憂「お姉ちゃん起きてー」
唯「うー、寒い…」
憂「今日は今年一番の冷え込みだって」
唯「へぇー。じゃあおやすみー」
憂「寝ちゃ駄目だよお姉ちゃん!」バサッ
唯「あう、布団がぁ」
憂「じゃあ早く着替えて来てね」
唯「わかったよぉ…」
唯「そういえば明日クリスマスだねー」
憂「そうだねー、今年は軽音部の皆さんと何かするの?」
唯「うーん…まだ決めてないけど今日誘ってみるね!」
憂「うん!今年も賑やかになるといいな」
唯「憂の料理たのしみだなー」
憂「皆さんのために頑張っちゃうよー」
唯「わーい!」
憂「お姉ちゃん可愛い」
唯「むー!憂の方が可愛いよ!」
憂「お姉ちゃん!」
唯「うーい!」
憂「…ふふ」
唯「えへへへ」
憂「そろそろ学校行こっか!」
唯「うん!」
──学校
唯「りっちゃん、ムギちゃん!おっす!」
律「おーっす唯」
紬「おはよう唯ちゃん」
唯「ねえ明日クリスマスだしまたパーティしようよ!」
律「明日かー…明日は澪と二人で出かけるって約束しちゃったんだよなあ」
唯「じゃありっちゃんと澪ちゃん二人ともくればいいよ!」
律「いやー…澪が二人っきりでってしこいから無理っぽいなぁ」
紬「まぁまぁ仲がいいのね♪」
唯「むー…じゃあしょうがないね。ムギちゃんは?」
紬「私も今年はちょっと大事なパーティに出席しなきゃいけないから…」
唯「ムギちゃんも無理なのかぁ…」
紬「本当にごめんね?」
唯「用事があるならしょうがないよ!」
律「それより今日の一時間目は漢字テストだけど大丈夫なのか?」
唯「えー!?聞いてないよー!りっちゃんはー?」
律「ふっ甘いな唯私はすでに覚えたぜ!」ビシッ
唯「そんなのりっちゃんじゃない…」
律「なんだとー!このこのー!」ギュウゥ
唯「ぐるじいですりっちゃん隊長ぉ」
紬(朝りっちゃんから必至にテストの範囲を聞かれた事は黙っておこう)
──平沢家
唯「ということでりっちゃん澪ちゃんムギちゃん皆来れないんだってー」
憂「あずにゃんも今年は家族と過ごすから無理だって」
唯「じゃあ今年は憂と二人きりのクリスマスかー。ごめんね憂」
憂「ううん。私はお姉ちゃんと二人きりでも楽しいよ!」
唯「本当?憂だーいすき!」ギュッ
憂「えへへ。私もお姉ちゃんのこと大好きだよー」
───翌日
憂「じゃあご飯の材料買ってくるねお姉ちゃん」
唯「あ、私もいくー!」
憂「いいけど、アイスは買わないよ?」
唯「憂と一緒に行くだけでいいの!
憂「お姉ちゃん…じゃあ行こっか!」
唯「レッツゴー!」
──スーパー
唯「うわー人いっぱいいるねえ」
憂「クリスマスだしねー」
唯「うーいー唐揚げ食べたーい」
憂「いいよー」
唯「手巻き寿司食べたーい」
憂「いいよー」
唯「アイス食べたーい」
憂「お姉ちゃん?」
唯「うぅ…ごめんなさい」
憂「くすっ…いいよ、お姉ちゃん」
唯「憂大好きー!」ギュッ
憂「お、お姉ちゃん恥ずかしいよぉ」
唯「だって好きなんだもーん」スリスリ
憂「もー甘えん坊なんだから」
──平沢家
唯「私もケーキ作る!」
憂「お姉ちゃんは休んでていいよー」
唯「やだ!つくる!」
憂「うーん…じゃあ一緒に作ろっか」
唯「うん!」
憂「じゃあお姉ちゃんは生クリームかき混ぜてね」
唯「任せんしゃい!」ガチャガチャ
憂「お姉ちゃん片手で抑えなきゃこぼれちゃうよ?」
唯「あ、そっか」
憂「…本当に大丈夫?」
唯「もー憂ったら心配症なんだからー」
憂「だって心配なんだもん」
唯「私は憂より年上なんだよ?大丈夫大丈夫!」
憂「…じゃあ任せるね?」
唯「ラジャー!」ガチャガチャ
──夜
唯「いっただっきまーす!」
憂「どうぞ召し上げれ」
唯「おいひー!この唐揚げおいひいよー!」モグモグ
憂「本当?ありがとうお姉ちゃん」
唯「この手巻き寿司もおいひいよー!」
憂「お姉ちゃんそんなに急いで食べたら喉に詰まっちゃうよ?」
唯「憂の料理だから平気だよー」
憂「くすっ、関係ないよお姉ちゃん」
唯「関係ないかー」
憂「そうだよー」
唯「えへへへ」
憂「ふふっ」
唯「なんだか私たち恋人みたいだねー」
憂「そうだねー」
唯「私憂がいれば恋人いらないや」
憂「そ、それは駄目だよー」
唯「じゃあ今だけ!…ううん、恋人ができるその時まで憂が私の恋人!」
憂「うーん…わかった」
唯「わーい!憂と恋人同士になっちゃった!」
憂「なんか照れちゃうなぁ」
唯「…うーい」
憂「なあに?お姉ちゃん」
チュッ
憂「きゃっ」
唯「恋人ってクリスマスにはチューするんだよ!」
憂「もーお姉ちゃんったら」
唯「えへへ…憂、メリークリスマス!」
おわり
最終更新:2009年12月25日 23:09