

律「なんだなんだ?誰かが県大会でも行ったのか?」

和「それでは平沢唯さん。壇上へどうぞ」

唯「……はい」

澪「ぶっ!」

律「ゆ、唯!?何してんだあいつ!?」

和「えー……コホン……平沢唯……あなたは稀に見る創作意欲で近年類を見ないほどのクソゲーを開発しました」

和「生徒会はこれを私事ではありますが是非賞を送りたいと考え、ここに送ります」

和「平成22年11月13日 3年2組平沢唯 ベストオブクソゲーメーカー……おめでとう。唯」

唯「…………あ、ありがとう…………ございます……」

和「皆さん!ベストオブクソゲーメーカー平沢唯さんに盛大な拍手を!」

シーン……

和「それでは平沢さんから何か一言を」

唯「………………」

和「どうぞ」

唯「………………」

シーン……

唯「……えっと……あの……その……」

シーン……

唯「……べ、ベストオブクソゲーメーカー…………平沢です……」



唯「RPGツクールでRPG作ったよっ!」 和「え?」 

                         完!





後日談!

和「じゃあ今日は憂のをプレイするわね」

憂「えへへ!結構自信作なんだ!」

和「そうなの?まぁ唯のよりは遥かに完成度は上だろうけどね」


1時間後!

和「…………」ピッピッ

憂「…………」

和「……ふわぁぁ……」ピッピッ

憂「…………」

和「……えと、竜の瞳ゲットと……」ピッピッ

憂「…………」


2時間後!

和「…………」ピッピッ

憂「あ、それ倒したらエンディング……」

和「あ、そうなの?」ピッピッ


チャーチャララッチャッチャー♪

和「えと……スタッフロールが流れるって事は……」

憂「……う、うん……エンディング……」

和「……そ、そう…………」



普通につまらなかったそうです。



最終更新:2010年11月29日 23:23