修学旅行2日目 朝
律「あぁ寝みー」
唯「ふぁあ、昨日おそくまで起きてたもんねー」ふらふら
澪「笑わせあったりしてるからだろ。ほら、ちゃんと歩け」
紬「あ、ごめんなさい。カメラ忘れちゃったみたい」
紬「取ってくるから先に大広間に行ってて」
律「ん?・・あぁ早く来いよ」
律「朝飯食いに行くだけだしあとでもいいだろうに」
澪「そもそも必要ないような気がするんだが」
唯「ご飯を撮ったりしたいんじゃないの?」
律「ああ、それか」
唯「旅行で食べるものとかってなんとなく撮りたくなるよね」
澪「私も携帯で撮ろうかな」
澪「もぐもぐ」ぱくぱく
紬「おまたせー」
唯「お、やっときたねー」
律「ふぅ私がいなかったらムギの朝食が唯に喰われるところだったぜ」
唯「って何言ってるのりっちゃん!?」
紬「そうなんだ、ありがとりっちゃん」
唯「ってムギちゃんまで!食べようとなんてしてないから!」
紬「ふふ、冗談よ冗談」
澪「ぱくぱく」もぐもぐ
唯「もぐもぐ」もぐもぐ
澪「もぐもぐ」もぐもぐ
紬「もぐもぐ」もぐもぐ
律「うぅ、くぅ」
唯「ん?どしたのりっちゃん?」
律「ハラ痛くなってきた」
澪「大丈夫か?」もぐもぐ
律「ちょっとトイレ行ってくる」
…
律「ふぅ、うまく抜け出せた」
律「とはいえのんびりとしてらんねぇぜ」
律「さっさとやることやっちまわないとな」
律「しかし部屋の鍵を閉めるなってのは好都合だぜ」
律「鍵を閉められると問題が起こりやすくなるって先生たちは言うけどさ」
律「鍵を閉めないから起きる問題もあるんだぜ!」ガラガラッ
律「さーてと」
律「時間もないしこの部屋のメインディッシュを堪能したら次の部屋行くか」ゴソゴソ
律「くふふ、エリちゃんはどんなぱんつはいてるんですかねー」ガサゴソ
律「ふむ、普通に白か。もうすこし派手なの着けてそうだと思ったが」
律「しかし白だと汚れが目立つな。へへへ黄ばんでやがるぜ」
律「これは匂いもなかなか期待できそうだな」クンカクンカ
律「ふむ、これはなかなか」クンカクンカスリスリ
律「しかしおろしたてっぽいのが惜しいな」モフモフ
律「もうすこしヨレてて使い古し感があればAランクにも届いただろうに」クンクン
律「持って帰りたいところだが何人もの下着がなくなってたら騒がれるだろうし」
律「マイコレクションとして迎え入れるぱんつは1枚くらいにしておかないとな」
律「とりあえず他のを見てから決めるか」
律「まだまだお宝が眠ってるだろうし」
律「もしかしたらSランクパンツにお目にかかれるかもしれん」
律「みなぎってきたぜ!」
律「おじゃましま~す」ガラガラピシャン!
律「さて、しずかのかばんはど~れだっと」
律「お!これか。んじゃあさっそく」ジィィィガバッガサゴソ
律「薄いピンクか。まぁしずかならこういうパンツだよな」
律「中のほうはどんな色が混ざってるのかな~」ピラリンッ
律「っ!」
律「パンツの裏側に名前が書いてあるだとぉ!?」
律「高校生にもなってパンツに名前を書く奴なんているんだな」
律「しかもこの可愛らしい字、きっとしずかが自分で書いたんだろうなぁ」
律「これがなくなってるのに気付いたらかなり焦るだろうな」クンクン
律「だって名前が書いてあるからすぐにしずかのだって分かるんだぜ?」スーハースーハー
律「盗まれたとは思わずに脱衣所に忘れてきたと思ったりしてさぁ」クンカクンカ
律「急いで脱衣所に探しに行ってもどこにもなくて」スゥゥゥゥ
律「先生や他のクラスの奴にもう見つかってるかもなんて思ったりして相当不安で恥ずかしい思いするだろうな」ハァァァァァ
律「もうこれでいいかな。匂いも強すぎず弱すぎずで初心者にも勧められる良い感じの匂いだ」
律「これはもう正直かなりSランクに近いAランクだぞ」
律「女子高生の名前付きパンツなんてかなりのレアものだ」
律「こいつは確保だな。あとはどうしよう。もうここでやめとこうかな」
律「うーん・・でもなぁ・・まだ時間あるし・・もうすこし、もう少しだけ探してみるか」
律「姫子のやつとかかなり気になるしな」
律「違う班のやつからならもう1枚くらい取っても大丈夫だろ」
律「というわけでさっそくきたぜ!」ガラピシャン!
律「姫子のカバン発見!」
律「ぱんつぱんつ~」ガサガサ
律「お、あったぜ姫子ぱん・・・チッ」
律「普通の黒パンかよ」
律「姫子ならレースだったりスケスケだったり面積が少ないエロエロなパンツだと思ってたのによぉ」
律「それかギャップを狙って白のバックプリント付きもありなんじゃないかと思ってたのによぉ」
律「裏切られた気分だぜ」クンカクンカクンカクンカクンカクンカクンクンクンクン
律「しかも匂いもあんまりしないと来たもんだ」
律「はぁどうしたもんかね」
律「もういいや次いこ次」ガラガラ
律「・・・まったく期待させるだけさせといて」トボトボ
律「姫子の部屋行った後にしずかやエリの部屋行けばよかったぜ・・・」トボトボ
律「ふぅ、次はこの部屋だな」
律「・・・はぁ」ガラガラ
律「次はいちごだな」ガサガサ
律「おっ発見。っていくら名前がいちごだからってまさかイチゴ柄パンツを穿いてるとはな」
律「うわ、しかも三日目用のパンツもイチゴ柄かよ」
律「たはー、2枚同じ柄ってのは少しランクが下がるな」
律「それでも名前に合わせて下着を選んでる部分が加算されて内容次第じゃAランクに届くけどさ」
律「さて、中はどうなっていることやら」ピラリ
律「!?・・おい、何だよ・・これは」
律「白い布地にくっきりと描かれ更にクロッチからはみ出しイチゴにまでかかっている茶色いライン・・・」
律「まるでイチゴをチョコレートでコーティングしているような」
律「・・いや、違う」
律「イチゴとチョコレートの組み合わせ。そして白い布地を生クリーム、さらに肌を生地として見てみると・・」
律「そう、これはまさにイチゴクレープ!!」
律「まさかパンツでイチゴクレープを表現するなんて・・・」
律「パンツ単体だけでなく人が穿くことで完成する芸術性」スン
律「そして一嗅ぎするだけで満足させられてしまうほどの強力で幻想的な香り」
律「Sランク・・・本当に手に入るとはな」
律「もう十分だ。とりあえずゲットしたものを部屋に置いてくるぜ!」
軽音部メンバーの部屋
姫子「澪の縞パンは中々だったわね」ゴソゴソ
姫子「あれ?律の使用済みパンツが見当たらない。未使用のパンツもないんだけど・・・」ゴソゴソ
姫子「忘れた?けど売店に下着売ってたし昨日の内に用意できるよね?」ゴソゴソ
姫子「はっ!まさかノーパン派!?そうとしか考えられないわ!」
姫子「今こうしているときにも律がノーパンでクラスメイトと談笑しているのかと思うと・・」ハァハァ
姫子「って興奮してる場合じゃないわ。やることやらないと」
姫子「次はムギのパンツをチェックね」ゴンゴン
姫子「紬お嬢様は一体どんな下着を穿いてるのかなー」ゴサガサ
姫子「おお、刺繍とかが入ってたりして何となく高そうな感じのするパンツね」
姫子「さすがはお嬢様だわ」
姫子「中もそんなに汚れていないし匂いも上品な感じがするわね」クンクン
律「イチゴPについてるのがストロベリーソースだったらイチゴパフェだったな」ガラガラ
律「いちごパフェが止まら――うぉっ!」ビクッ
姫子「ハァハァハァハァふふ、さすが育ちがいいだけあってパンツもいい感じに仕上がってるわ」スーハスーハー
姫子「さて、ようやく本命ね」
姫子「唯のパンツ。いったいどんなのかしら」ゴクリ
律「・・・」
姫子「ハァハァタイツ着けてるしけっこう蒸れてそうよね」ゴソゴソ
姫子「~~ッ!!きたぁっ!ピンクとか可愛すぎ!!」
姫子「あ~なんて可愛らしいパンツなのハァハァ」
律(うんうん、唯らしくていいパンツだよな)
姫子「中のほうは・・かなり汚れてるわねハァハァ」
姫子「匂いもかなり強烈でくせになりそうな匂いだわ」クンカクンカスゥゥゥゥハァァァスゥゥゥゥハァァァァ
姫子「この頭にガツンとくるほど刺激的な匂い。きっとおしっこしたあと拭かずにパンツ穿いてるんだわ」
律(かなり匂うよな唯のって、合宿の時は驚いたよ。でもそれがいいんだが)
姫子「ふふ、唯らしい」クンクンクン
姫子「ごめんね、唯。このパンツがどうしても私を狂わせてしまうの」ガサゴソ
律(ポケットに入れた。テイクアウトパンツか)
姫子「さーて戻ろっと」クルリン
律「おっす」
姫子「――っ!きゃっむぐぐーーーーーーー!!」
姫子が口を開け大きく息を吸い込み反射的に声を発しようとしたその刹那
声が響き渡るよりも前に律は姫子の口をふさいでいた
律「ばか!大声出すなって」
姫子「ぷはぁっ。ち、ちっ違うのっこ、これはっそのっえーっと」
律「心配するな。私もそっち側の人間だ」
姫子「・・・まじ?」
律「あぁ、まさか私以外にこんなことしてる奴がいるとは思わなかったよ」
姫子「ってことはこのこと・・」
律「言わねーよ。ってか言えねーし。私はもう済ませてきたからな」
姫子「ほっ、よかったぁ」
律「ホントは見て見ぬふりしようかと思ったんだけどさ」
姫子「出来ればそうしてほしかったわ」
律「いやでも、二人でアリバイ作ればパンツが無くなってるのに気付いて騒ぎになってもばれにくくなるだろ?」
姫子「たしかにそうね」
律「だから協力してほしいんだ」
姫子「いいよ。ちなみに私具合悪くてトイレに行ってることになってるから」
律「考えることは同じか。じゃあ二人はトイレにいたってことで」
律「ところで澪や・・・わ、私のには手をつけたのか?」
姫子「え?・・・あぁ・・・二人のにはさわってないよ」
律「そっか良かった」
姫子「律は?」
律「ん?」
姫子「私のに手を出したりとか・・」
律「ああ、黒パンなんて触ってないぞ」
姫子「・・・(ん、黒パン?あれ?聞き間違いじゃないよね?)」
姫子(どう考えても私のパンツ触ってるでしょ)
姫子(あぁ律に私のあそこの匂い嗅がれちゃってるかもしれないんだ)
姫子(うぅぅ恥ずかしい。でも私も律の嗅ごうとしたし責められないか。それに律のオナペットならいいか・・ん?)
姫子(そういえば律ってノーパンなのよね。こうしている今も)チラ
律「ん?おい、どうした姫子?」
姫子「ううん、なんでもない(あ、やば濡れてきた。ってかノーパンで下着漁りってかなり高レベルな変態よね)」
律「なぁところで姫子が手出したのってここだけか?他の部屋行ったりとかしてないの?」
姫子「ここ来る前に一部屋だけ寄ったよ(こうして話している今もノーパン。ハァハァハァ)」
律「へぇ、誰のに手を出したんだ?」
姫子「これよ」
律「うおっ!なんだそのスケスケエロ下着。・・・まさか姫子のか?」
姫子「なんで自分のパンツ見せなきゃいけないのよ。さっきテイクアウトパンツしたものに決まってるでしょ?」
律「う~ん、私のイメージだと姫子以外にそんな下着穿きそうな奴いないんだが」
姫子「・・・あんたの中で私ってどんなイメージなのよ」
律「ビッチ」
姫子「おい」
律「安心しろよ。私だけじゃなくクラスの大半の奴がそう思ってるぜ?」
姫子「何を安心したらいいのよ!っていうか私ビッチじゃないからね?!付き合ったりしたことも一度もないし」
律「あぁその場限りってこと――」
姫子「違うって言ってるでしょ!?そういうことしたことないってば!」
律「え?まさか処女なの?」
姫子「・・・わるい?」
律「私の中で姫子の好感度がぐーんっと上がったわ」
姫子「なんでそんなことで上がるのよ」
律「だってそんなギャルっぽいかっこしてて処女って、そりゃあねぇ?」ニヤニヤ
姫子「なにその笑み。あっ、律!軽音部の皆はもしかしてもう済ませちゃったりしてるのっ?!」
律「心配いらん。私がしっかり守ってるぜ。膜破りなんてさせねーよ!!」
姫子「さすが律ねっ!!頼りになるわ」
律「で、だな。話を戻すけどさ、そのパンツが姫子のじゃないとしたらいったい誰のなんだよ?」
姫子「ふふ、聞いたらきっと驚くわよ。ふふふ」ニヤニヤ
律「笑ってないではやく言えよ。時間ないんだぞ」
最終更新:2010年12月05日 22:58