AAAキャラバトルロワイアル @ ウィキ内検索 / 「子供は見ちゃ駄目!」で検索した結果

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  • 子供は見ちゃ駄目!
    第11話 子供は見ちゃ駄目! 「さて、首輪の解除が必要だね」 レオンは自身に付けられた首輪を触りながら呟いた。 ルシファーと呼ばれた男が何者かは知らないが、ここにはクロードを始めとする仲間達が居る。彼らが一緒なら正直負ける気はしない。 もっとも、この首輪を外さなければ戦うことすら出来ない。彼は「首輪の解除は自分の役目」と考えた。 「まずは解析ために首輪の入手。解析に必要な道具を捜さがす。ついでに、上手く会えればプリシスお姉ちゃんにも協力して貰う。  首輪の解除に成功したら、お兄ちゃんたちとルシファーを倒す……忙しくなりそうだな」 「あ、支給品の確認をしてなかった。僕としたことがうっかりしてたよ」 レオンは紋章術の使い手であり、武器は余り必要ではない。 しかし、支給品の中には解析に必要な道具や身を守るための防具類が有るかもしれない。 レオンはデイパックの中を漁っ...
  • ◆MJv.H0/MJQ
    ...何を誘う? 011 子供は見ちゃ駄目! 015 血まみれの…… 021 HURRY! 026 決して怖じ気づいた訳じゃねぇぜ 034 見えない不幸 048 逃げるが勝ち 059 幸運と不幸は紙一重?  068 ロキおにーさんのわくわくやがいじっけん 073 対戦乙女用最終兵器 078 続・美女と野獣と変態と 082 逃走しよう、そうしよう 085 会えるといいね 092 CROSS 093 目障りなら“殺せばいい” これ以外やり方を知らない 【氏が書かれたキャラ】 キャラ名 登場回数 アシュトン、レオン 3回 レナ、プリシス、ディアス、エルネスト、アルベル、ノートン、アリューゼ、クラース 2回 クロード、セリーヌ、ボーマン、ノエル、チサト、ミカエル、ガブリエル、フェイト、ソフィア、ロジャー、ビウィグ、レナス、レザード、メルティーナ、ルシオ、洵、ロウファ、ロキ、フレイ、ブ...
  • 本編SS目次
    ...PmTWPo 11 子供は見ちゃ駄目! レオン 朝 ◆MJv.H0/MJQ 12 孔子の倒れ クリフ 朝 ◆okXJ25qcL. 13 負けられない理由 スフレ、クレア、リドリー 朝 ◆Zp1p5F0JNw 14 ルシファーが贈る刺客 IMITATIVEブレア 朝 ◆ZhOaCEIpb2 15 血まみれの…… ロウファ、ノエル、すず 朝 ◆MJv.H0/MJQ 16 決意の言葉 クレス、マリア 朝 名無しさん 17 小さな手~愛しき人と炎の記憶~ ミカエル、チェスター 朝 ◆wKs3a28q6Q 18 私の名はクラース、お前は狙われている! エルネスト、クラース 朝 名無しさん 19 どっちが化け物? チサト、ガルヴァドス 朝 ◆ZhOaCEIpb2 20 止まらない受難 アルベル、ネル、夢瑠、オペラ 午前 名無しさん 21 HURRY! ダオス、フレイ 朝 ◆MJv.H0/MJQ ...
  • 作中時間順目次
    ...PmTWPo 11 子供は見ちゃ駄目! レオン ◆MJv.H0/MJQ 12 孔子の倒れ クリフ ◆okXJ25qcL. 13 負けられない理由 スフレ、クレア、リドリー ◆Zp1p5F0JNw 14 ルシファーが贈る刺客 IMITATIVEブレア ◆ZhOaCEIpb2 15 血まみれの…… ロウファ、ノエル、すず ◆MJv.H0/MJQ 41 静かな湖畔の森の陰から ロウファ、ノエル、すず ◆wKs3a28q6Q 16 決意の言葉 クレス、マリア 名無しさん 17 小さな手~愛しき人と炎の記憶~ ミカエル、チェスター ◆wKs3a28q6Q 19 どっちが化け物? チサト、ガルヴァドス ◆ZhOaCEIpb2 21 HURRY! ダオス、フレイ ◆MJv.H0/MJQ 22 愛しのヴァルキュリア(;´Д`)ハァハァ エイミ、レザード ◆wKs3a28q6Q 23 幸薄男の憂欝 ア...
  • 静かな湖畔の森の陰から
    第41話 静かな湖畔の森の陰から 静かな湖畔の森の陰から、男と女の声がする―― 男は女を説き伏せようと声をかけ。 女は男をねじ伏せようと隙を窺う。 しばしの膠着。 そして両者は賭けに出る。賭けるものは己の命。 忍は非情でなければならない。 仕えるべき者のために相手の命と、そして必要とあらば己の命をも犠牲にしなければならない過酷で誇り高い職業。 自分は、そんな忍の頭領になるのだ。 「げっ、またフルーツポンチかよ」 「何よー、文句あるなら食べなきゃいいでしょー!」 だけど――チェスターさんやアーチェさん、ミントさんにクラースさん、それにクレスさんと居る時間は楽しくて。 「……いただきます」 「すずちゃんはどっかの馬鹿男と違って文句ひとつ言わないもんねぇ~」 「……好きですから」 「すずちゃん甘党だもんね~。あのスケベ大魔王は...
  • 鎌石村大乱戦 開幕 ~守りたい者の為に~(前編)
    第110話 鎌石村大乱戦 開幕 ~守りたい者の為に~(前編) 俺はただ許せなかった。 こんなか弱そうな少女をこんなになるまで痛めつけて殺してしまうなんて…。 弓を取り出す為に地面に横たえた名も知らぬ少女の亡骸は、何故だろう? どこか安堵した様な表情で眠っていた。 今際の際にこの子が掠れた声で呟いた言葉 「ジャック、ジャック…。最後にお前に会えて嬉しいな……。 私、恐かったんだよ……一人は恐かったんだよ……」 「…私はお前と……」 この子とジャックと呼ばれた人物との関係は全く知らない。 それでも、この子のジャックに対する想いは伝わってきた。 死ぬ寸前に出てくる名前だ。きっと、この子にとって大切な人だったんだろう。 そして、最期の言葉は本当に、今にも消えてしまいそうな微かなものだったけど、その言葉はしっかり俺の元に届いていた。 ―――共に歩きたかった...
  • To Destroy Nightmare
    第111話 To Destroy Nightmare F-05の森の中を2つの影が進んでいく。 レオンの前を行くアルベルが、このルートを行くことを提案した。 愚者の様に見えなくもないが、アルベルとて伊達に漆黒の団長をしていたわけではない。 戦闘のセンスだけでなく、戦術を練ることが出来て初めて強者たりえるのだ。 まだ幼いレオンに山道は厳しいことを承知の上でF-05を通るルートにしたのは、それが最善のルートだとアルベルの頭が判断したからである。 「おいガキ、あんまり遅れるようなら置いていくぞ」 誤算を上げるとしたら、レオンのプライドが思った以上に高かったことだろう。 疲労が溜まってきているであろう今、山道を余裕で行けるのは自分くらいだ。 これで組んだ相手がプリシスかレナだったら相手に合わせて平坦な道を行くところだが、小柄なレオンならさほど苦もなく担ぐことができる。 ...
  • 逃走しよう、そうしよう
    第82話 逃走しよう、そうしよう 【I-06】氷川村 民家の一室で、レオンは歓喜の表情を浮かべていた。彼が散策を開始してから約二時間後のことだ。 ここまでに調べた民家の数は二桁に上り、諦めかけてたとこで、ついに探していた物が手に入ったのだ。 ケースに収納された小型のドライバーが数種類。 当たり前のことだが、首輪を詳しく調べるにはドライバー以外にも必要となる道具があるだろう。 だが、ドライバーだけでも大きな収穫と言える。何故なら、これのお陰で民家に工具があることを証明出来たからだ。 (良し、取り敢えず道具探しては中断だ。次はプリシスや信頼出来る人を探して……いや、首輪のサンプルも必要だ) レオンはデイパックから一降りの剣を取り出す。 そうなのだ、首輪を外すには、その仕組みを調べるために使うサンプルが必要なのだ。 流石にプリシスも、どのような仕組み...
  • 5年半ぶりの目覚め
    第144話 5年半ぶりの目覚め 鎌石村を出発してから数時間が経つ。 深い森の木々の隙間からも僅かながら日が差してきており、上を見れば青い空が垣間見える。 こんな状況でも、明るくなれば幾分緊張感や恐怖感が解れるものだ。 クラース、エルネスト、レザード、ボーマン。そして未だ目覚めぬ男と、何も言わずにレザードの後を歩くクリフ…。 一向は森の中の道をひたすらに南下する。 幸か不幸か、ここまで他の参加者とは会う事も無かった。 「そろそろ6時ですね」 一番後ろを歩くレザードが言う。 6時には4回目の放送が流れる。 「そうか。もうそんな時間か…」 声と同時にクラースは溜息をついた。 4回目の放送。それはこの殺し合いが始まって、丸一日が経過したという事だ。 (ここに来てまだ1日しか経ってないのか…もう一週間位ここにいる気分だな) クラースは改めて思う。我ながら、よくここまで持...
  • Your truth is my false(前編)
    第108話 Your truth is my false(前編) 「ククク…ご機嫌いかがかな、諸君?」 三回目の放送が始まる。 クレスは一言一句逃さぬようペンを走らせる。 死んでいった人たちの名前を呼ばれるたびに、線を引くのに抵抗がある。 多くの者が死んでいった。その中にはアーチェが、すずがいた。 今回の放送は今までになく死者が多い。 「クソッ」 無意識に苦言を漏らすと、クレスはすぐに気を取り戻す。 ここで弱音を吐いたらマリアさんを困らせることになる。 弱気になった自分を窘めると、隣でソファに腰掛けているマリアに目を向ける。 彼女も仲間を失ったのだ。その悲しみは深いに違いない、と心配になって視線を向ける。 そこにはペンを握り締めたままの彼女が映った。 何も言葉を発することなく、息を潜め虚空を見つめるマリア。 その姿は微弱に震えているよう...
  • 渇いた叫び
    第53話 渇いた叫び もうやだ疲れた。足が痛い。 それが箒を失い久々に自身の脚での移動を強いられることとなったハーフエルフの率直な感想だった。 同行する男――確かジャック・ラッセルと名乗った――のせいで出発までに時間を取られたため、未だに山頂には辿り着かない。 それどころか未だに分かれ道すら見えてこないのだ。せいぜいH-05かG-05なのだろう。 I-05の分かれ道を経由し道伝いになんか来ないで野山を突っ切ればよかったと少しばかり後悔した。 道中交わした会話がジャックの過去話オンリーだったことも退屈した原因かもしれない。 仲間の特徴やら共に戦った過去を話したい気持ちもわかるけど、ちょーっと女の子への気遣いってもんが足りないんじゃないの? 「……ねぇ、ちょっと見張っててくれない?」 足を止めジャックに言う。無論、返事も待たずに邪魔臭い拡声器を押し付けながら。 「こ...
  • 時空剣士ェマリあ!
    第4月1日② 時空剣士ェマリあ! 「プリシス……」 轟々と燃える民家達。 その中心で、少女――プリシス・F・ノイマンは佇んでいた。 呆然と、一人の青年を見つめる。 「アシュトン……」 どうしても会いたかった人なのに、足が言うことを聞かない。 どうしても止めたかった人なのに、うまく口が動いてくれない。 愛しい人の血塗れの姿が、もう元には戻れないことを示してるようで。 「僕を殺しに来なよ――それで全てが終わる」 そう言って、アシュトンは去っていく。 追いかけることは、出来なかった。 あまりの死闘に、誰もが満身創痍だったのだ。 「……待ってるよ」 そして、その時誰もが理解した。 もうアシュトンは、引くことが出来ないのだと。 彼を殺すことでしか、この島からマーダーを駆逐することは出来ないのだと―――― そして...
  • 砂漠に落ちた涙
    第1話 砂漠に落ちた涙 廃校の理科室 そこの教壇の後ろで座り込んで、支給品を見ている少女がいる。 少女の名はジェラードといい、アルトリア国の姫君である。 バッグの中には魔杖サターンアイズとミックスグミがあり、それらの説明書を読んでいた。 ジェラードはそれらの説明書をさっさと読み終えると、今後の動向について考えた。 その結果、この城のような所を出て、ヴァルキリーやアリューゼに会おう、 それとこのゲームに乗らない人たちを集めようという結論にいたった。 ジェラードはそう決心し、その場に立ち上がった。 すると、突然後ろから声が聞こえる。 「やっと、見つけたぜ」 この聞き覚えのある声・・・アリューゼに間違いない。 ジェラードは後ろを振り返り彼の名を呼んだ。 「アリューゼ、会いたかっ・・・」 ジェラードは言葉を止めた。そこにいたのはア...
  • 大人の嗜み
    第130話 大人の嗜み 静けさが、辺りを包んでいた。 警戒心を常に忍ばせている耳に届く音と言えば、この付近に居る5人の人間が立てる微かな物音のみ。 このような自然豊かな未開惑星の民家の庭で、虫の声すら聞こえてこない事には少々の物足りなさと不自然さを感じながらも、 エルネストは束の間の安息に磨り減らしていた精神を委ねていた。 その安息の中でも、ボーマンは余程警戒しているらしい。頻りにレザードを気にする素振りを見せていた。 今の短い会話の中でもそうだった。 露骨に睨みつけるような、そんな下手な真似は流石にしていないが、多々室内に注意を向けている。 分かりきっていた事だが、この島では誰もが平等に落ち着ける場所など存在しないらしい。その一例がこれだろうか。 溜息混じりの煙を燻らせると、エルネストはポケットの中の小さな箱をボーマンへと差し出した。 「どうだ?」 「...
  • 墓(ガウェイン)
    ガウェイン       ,,、,、、,,,';i;'i,}、,、       ヾ、'i,';||i !} 'i, ゙〃        ゙、';|i,!  'i i"i,       、__人_从_人__/し、_人_入         `、||i |i i l|,      、_)          ',||i }i | ;,〃,,     _) 金竜は消毒だ~っ!!          .}.|||| | ! l-'~、ミ    `)         ,<.}||| il/,‐'liヾ;;ミ   '´⌒V^'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒        .{/゙'、}|||//  .i| };;;ミ        Y,;-   ー、  .i|,];;彡     ...
  • 不慣れなプリキュア MUSCLE HARD(前編)
    第134話 不慣れなプリキュア MUSCLE HARD(前編) 怖いものなんて、ほとんどなかった。 今思えばクソ生意気なガキンチョだった頃でさえ、大人や獣を怖いと思ったことがない。 あの頃は、何でも知っている気でいたから。 相手のことを知り尽くしたと思っていたから、怖くなんてなかった。 どんなに強い相手でも、底は知れていたから。 「……フェイト。状況は?」 本当の恐怖を感じたのは、悔しいけれどダオスと対峙した時だった。 底の見えない強さと、真意の知れないその行動。 目的のための過程として平然と村を壊滅させる漆黒の意志。 どれを取っても恐怖の対象となった。 「………………ッ!!」 そして今、それに次ぐ、いや、下手をしたら匹敵するくらいの恐怖を感じている。 情けないことに、声すら出ない。 「一応、間に合いました」 金縛りに合う...
  • 墓(シン)
    シン        ,. -=´‐_‐_-;- 、.ヽ      /"´   _`ニ=-、`丶)ノ ",.ニ=-        _,.- " ´ `ヽ、       ッ "   . \      ,.- ´ . ;ィ ;     、ヽ   -=´-ァ / | li .  ヽ.     / ;/   | |,,! iヶ; ...
  • 終着点の違う二人
    第30話 終着点の違う二人 不規則に並んだ林が生い茂る。静寂が広がる木々の数々。先ほどの出来事がまるでウソのようなぐらいな静寂。 その静寂の中、木に腰掛ける一人の少女がいた。 彼女の名はアリーシャ。ディパンの姫君である。 アリーシャは混乱していた。突然の殺し合いの強要。光の閃光を浴びた少女と首から上が弾けた男の死。 自分の身に何が起こっているのかが分からなかった。でもそれ以上にアリーシャを混乱させることがあった。 私の大切な指輪が無い。指につけていた幸運のお守り。 私の私の指にはぶかぶかだけど、付けているだけで気持ちが安らいでいく指輪。 そして、あなたの温かさを感じることができる。 ルーファス―――あなたに会いたい。 私はあの時死んでいた。 最後に覚えているのはユグドラシルの頂上。私はルーファスが神になるところを見届けていた。 私たちは...
  • 小さな手~愛しき人と炎の記憶~
    第17話 小さな手~愛しき人と炎の記憶~ 本当に掴みたかったものは、この手をすり抜けていってしまった。 絶対に守ると誓ったはずの小さな手。 ずっとずっと離すまいと思っていたその手を離してしまった。 あのとき、俺には警戒心が足りなかった。 もう、あんな思いはしたくないんだ。 (クソッ……何やってんだよ俺は!) 真っ暗闇の中で弓を引く。 長年見続けてきた親友の背中は、知らぬ間に見えなくなっていた。 (俺は、強くなるんだろうが!) 弱いままなのは、自分一人だ。 クレスは、強くなっていた。ミントだってそうだ。 おてんば娘のアーチェだって、魔法の腕はかなりのものだ。 クラースは、独学で精霊と契約する方法を考えた凄い奴だ。 自分は――どうしてこんなにも弱いのだろう。 未来に来てまで、みんなの足を引っ張ってしまっている。 (ダオスを倒して……アミィの、みんなの仇を...
  • 見えない不幸
    第34話 見えない不幸 「誰にも会わないね」 「ギャフ」 話し声はするけど姿無し、そんなアシュトン・アンカースは割とのんびり歩いていた。 いきなり殺し合えなんて言われたときは焦ったが、開始から数時間たった現時点で誰にも会っていない。 プリシスへのプレゼントを見つけた嬉しさも相まって、最初の焦りなんてどこかへ行ってしまっていた。 「それにしても良い天気だなぁ、空気も良いし、ここで食べるご飯はいつもよりおいしく感じるだろな」 「ギャフフ~ン♪」 「駄目駄目、お昼にはまだ早いよ」 もう完全にピクニック気分である。 そんな間の抜けた会話をしながら歩いていると、男の怒鳴り声が聞こえてきた。 「なんだ? 取り敢えず行ってみよう」 「ギャ!」 怒鳴り声が聞こえてきた方へ駆け出す。 そこで見たのは、探していた少女と、 その少女に睨み付けながら近づく鉄パイプを持った半裸の男。...
  • 掴んだ1つの希望と2つの絶望?
    第56話 掴んだ1つの希望と2つの絶望? 部屋に立ち込めていた白い煙が徐々に晴れてきた。 オペラは自らの命運をかけた目の前の箱の底を見つめていた。 この箱の仕組みはよくわかっていない。箱の底は何故か見えず奈落の底まで続いているかのような深さだ。 そこに手を伸ばすと一つまた一つと中に入っているアイテムが取り出せる仕組みになっている。 オペラは期待と不安の入り混じる奇妙な感覚に襲われていた。 いやほとんど希望なんて抱いていないのかも知れない。 前回出てきた物が物だっただけに当然である。 それでも今の彼女がすがる事のできる唯一つの光明だ。 扉の外からはこじ開けようとする大きな音が部屋中に響き渡っている。 この音は例えるならオペラに迫る死神の足音に他ならない。 意を決しオペラはもう一度今まで存在を信じたことなかった神に祈りを捧げ箱の底に手を入れた。彼女の手が箱の中にあるもの...
  • 現在状況(ガウェイン)
    ガウェイン・ロートシルト(死亡済み) 死因:金龍式ワイルドピッチ(byリドリー) 状態:砕け散った 現在地:D-5東部 死亡時間:一日目 真夜中 初期支給品:グランスティング@SO2、ヒールユニット@SO3(ソフィア)、????(6) 最終装備:グランスティング@SO2 最終所持道具:ヒールユニット@SO3 【生前に確認できる最後の状態】 現在置:D-06/夕方鎌石小中学校から北西へ少し進んだ道沿い 時間:夜 MP残量:100% 状態:左肩、左わき腹脇腹裂傷(処置済み)、後悔 装備:グランスティング@SO2 道具:確認済の支給品×0~2、荷物一式 行動方針:リドリーを優勝させる] 思考1:鎌石村へ向かう 思考2:レザードがマーダーだと広める。ブレアについては保留 殺害数:0 最後の言葉:「ガンツよ……私は最後まで駄目な父親だったな...
  • 鎌石村大乱戦 第二幕 ~龍を屠る赤き一撃~(後編)
    第118話 鎌石村大乱戦 第二幕 ~龍を屠る赤き一撃~(後編) ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ (クソッ、視界がぼやける。腕にも力が入らない。結局俺はこのまま誰一人守り抜く事すら出来ずに死んじまうのか…。  クレス悪い…。あれだけ大口叩いて別れたってのに、アーチェの仇を討つ事も、この娘を守る事も出来なかった…) 思い返せばここ最近の記憶は後悔ばかりだ。 村を守れなかった事。再会したクレス達の足手纏いにしかなれていない事。 ここに来てから起きた分校での出来事。アーチェの死。 そしてこの女の子の事。 (せめてアシュトンだけは止めないと…。俺がこの娘に持ってきちまった災いだからな…。  くそっ、俺に力があれば…。何でもいい。俺に力をくれ。この娘を守れるだけの力をっ!) そう俺は願った。神様なんていないって思っている。それでも祈らずにはいられ...
  • 第118話(後編) 鎌石村大乱戦 第二幕 ~龍を屠る赤き一撃~(後編)
    第118話 鎌石村大乱戦 第二幕 ~龍を屠る赤き一撃~(後編) ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ (クソッ、視界がぼやける。腕にも力が入らない。結局俺はこのまま誰一人守り抜く事すら出来ずに死んじまうのか…。  クレス悪い…。あれだけ大口叩いて別れたってのに、アーチェの仇を討つ事も、この娘を守る事も出来なかった…) 思い返せばここ最近の記憶は後悔ばかりだ。 村を守れなかった事。再会したクレス達の足手纏いにしかなれていない事。 ここに来てから起きた分校での出来事。アーチェの死。 そしてこの女の子の事。 (せめてアシュトンだけは止めないと…。俺がこの娘に持ってきちまった災いだからな…。  くそっ、俺に力があれば…。何でもいい。俺に力をくれ。この娘を守れるだけの力をっ!) そう俺は願った。神様なんていないって思っている。それでも祈らずにはいられ...
  • 墓(ミカエル)
    ミカエル   「\  丶 )   /~)  / /   ( /  / /    || ( \   ||  \ \  / |  <俺のポジションはトップマーダーしかない。そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。   \ 丶/ /  _|   /__    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 名前:ミカエル 愛称:ほとんどサラマンダー 死亡時期:一日目・夜中 殺害者:変態仮面野郎 最期の言葉:「て……めえ……ッ……!」 【ロワ内での活躍】 当り前のように殺し合いに乗り、殺戮を行うことに。 廃校でジェラードを見つけ、余裕たっぷりに喋りながら戦闘を開始。 「少しはこの俺を楽しましてくれよ」と格好つけて襲いかかるも、ジェラードのバーンストームがクリティカルヒットし、うっかり開いた穴に体がはまり抜け出せなくなってしまう。 「な、なんだと!」 と驚愕しながら穴にすっぽり収まったミカエルにジェ...
  • 墓(ジャック)
    ジャック 俺は ジャック・ラッセル~♪ 主役っぽい男さぁ~♪     俺は ジャック・ラッセル~♪ なんだかんだぁ 早死に~♪   , i´ヽ  ゙i 、  i ヽ, l__,l,.ノi  | ヾ,| ∟!|ソ |  | ヾ,|. ' |ソ |  | ヾ,|   |ソ |  ト、_ |   |;イ   /    ̄┌─┐  |´ 丶 ヽ{ .茶 }ヽ  |   ヽ、__)ニ(_丿   ヽ、___ ヽ ヽ  と____ノ_ノ 名前:ジャック・ラッセル 愛称:よっしゃ 死亡時期:一日目・夜 殺害者:なし(自爆) 最期の台詞: 「兎に角、俺が言いたいのは、アーチェは悪く……あ~、いや、ネル達のことは! ことは……、えっと、その、気にす……、 あああ、違う違う違う! そうだ、俺の言いた...
  • 注意一秒、怪我一生、生命絶つのも、瞬間よ
    第36話 注意一秒、怪我一生、生命絶つのも、瞬間よ 背の低い草が生い茂り、風に乗って時折花の香りが届けられる。 木がまばらに立ち並ぶ。そこここに暖かな木漏れ日の射す山中で、 ルシオンは考えていた。 ただ冷静に、このゲームについて。 風にその長い髪を遊ばれようとも気にも留めずに立ち続ける。 そこにいつもの柔和な微笑みは無く、ただ険しく眉を顰めるのみ。 あの男は言った。最後の一人になるまで殺しあえと。 自分達の命はあの男に握られている。 その証拠までも見せ付けられた。 ならば、従うしかないのだろう。 正直言って気が進まない。 この会場にいるのは殆どが自分の子供ともいえる人間達だ。 その子供達をことごとく、この手にかけてしまうというのは何とも忍びない。 それに全員殺したその後で一人残った優勝者を何処かに逃がすとは思えない。 そもそも先程から...
  • 夢の迷い道で
    第138話 夢の迷い道で 気付いた時、自分は一人、歩いていた。 辺りは真っ暗だ。見渡す限り一面の闇。 数m先――――いや、数cm先すらも。 自分の足元すらも完全な暗闇に包まれていて、見えない。 一筋の光さえ差さない、完全なる闇だ。それでも不思議と、自分の身体だけは見えていた。何故だろうか。頭の隅でそんな事を思う。 だが自分は、視界の利かない事など気にも止めずに、一歩ずつ、一歩ずつ、ただ前に向かって歩き続けていた。 ここは、何処なのだろう。 自分は何処に向かっているのだろう。 分からない。何も覚えていない。分かるのは、今の自分は不安を抱いているという事だけだ。 それが何に対する不安なのかまでは分からないのだが、胸中には漠然とした不安が、ただ広がっていた。 「誰もいないね」 何処か場違いな疑問を口にする。 それに答えてくれる存在など、ここには居な...
  • 最後の良心?
    第70話 最後の良心? 「13人…か」 定時放送を聞いたボーマンは、死者の人数が予想以上に多かった事に複雑な心境を抱いた。 自分で殺したアドレーの名前が入っている以上、この放送が嘘であるという可能性は低いだろう。 クレアと言ったか、アドレーの娘だという彼女も死者の中に含まれていた。 この事にボーマンは少なからず安堵した。彼女は、父親を失うという悲しみを知らずに済んだのだ。 (いや、違うだろ…) その安堵をボーマンは自ら否定する。彼女にとって良かったのでは無い、自分にとって良かったのだ。 誰かの娘を悲しませる事を自分の手で作らずにすんだ事に安堵したのだ。 (…最低だな) 自分で彼女の父親を殺しておきながら、何て自分勝手な考えなんだ。結局の所自分の罪が減って安心しているだけなのである。 仲間だったノエルの死を聞いても、悲しみや怒り、憎しみが沸くと同時...
  • 参加者:レオン
    レオン・D・S・ゲーステ 【年齢/性別/身長/体重】 12歳/男/135cm/36kg 【紹介】 弱冠12歳のラクール王国の天才少年科学者。王国の兵器「ラクールホープ」の開発責任者を務める。 本編終了後は地球へ留学、歴史に残る科学者になっている。ソフィアは彼の大ファン。 【外見】 ショタ担当。水色の髪で、ネコ耳装備。ひきづる位長い白衣を着ている。 【性格】 生意気で可愛げが無いが、たまに子供らしい一面も見せる。 【能力】 セリーヌと同じく、攻撃系の紋章術を得意とする。子供なので腕力は無い。 また科学者だけあって頭脳明晰で、知識量も豊富。 【原作内における他キャラとの関係】 名前 関係 クロード 原作で共に冒険した仲間。 レナ 原作で共に冒険した仲間。 セリーヌ 原作で共に冒険した仲間。 アシュトン 原作で共に冒険した仲間。 プ...
  • 不協和音 (3)
    第97話 不協和音 (3) まったく、俺はネーデ人に何か縁でもあるのだろうか? あと数時間で禁止エリアになる場所に留まる奴はいないだろうと判断し通り抜けようとしたD-04で、俺はノエルと再会した。 仲間に会うのはこれで二人目。これで目出度く二人しかいないネーデ人の知り合い両方に再会したことになる。 もっとも、ノエルの方はとうの昔に冷たい体になっているのだが。 (……念のため診ておくか) 時計で時間を確認する。大丈夫だ、禁止エリアになるまでにはまだ時間がある。 本格的な検死なんて勿論無理だが、ゆっくり死体を眺められるほど安全なエリアなどそうそうない。 殺害犯の獲物ぐらいしか得られる情報はなさそうだが、情報はあって困るものじゃないからな。 ――俺は弱い。この先生き残るためには、その事実を素直に受け入れるしかないだろう。 紋章術者のようにデカい一発も持ってなければ、...
  • 参加者:フレイ
    フレイ 【年齢/性別/身長/体重】 人間換算で26歳/女/170cm(※)/? ※■eのアーケードカードゲーム、ロードオブヴァーミリオンでの数値  公式と言っていいのか賛否は分かれるが参考までに…… 【紹介】 アース神族。第二級神で創造の女神。人々に「豊穣神」として崇められている。 オーディンに忠誠を誓っている。 レナスの前世の記憶は彼女が封印した。 人間に対して無慈悲。 Cルートのラスボスでもある。 【外見】 パツキンロング。 帽子着用。 服と帽子は緑。 スカートが短いなんてもんじゃない。 【性格】 出来る子に対しては優しいお姉さん。 駄目な子に対しては恐いお姉さん。 【能力】 何か気弾とかビームとかそんな感じの攻撃を使う。 (VP2では更に肉弾戦、特に蹴り技も得意な事が判明) 【特殊能力】 テレ...
  • 待ち合わせ
    第77話 待ち合わせ 二人の男が地面に座り込み昼食を摂っていた。 一人はすらっとした長身に緑色の長髪、切れ長な瞳が印象的な青年。 もう一人はまばゆい金髪を短く刈り込んだ大男だ。 「で、これからどうするわけ?」 一足先に食べ終えた緑髪の青年ルーファスは、大男の方クリフに尋ねた。 「どうするって嬢ちゃん達はどこに行くか聞いてなかったのか?」 支給されたブロック状のレーションを食べる手を止めクリフは答えた。 「あぁ、あの二人なら鎌石村に行くって言ってたな。凶悪な魔物がいるから止しとけって言っといたんだがな」 午前中に遭遇した魔物の顔を思い出す。 言葉を話す事ができたから高位の魔物であることは間違いない。 「なら、俺たちもそこに行くぞ」 最後の一口を飲み下したクリフはそう告げた。 「正気か?今やばい魔物がいるっつったばかりじゃねぇか」 ある程...
  • 現在状況(レザード)
    レザード・ヴァレス 現在地:D-05/D-5とD-4の境目(D-5側) 時間:真夜中 初期支給品:天使の唇@VP、大いなる教書@VP2、神槍パラダイム@RS [MP残量:20%] [状態:睡眠、疲労大、ドラゴンオーブを手に入れ気分は高揚] [装備:サーペントトゥース、天使の唇、大いなる経典] [道具:神槍パラダイム、アップルグミ×2、エルブンボウ、矢×40本、レナス人形フルカラー、ブラッディーアーマー、アントラー・ソード、転換の杖@VP(ノエルの支給品)、ダブった魔剣グラム、合成素材×2(ダーククリスタル、スプラッシュスター)、荷物一式×5] [行動方針:愛しのヴァルキュリアと共に生き残る] [思考1:愛しのヴァルキュリアと、二人で一緒に生還できる方法を考える] [思考2:その他の奴はどうなろうが知ったこっちゃない] [思考3:四回目の放送までには鎌石...
  • SSタイトル元ネタ
    SSタイトル元ネタ 書き手さんに確認を取ったわけではないので、間違っている可能性もあります。 気付いた人は気軽にドンドン追加していこう! 話数 タイトル 元ネタ 001 砂漠に落ちた涙 ルーシー・モンローの小説『砂漠に落ちた涙』 002 咎人の剣 登場人物に支給された『咎人の剣“神を斬獲せし者”@VP』 006 少女と猛者 ディズニーアニメ『美女と野獣』 010 豚に真珠もといジャックに文明機器 諺『豚に真珠』なお、意味は「価値の分かんねー奴にこんないいもの与えても意味ねーおwwwww」である。酷い。 012 孔子の倒れ 諺『孔子の倒れ』孔子のような偉い人でも、失敗することはあるというたとえである。ちなみに読みは“クジ”であって“コウシ”ではない。この記事を書いた人間は読み間違えたド低能仲間を絶賛募集中である。 018 私の名はクラース、お前は狙われている! テレビアニメ...
  • 愛しのヴァルキュリア(;´Д`)ハァハァ
    第22話 愛しのヴァルキュリア(;´Д`)ハァハァ 別に、那々美とは特別仲が良いわけじゃなかった。 それどころか、エインフェリアの中では疎遠な方だったと思う。 酒盛の時も戦闘の時も、私がカシェル達と輪の中心で好き勝手暴れまわるのに対し、那々美は常にあまり目立たぬ後ろの方に居た。 そんなこんなであまり接する機会は無かったけど、那々美のサポートには何度も助けられてる。 自分は飲んでもいなかった酒盛りの後片付けを手伝ってくれたりもした。 だから、会話もほとんどしたことないし、話だって合わないけど―― 那々美は、私の大切な仲間だ。 なのに――なのに私は、那々美を見殺しにしてしまった。 「…………」 苛立ちを乗せ、右の拳を木の幹へと叩き付ける。 ルシファーだとかいういけ好かない奴にもムカついたが、それ以上にみすみす那々美を死なせた自分自身に腹が立った。 那々美を...
  • Start Up from Prolonged Darkness(後編)
    第103話 Start Up from Prolonged Darkness(後編) クリフもその現場を見ていた。 恐怖で蹲るソフィアと「まさか」と呆然とするレザードを。 後悔だけが湧き上がる。なぜ俺はあそこで油断していたのか、 躍起になった相手が俺らを狙ってくるという考えに至らなかったのか。 そんな自分の不甲斐なさに打ち震えているクリフを尻目に、 呆然としていたレザードが息を切らし、レナスの亡骸に近づいていった。 「おお、そんな……我が愛しきヴァルキュリアが……」 さすがの冷静沈着なレザードもレナスの死に酷く動揺していた。 レザードはまだ暖かさが残るレナスの身体を抱き上げる。 すると、レザードの地面から紋章が浮かび上がる。それはレザードの移送方陣であった。 移送方陣の紋章がレザードとレナスに覆い被ると、その場から影形をすら残さず消え去った。 ...
  • カラーバット
    カラーバット 中島家の押し入れに眠っていた、小さい子供向けのプラスッチク制安全バット。 殺傷能力は限りなく0で、耐久性も低いため鍋の蓋よりも防御に向かない。 バットの破損を覚悟すれば魔人剣一発くらいならば撃てるかもしれないが、基本的には気休め程度の存在である。              i i   i      ヽ i ヽ   ヽ  ヾ        、`ヽ、             i i  i  , '     i i  \  iヽ      ..    ヽ、__ヽ             ノ , i i/__---ー一i i-- 、ヽ iヽ     、      ヽ           / / i  i'ニ __      i i   `ヽ i _、     i  ヽ 丶         ...
  • 墓(アルベル)
    アルベル                                         /                                       l |                                       .| |        な   メ   自                     .| l        ん   .イ   分                      ヘ ヘ     ,,,-.、,,,,_,,,,,,、        て   ド   の                   、,,,,,,,__,ヘ丶'''''''`'´  , -''´ `ヽ        人   .服   .デ             ...
  • 鎌石村大乱戦 第二幕 ~龍を屠る赤き一撃~
    第118話 鎌石村大乱戦 第二幕 ~龍を屠る赤き一撃~(前編) 僕はひたすらに道なりに歩みを進め続けていた。その足が目指す先は大切な仲間との再会の場所鎌石村。 ブレアさんとロキと名乗る青年と別れてからしばし歩き続けていた僕は、E-4とF-4の境目で一度その足を止めた。 このまま道なりに北へと進めば目的地には到着できる。 しかしこのままではアシュトンと交わしたもう一つの約束、仲間を集めるという事が達成できない。 特にアシュトンはプリシスとの再会をとても楽しみにしていた。 今からプリシスを探して鎌石村に辿り着く事は不可能かもしれないけれど、せめて僕達にかけられた疑いを晴らしてくれる仲間は集めておきたい。 このまま鎌石村で合流した時に、もしもアシュトンも仲間を集める事が出来ていなかったら、何のために二手に分かれたのかわからなくなってしまう。 それに正直な所、初対面...
  • スケベほん
    スケベほん ぼく、子供だからわかんないや。 これはSFC版のアイテム名 PS版では『ピンナップマグ』 ※以下、ロワ内でのネタバレ +【アイテム追跡メモ】 【アイテム追跡メモ】 [支給された参加者] エルネスト [所有者] エルネスト(9話、18話、48話、56話、79話、100話) [メモ] エルネストが100話でロキに武装解除された時以降、行方不明。特に消滅した描写は無い。 D-02に放置されているか、またはミカエルの炎により焼き尽くされたか。 支給品一覧に戻る
  • 頼れる相棒,守るべき妻子,愛しき女神の元へ (前編)
    第113話 頼れる相棒,守るべき妻子,愛しき女神の元へ (前編) レザード・ヴァレスの目が開いた時、彼の目に最初に入ったのはレナス・ヴァルキュリアの死に顔だった。 この時レザードはまだ、まどろみの中に居た。レナスの死に顔は、彼に眠りに落ちる直前の映像を連想させた。 輪魂の呪を発動させ、ハーフエルフの肉体にレナスの魂を転生させる事に成功した後、その肉体が立ち上がろうとしていた映像だ。 魂の再構築が完了するまでの間は決して目覚める事が無いはずの肉体が立ち上がるという、有り得ない出来事。 これは夢、もしくは幻覚だったのだろうか、それとも―― 「――っ」 レザードは瞬時に覚醒した。 「ヴァルキュリア――」 そして名前を呼び、振り向いた。その先には、誰もいない。 「――!?ヴァルキュリア?」 慌てて辺りを見回すが、レナス(ルーファスの肉体)の姿...
  • 鎌石村大乱戦 第二幕 ~龍を屠る赤き一撃~(前編)
    第118話 鎌石村大乱戦 第二幕 ~龍を屠る赤き一撃~(前編) 僕はひたすらに道なりに歩みを進め続けていた。その足が目指す先は大切な仲間との再会の場所鎌石村。 ブレアさんとロキと名乗る青年と別れてからしばし歩き続けていた僕は、E-4とF-4の境目で一度その足を止めた。 このまま道なりに北へと進めば目的地には到着できる。 しかしこのままではアシュトンと交わしたもう一つの約束、仲間を集めるという事が達成できない。 特にアシュトンはプリシスとの再会をとても楽しみにしていた。 今からプリシスを探して鎌石村に辿り着く事は不可能かもしれないけれど、せめて僕達にかけられた疑いを晴らしてくれる仲間は集めておきたい。 このまま鎌石村で合流した時に、もしもアシュトンも仲間を集める事が出来ていなかったら、何のために二手に分かれたのかわからなくなってしまう。 それに正直な所、初対面...
  • 進展
    第107話 進展 草木も眠る夜半過ぎ、明かりを最小限に留めた民家の一室で二人の少年少女が一つの机に向かい合うように座り、 机の上に広げた大小さまざまな部品と工具を弄りながら作業をしている。 その二人のうちの一人、青い髪と普通の人間には決してありえない位置に猫の耳をつけた少年レオン・DS・ゲーステは 弄っていた紅い石をコトリと机の上に置くと一つ大きな伸びをした。 尚、余談であるが彼は少年であるにも拘らず見事なまでにフリルのついたメイド服を着こなしていた。別に彼に女装癖があるとかそういった訳ではないが、 事情を説明すると長くなるので不慮の事故で彼はこれを着る事になってしまっていたとするのが適切だろう。 ついでに述べると線が細い全体像に幼いながらも整った顔立ち、くりっとした大きな瞳。 彼の容姿は女の子と言われても何一つ疑問を抱くことはない程である。 頭にピョコンと生えて...
  • She Has The Sticky Fingers
    第116話 She Has The Sticky Fingers G-5エリアの山道。辺りは暗闇で視界が殆ど利かない。 唯一の自然光源である月明かりは密集している樹々の葉に遮られてしまっている。 稀にその隙間から僅かに射し込む光は、暗闇に目を慣らしたい人間にとってはむしろ逆効果となり、 余計に暗闇を強調しているかのようだった。 レナとプリシスの2人はランタンを点けてこの山道を下っていた。 『夜道に揺れ動く照明は人を寄せ付ける効果が有る』というのは、 この島でのたった半日だけの仲間、アリューゼがプリシスに教えてくれた事だ。 いや別に2人には誰かを呼び寄せるつもりなどは全く無い。 この暗闇の山道を歩くには、灯りを点けなければ余計に危険であり時間を取られてしまう、というだけの事だった。 一応不意打ちには備えてレナが左耳に魔眼のピアスを装着していたが、今のところピアスは...
  • 下心満載な薬屋さん
    第132話 下心満載な薬屋さん 庭に出ている間に予めデイパックから取り出しておいた、舐めると気分が明るくなるという飴玉『七色の飴玉』。 エルネスト、クラースの両名にその飴玉を舐めさせた事が功を奏したのかどうかは分からないが、 休憩後の話し合いは全員特にトラブルを起こす事もなく、表面上は穏やかに進行した。 チームは分散させない。レザードのその意見に異を唱える者は居らず、 それに従って話を進めれば自然と当面の目的は「ブラムスとの合流」に落ち着く事となった。 レザードもエルネスト達もブラムスとは協定関係にある故、そうなるのは当然の流れだ。 話し合いの最中ボーマンはそれとなくレザードの様子を探ってはみたが、レザードのポーカーフェイスは想像以上の代物だった。 この殺し合いの舞台に放り込まれ1日近く。 程度の差はあれど、誰も彼も身体に疲労は蓄積しているだろう。それはレザード...
  • 墓(エルウェン)
    エルウェン     lヽ       ,‐、        /`!     i . ヽ   ,. -‐ i  l .‐- 、   ,  . !     ,. ´ i   ,.-    l  | . . ヽ  `, `i     !  l  l .  . . |  | ,. ´ . ゝ、ノ  l     ヽ .  ヽ. .   . |  |.   . . ,. ´ . .ノ     ヽ、_,.ゝ. .   |  |   .. ヽ、,.-´    _,..---ゝ ヽ; ._.  ! . l . _ ..r ´゙ヾi---、..__   `゙ ‐---,  |ヽ、_`ヽ __,. |  ..!--‐"´     , "´! i ...ヽ、  ヾ_,.    ,.´....
  • ある昼下がりの賢者
    第80話 ある昼下がりの賢者 放送が流れる。 禁止エリアは13時にC-5、15時にG-3、17時にE-6。 ミカエルは放送内容の内、それだけを頭に入れておいた。 死者の名前なぞ興味は無い。 「ちっ、ムカつくぜ…」 誰に言うわけでもなくミカエルは呟く。 ゲーム開始直後に2人殺した後、久しぶりに見つけた『標的』。 だがあと少しという所で逃してしまった。 しかも一度自分が負けた相手に一杯食わされて、だ。 腹いせにその辺りの民家を殴りつけたが、その程度では収まらない。 獲物を探して平瀬村を歩きながら考える。 死者の数は13人。その内自分で殺したのは2人。 残りの11人は自分以外の参加者が殺したことになる。 どうやら他にも殺し合いに乗った奴が多いようだ。 このペースなら、主催が言っていたようにゲームの終了も早いかもしれない。...
  • スペツナズナイフ
    スペツナズナイフ 旧ソ連の特殊部隊「スペツナズ」が主に使用していたと言われる、刀身を射出可能な特殊なナイフ。 グリップ内部に30cmほどの強力なスプリングを備えており、 鍔の位置に配置されたレバーを押すことで刀身を前方に射出することが出来る。 但し、射出後の刀身の再装填は、強力なスプリングを縮めなければならないため困難を極める。 ※以下、ロワ内でのネタバレ +【アイテム追跡メモ】 【アイテム追跡メモ】 [支給された参加者] デミテル [所有者] デミテル(5話) ↓ 洵(5話、49話、60話) [メモ] 3つ支給される。 2つは5話で使用し、ロワ内から消滅。 もう1つは同話でデミテルの死体から洵が回収。 60話で使用し、ロワ内から消滅。 使用した場所を探せば刀身は見つかるかも。 支給品一覧に戻る
  • 迷い
    第72話 迷い ルーファスはソフィア、レナスと別れた後に、南に向かっていた。 ルーファスはソフィアを初めて見たとき、アリーシャに重ねてしまい殺せなかった。 アリーシャのために参加者を殺すと誓ったのに・・・・。 (できればソフィアにはもうあいたくねぇなぁ。また決心が揺らぐかもしれない。) 参加者を殺さなきゃアリーシャや自分が殺されるかもしれない。 (だけど、アリーシャは他人を犠牲にしてまで助かりたいとはおもわねぇだろうなぁ。) 結局、アリーシャのためと言ってもアリーシャ自身は望まないとわかっているので、ルーファス自身も アリーシャを護るといって参加者を殺しても自己満足でしかならないのはわかっていた。 長い距離というわけでもないが、少し考え事をしたり隠れながら少しずつ歩いていたので、お昼を過ぎていた。 殺された人達の名前が挙げられたが、アリーシャ...
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