いい臭い!!ううん、いい匂いです!
唯先輩の、どこよりも濃密で、刺激的で、官能的で、だけど汚らしい、けれど淫美な――

妄想や想像の遙か上を行く――幸福が、そこにありました

私はさらにその幸福を吸い尽くします

「んむうふううううううううううう!!!!!!」

んNYAゃあああああああAAAAAAAA!!!!!!
いい、いいです唯先輩ぃ!!
汗が香ばしい!
酸っぱくて、鼻と目を内側から壊すような卑猥で恥ずかしい香りも!
少しずつ、けれど積み重なるごとに染み付いて深い、とても深い臭いと、新しい臭いが混ざる
おしっこの苦酸っぱい香りも!
匂いだけなのに――まだ、匂いだけなのに、このまま、い、イってしまいそうです……!

もう――呼吸するたびに脳が幸福になって……やめられません、とまりません


何度目かの呼吸――
その幸福を貪り尽くした私の頭の中はピリピリと痺れていました
それは唯先輩の香りの影響なのか、私の興奮によるものなのか……そこまではわかりません
ただ、私の鼻から口の中、喉、そして目の裏までを駆け巡っていた唯先輩の香りは
もう殆ど、下着越しからでは感じることができなくなっていました

「んむふぅ……んん、っふううう」

吸っても――

「んんふううううう」

吸っても――
私の息が唯先輩のパンストの生地を湿らせ、その匂いが返ってくるだけ――

「……ん、あ、あず、にゃん……も、もうやめ、て……」

唯先輩の声は、少し湿り気を帯びていましたが
喉だけは乾いているのか、時々かすれたような声でした
きっと、何度も何度も私に向けて制止していたのかもしれません

嗅覚と味覚に全てを委ね、幸福の渦中にいた私の耳には
全くと言っていいほど、その声は届いていなかったですけど

「んむううう――ふにゃ、パンスト邪魔です」

表面上の香りは無くなってしまいました
だけど――
まだ、香りは少なくなってしまっても――

直接唯先輩のあそこの味を、私はまだ味わっていません
鼻孔から入ってきた空気を、間接的に口で味わっただけです
喉はまだ一切潤っていません
カラカラに乾ききったままです

「唯先輩、このままだとクンニできません、少しだけ腰を浮かせてください」
「や、やだ……よ……、これ以上は……もう……」

聞き分けのない先輩です……
いつものことでしたが、今回限りは強引に行かせてもらいます

「先輩、いいんですか?大切なこのパンスト……私、破ってしまいますよ?」
「そ、それも駄目、絶対に、駄目だよ……!」
「じゃあ脱いでください、私もできることなら唯先輩のパンストを破きたくはありませんし」
「で、でもでも……あずにゃんに、な、あそこを見られるなんて……そんなこと、で、できないよ……」

ああ焦れったい、焦れったいです!!
会話をしているだけでも、他の空気が鼻孔に入るたびに……唯先輩の香りが、薄れているんですよ?
私は舐めたいんです、舐めたいんです、舐めたい、舐めたい舐めたい!!!なめたい!!!

「いいからはやくしてください!!」

私は強引に、唯先輩の腰に手を伸ばし――パンストの縁に指をかけました

そして強引に引っ張ります!
もう伝線したって構いません――唯先輩が悪いんですから

「だっ、だめっ、だよ……!」

――が、唯先輩の手が、パンストを掴んだ私の手を掴みます

「だ、だめじゃ――」

パンストからは手を離しません!
でも……唯先輩の手も、意外と力が、あります……
いつも以上に力を入れて私の手を掴んでいるのか――

「ない、で、す……!」

――中々、振り払えません

「はなし、てっ、ください!!」
「いやだ、よぉ、っ!もう、やめようよあずにゃん!!やめよう、よおっ!」

もうすぐなのに!目の前に唯先輩のあそこがあるのに!
そこを覆い隠す薄いこのパンストのせいで――!

味わえない!
喉の渇きを潤せない!
そんなの――嫌!!嫌です!!!!

「にゃああああああああ!!!!!」

パンストを握る指先に、手首に、そして腕に、一気に力を込めて、――私の持てる限りの本気で、引っ張ります!!

「んあっ……!」

手を振り払われた唯先輩は、その反動で後ろに倒れこんでしまいました
そして唯先輩の体重を一点に支えていたお尻が軽くなったのか――
腰からお尻、そして太ももを難なく通り越し――

――膝の部分まで、一気にパンストを
――途中で一緒に巻き込んだショーツを

唯先輩の下半身に着けられていたあそこを覆い隠す邪魔者を
全て、綺麗に、唯先輩の下半身から剥くことができました

や、やりました……!

私の目の前には――
唯先輩のおへそ、その下へと続くなだらかな白い肌――
そして、その肌の丘を覆い隠そうとする、けれど覆い隠すほど濃くもない――唯先輩の恥毛

「うう……ひ、ひどいよ……あずにゃん……」

そのパンストの位置も、倒れた唯先輩の足の自由を奪っているみたいです
起き上がろうとしても――膝がうまく開けず、起き上がれないようです

それに――開いたら、唯先輩のあそこが見えてしまいます
だから恥じらうように太ももをとじたまま腰を動かす唯先輩――
そんなことで、起き上がれるはずもありません

むしろ……その腰を蠢かせる唯先輩の姿は艶かしくて――
私は、そんな唯先輩の姿に我慢できず、膝の間、左太ももと右太ももの間に――顔をねじ込みます

「だ、だめだめ!やめ、て!あずにゃん、やめっ、て!!」

太ももに力を入れる唯先輩――

なかなか頭を太ももの間に入れることができません
いつまで抵抗する気なんでしょうか……

けれど、私は手をその両太ももに手をかけて
立て付けの悪い引き戸の扉を強引に開けるように――左右に、開きます!

「いやっ、あ、ぁ――」

それでも抵抗する柔らかい太ももを、むりむりと押し開くように――開き、ます!!

「――いやっ、ぁあ……!ああ……」

倒れている唯先輩に、それ以上抵抗はできなかったみたいです
僅かでしたが、それでも私の位置からでは十分なほど、その太ももの扉を開けることができました

そして、私の視線、視界に入った瞬間に心を奪ったもの――

唯先輩の雫で潤った、その周りの恥毛と――
茂みに隠されていた、綺麗な綺麗な桃色の宝物――
そして……より一層強くなる、私の脳を溶かすような刺激的な香り――

これが――
夢にまで見た――

唯先輩の――性器!おまんこです!!

――耳に入ってくるのは

「んぁ……うう……いや……ひっく……」

――甘美な、それでいて耳から頭の内側を擽るような、唯先輩の声

それ以外はもう何も聞こえません
瞬きするのを忘れるくらいに、私は唯先輩のあそこに釘付けになっていました

その唯先輩の吐息、声に合わせるように僅かに動く恥部――

かわいいくて、見れば見るほど、愛おしい――
そして艶めかしく、魅惑的――

――呼吸をすると、微かに香る、唯先輩の匂い
少し酸っぱくて、脳みそをちくりちくりと突くような香ばしい香り……

妄想でも、想像でもない、目の前にある、本物の唯先輩

どれほどの妄想も、思いめぐらせた想像も――敵いませんでした

私の視覚から、嗅覚から、全ての感覚から私を魅了する唯先輩のあそこ――

目も、喉も、そして、口の中も――
砂を口にふくんでしまったのかと思うくらい、乾ききっていました

ごくり、と喉を唾が通る音がします
でもその唾も、乾ききった喉の表面に吸われてしまい、私を潤すことはありません

だから私は――潤いを求め、私を誘うその場所へと救いを求めるように――舌を、伸ばします

唯先輩の性器に近づくほどに濃くなる香り――

鼻孔から私の中へと入り、浸透し、脳にたどり着き、そして染み入るその香り――
近づけば近づくほど――
ちくりと針を刺すような刺激は、ざく、ざく、と脳の内側を削ぎ取るような刺激へと変わっていきます

頭が痛い――のか、それとも、心地良いのか
それすらも私はもう分かりません

ずっとこの空気を吸っていたくなる、そんな香りです
とても、とても良い香り――

舌を出しているからでしょうか?
香りに味があるかのように――
舌に嗅覚があるかのように――
淫美な香りが、唯先輩に触れようとする私の舌に絡みついてきます

さらに近づくと、さらに刺激は強くなります
息をするたびに――

吸うときに、ぐさりぐさりと――
吐くときにも、ざくりざくりと――

私の中に浸透した唯先輩の香りが鼻孔をくぐり、また新しい唯先輩の香りを体内へ運ぶ
その度に私の頭の中を突き刺し、刺激し、魅了していきます

唯先輩の香りとともに漂う、ほのかな温もりが蒸気となって舌に触れ、唯先輩の体の暖かさを感じるほどに近づいた頃には
鼻も、舌も、脳も――唯先輩の、濃くて、恋しくて、愛おしい、性器の香りで蹂躙されていました


でも、もう目の前、唯先輩のあそこは舌を伸ばせば届く距離です

鼻を突く刺激的で濃厚な香り
湿り気を帯びて雫を蓄えるように、僅かに覆う陰毛
そしてその中でぴくりぴくりと動く桃色の恥裂
微かに漏れる、光を弾いて輝く白銀色の雫――

近くでみると、ここまで……魅惑的なものだなんて――

喉も、舌も、鼻も、目さえも――
その全ての乾きを癒してくれる、潤してくれる、唯先輩のあそこ

だから私は――
鼻や脳や舌を壊すほどに濃くなった匂いの中

その香りを今一度体に、脳に染み込ませるように一呼吸
まだ濃くなるその香りは私の脳をざくん、と斬りつけ――

んんああああああ!
と、飛び、そうになる……!

――それでもまだ意識を保ち、かろうじて、保って
それでもその香りに身を委ねるように、香りを全身で楽しむように、そっとその恥部に舌を伸ばします

艶かしく動く恥毛が舌に触れる中、さらに舌を伸ばし――

その先にある、その桃色の恥部へ――
私は唯先輩の味を、その舌で精一杯感じるために舌に前神経を集めるように集中して――

唯先輩の、性器に、舌を――撫でるように、這わせました


――瞬間

味を、感じるよりも早く
舌が触れただけなのに、唯先輩のあそこに触れただけなのに

   『柔らかい』

   『暖かい』

その感覚だけが舌から脳へ――
脳から全身へ――

砂漠のように乾ききった五感すらも一瞬で、潤い、満たして
体の中から皮膚を破り、私を潤すそれが外へとその溢れ出してしまうほどに――

んああ!!!

――感覚を

んあ、あああああっっ!!!!

――内側から、外側から、一気に、破壊されそうになります

くううああああああ!!!こんなに!こんな、こんなこんな!!


まだ、まだ耐えられる!

まだ――と思った時

私に追い打ちをかけるように、続く――『味』

舌から感じる味覚も、全て、すべて、狂わせるその味――
苦くて、酸っぱくて、香ばしくて、塩っぱくて、濃くて、濃厚で――
味覚ではなく、脳から感じる最高の味――!!!

んあああああ!!!!こんなにも、こんなにも――美味しい!!!!

舐めるたびに――苦くて酸っぱくて香ばしくて塩っぱくて濃厚で!!

美味しい……美味しい!おいしい!美味しい!美味しい!美味しい!!!

苦くてやめられない!!

酸っぱくてとまらない!!

香ばしくてやめられない!!

塩っぱくてとまらない!!

濃厚で濃厚で、美味しくて、美味しくて!!

おいしい!!おいしいいです!!おいしいいいいいい!!!!

「んにゃああああああああああ――――!!!!」






和「そうなんだ、じゃあ私休憩するね」



最終更新:2010年12月08日 21:50