梓「勘定奉行になったので評定所を作りました!」

純「ナニソレ?」

梓「トラブルとかがおこった時に私が処分を決めるんだけど、その相談所だよ」

純「へ~」

純「ってそれ結構偉い人なんじゃない?梓」

梓「まあね~」えっへん

純「なんで梓が…」

梓「いいでしょ。別に」
梓「まっ何か相談があれば評定所まで。あと宣伝しといてよ」

純「わかったわかった」

――――――

梓「さてと!」

梓「バッチリ宣伝もしたし誰か来ないかな~」

梓「部活はしばらく休むっとことになっちゃったけどしょうがないよね…」

梓「唯先輩には行かないで~って泣きつかれたけど…」

梓「…我慢我慢。がんばろっと」

ガララ

梓「おっ」

純「あずさぁ!」ウワーン

梓「なんだ純か」

純「なんだって何~」シクシク

梓「じょ、冗談だよ。何か相談?」

純「うん…」

梓「ふむ」

純「私の頭をさ…モップとか言って馬鹿にする人がいるんだよぉ」

梓「そんな人が…」

純「ヒドいよね!」

純「私はこの髪型気に入ってるけどさ…いっそのこと変えようかなって…」

梓「う~ん」

純「どう思う?」

梓「そんなことする必要無いよ」

純「でも…」

梓「モップって言ってる人だって別に本気で馬鹿にしてるわけじゃないよ」

純「そうかな…」

梓「そうだよ。純はムードメーカーみたいな所もあってちょっといじられてるだけで」

梓「決してイジメられてるって分けじゃないよ」
純「うん…」

梓「それに私は純の髪型かわいいと思ってるしさ」

梓「唯先輩もモコモコかわい~って言ってたよ」

純「そっか///」

梓「うん!おっぱいだってそこそこ大きいし身長もそこそこ高いしファンクラブ出来たっておかしくないよ!」

純「そうかな~///」デヘヘ

梓「うんうん。純は笑ってる方がいいよ」

梓「てことで純は変に悩むよりモップって言われたときのツッコミを考えなさい」

純「わかった!なんか元気でたよ梓。ありがとう」

梓「いえいえ」

純「じゃ~ね~」

バタン

梓「一件落着。今日はこんなもんにしとこう」

―――――

――――

梓「さてと今日も誰か来るかな~っと」

ガララ

?「…」

梓「いらっしゃ…い?」

梓(マスクで顔隠してる…けど)

?「…」

梓(この髪と乳…澪先輩だよね…)

梓「…何かご用でしょうか」

?「はい…実は…」

梓(ボイスチェンジャーまで…)

?「実は幼なじみの事が気になってるんですが」

梓「気になる…とは?」

?「…好き…なのかも」

梓「なるほどなるほど」(なんとっ)

?「でも向こうはそんな風に私を見てないみたいで…」

梓「なるほどなるほど」

?「私も素直になれなくて…向こうが冗談で抱きついてきたりしても殴ってしまうんです」

梓「なるほどなるほど」

梓「思い切って想いを打ち明けて見ては?」

?「断られた時のことを考えると…」

梓「なるほどなるほど」
?「それやめろ」

梓「スイマセン」

梓「…私の知り合いにも幼なじみのコンビがいます。二人はとても仲良しです」

?「…」

梓「想いを伝えてそれに答えてくれるかは分かりませんが…」

梓「少なくとも関係が壊れるってことは無いです!」

?「そう…かな…」

梓「そうです!」

?「…うん」

?「…相談しといて何だけどやっぱりもう少し考えてみるよ」

梓「そうですか…」

?「ごめんな。私に勇気がないから」

梓「いえ。私も力になれなくて…」

?「いや、話せて少し気が楽になったよ。ありがとう」

梓「はい」

?「じゃあ今日は失礼するよ。しゃあな梓」

梓「またです」

ガララ

梓「…ふぅ」

――――

梓「昨日は力になれなかったなぁ」

ガララ

律「あずさっ!」ウルウル

梓「ど、どうしたんですか律先輩」

律「澪がぁ…澪がぁ」

梓「落ち着いてください」

律「…最近澪の殴るパワーが上がっててさ…」

梓「はぁ…」(澪先輩…)

律「私の事嫌いなのかなって…」シクシク

梓「そ、そんなことないです!」

律「だって私だけ殴るし…」

梓「いいですか律先輩?」

梓「澪先輩が律先輩を殴るのは一番信頼しているからです」

律「そんなこと…」

梓「そんなことあります」

梓「澪先輩が律先輩のこと嫌いならここまで一緒に来てないです」

律「うん…」

梓「…律先輩は澪先輩のことどう思ってるんですか?」

律「どうって…」モジモジ

梓「…」

律「…好き…なのかな」

律「か、勘違いするなよ!友達としてだからな///」

梓「はいはい」

律「くっ///」

梓「そうですねぇ…」

梓「…律先輩、お家に帰ったら澪先輩を家に呼んであげてください」

律「ん?いいけど…」

梓「それで澪先輩に思いっきり抱きついてください」

律「えぇ!?」

律「また殴られるって…」

梓「いえ…ふざけた感じじゃなくて真剣に目を見て名前呼びながらいってください」

律「えっ」

梓「それで殴られたり何も起こらなかったらまたきてください」

律「う…うん。わかった」

梓「きっと大丈夫です!」

律「やってみるよ」

梓「がんばってください」

律「あぁ…ありがと梓」

梓「いえいえ」

――――

梓「ふ~」テクテク

梓「律先輩達どうなったかなあ」

ガララ

梓「ん」

ヒラヒラ

梓「手紙…律先輩からだ」

~~~~~

梓へ

昨日梓に言われた通りやったら、まぁうまくいったってゆうか…なんとゆうか///

サンキューな梓

梓もがんばれよ!

~~~~~

梓「おー上手くいったのか~」

梓「…私もがんばれって///」

梓「…」

梓「軽音部行かなくなって一週間ぐらいか…」

梓「…」

『あずにゃーん』ギュー

梓「はぁ…何やってんだろ…」

ガララ

唯「あずにゃーん!」ワーン

梓「ゆ、唯先輩!」

唯「相談があるだよう」ウルウル

梓「どうしたんですか」

唯「私の大好きな後輩がいるんだけどさ…」

梓「…はい」

唯「その子はツインテールで黒髪でネコみたいな娘なんだけど」

梓「…」

唯「その子が勘定奉行っていうのになってさ」

唯「全然部室にも来てくれないし構ってくれないの」

梓「…」

唯「最初は応援しようと思ったけど…」

唯「やっぱり私のそばに居てくれないとヤダ!」

梓「…」

唯「それで相談しに来たの」

梓「…」

唯「あずにゃん…」

梓「わ、私…」

梓「勘定奉行をやめます!」

唯「!」

唯「あずにゃーん!」ギュー

梓「///」

唯「ざびしかっだよぉぉ」

梓「ごめんなさい」

唯「でも…いいの?勘定奉行さん…」

梓「はい…純にでもやらしますよ。それに…」

梓「唯先輩といた方がずっと楽しいです///」ギュ

唯「あずにゃん…///」ギュー

梓「///」

唯「今からデートいこっデート!」

梓「わかりました///」

―――――

つぎのひ評定所

純「なんで私が…」




最終更新:2010年11月30日 23:11