梓「いえ、何ていうか……唯先輩って、遊び人なわけじゃないですし、もしかしたら私と同じで、エッチは初めてなのかなー……って」チラリ

唯「は!? は、はははははは、初めてなわけないじゃん!? 私は遊び人だよ、女の子の扱いならお任せだよっ!?」カオソラシッ

梓「……本当に、そうなんですか?」ジッ

唯「あはー、は、ははは……は……」

梓「…………」ジー

唯「……はい、お察しの通り私も初めてです。あずにゃんの前だからって、大人ぶろうとして嘘ついてました……」ガックリ

梓「……今みたいな言い方されたら、私が嫉妬するとは考えなかったんですか?」ジー

唯「うく……ご、ごめん……そこまで考えてなかったよ……」

梓「すぐバレるような嘘はつかないでください。あと、他にも嘘ついてたら、今のうちに白状してください」ジー

唯「な、ないよ? もうあずにゃんには嘘ついてないよ?」アセアセ

梓「『には』? じゃあ、私以外の誰かを騙してるんです?」ジー

唯「うう、予想以上に厳しい追及だね」

梓「正直に答えてください。じゃないと、唯先輩に私の身体を預けられません」ジーッ

唯「……私が、自分に」

梓「え?」

唯「あずにゃんとエッチして、すっごく気持ちよくしてあげるんだ……って。自信も経験も全然ないんだけど、そう出来たらいいな、って思ってたの」グスン

梓「あ、あの、それはですね、別に嘘じゃないと思いますよ? 自分に嘘をついてたんじゃなくて、この場合は、唯先輩が自分を信じてるというか」

唯「ぐす……あ、あずにゃん?」スンスン

梓「唯先輩が、私とエッチするのを考えて妄想したなら嘘じゃないというか、どんな風に私にエッチなことをするか興味があるというか、ええと、えっと……」ワタワタ

唯「んぅ……?」

梓「わ、私の知らないところで、唯先輩がもし本当に遊び人だったとしても、嘘をつき通したら私にはわからないわけですし、わからなければ嘘をつかれても構いませんっ」ワタタ

唯「え? えっ? つまり……あずにゃんは、私に嘘をついて欲しいの? それとも正直な方がいいの?」

梓(あうう、上手く言えないよぉ……も、もお、こうなったら!)

梓「……えいっ」ムニュス

唯「はわっ!?」

梓「やぁらかい、です……唯先輩の、おっぱい……とっても……」ムニムニ

唯「あっ、んん、あずにゃんっ……触るの、駄目って、あずにゃんがゆったのにぃ……ぅんっ!」ビクッ

梓「わ、私は、唯先輩が触ってくれるのを密かに待ってたんですよ? なのに……お仕置きって言ったせいですか? だから触ってくれないんですか?」ムニムニー

梓「そっ……それに、お仕置きは、唯先輩がさっきの約束を破って私に触ってきた時にするってゆー話でした!」ムニムニムニ

唯「あ、ああぅ、んぅぅっ……やん、あずにゃん、それ、ズルいっ……んぁっ、あぅぅっ」ビクンッ

唯(あずにゃんにおっぱい触られてる、揉まれてるよぅ……自分で揉むのと、全然違う……)ピククッ

梓「はぅ……ん……んっ、んく……」ドキドキ

梓(い、勢いで触っちゃったけど……唯先輩のおっぱい、やーらかい……ふにふにのむにむにで、何か、私の方が気持ちよくなっちゃう感触……)ムニュムニュ

唯「あっ、あず、にゃん……?」ハゥハゥ

梓「……はっ!?」ムニュウ

唯「わっ、私、あずにゃんに嘘つきたくないから、正直にゆったのにぃ……おし、お仕置き……なの?」ウルルッ

梓(くうう!? 同性なのに可愛いと思わせるとか、唯先輩のその目! 目が卑怯すぎです!)

唯「ね、お仕置きするの? あずにゃん」ウルッ

梓「そ……そぉですね。お仕置き、です……」ゴクリ

唯「そっ、そっかぁ、やっぱりお仕置きなんだ……えへへ。どんなお仕置きされちゃうのかなぁ……?」

梓「……お仕置きですから、寸前まで内緒ですよ」ドキドキ

唯「うん……そうだよね、うん。内緒の方がどきどきするもんね」ドキドキ

梓「そういう目的ではないんですけどね……」ハァ

梓(何だか、私の方がのぼせてきちゃた……早く身体を拭いて、髪を乾かして……そ、それで……ちゃんと覚悟を決めよう)ザパァ

唯「あ、あずにゃん……?」

梓「私はもう上がります。唯先輩はゆっくりしてていいですよ? はい、追い炊きボタンはここですから」ピ

唯「ううっ、私も上がるよぉ……しっかりあったまったから、これ以上入ってたら本当にのぼせちゃうよう」ザパー

梓「ん……じゃ、どうぞ、バスタオル。しっかり拭いてくださいね」

唯「うん。あ、あずにゃんの髪、乾かすの手伝ってもいいかな?」ワシャワシャ

梓「え、ええ、別にいいですけど……結構時間かかりますから、テレビでも見ながら待っててくださいよ」フキフキ

唯「ううん、手伝う! しっかり丁寧に乾かしてあげるよ、あずにゃん!」バッ

梓(唯先輩は、帰る途中で家に寄って持ってきた着替えを身に着ける)

梓(パジャマは一着だったけど、ぱんつが数種類……どれを穿くかで悩んでいるみたい)

唯「うにゅむー……」シンケン

梓「……はー。あんまり時間かけてると、湯冷めして風邪引いちゃいますよ」

唯「うっ、うん!? よし、これに決めた!」ハキハキ

唯「んじゃ、あずにゃんの髪を乾かそう~♪ やー、これは乾かし甲斐があるねぇ」カチッ

梓「うわぁ、ちょ、熱いですっ……んん……そ、そのくらいの距離でお願いします……」ブワー

唯「うん、うん……やー、あずにゃんの髪って、こんなに長いのに絡まんなくって素敵だねぇ」ブオー

梓「ええ、まぁ、お手入れはしてますから」ブワワ

唯「でもすごいよね、何年も伸ばさないとここまで長くならないよね」ブワブワー

梓「伸ばすって決めたら、たまにカットしてもらって、あとは自分で気を付けるだけですし……すごいってことはないと思いますよ」フワフワー

唯「……私もあずにゃんくらいに伸ばしてみようかな?」ブラッシュ

梓「……掃除の時、面倒ですよ。コロコロ使うと、長い毛が絡まって外すのが大変で……」シュッシュ

唯「そっかー。長けりゃ長いで大変なんだもんねー」シュッシュッ

唯「んー……出来た、かなっ?」ピッ

梓「はあ……ん、毛先の方、まだ湿ってますけど……上出来なのではないかと」サワサワ

唯「…………」ドキドキ

梓「あ、次、唯先輩の番でしたよね。ドライヤー貸してください」

唯「うん、よろしくお願いっ」

梓「唯先輩くらいの長さも、結構身軽っぽくていいなあと思うんですよね……」ブワー

唯「んんん、そお? あんまり髪型で遊べないから、もちょい伸ばしてもいいかな-、とか」ブワワワ

梓「割と遊んでますよね、そういう割には」ブワー

唯「うん……でも、やっぱり限界があるっていうか……」クシクシ

梓「何かろくなこと考えてなさそうですね」クシクシブォー

唯「うーん、誰かの真似も出来ないしね。今のままで、憂と入れ替わりどっきりするのが一番なのかなあ」クシクシクシ

梓「そう思いますよ」クシクシ

梓「……はい、出来ました!」

唯「……はー、気持ちよかった。ありがと、あずにゃん♪」

梓「い、いえ……私も、唯先輩にしてもらって、結構気持ちよかったですから……」ドキドキ

唯「……んじゃ、向こうのお部屋に行こっか?」

梓「……はい」



あずさのへや!

梓(遂に……遂に、唯先輩とエッチしちゃうんだ、私……んく、期待も妄想もしてなかったといえば嘘になるけど、まさかこんな早くその日を迎えるなんて)ドキドキドキ

唯(あずにゃん、生まれ立ての子鹿みたくプルプル震えてるよぉ……もしかして、初めてだし、私のことが怖いのかな?)

唯「ねっ、ねえ、あずにゃん?」

梓「はい……何でしょう、唯先輩……?」ウルル

唯(うわあああ、すっごく可愛いよ!? あずにゃんに見られただけで頭を吹っ飛ばされたような気がしたよ!?)クワンクワン

唯「パジャマ、脱いだ方がいいのかな……ぴっとりくっついた方が、気持ちいいと思うけど……」

梓「は、はいっ。是非脱いでぴっとりくっついてくださいっ」

唯「え?」

梓「あ、その、さっき、お風呂に入る時……唯先輩、私に抱き着きましたよね? あれが、かなり……いえ、とっても、気持ちよかったので」

唯「ん……そ、そぉなんだ?」ヌギッ

梓「はい……」ヌギヌギ

唯「裸がいいんだね、あずにゃん?」ヌギ

梓「唯先輩も……意識して抱き着いたら、きっと、堪らなくなると思いますよ?」ドキドキ

唯「うん、そぉかもしんない……裸のあずにゃん、すっごく可愛いし……見てるだけで興奮しちゃうよ」

梓「お風呂で散々眺め倒したのに、ですか?」

唯「うん。お風呂でもいやらしかったけど、何だか今はもっと、やーらしく見えるよ」チュ

梓「んっ……んぅ」チュチュッ

唯「じゃ、じゃあ、抱き着いてみるね?」

梓「はい」

唯「んーっ」ギュウ

梓「ふぁ……♪」ゾクン

唯「ん、んっ、あずにゃん、お肌すべすべだね……やぁらかくて、あったかくて、これは癖になりそうな感触だよ……♪」スリスリ

梓「あ、あっ、唯、せんぱぁい……ほっぺだけじゃなくって、身体中すりすりするなんてぇ……さっきより、気持ちいいですよぅ」

唯「んふふ……もっと気持ちよくしてあげるよ、あずにゃん?」ツゥー

梓「んにゃあ!?」ビクンッ

唯「キスしながら、がいいな……えっちぃくて、気持ちいくって、何だか私とあずにゃんがとろとろに溶けて混ざっちゃう感じだから」チュッ

梓「はぅ……ん、く、ちゅ……はい……私も、キス、大好きですぅ……ちゅぷ、ちゅくくんむっ」

唯「んは、はぁ、はぷ……涎が垂れて、やーらしい感じになるし、ねえ?」

梓「んぅっ、んっ、んむぅ……ん、んんんっ、は、はぅ……はぁい……♪」コクコク

唯「で、も……やっぱし、あずにゃんもこの辺がエッチなことして欲しくなっちゃうんだね?」クチュ

梓「ひゃ……!? あ、あぅ、ゆ、ゆぃ、せんぱ……」ビクゥ

唯「大丈夫。痛かったら、教えてくれればすぐ止めるし……気持ちよかったら、もっと続けてあげるから」クチュチュヌプ

梓「んあっ、あん、あっ……やぁ、そこ、それ以上奥は……私も、指、入れたことないんですっ」ビククッ

唯「……あずにゃんの初めて、私がもらっちゃってもいい?」クプ

梓「あ、あぅ……ん……ゆ、唯先輩の初めてを、私がもらっちゃってもいい、なら……」

唯「……えへ。私、何も入れたことないよ? 怖かったのもあるけど、あずにゃんが好きって気付いてからは、あずにゃんに初めてを奪って欲しかったから」クチュヌププッ

梓「んっ……」ギュッ

唯「あずにゃん、大好き……初めてを捧げちゃうくらい、大好きだよっ」ツプッ

梓「くぅんっ!? んぁ、ん……はぁぅ……ゆ、い、せんぱ、い……私も、大好き、ですぅ……ちゅ、ちゅうぅ、あむ……」

唯「んむ、んんっ、ちゅぅ……あは、両想いって、とっても嬉しいね……んちゅ、ちゅっ、はぷっ」

…………
……


よくじつ!

梓「唯先輩! 起きてください!」ユサユサ

唯「んにゅー……? あと5分……」ファァ

梓「遅刻! 遅刻間際ですよ! パン焼いてありますから、早く着替えて準備してください!」

唯「あずにゃんがいる……なぁんだ、夢かぁ……えへへぇ、それじゃあと30分……」スヤ

梓「えええ!? 増えた!? ちょっ……唯先輩! 本当に、もう出ないと遅刻しちゃうんですってばぁ!」ユサユサ

唯「私を起こしてるのがあずにゃんだってことは、これは夢なんだよぉ……そんな幸せなことがあるハズないじゃん……」スヤスヤリ

梓「んもう……あ、そうだ」ピコーン

梓「起きてくれたら、おはようのキスをしてあげます」

唯「え、何? 夢だけど今すっごく素敵な単語が聞こえたんだけど!?」ガバッ

梓「夢じゃ……ないですよ?」

唯「えっ?」

梓「ん……」チュー

唯「ちゅ、んっ……ふぅ……♪」ムチュー

梓「こ、これでわかりましたか!? 夢じゃないんです、私だって唯先輩とにゃんにゃんごろごろしていたいですけど、学校も大事ですから!」ドキドキ

唯「んぅー……♪ もっかいキスしてくれたら、夢じゃないって信じるぅ……かもしんないよ」

梓「……唯先輩の分のパンも私が食べちゃいますね」トタトタ

唯「あー!? 待って、ごめん! 今すぐ起きて準備するからぁ!」バッ

梓「遅刻ギリギリなんですから、急いでください!」

梓(エッチしても、唯先輩はいつもと変わらない調子……まぁ、変わられても困るっていうか、変わらないって信じてたから身を任せたんだけど)

梓(でも、ちょっとくらいは恋人である私のお願いを聞いてくれてもいいんじゃないかなあ……って、思う)

唯「あずにゃん、パン食べてる間に髪とかしてー!」

梓「……それは甘えすぎですよ、もうっ!」

梓(とか言いつつ、唯先輩の髪に櫛を通せるのが嬉しい私……甘いなあ、本当に……)

~おしまい!~



最終更新:2010年12月16日 23:22