唯「んん?なんで部屋の前で話してるの?中で話せばいいのに」
律「お、おぉそうだな。入るぞ姫子(もう話したいこと話したしいいか)」
姫子「え?いいの?」
律「たまにはこういうのもいいだろ」
唯「そうなんだじゃあ私トイレ行ってくるね」
律「ほらはいるぞ姫子」ガラガラ
姫子「おじゃまします」
澪「お、姫子。なんか珍しい組み合わせだな」
紬「姫子ちゃんいらっしゃい」
律「なんかやるか。トランプでいいよな」
澪「あぁ別にいいぞ」
紬「はいりっちゃん、姫子ちゃん。お茶どうぞ」
律「ん、さんきゅ」ゴクゴク
姫子「ありがとムギ」
律「じゃあ七並べな。とりあえずカードだけ配っておくか」
紬「あ、りっちゃんのお茶無くなってる。おかわり入れるね」
律「え、あぁうん」
澪「・・・」
唯「はんたーはーすとへるむすりー」ガラガラ
姫子「あっ戻ってきたね」
紬「はい唯ちゃん、お茶どうぞ。あ、りっちゃんの無くなってる。おかわり入れるね」
澪「・・・」
唯「なにやるの?」
紬「七並べだって。はいりっちゃんお茶どうぞ」
律「・・・うん、ありがと」
澪「じゃあ始めるか」
律「おいおいだれだよハートの6止めてるやつ。もうこれしかだせねーじゃん」
澪「とかいいつつお前もうあと1枚であがりじゃないか」
紬「じゃあわたしはスペードのJ」
唯「うぅパス」
姫子「私も出せないやパス(あぁ唯は良い匂いするなぁ)」クンカクンカ
澪「せっかく止めてたのにここ以外出せないや」
唯「あ、そこ澪ちゃんが止めてたんだ」
姫子(少し動くたびに匂いが漂ってくるよ。さりげなくお尻撫でまわしてもバレないかな?)スーハースーハー
律「よーし次私だな。ハートの6投下!そしてあがりー」
澪「ってお前が止めてたのかよ」
律「あがったところでちょっくらトイレ行ってくるぜ」ガラピシャ
唯「さっきからトイレよく行くね」
澪「そーだな(そりゃあれだけお茶飲めばなぁ)」
紬「はい、私もあがり。あ、りっちゃんのお茶無くなってる。入れておこっと」
澪「・・・」
澪(狙いは分かる)
澪(恐らく明日の朝までに律の穿いてるパンツにマーキングさせておこうということだろう)
澪(自分のパンツに律の匂いを・・・クソっうらやましい!)
澪(私なんて律のパンツに自分の匂いをつけることしかできないのに)
澪(とりあえず律の食べかけのお菓子食べとこ)ヒョイパクッ
紬「・・・」
澪「お、もうこんな時間か」
姫子「そろそろ戻るね」
律「おう、また明日」
唯「姫子ちゃんおやすみー」
紬「りっちゃんお茶どうぞ」
澪「・・・」
律「お・・・おぉこれで最後な。もう寝る準備するし」ゴクゴク
唯「寝る前にトイレ行ってこよっと」
紬「あ、私も。りっちゃんもいきましょ」
律「え?私は別に・・・」
紬「さあさあ」
澪「・・・」
朝
澪「今日帰るんだから忘れ物がないかチェックしとけよ。とくに律」
律「へいへい」ガサゴソ
紬「私は大丈夫ね」
唯「あ・・・私が穿いてたパンツがない」ガサゴソ
澪「ってお前もかよ(これはムギか?)」
紬「唯ちゃんもなくしたの?(澪ちゃんの仕業?)」
唯「ちょっと脱衣所見てくるね」ダダッ
律「・・・まさか唯まで穿いてたパンツなくすとはなー(棒)」
紬「脱衣所にあるといいんだけど」
律「ないない、だって姫子が持ってるし」
澪紬「」
律「――というわけなんだ。すまん」
姫子「ちょっ何やってるのよ律ぅ」
紬「本当に姫子ちゃんが盗ったの?」
姫子「うぅごめんなさい。返すから唯には言わないで」
紬「何でこんなことしたの?」
姫子「・・・だって来年卒業でもう会えないじゃない、だからその・・えーっと、思い出がほしくてつい」
律(思い出でパンツは無いだろ。もっと良い言い訳しろよ)
澪「ちょっとまってくれ。もっと重要なのはなんで律が知ってたかってことだ」
紬「あぁそういえばそうね。―――っまさか!」
律「え?・・・あ、それは・・・だな」
律「お腹が痛くてトイレに行く前に薬を取りにこの部屋に――」
紬「りっちゃん。このかばんに入ってるパンツは何?こんなの入って無かったよね?」
律「っておぉぉい何やってんだよおぉ!!」
澪「律・・・お前」
紬「これとこれ誰のパンツ?」
姫子「あちゃー」
律「うぅ・・・ごめんなさい・・・ん?ちょっと待て。なんでムギはそのパンツが私のじゃないって気付いたんだよ」
紬「え?だって昨日なくなたって言ってたじゃない」
律「いや、なんでピンポイントで私のじゃないパンツを誰のか聞いたのかってことだよ」
紬「あぁ、それね。だって昨日はいてたやつって三日目用の色違いでしょ?」
律「・・・ちょっと鞄漁りますね」ガサゴソ
紬「だから残りの二つはりっちゃんのじゃないって気付いたのよ」
律「おい、なんでムギの鞄に私の未使用パンツがあるんだよ」
紬「」
紬「ごめんなさい思い出がほしくて」
姫子「そういうことなら仕方ないよね?よね?」
律「まさかムギも同類だったのか。百合を見る程度の変態だと思ってんだが」
紬「見るより実際に付き合いたいにきまってるじゃない」
姫子「ムギも変態仲間だったのね」
紬「ちなみに澪ちゃんもりっちゃんのパンツもってるわよ」
澪「ちょっおいムギ何言ってんだ!!」
律「なにぃまじか!」ガサゴソ
澪「あぁやめろばかっ」
律「うわっマジであるし。澪これはどういうことだ!」
澪「・・・思い出がほしくて」
律「なんだよ。お前らも同類だったのか」
澪「・・・ああ」
紬「ええ、そうよ」
姫子「ところで私は唯のパンツどうすればいいの?持ってていい?」
澪「いいんじゃないか?私も律の返す気ないし」
律「おいこら」
紬「まぁまぁ。りっちゃんのも黙っとくから、ね?」
律「・・・ちっしゃーねーな」
紬「それとりっちゃんが今穿いてる私のパンツ今日1日穿いて明日返してね?勿論洗わずに」
律「・・・くっわかったよ」
澪「なぁ、これからも定期的に供給してもらってもいいか?」
紬「はいはい!私にもください!澪ちゃんのも」
姫子「わっ私にも!」
澪「いっそ私たちで供給し合うか」
紬「いいわねそれ!姫子ちゃんのにも興味あるし」
律(私は本人の知らないとこで恥ずかしい匂いを嗅いでるってのが好きなんだがなぁ)
律「もう好きにしてくれ(まぁこういうのもいいか)」
こうして放課後パンティータイムが結成された
脱衣所
唯「はぁ・・・ないや」
唯「ん?あのパンツは」
唯「私のじゃない・・けどもしかして」
唯「失くしたって言ってたりっちゃんのパンツじゃ・・・」
唯「ちょっとくらいならいいよね」クンクンペロペロ
唯「ふぅ。あ、やば誰か入ってきた」
信代「あ、私のパンツ。唯が見つけてくれたんだ」
唯「おえぇぇぇぇぇ」ゲロゲロゲロゲロビクンビクン
信代「唯いいぃぃぃゆいいぃぃぃぃ!!」
色々と大変だった修学旅行が終わり、平沢家に泊っているときにタンスにある唯のパンツをペロペロしていた梓、そして
もともと素質があったが修学旅行での一件でパンツが軽いトラウマになっていた唯を説得し
私たち放課後パンティータイムに二人を引き込んだ
さらに、深夜に唯の使用済み下着を細かく刻み野菜と一緒に炒めたパンツ野菜炒めを
唯の寝顔を見ながら食べるという行為を週一で行っている憂ちゃんも活動に参加するようになった
そして・・・
紬「今日は唯ちゃんのパンツを細かくしてクッキーに入れてみましたぁ」
憂「食器用意しますね」
澪「おぉいい匂いだな」
姫子「わぁおいしそう」
修学旅行後から姫子はソフト部の練習がない時はよく部室に来るようになった
たまに練習後にも来て練習で汗だくになった蒸れ蒸れパンツを届けてくれる
唯「今日のお茶も美味しいね」
梓「そうですか、良かったです。ちょっと恥ずかしいですけど」
そうそう今日のお茶は梓の使用済みパンツを使っている
ティーポッドの中に使用済みパンツが入っているのだ
これが私たち放課後パンティータイムの活動である
律「さて、そろそろ練習するか」
皆に声をかける。当然放課後ティータイムとしての活動も忘れてはいない
唯「は~い」
梓「はいっ」
澪「ん、やるか」
紬「うん」
そして練習を始める。私はドラムをたたきながら周りを見渡してみる
ギターを弾きながら澪のパンツを嗅ぐ唯。憂ちゃんのパンツを穿きギターを弾く梓。私のパンツをかぶりベースを弾く澪
姫子のパンツを口に含みながらキーボードを弾くムギ。ムギのパンツを嗅ぎながらクッキーを食べつつ紅茶を飲み演奏を聴く姫子
唯のパンツ入りクッキーをむさぼる憂ちゃん。この光景も随分と見慣れたものになった。こうあるのが当たり前と思ってしまうほどに
しかし私はもうすぐ卒業する。この先、月日が流れ環境や交友関係など色々なものが変わっていくだろう。この部室にも来なくなる
―――でも、この光景を見て思う。パンツ愛好という趣味。決して人に言えない趣味だからこそ
その秘密を共有する私たちは固く太い絆で結ばれている。私たちにとって卒業は終わりじゃない、これから仲間だから
私たち放課後Pティータイムはずっと永遠に一緒だよ
―おわり―
最終更新:2010年12月05日 22:59