江ノ電!

ガタンゴトン

エリ「江ノ電乗るの初めてだよ~。」

姫子「よかったね。なに食べたい?」

エリ「生シラス丼食べてみたい!」

姫子「いいね~。」

エリ「あ、海だ!ね、ね、手つなご!」

姫子「え?、あ、うん////」

車内放送「次は~、江ノ島~、江ノ島~。」

エリ「着いたよ!」



江ノ島!

エリ「気持ちいい~♪」

姫子「なんか人だかりができてるよ?」

がやがやがや…

イカ娘「う~、やめるでゲソ~。」

子供「うへへ~。」

イカ娘「触手を引っ張るのはやめなイカ!」

エリ「なに、あの子?かわいいね。」

イカ娘「あ、澪の友達じゃなイカ!」

姫子「え?澪のこと知ってるの!?」

エリ「行こ!姫子。」

イカ娘「ま、待つでゲソ!」



江ノ島、食堂!

エリ「あ~、おいしかった!」
姫子「うん、美味しかったね。」

エリ「夕日、きれいだね////」

姫子「そうだね。」



夜!海岸!

ざざぁ~、ざざぁ~

エリ「夜景もきれいだね!」

姫子「うん。」

エリ「今日はありがとうね。」
姫子「こちらこそ。」

ブォオンブォブォブォ…

暴走族A「お姉ちゃんたちかわいいね~。」

暴走族B「一緒に遊ばな~い?」

エリ「なんであんたたちなんかと遊ばなきゃいけないのよ!」
暴走族C「ひゅ~!いいじゃんいいじゃん!」

姫子「ちっ、愚連隊風情が…。」

暴走族A「いいじゃ~ん。フヒヒ」ガシッ

エリ「は、離せ!」

姫子「エリに触るな!!」

………

総長「下がれ…。」

暴走族ABC「そ、総長!?」

総長「そいつは…、立花、姫子だ…。殺されるぞ。」

暴走族B「こ、こんな華奢な女が!?」

姫子「……。」


総長「また…、強くなったようだな。」

姫子「最近の暴走族っていうのはこんなに腰抜けなのか?」

エリ「ひ、姫子…。」

総長「ここでまた…、お前と一戦交えるというのも乙なものだが…、」

総長「ここは素直に舎弟の非礼を詫びよう…。」

姫子「だったらさっさと消えろ。」

総長「詫びついでに一つ忠告だ…。」

姫子「なんだよ…。」

総長「お前の父親が、関東で地上げをしているのは知っているな?」

姫子「私に父親などいない!!」
総長「まあ聞け…。地上げのリストに、桜ヶ丘高校の名前が上がっている…。」

姫子エリ「!?」




帰りの電車!

ガタンゴトン

エリ「姫子…。」

姫子「うん?」

エリ「あんた…、何者なの?」
姫子「なんかごめん…。」

エリ「惚れ直しちゃった…////」ギュッ

姫子「な、なんでそうなる!///」

エリ「でも、もう一人で抱えこをだりしないでね。」

姫子「うん…、ありがとう////」

ガタンゴトン



教室!学園祭準備!

姫子「唯!寸法計るから動かないで。」

唯「こ、こう?」

姫子「うん、大丈夫。よしよし。」

唯「えへへ~///」

……

いちご「……。」

いちご「……。」

姫子「いちご!悪いんだけど大道具の準備手伝ってもらっていいかな?」

いちご「…。いいけど…。」

姫子「こっち、こっち♪」

いちご「あ、うん…///」


……

律「ロミオ!どうしてあなたはロミオなの?////」

澪「うはwww美しいジュリエットたんwwwww」

姫子「(なんか今日の澪レベル高いな…。)」

澪「うはwww姫子wwwテラビッチwww」

姫子「…。」

律「澪ちゃんなにやってるの!練習するよ////」

澪「さーせんwww」



数学教師「2組のお嬢ちゃんたちもがんばってるかい?おおぉん!」

紬「先生すみません。そこどいてください。」

数学教師「んああ!すまない~。」

ガラッ!(扉)

さわ子「荻野先生!緊急会議です!」

数学教師「おぉん。さわちゃん!どうしたぁ?」

さわ子「それが…」ヒソヒソ

数学教師「…。おぉん!分かったぁ!すぐ行くよぉ!ううん!」

姫子「……。」



校長室!

トルルルルル、トルルルルル

校長「あ、もしもし…。その件は先日も申し上げた通り、第三者機関を通して合法的に話し合いを…」

校長「ひいい!で、ですが、我が校にはまだ生徒がおりますので…。」

校長「そういったことをされるのであれば我々も警察に相談せざるをえないと…。」

校長「ま、待ってください!その日は我が校の学園祭でして…!」

プツッ

教頭「こ、校長。」

校長「仕方ありません。生徒の安全が第一ですので、そうなったら学園祭は中止にする他ありません。」

校長「緊急会議でその旨を各教員に伝えましょう…。」

教頭「はい。」

………

姫子「なるほど…、そういうことか!!」



帰り道!

姫子「……。」

唯「あ!姫ちゃん!」

姫子「あ、唯!今日は早いんだね!」

唯「うん、律っちゃんと澪ちゃんはまだ劇の練習で残るみたいだし、少しでも一人でライブの練習しておこうかなって思って!」

姫子「偉いね、唯♪」

唯「うん////最後の学園祭だし、みんなに精一杯楽しんでもらいたいから!」フンス

唯「姫ちゃんも見に来てね!」

姫子「当たり前だよ!」ニコッ

唯「姫ちゃんさっき元気なかったみたいだけど大丈夫?」

姫子「…。うん?大丈夫だよ?」

唯「よかったあ。」

姫子「唯!ライブ、がんばるんだよ!」

唯「うん!///」ニコ

姫子「じゃあね。」

唯「バイバ~イ。また明日~。」

………

姫子「…。」

姫子「許さない…」

姫子「許さない!」

姫子「許さない!!!!!!」




立花組屋敷!

姫子「立花組組長の敵!立花姫子!まかり通る!!!」ガタッ

ヤクザA「お、お前ら!なにやってやがる!ひっとらえろ!」

ヤクザBCD「ヒーーーーー!!!」

バキボコッドサッ!

ヤクザBCD「……。」バタ

ヤクザA「て、てめえ!な、なんなんだ!」

姫子「親分様のバカ娘の顔だぁあああ!!覚えときやがれええ!!!」

バキっ!ボコっ!

ヤクザA「あべし…。」

ヤクザE「つ、強えええ!」

ヤクザF「であえ!であえ!」

ゾロゾロゾロ

木G「フンス!」



バンバンバン!

姫子「うっ!!(囲まれた。下手に動けば銃で撃たれるか。)」

姫子父「久しぶりだなあ!お袋は元気かぁあ?ブルァアアア!」

姫子「ああ。おかげさまでな。」

姫子父「なんでこんなことしやがる?」

姫子「お前が気に入らない!」

姫子父「お前の高校のことかブラゥァア!大人の事情に首突っ込むんじゃないよ!」

姫子「ちっ…。」

姫子父「おまえらぁ。こいつを縛っとけ!」

………

??「いやん、とどめも、勝利の余韻も…、まだ早い…。」

姫子父「誰だ貴様!?」

数学教師「こいつの学校の先生だよぉ。おおん!」

姫子「なんで来たんだよ!!」

数学教師「教師が生徒見捨てられる訳ないだろお?んあああ!!」

姫子「私の名前覚えてないくせに!!」

数学教師「そんな訳ないだろ!!おおおん!」

姫子「じゃあ言ってみてよ。」

数学教師「お前は田井中ぁ!だよぉ!おおん!」

姫子「違うし…。」

数学教師「いやぁあ!おまえは田井中ぁ!だあ!おーん!」

ヤクザ「(なんだこいつら…。)」

姫子「ひるんだ!今がチャンスだ!」

バキバキドカっドカ!

数学教師「接点tはぁあああ!!!出ねえよオオ!!」


バキバキドカ!

姫子「あとはお前だけだ。」カチャ(銃)

姫子父「ま、待て!!」

数学教師「殺しちゃうのかぁい?お嬢ちゃあん。」

姫子「ちっ…、二度とそのツラ見せるんじゃねえぞ!!」

姫子父「ひーー!!」

数学教師「おぉーん!!」



学園祭ライブ!

姫子「間に合った!」ハアハア

姫子「いちご!Tシャツ配布、ありがとうね!」

いちご「うん…。」

………

唯「それでは最後の曲です。聞いてください。『U&!』」


姫子「唯、最高だよ!」ハアハア

エリ「姫子のバカ…。」

姫子「エリ!?」

エリ「もう二度と心配させるようなことしないでね!////」

姫子「うん、分かった/////」

おしまい


数学教師「青春だよ~、おぉ~ん!」



最終更新:2010年12月19日 22:11