澪「我慢できず途中でちゅーしちゃったり興奮して手許が狂っちゃったせいでちょっと歪だけど、とにかく完成したぞ」

澪「私だけの抱き枕。私だけの……唯///」

澪「」ジー

澪「ああああ唯が私を見つめてるよぉおおおおおおおお////」

澪「どうしよう興奮してきた」

澪「だ、抱きしめちゃおうかな/// そのための抱き枕だもんな」

澪「」ギュー

澪「ああああああ唯可愛いよおおおおおおおおおおおお」

澪「ふふふ、唯は可愛いな」ツンツン

澪「何時間眺めてても飽きないよ///」

澪「何で唯はこんなに可愛いんだろう」

澪「唯、愛してるよ////」

澪(裏声)「私もだよ、澪ちゃん」

澪「……違う! 唯はこんな声じゃない! 今のは唯の可愛さに対する冒涜だ!」

澪「ごめん唯! 冒涜するつもりはなかったんだ! 許してくれ!」

抱き枕「」

澪「……え? 気にしてない?」

澪「やっぱり唯は優しいな////」ニコッ

澪「ゆーい♪」ナデナデ

澪「」ギュー

澪「」ギュー

澪「」ギュー

澪「」ギュー

――

澪「はっ! もうこんな時間だ!」

澪「唯を抱きしめてると時間が経つのを忘れちゃうな////」

澪「唯が可愛過ぎるのがいけないんだぞ///」ツンツン

澪「明日は学校だし、お風呂に入って寝ちゃおう」

澪「有意義な一日だったなぁ」

澪「ふぅ、いいお湯だった」

澪「ん? どうしたの、唯?」

澪「ふふ、ちょっとお風呂に入ってただけだよ。私が唯のことを忘れるわけないじゃないか」

澪「唯は心配症だなぁ。可愛いんだから///」

澪「ほら、もう夜遅いし一緒に寝よ」

澪「……え? ち、違うよそういう意味じゃ////」

澪「な、何上脱いでるんだよ////」

澪「ちょっと唯/// 駄目、私、もう///」

澪「あああああ唯可愛いよぉおおおおおおお////」チュッチュ

チュンチュン

澪「……うーん、朝か」

チラッ

澪「ふふっ、おはよう、唯」

澪「今日も最高に可愛いな///」

澪「唯は私の天使だよ////」

澪「いや、全世界の人にとっての天使だな///」

澪「きっと唯は皆に幸せを与えるために生まれて来たんだ」

澪「でも誰にも唯は渡さないぞ///」

澪「ねー唯♪ さて、学校の準備しないと」



がっこう!

ガラガラ

澪「おはよう」

唯「あ、澪ちゃん、おはようー」

澪(はっ、ほ、本物////)

澪(これだよ//// これが唯の声だよ///)

澪(あああ可愛いなぁ////)「」ボーッ

唯「澪ちゃん? どうしたの?」

澪「あ、ああ、なんでもないよ、おはよう」(ちょっと戸惑ってる唯も可愛いよぉお////)

唯「そう? ほんとに大丈夫? 最近風邪流行ってるみたいだし」

澪「なんでもないよ、ほんとにただボーっとしてただけ」(唯に心配されちゃった/// やっぱり唯は優しいなぁ///)

律「休みボケが抜けてないんじゃないのか~? だらしないぞ澪ちゃ~ん」

澪「うるさいっ」ゴンッ

唯「うん、元気そうだね。よかった!」ニコッ

澪(はうっ、か、可愛い////)



じゅぎょう!

澪(授業中は唯の顔が見れないから辛いなぁ)

澪(でも頭で唯の顔を思い描いて満足するんだ///)

澪(それにしても、さっきの唯、可愛かったなぁ)

澪(唯の笑顔は皆を幸せにする力で満ち溢れてるよ)

澪(私が永遠に唯の笑顔を守ってあげるよ)

澪(あ、何か良い詩が書けそう。メモしておかないと)カキカキ

唯(澪ちゃん凄い熱心にノート取ってる。やっぱり真面目だな~)


ほうかご!
唯「ムギちゃ~ん、今日のお菓子もおいしいよ~」

紬「うふふ、よかったわ」

澪(お菓子を食べてる唯も可愛いなぁ///)

澪(ほんとに唯は美味しそうに食べるからなぁ///)

澪(そうだ、たまには私もお菓子を持ってきてみようかな)

澪(唯の幸せな顔が見れるし、それにもしかしたらありがとう澪ちゃんなんて言われちゃって////)

唯「ん? 澪ちゃんどうしたのまたボーッとして」

澪「え、い、いや、なんでもないよ」

唯「このお菓子食べなよー美味しいよ」ヒョイ

澪「あ、ありがとう」(ゆ、唯の手に触れたお菓子////)

澪「モグモグ」

唯「美味しいでしょ?」

澪「うん///」

唯「えへへ、よかった」

律「おいおい、何でムギの持ってきたお菓子なのにお前が喜んでるんだよ」

唯「えへへー、何となく」

澪(幸せ////)


唯「」ニコニコ モグモグ

澪(いくら見てても飽きないなぁ///)

ガチャッ

梓「遅れてすみません」

律「おう梓」

紬「あ、梓ちゃん」

唯「あ、あっずにゃ~ん」バッ

澪(あっ)

梓「にゃっ!? ちょっと唯先輩、いきなり抱きつかないで下さい///」

唯「あずにゃん遅いから心配してたんだよ~」

律「嘘付け、お菓子に夢中だったくせに」

唯「む~、律っちゃんたら」

澪(いいなぁ、梓。私も唯に抱きつかれたい……)

澪(唯、全然私には抱きついてこないし、いっつも梓ばっかり……)

澪(……いいもん、私だって家に帰れば、私の帰りを待ってる唯が……)

澪(唯が……)

澪(……)




きたく!

澪「ふー、唯、ただいま///」

澪「寂しかったか?」ギュー

澪「いや、さっきまで唯と一緒にいたのに寂しかったっていうのは変だな」

澪「……なぁ唯、梓ばっかりじゃなくて、たまには私にも抱きついて来ていいんだぞ」

澪「え? 私に抱きつくのは恥ずかしい? もーしょうがないなぁ」

澪「じゃあ、私たちが抱きつくのは二人きりの時だけにしよっか」ギュー

抱き枕「」

澪「まったく、唯は変なところで恥ずかしがりやなんだから///」

抱き枕「」

澪「でも、可愛いなぁ///」ナデナデ

抱き枕「」

澪「……」

抱き枕「」

澪「」ジワッ

澪「やっぱり、違うよぉ……」グスッ

澪「本物の唯に、抱きつかれたいよぉ……」ヒック、ヒック



澪「泣いたらすっきりした」

澪「黙ってても本物の唯には抱きついて貰えない!」

澪「こうなったら、何か策を考えるしかない!」

澪「でも、どうやって?」

澪「そうだ、前に梓の髪型を真似したら唯が抱きついてきたことがあったけ!」

澪「そうか、梓の真似をしてみれば抱きついてくれるかも!」

澪「でもまたツインテールにしたら律にからかわれるかもなぁ……」

澪「そうだ! 口調だけ梓風にしてみたらいいんじゃないか!」

澪「これならすぐには梓の真似と分からないけど、口調から醸し出される梓的な雰囲気に惹かれて唯が抱きついてくれるかも!」

澪「我ながら中々いいアイデアだなっ! よしっ早速明日実行してみよう!」



よくじつ!
がっこう!

澪(よし、昨日の夜あれから少し練習もしたし、大丈夫だろう。私は梓私は梓)

澪(よし、行くぞ!)

ガラガラ

唯「あ、澪ちゃんおはよー」

律「おお澪、おはよう」

澪(ゆ、唯に挨拶された/// よ、よし、今だっ)

澪「おはようございます、唯先輩、律先輩」ニコッ

唯律「え?」

澪(よし! 完璧だ)

唯「み、澪ちゃんどうしちゃったの」

律「澪? お前昨日から何か変だぞ」

澪(あれ? 抱きついてこないな。いや、まだ雰囲気を出し切れてないのかもしれない)

澪「全然変じゃありませんよ、律先輩。いつもどうりです」

律「お、おい」


律「ほんとに変だぞお前、何なんだよ!」

澪「だから全然変じゃありませんって。しつこいですねぇ」

澪(よし! これで完璧なはずだ! 今の私からは梓オーラがでまくっているはず)

澪(さぁ唯、いつでも抱きついて来ていいんだよ!)チラッ

唯「」ジワッ

澪「え?」

唯「うわぁあああん!」

澪「え? ちょ、ちょっと唯、なんでいきなり泣き出してるんだよ」オロオロ

ざわざわ……

唯「だ、だって、澪ちゃん、私と律っちゃんのこと嫌いになったんでしょ?
  私たちがいっつも迷惑かけるから、それで、そんな風によそよそしくするんだぁ」ヒック、ヒック

澪「え!? ちょ、ちょっと」

澪(な、なんでこんな勘違いを……大体私が唯のこと嫌いになるわけないじゃないか! 唯の泣き顔も可愛いけど///
  でも、唯が泣いてるのなんか、見たくないよ……)

唯「うぇええ~ん」

律「お、おい澪、そうなのか? 私たちに怒ってるのかっ?」

澪「そ、そんなはずないだろ! おい唯、ほら、泣き止んで」(な、なんとか誤解を解かないと)

唯「うう……じゃあ、私のこと嫌いになったんじゃないの?」グスッ

澪(うっ////)ズキューン

澪「あ、当たり前だろっ! むしろ好きだ! 大好き! 愛してる!」

唯「…………え?」

律「え?」


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最終更新:2010年12月18日 01:13