**第96話 天才(変態)が欲するモノ (さて…どうしたものかしら?) 沖木島北東部に位置する鎌石小学校の教室で漆黒のローブのような物を身に纏った女性、ブレアはこれからの自分が取るべき行動を思案していた。 (次の禁止エリアは近場ではD-4が指定された。禁止エリアになるには未だ時間的余裕はあるからホテル跡の方には迎えるけど…) しかし今の彼女には懸念材料があった。 自分の思惑に気付いているレザード・ヴァレスの存在である。 案の定奴はグール化したエイミを退け、今もこの島のどこかで生きている事になる。 (観音堂でグールパウダーを飲ませたエイミに襲わせてからかなりの時間が経過しているけど、まだ彼が観音堂にいる可能性がある以上はこのままホテル跡に行くのは危険ね。 現在指定されているエリアの関係上ホテルや鎌石村方面に行くにはD-5を経由し南に進路をとらなければならないけれど、レザードも何やら人を探していた様だし、 島の東側に人が集まりそうな施設が少ない以上鉢合わせる可能性が高いわ。 グールパウダーという手札を切ってしまった今奴とやりあっても返り討ちに遭うのがオチね) 先程遭遇したガウェインが始末してくれれば願ったりなのだがそうも行かないだろう。 (となれば…。他の参加者との接触を図るのがベターよね。 ガウェインにレザードの悪評を広めるように言ったけど、所詮殺し合いに乗った人物の言い分だし、信用されるか怪しいところね…。 となればレザードを陥れるためにも、ルシファー様に反旗を翻したような連中がいいわ…。 このままここに留まるのも手だけど、禁止エリアに囲まれつつあるこの場所は、参加者探しには適さない。 以上を踏まえるとE-5を迂回して鷹野神社に行ってみるのがいいかしら。 氷川村に発生する禁止エリアI-7、H-7から出てきた人間が集まる可能性も高い) 目的地の選定を終えた彼女は出発の準備を始めた。 作業を進めながら彼女の思考は何故自分がこの島にいるのかを考える。 (単純な参加者達の虐殺目当てなら私にもっとそれに適した性能をお与えになるはず) ところが今の自分の戦闘能力は、オリジナルであるFD空間内では一般人であるブレアの能力をコピーした程度の物でしかない。 故に彼女は自分の創造者は自分に参加者をただ殺して回るような存在になってもらうつもりが無いのだと結論付ける。 では何故自分はブレアなのか? 何やら哲学的なことを考え始めた自分に対し冷笑を投げかけながらも尚も自分の存在意義を考える。 (ブレアであるメリットはルシファー様が過去の敗北の原因であったフェイトたちと面識があること。 しかも友好的な関係のはずだ。オリジナルのブレアは彼らのFD空間内での協力者であったのだから。 更にルシファー様の実妹であるという事。それらを活かす事で殺し合いを止めようとする集団に取り入るのは容易であろう) 集団に入り込むことで可能になる殺し合いの進行を促す行為はなんなのか。 (まずはその集団の中で互いの疑心を高め内部崩壊を増長する。狂気と理性の狭間で揺れている人物へ最後の一歩の後押し。 今後は積極的に殺しまわるよりもそうする方がきっとルシファー様もお喜びになるはず) 新たな行動指針も考え終えた彼女は学校を後にした。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 頼れる仲間アシュトンとの再会と別れをしたクロードは現在1人で神塚山の麓にいた。 もうまもなく最初の通過ポイントである鷹野神社に差し掛かるところである。 (ん? 明かりが点いてる) 確かに室内という空間にいるのならば照明をつけたくなる時刻である。 普通の状況なら全くもって違和感など無い光景だが、今はそんな状況ではない。 獲物を求めて徘徊する殺し合いに乗った人間達が複数いるはずなのは、放送時の死亡者数から考えてまず間違いない。 こんな周囲に何もないところで堂々と明かりをつけていればそんな連中が嬉々として押し寄せてくるだろう。 そんな事まで気が回らないほど荒事に慣れて無い様な人があの中にいるのだろうか…。 もしくは、その様な人物を装い近くを通りかかった者を引き寄せワナを張って待ち構えているのか…。 クロードはどうするべきか悩んだ。 当然前者であれば保護するのもやぶさかではないのだが、後者である場合は自分の身に危険が及ぶ。 (なにを迷っているんだ僕は…。さっき決めたじゃないか自分にしかできない事に全力を出すと。それに自分の保身を考えたばかりにジャックとは死に別れてしまったんだ。 あの中に力の無い人がいたら一緒に行動して守れば良いし、ワナを張っているような奴だったら倒すまでだ。僕にはそれが出来るだけの武器と力があるんだから) クロードは手にした武器を強く握り締めると、弱い者は守る、力を振りかざす者は叩き伏せるという新たな決意を胸に神社の鳥居をくぐった。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ (誰か来たみたいね…) 移動自体はスムーズに行われて大して時間はとられなかった。 1時間前から神社内で明かりを点けこうして誰かが来るのを待っていたのだが、意外と早く人と会う事が出来た。 普通の参加者なら明かりを点けて他の参加者に見つかるような真似はしなかっただろうが彼女は違う。 とにかく誰でも良いから参加者に会いたかったのだ。この際殺し合いに乗った人間でも構わない。 その時はガウェインにしたように交渉に移ればいい。逆に殺し合いに乗ってないのなら好都合だ。 上手く言い包めてレザードを倒すのに一躍買ってもらう。役目を終えたのなら上手く誘導し殺し合いに乗せる。 どうしてもそれを拒むのであれば手持ちの武器パラライズボルトで拘束し、身動きの取れない相手を万能包丁でじわじわと嬲り殺す。 その第一ステップは今クリアされた。 そして、その工程は第二段階に移る。 ブレアは境内に入ってきた人物を観察した。この島に送られる前に参加者の情報はある程度ルシファーから教わっている。 (彼は確かクロード・C・ケニー。エターナルスフィア内のある年代において銀河規模の危機を仲間と共に救った人物。高い戦闘能力を有しまた、集団を引っ張るリーダーシップも持っている。おそらく殺し合いに乗っていないだろうが念には念を入れるか…) 「あっ、あなたは…この殺し合いに乗っているのですか?」 包丁を両手で握りしめ小刻みに震える。あたかも怯えた無力な参加者を装い相手の返答を待つ。 ここで殺る気満々の人間であれば襲ってくるだろうが、自分が主催者の送り込んだ刺客であると告げるには十分な距離がある。 それから交渉に移ればいいし、集団に溶け込もうとしている優勝狙いの人間や、殺し合いに乗ってない人間だったらこうされては「自分は乗ってないから安心してくれ」と言うに違いない。 相手のスタンスを探るにはこれ以上無いと思われる行動だ。 「待ってください。落ち着いて。僕はこの殺し合いになんか乗ってません」 案の定敵意が無い事を告げてきた相手に心の中で笑みをこぼす。 (さて…次のステップに移りましょうか) 「よかった…。私には戦う力なんてありませんからこうして身を隠していたんですが…」 安心した演技をしながらクロードに語りかける。 「そうですか…。でしたらこの明かりは危険すぎますよ。遠くからでも誰かがいることがバレバレです」 お節介にも照明を使う事の愚を進言してきた。他の参加者を釣るためにやった行動だったし釣果も上々だ。 まぁ、今自分が演じている無力な人間の行為にしては確かに愚かな行為だったとは認めざるを得ない。 「そうですね…。申し訳ありませんでした。そこまで気が回らなくて…」 一先ずこのまま無力な参加者の振りを続ける事にする。 (さて、彼の行動方針も掴んだところでここからどう誘導してレザード討伐に動いてもらおうかしら…) 「先ずは自己紹介と今まで何があったかお話でもしましょうか…。私の方の自己紹介は長くなりそうなので出来ればそちらから」 なまじ相手の名前や大まかなプロフィールを知っているのでボロが出ないうちに先に話をさせる。当然そんなボロを出すつもり等無いが念のためだ。 「僕の名前はクロード・C・ケニーです。ここに来てからは――――」 彼はこれまでの経緯を話し始めた。 ここに来た時に最初に遭遇した人物に襲われ気を失った事。 目を覚ました時には最初の放送を聞き逃した事。 その後かつての仲間と再会したもののちょっとした誤解から戦闘になってしまった事。 久々に出会った他の参加者にも誤解を受けてしまった事。 誤解させてしまった人物の知り合いと遭遇し、誤解を解いてもらおうとした所、何があったかわからないけど禁止エリア内で首を吹き飛ばされてしまった事。 そしてつい先程別の仲間と再会し互いの受けた誤解を解くべく別ルートで鎌石村を目指している事。 (中々振り回されているじゃない…。信頼関係を築いていた仲間からは誤解され、それを晴らすために折角再会した他の仲間とも別行動。 漸く会えた別の参加者は不運にも他者を騙して利用しようとしている私。まぁ、精々利用させてもらうわ、光の勇者さん) 「っと、僕の方はこんな感じなんですが貴方の方は?」 (さて、ここからが本番ね) 「まずは私の身の上からお話しましょう。私はブレア。この殺し合いを始めた張本人であるルシファーの実の妹です」 ブレアはそう切り出すと自らのプロフィールを語った。もちろん語る内容は自分のオリジナルであるブレアの物。 FD空間とエターナルスフィアの関係を話すか迷ったが、後々フェイト達と出会った場合その事を話していないのは不自然だと思い教えてやった。 「そんな…。僕達がいた世界が創られた物だという事ですか? だったら僕達の戦いはなんだったんでしょうか? 銀河の危機を救うため十賢者と戦った事も、貴方達FD空間側からしたらそのネットワークゲームを盛り上げるために起きたただのイベントに過ぎないとでも言うんですか? そんなイベントの所為で父さんやカルナスの乗組員は死んだって言うんですか!?」 (まぁ、普通はそのようなリアクションをとるでしょうね。自分達がいた世界が実は管理する者がいて創り物でしたなんて言われたら…。 だがこれで取り乱してもらっては困る。こちらの本題はレザードに対処してもらう事だから) これでは本題に移れないと判断した彼女は彼を励ます事にした。 「そういう捉われ方をされてもしょうがないと思うわ。でもね、わたしは違うと思うの。 別にエターナルスフィア全員の人格を私達スフィア社の人間がプログラムしたわけでもないし、あそこの人たちは自分の意思で選び行動しているわ。 ただ、私達FD人の方が貴方達エターナルスフィアよりも高度な技術を持っていて、他の次元世界に干渉する術を手にしていただけ。 だから、貴方がしてきた戦いもその時の苦労や喜びに私達が作ったシナリオなんて無いわ。兄は貴方達を0と1の集合でしかないプログラムと称していたけど、貴方達は紛れも無くこの世界に存在している一つの命なの」 (そう…作り物なんかではない。寧ろ作り物であるのは私自身だ。殺し合いをスムーズに進行させるという事を目的として作られた人形。 私は彼のように苦悩したり、自分のしてきた事の意義を求めたりはしない。) ブレアの思考に一瞬ノイズの様なものが走る。 彼女はイラついていた。先に会ったガウェインに対しても。 彼やクロードは彼女が出来ない事をしてのける。 誰に命令されるわけでなく自分の意思を持ち行動する。 その行動は時に無意味なものだったり、無駄の多いものだったりするのだが、それをするための権利を持っている。 対して自分はプログラムされたとおりにしか動けない。 臨機応変な対応が求められるこの場では不可欠なものとして自ら思考し行動する為のAIは組み込まれているが、ルシファーによって決められた行動方針『殺し合いの進行をスムーズにする』というものを大きく逸脱する行動を選ぶ事など出来ない。 持たざる者が持っている者を妬むという感情。 その感情が彼女のAIにノイズをもたらしていた。 しかしそのノイズも植え付けられたプログラムによって抑えられる。 通常通りの思考プロセスを取り戻した彼女は目下のところの障害であるレザード・ヴァレスの排除の為の行動に移る。 「それで、私がここに来てから起こった事なんだけど…。最初にある男女の2人組みに出会いました。 レザードという男とエイミという女で、殺し合いには乗ってないと言ってたので行動を共にしていたのですが…。 観音堂で破れた羽を持つ魔物と遭遇した時の事です。 レザードは一睨みでその魔物を服従させると、その魔物にエイミを取り押さえさせ彼女に見たこともない薬を飲ませました。 何が起こっているのかわからなかった私が動けないでいるとエイミが見る見る魔物に変わっていき、私を襲ってきたのです!」 当然真実を告げる事などできないので、あの場で自分がエイミにした事をレザードに押し付けそれっぽい話をでっち上げた。 「よくそれで無事でしたね?」 ブレアを無力な存在と認識しているクロードは当然のように湧き上がる疑問を口にした。 あたかもその光景を思い出すだけでも恐怖が体を駆け巡っているかのように震え自分の体を抱きしめながらブレアは続ける。 「はい…。私のデイパックに入っていた物が役に立ちました。 確か超スタンボムR1型という名前の爆弾でして、爆発と共に相手を気絶させる事ができると書いていた代物です。 最初にあの2人に会った時に良い印象を受けなかったのでその道具の事を黙っておいたのです」 「それを使って出来た隙に乗じてここまで逃げてきたと…」 「はい。その後の放送でエイミの名前は呼ばれたのですが、レザードの名前が呼ばれませんでした。 もしかしたらまた彼は誰かと接触して殺そうとしているのかも…。 本当は止めたいのですけど私には武器も力も無くて途方にくれていたのです」 ガウェインとの遭遇の件は話すのをやめておいた。クロードはそのガウェインに襲撃されているからだ。 適当な人物をでっち上げそいつからガウェインの遭遇した人物の誤情報をクロードに教える事も考えたが、今は手駒となるクロードの方が大事だ。 一応参加者の名前や容姿、経歴は頭に入れているからガウェイン以外の奴から聞いた事にすればいいのだが、後々その人物と遭遇した時にややこしいことになりかねない。 「わかりました僕がそのレザードという人物を止めます。そいつがどこに行ったかとかはわかりますか?」 「わかりません。ただ出会った時には鎌石村に向かって歩いていました」 「鎌石村ですね。丁度僕の次の目的地はそこです。ここを出たら神塚山を東側から迂回して鎌石村に行くつもりでした」 「あの…クロードさん。その方向から鎌石村に行こうとすると禁止エリアにぶつかりますよ。 そういえば、1回目の放送は聞きそびれていたんでしたね。C-5、E-6、G-3は禁止エリアにされています。 神塚山を迂回して真っ直ぐ鎌石村に向かうとC-5に入ってしまいますよ。そうなるとかなりの遠回りをしなければならなくなります。 ご友人の方との約束もあると思いますが、レザードを止める為にもここから真っ直ぐ鎌石村に向かった方が…」 それを聞いたクロードは若干悩みながらもブレアの意見に同意した。 「その、ご迷惑でなければ私もご一緒させて下さい。何も出来ないかもしれないけれど、人に厄介ごとを頼んで自分だけ安全なところにいるわけにはいきません!」 そんなつもり等微塵も無いが、口が達者なレザードにクロードが言い包められる恐れもあるので同行する事にした。 (それに、この男はレザードを始末してもらった後にも利用価値がある。 参加者の中に恋仲であるレナ・ランフォードがいたはずだ。 未だ彼女は生きているらしいがクロードが彼女の死を知った時に上手く誘導すれば彼を殺し合いに乗せることができる。 戦闘能力の高いこの男がそうなれば殺し合いのペースが上がるのも必然) 彼女は予想以上に有用な駒を手にした事に気付かれない様にほくそ笑むとクロードと共に鷹野神社を後にした。 かくして、彼女は思惑通りルシファーに反抗する者と行動を共にする事になったのだが誤算があった。 切り札足り得るパラライズボルトの存在を隠しておきたかったので、遭えて互いの支給品の確認をしなかったわけだがその判断は早計だ。 なぜならクロードの支給品には、集団の中に身を潜めるいわゆる潜伏型マーダーを見つけるのに大いに役立つであろう物が存在しているからだ。 現在は持ち主を有用な駒として認識しているので反応は示さないが、いざ隠していた牙を剥こうとした時には察知されてしまうだろう。 果たしてこの判断が彼女に幸運をもたらすのかクロードに幸運をもたらすのか、結果はまだわからない。 この島の殺し合いにもまたシナリオなど存在しないのだから。 【G-06/真夜中】 【クロード・C・ケニー】[MP残量:90%] [状態:右肩に裂傷(応急処置済み、武器を振り回すには難あり)背中に浅い裂傷(応急処置済み)、左脇腹に裂傷(多少回復)] [装備:エターナルスフィア@SO2+エネミー・サーチ@VP、スターガード] [道具:昂魔の鏡@VP、首輪探知機、荷物一式×2(水残り僅か)] [行動方針:仲間を探し集めルシファーを倒す] [思考1:予定変更で鎌石村へ直行 可能ならばアシュトンとアシュトンの見つけた仲間達に合流する] [思考2:プリシスを探し、誤解を解いてアシュトンは味方だと分かってもらう。他にもアシュトンを誤解している人間がいたら説得する] [思考3:アーチェを追って誤解を解きたかったが何処へ逃げたか分からないうえ行動に疑問を感じているので、今はただ会える事を祈るのみ。会えたら誤解をちゃんと解こう] [思考4:ブレアと共にレザードを倒す] [思考5:リドリーを探してみる] [現在位置:鷹野神社周辺] [備考1:昂魔の鏡の効果は、説明書の文字が読めないため知りません] [備考2:ブレアによって1回目の放送内容を把握しました] [備考3:ブレアの持ち物は基本的な物以外は万能包丁だけだと思っています] 【IMITATIVEブレア】[MP残量:100%] [状態:正常] [装備:万能包丁@SO2] [道具:パラライズボルト〔単発:麻痺〕〔50〕〔100/100〕@SO3、荷物一式] [行動方針:参加者にできる限り苦痛を与える。優勝はどうでもいい] [思考1:クロードを使いレザードを殺す] [思考2:レザードがマーダーだと広める ] [思考3:無差別な殺害はせずに、集団に入り込み内部崩壊や気持ちが揺れてる人間の後押しに重点を置き行動] [思考4:レナの死をクロードが知った場合クロードをマーダーに仕立て上げる] [現在位置:鷹野神社] [備考1:※クロード、ルシオ、ルーファス、クリフの特徴を聞きました。 ガウェインとは彼らがマーダーだと広めるように約束しています。 名前は聞いていませんが、前持って人物情報を聞かされているので特定しています] [備考2:上記のガウェインとの約束はクロードには果たしていません(嘘を教える事で自分が疑われるのを避けるため) また、クロードと行動を共にしている間は保身を優先し、誤情報を広めるつもりはありません] [備考3:パラライズボルトはジャケットの内ポケットに潜ませています] [備考4:クロードの持ち物は基本的な物以外エターナルスフィアとスターガードだけだと思っています] ---- [[第97話>不協和音 (4)]]← [[戻る>本編SS目次]] →[[第98話>もの言わぬ友よ]] |前へ|キャラ追跡表|次へ| |[[第97話>不協和音 (4)]]|クロード|―| |[[第76話>共演]]|IMITATIVEブレア|―|