律「澪がドラム?どうしたんだ急に?」

澪「律っていつもリズム走るだろ?」


律「な…いつもじゃないぞ!失礼な!」


澪「ドラムを体験してみれば律がどうして走り気味になるのかわかると思ってな」

律「動機がちょっとあれだけど確かにわかるかもな…」

律「けど1からおしえなきゃならないのかぁ…?」


澪「そんなにがっつりってわけじゃ…そうだなぁ、とりあえずふわふわ時間だけ教えてくれないか?」


律「まぁ良いけど…」

澪「じゃあよろしくな」


律「ほいほーい♪まずはスティックのにぎりかたな」

律「まずは私のにぎりかたまねしてやってみなよ」


律「ほっ♪と~まあこんな感じだな」(ニギ)


澪「なるほど…やってみる!」(ニギ)


澪「こんな感じ?」

律「…」

澪「?」

律「全然ちがうけど…?」


澪「え?あれれ…こうだっけ?」(ニギ)


律「ちがーう!こうだってば」(ニギ)


澪「ああ、そうか!」(ニギ)

律「…」

律「まさかにぎりかたで躓くとは…」

澪「えぇぇぇ…」

律「もうじれったいから手かして!」

澪「手?」


律「そうだよ手だよ手!早く!」(グイッ)

澪「きゃっ!」


律「ほら?こうやって握るんだよ?」(ニギニギ)


律「指の力抜けよ~、まず人差し指をこう」(ニギ…ギュッ)

律「で、ほかの指をこう」(ニギニギニギ)


律「な?できたろ?(ニコッ)」

澪「///」


律「なに黙ってんの?どした?」

澪「///」


律「澪っ!」


澪「へっ?なに?どうしたの?」


律「こっちの台詞だよ!スティック握れたし次は実際叩くよ」


澪「あ、あぁうん…!」

律「とりあえず私の手拍子に合わせて叩いてみて」

律「せーのっ」(パーンパーンパーンパーンパーン…)」


澪「えぃっそれっ…」(ドンドン…ド…ドド…)


律「…」

律「全然だめ!」


澪「ええぇぇ~…」


律「澪?ちょっと二人羽織みたいになるぞ?」
(ソロソロ)

澪「二人羽織?」


律「私が澪の手動かしてやるから力抜いてね?じゃあ手つかむよ?」(ギュッ)


澪「んええ?(ちょっと密着しすぎじゃないか…?」

律「私が口でリズム刻むからそれにあわせて叩くぞー?」(ヒソヒソ)


澪「う、うん(み、耳元で…//)」

律「せーのっ うんたんうんたん…」


(ドンドンドンドン…)


律「な?ちょっと良い感じだったろ?」


澪「う、うん…(律の良い匂いがする…//)」


澪「で、でもさ…ごめん律……」

律「ん~?」


澪「やっぱ私はドラムやめとくよ…難しすぎて私にはちょっと…」


律「そっかーでもそれだと私のリズムが走る理由分からず終いだぞ?」

澪「そうだけど…でも…ドラムがこんなに難しいってことがわかったから!」


澪「律はいつも一生懸命叩いてくれてたのに文句ばかり言ってごめんな」


律「いや~わかってくれればそれで良いのよん。私もリズムキープできるように頑張るからさ♪」


澪「うん!あとさぁ律?」

律「ん?」

澪「いつまでこの体勢でいるの?」

律「はっ//あ、あぁごめん//(つい澪が柔らかくて離れるの忘れてた…//)」(サッ)


澪「あっ…(離れられれば離れられたで寂しいな…)」



~別の日~

律「ねぇ澪~ベース教えてよ?」

澪「律がベース?一体どういう風のふきまわしだ?」

律「いや~なんかドラムに飽きちゃってさー」

澪「飽きたって…?律ってちまちました楽器きらいなんでしょ?」


律「そうなんだけどベースなら澪に教えてもらえるじゃん?ね~ちょっとだけで良いから教えて?」

澪 「まぁ、この間ドラム教えてもらったし良いよ」

律「わ~いありがと!大好き澪!」


澪「わだっ…大好き…?」
律「あ…ごっめ~ん♪口が滑っちゃって」


澪「べ、べつに良いよ//律のこと嫌いじゃないし//」

律「そ、そっかー…ははは…(危ない危ない…)」

澪「わたしのベースかしてあげるから」

律「ありがと澪♪大す…じゃなくて頑張るよん♪」


澪「よし肩かして?ストラップかけてあげるから」

律「ほいほーい♪」(スッ)

澪「はい」

律「うごっ…重い…」(ズシッ)

律「で?どうすれば良いの?」


澪「そうだなぁ適当に弾いてみたら?左手でフレットを押さえて音の高さをきめる、ベース本体に近い位置ほど高い音がでるから」


律「なるほどなるほど。いっちょりっちゃんのベーステクをお見せしますか!」

澪「ほぅ…自信満々だな」


タイトル変更する『律「最近澪が冷たい」』


律「ねぇ澪?明日一緒に遊ぼうよ?」

澪「ごめん…明日は和と約束があるんだよ」


律「またぁ?最近毎週のように遊んでない?二人してなにやってんの?」


澪「な、なにって別にお茶したり勉強とか…だよ」


律「ふーん…じゃあ唯とでも遊ぼうかな…」


澪「悪いな、また誘って」

律「じゃあさ来週の…」


和「澪ー!」(タッタッタッタ)

澪「あれ?和、今帰りなんだ?」


和「ええ、今日は生徒会長引いちゃって。それより調度よかった、明日の材料買いに行きたかったんだけど一緒にどう?」


律「材料?」

和「あっ!?律も一緒だったんだ」


澪「ごめん和、そのことはあとで連絡するから」


律「…」

澪「ごめん律、さっきなにか言いかけてなかった?」

律「あ、あ~なんでもないなんでもない!」


澪「そう?なら良いんだけど?」

和「そういえば昨日テレビに澪が好きなバンド出てたよね?」


澪「そうそう!すごくよくってさー」


ペチャクチャペチャクチャ


律「ほんじゃ私はここだから、じゃあね~」


澪「またな」

和「またね律」

律「おーう」(ガチャリバタン)


……

律「ただいま~」

聡「お帰り姉ちゃん、早く飯食ってこいよ!今日もゲームやるんだろ?」


律「あ~…今日はパス。練習で疲れちゃってさ…」


聡「えーまじかよ?ちぇ~っ」


律「悪いな~聡、とりあえずご飯食べてくるわ」


~律部屋~

律「ご飯たべたけど…」

律「なんか…元気でない」
律「澪…のこと気になるな…」

律「和は良い人…でも…なんか…」

律「どうして澪と仲良くしてれのみてると辛くなるんだろう…」

律「最後に澪と遊んだのって一月くらい前だったよな…」

律「もしかして嫌われたとか?なぜ?なにかしたっけ私?」

律「あぁ…いつもちょっかいだしてるからかなぁ…」

律「明日から気をつけてみよ…」



~別の日登校~

律「澪っおはよう♪」

澪「あぁおはよう律、今日は早いんだな?」

律「うん、ちょっと澪に謝りたくってさ」


澪「謝る…?なんで?」


律「えっ?(あれ?ちょっかいだしてたことに怒ってるんじゃないのか?)」


澪「え?」

律「あ、あぁ…うそうそ!澪と一緒に学校いきたかったんだ」

澪「ふ~ん、そっか」

澪「あっ!そうだ律!今日の部活なんだけど出れないんだ」


律「へ?なんで?」


澪「和とその…用事があるんだ!」

律「また和?」


澪「うん、ちょっと最近忙しいんだ」

律「そう…仲いいね?」

澪「あぁ、同じクラスだからな♪」

律「今日は二人でなにするの?」


澪「べ、べつに…普通に…うん!用事があるんだ!」

律「そっか…」


澪「そういうわけだからよろしくな」


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最終更新:2010年01月14日 04:26