AAAキャラバトルロワイアル @ ウィキ内検索 / 「私の名はクラース、お前は狙われている!」で検索した結果

検索 :
  • 私の名はクラース、お前は狙われている!
    第18話 私の名はクラース、お前は狙われている! ちっ……らしくないな。 いくら注意を怠っていたとはいえ、ここまで接近されているとはな。 やれやれ、どうするべきかな。武器がない以上戦いは避けたいところだが…… 「おい、そこのお前!」 男の声。剣を構えつつ声を掛けてきた。 何にせよ、向こうから声を掛けてきた……ゲームに乗っていないのか? だが、焦っている様に聞こえたのは気のせいだろうか? ……まぁ、気楽に行くとするか。 「まて、俺はこのゲームに乗ってい「何をしている!後ろだ!」 ……何?! 後ろと言われた直後、俺は背後から殺気を感じた。 振り向くと、全身が炎に包まれている人間――いや、人間じゃないなアレは。 兎に角、その炎人間が拳を振り上げていた。 またか、まったく今日の俺はらしくないな―― 「おい、大丈夫か!」 「くっ……問...
  • 名無しさん
    ...決意の言葉 018 私の名はクラース、お前は狙われている! 020 止まらない受難 029 ある男の思考 031 スレ違わない?交差点 033 自転車マスターがゆく 036 注意一秒、怪我一生、生命絶つのも、瞬間よ 037 フィリア 038 明後日の方向 039 ホテルの跡の眠り姫、王子はきっとやってくる 040 続・止まらない受難 043 ジョーカーと竜人と変態と 044 犯人に告ぐ、人質を解放しろ 046 二つの後悔 一つの決意 047 ツイてねぇ 049 かくれんぼ 050 別れ 055 君が望むなら僕は 057 選択 061 金髪に赤いバンダナ 070 最後の良心? 079 力が無ければ頭を使え! 080 ある昼下がりの賢者 084 光の勇者の不幸(連鎖編) 137 Misfortunes never come single 【氏が書かれたキャラ】 キャラ名 登場...
  • SSタイトル元ネタ
    ...中である。 018 私の名はクラース、お前は狙われている! テレビアニメ『蒼き流星SPTレイズナー』の主人公エイジ(声:井上和彦)の台詞僕の名はエイジ、地球は狙われている! 023 幸薄男の憂欝 谷川流のライトノベル『涼宮ハルヒの憂鬱』なお、ネタバレになるが、また後で会う時は笑いながらハミングなんてやってられない状況であり、幸薄男のせいで胸薄女が涙目で悲鳴の大合唱をすることとなった(要反転) 027 その男、変質者につき―― 北野武の映画『その男、凶暴につき』 028 コイントス タイトル元ネタに含めていいのか分からないが、バトロワ系パロディネタの王道・コイントスをリスペクトしたものと思われる。原作のバトルロワイアルでは最強マーダーである桐山和雄が殺し合いに乗るか否かをコイントスの結果で決めるシーンがあるのだ。原作ファンの間では原作一の戦犯は根性でもう半回転しなかったコインだというこ...
  • 作中時間順目次
    ...H0/MJQ 18 私の名はクラース、お前は狙われている! エルネスト、クラース 名無しさん 10 豚に真珠もといジャックに文明機器 ジャック ◆KZj7PmTWPo 11 子供は見ちゃ駄目! レオン ◆MJv.H0/MJQ 12 孔子の倒れ クリフ ◆okXJ25qcL. 13 負けられない理由 スフレ、クレア、リドリー ◆Zp1p5F0JNw 14 ルシファーが贈る刺客 IMITATIVEブレア ◆ZhOaCEIpb2 15 血まみれの…… ロウファ、ノエル、すず ◆MJv.H0/MJQ 41 静かな湖畔の森の陰から ロウファ、ノエル、すず ◆wKs3a28q6Q 16 決意の言葉 クレス、マリア 名無しさん 17 小さな手~愛しき人と炎の記憶~ ミカエル、チェスター ◆wKs3a28q6Q 19 どっちが化け物? チサト、ガルヴァドス ◆ZhOaCEIpb2 21 HURRY!...
  • 本編SS目次
    ...a28q6Q 18 私の名はクラース、お前は狙われている! エルネスト、クラース 朝 名無しさん 19 どっちが化け物? チサト、ガルヴァドス 朝 ◆ZhOaCEIpb2 20 止まらない受難 アルベル、ネル、夢瑠、オペラ 午前 名無しさん 21 HURRY! ダオス、フレイ 朝 ◆MJv.H0/MJQ 22 愛しのヴァルキュリア(;´Д`)ハァハァ エイミ、レザード 朝 ◆wKs3a28q6Q 23 幸薄男の憂欝 アシュトン、アーチェ 朝 ◆0991sDBObk 24 嗚呼麗しのお姉様 ロジャー、メルティーナ 朝 ◆0991sDBObk 25 父の面影 クロード、ルシオ、ガウェイン 午前 ◆Zp1p5F0JNw 26 決して怖じ気づいた訳じゃねぇぜ ジェストーナ、セリーヌ 朝 ◆MJv.H0/MJQ 27 その男、変質者につき―― ブラムス 朝 ◆Mf/../UJt6 28 コイン...
  • ヴァンパイアハンターK
    第117話 ヴァンパイアハンターK 自転車がある程度速度に乗り、バランスが取れてきたところで、クラースは振り返った。 フェイト達の様子を伺うと、ブラムスがフェイトの腰に手を回し、しっかりとしがみついて飛んで行くのが見える。 「フッ」 クラースは思わず苦笑した。 「ん?どうしたクラース?」 「いや、フェイトの腰に手を回しているブラムスを見て、ちょっとな。  おそらくフェイトに言われるがままにやっているんだろうが、  ここから見てもバランスが悪そうだ。…素直と言うか律儀と言うか」 「ハハハ、確かにな。あの体格差ならフェイトの肩に手を掛ける方が安定するだろうに。  しかし、彼らに助けに来られたお姫様はどんな顔をするか…見てみたい気もするな」 「見るまでもなく想像出来るがな。…同情するよ。お姫様にも…奴を連れて行く王子様にも」 「フェイトが王子様でソフィアがお姫様な...
  • 闇の王と炎の王、激突のこと(前編)
    第105話 闇の王と炎の王、激突のこと(前編) 幾十もの大気の炸裂音が間髪もおかずに連続し、さながら一つの轟音を奏でているように聞こえる。 フェイト・ラインゴッドは目の前の光景を見やりながら、自身の耳の訴える情報が、 視覚からの情報と矛盾しないことを確かめていた。 炎と闇の相克が生み出した超爆発で、突如として生まれた目前の空き地。 爆風と瘴気に抉られた地面からは、辛うじて抉り取られずに済んだ木の根が、ところどころで露出している。 目の前の空き地がつい1分前までは雑木林の一部だった、その証拠。 そして雑木林に生まれた空き地のあちこちでは、闘気と闘気がぶつかり、弾け、閃く。 「オラオラオラオラオラオラオラオラァッ!! さっきまで叩いていたデケえ口はどうした変態仮面野郎ッ!!?」 強靭な肉体の周囲を、ほぼ火炎も同然の高温のオーラで包んだ大男、ミカエル。 彼は目の前の敵に吼え...
  • 参加者:クラース
    クラース・F・レスター 【年齢/性別/身長/体重】 29歳/男/176cm/62kg 【紹介】 人間には扱えない魔法を人間でも扱えるようにするという夢を抱き、召喚術を研究している。 魔法でしか傷つかないダオスを倒すために助力を請いにきたクレス達に、召喚術の契約を手伝うことを条件として同行する。 クラース自身は生活能力がないに等しいが、同棲しているミラルドが生活費や研究費を稼いでいる。 人前では照れ隠しのため助手呼ばわりしているが、彼女の愛情には感謝している模様。 【外見】 銀というか、灰色というか、そんな感じの髪に帽子を着用。 また召喚のために体中にペイントを施し、手首、足首、腰に鳴子を結わえた奇抜な格好をしている。 アーチェいわく、「カチャカチャとうるさい」そうだが(PS版TOPのフェイスチャットより)、 精霊には好評である(PS版TOPのシルフ...
  • 会えるといいね
    第85話 会えるといいね クロード退却後、彼らはホテル跡の中にいた。 「コンナ場所で油を売ッテイテイイノカ? アノニンゲンに追イ付ケナクナルゾ」 エントランスの床に腰を落としたガルヴァドスは、顔面に濡れタオルを押し付けながらチサトに話しかける。 「無駄よ、無駄。クロードの逃げ足があんなに速いなんて思わなかったわ」 古びたソファーに腰掛けたチサトが答える。 「それに、チェスター君と情報交換をして置きたいしね」 不意に近くの扉が開き、チェスターが姿を見せる。彼はチサトの前まで来ると、大きな溜め息を吐いた。 「どうだった……って、その様子じゃ見つからなかったようね」 「ここにいるって話だったんだが……くそっ!」 チェスターが探していたのは勿論クレスである。断じてクロードではない。 だが、クロードも金髪に赤いバンダナという事実は彼の頭から抜け落ちていた。...
  • 今夜の沖木島は所により一時棺桶、その後に炎が降るでしょう。ご注意下さい(前)
    第101話 今夜の沖木島は所により一時棺桶、その後に炎が降るでしょう。ご注意下さい(前) 沖木島の夜闇を切り裂く、4つの輝き。 1つは、やや黄色味を帯びた白色の光。 それは光源自体の速度が上下するに合わせて高度も増減するところを見れば、自転車の光とすぐに分かろう。 そして2つ……厳密には、一対という表現の方が正しい赤い光。 それは見る者がおよそまともな生物であれば恐怖を感じずにはいられない、魔の存在のみが宿しうる禍々しい眼光。 最後の1つは、それら二者を圧倒する、凄まじいまでの反射光。 ぶっちゃけこれ摩擦係数完璧に0じゃね? と疑いたくなるほどにツルンツルンの、髪の毛の枯れ果てた…… ……おっと失礼、頭頂部に一本だけ残ってたのを忘れてた。まあとにかく、老年男性の頭部がその光源。 それら四つの光は、闇の中を比較的高速で移動していた。 その速度は、平均的な青年男性の全...
  • 力が無ければ頭を使え!
    第79話 力が無ければ頭を使え! 鎌石村を目指すエルネスト、クラース、フェイトだったがその歩みは遅い。 足を怪我しているフェイトを残りの二人で交代しながら背負っているので仕方がないが、 背負われたフェイトは歯痒い思いだった。 どうせならこんなおっさん連中じゃなく美女に背負われたかった…という訳ではなく。 自分が完全に足手まといになっている事についてだ。 主催者ルシファーと最も深い因縁があり、さらに戦闘経験もある自分は 本来率先して主催者打倒の為に行動しなければならない立場だ。 それがこの様。戦うことはおろか、歩くこともままならない。 既に数人の知り合いが犠牲になっている中、 何も出来ず、エルネストやクラースに負担をかけっぱなしになっている事が申し訳なかった。 平瀬村から随分と歩いてきた。 交代しながらフェイトを背負ってきた二人にもさす...
  • 変態と不愉快な中年共
    第127話 変態と不愉快な中年共 俺は目の前の光景に唖然とした。 レザードの野郎が死んでいたクリフを操り始めた事にも驚いたが、そのクリフの繰り出した剛腕の破壊力にも驚いた。 闇夜に響き渡る大音響。 胸に風穴が開いたままフラフラと立っていたクリフが直ぐ傍に生えている木に対して放った右ストレートがもたらした破壊音だ。 素手なのにも関わらず、その一撃は大木と言っても差し支えの無いサイズの立木を軽々とへし折った。 今更ながらぞっとする威力だ。こんな馬鹿げた怪力の持ち主と正面から戦ってよく生き延びれたものだと自分でも思う。 「さて、どうでしょうか? 貴方の目から見てクリフの力に衰えは無かったでしょうか? それとももう何回か試した方がよろしいですか?」 少し離れた位置に立って同じ様にクリフを観察していたレザードが聞いてきた。 「どうって言われてもな…、よく考えたら...
  • 逃げるが勝ち
    第48話 逃げるが勝ち クラースは台所の戸棚を開ける。 (たいした物は無いな) 手ぬぐい、割り箸、計量カップ。それらは彼の探している物ではない。別の戸棚を開けてみる。 そこに有ったのは缶詰類。やはり彼の求めている物は見つからなかった。 その頃、台所から少し離れた和室で、エルネストは両腕の治療を行っていた。 もっとも両腕の火傷は軽く、治療と言うには少し大げさかも知れないが。 一段落付いた丁度その頃、クラースも和室に入ってきた。その手にはお盆を、お盆の上には湯飲み茶碗を2つ載せて。 「で、どうだ、使えそうな物は有ったのか?」 エルネストは湯飲み茶碗を受け取りながら聞く。 「いや、包丁やナイフどころかアイスピックすら見つからない。全く、徹底しているよ」 クラースは腰掛けながら答える。クラースは武器に成りそうな物――包丁やナイフを探していた。 ...
  • 現在状況(エルネスト)
    エルネスト・レヴィード 現在地:D-2北部、街道を鎌石村に向けて北上中 時間:真夜中 初期支給品:スケベほん@TOP、札束@現実 [MP残量:100%] [状態:両腕に軽い火傷(戦闘に支障無し、治療済み)] [装備:縄(間に合わせの鞭として使用)、シウススペシャル@SO1、ダークウィップ@SO2、自転車@現実世界] [道具:ウッドシールド@SO2、魔杖サターンアイズ、荷物一式] [行動方針:打倒主催者] [思考1:仲間と合流] [思考2:炎のモンスターを警戒] [思考3:ブラムスを取り引き相手として信用] [思考4:鎌石村でブラムスの仲間を捜索] [思考5:次の放送までにF-4にてチーム魔法少女(♂)と合流] 【動向】 エロ本と札束という外れアイテムを支給され、落ち込む。 クラースを発見したところでイフリートに襲われる(実はクラ...
  • 大人の嗜み
    第130話 大人の嗜み 静けさが、辺りを包んでいた。 警戒心を常に忍ばせている耳に届く音と言えば、この付近に居る5人の人間が立てる微かな物音のみ。 このような自然豊かな未開惑星の民家の庭で、虫の声すら聞こえてこない事には少々の物足りなさと不自然さを感じながらも、 エルネストは束の間の安息に磨り減らしていた精神を委ねていた。 その安息の中でも、ボーマンは余程警戒しているらしい。頻りにレザードを気にする素振りを見せていた。 今の短い会話の中でもそうだった。 露骨に睨みつけるような、そんな下手な真似は流石にしていないが、多々室内に注意を向けている。 分かりきっていた事だが、この島では誰もが平等に落ち着ける場所など存在しないらしい。その一例がこれだろうか。 溜息混じりの煙を燻らせると、エルネストはポケットの中の小さな箱をボーマンへと差し出した。 「どうだ?」 「...
  • 現在状況(クラース)
    クラース・F・レスター 現在地:D-2北部、街道を鎌石村に向けて北上中 時間:真夜中 初期支給品:シウススペシャル@SO、薬草エキスDX@RS、シルバーマトック@TOP [MP残量:80%] [状態:正常] [装備:ダイヤモンド@TOP] [道具:薬草エキスDX@RS、荷物一式] [行動方針:生き残る(手段は選ばない)] [思考1:ブラムスと暫定的な同盟を結び行動] [思考2:ゲームから脱出する方法を探す] [思考3:脱出が無理ならゲームに勝つ] [思考4:鎌石村でブラムスの仲間を捜索] [思考5:次の放送までにF-4にてチーム魔法少女(♂)と合流] 【動向】 開始直後にエルネストと接触。色々あって仲間に引き込む。 フェイトとミカエルの戦いを目撃。フェイトを救出して逃走中。フェイトを戦力外扱い。 移動中、疲労のために休憩。や...
  • 5年半ぶりの目覚め
    第144話 5年半ぶりの目覚め 鎌石村を出発してから数時間が経つ。 深い森の木々の隙間からも僅かながら日が差してきており、上を見れば青い空が垣間見える。 こんな状況でも、明るくなれば幾分緊張感や恐怖感が解れるものだ。 クラース、エルネスト、レザード、ボーマン。そして未だ目覚めぬ男と、何も言わずにレザードの後を歩くクリフ…。 一向は森の中の道をひたすらに南下する。 幸か不幸か、ここまで他の参加者とは会う事も無かった。 「そろそろ6時ですね」 一番後ろを歩くレザードが言う。 6時には4回目の放送が流れる。 「そうか。もうそんな時間か…」 声と同時にクラースは溜息をついた。 4回目の放送。それはこの殺し合いが始まって、丸一日が経過したという事だ。 (ここに来てまだ1日しか経ってないのか…もう一週間位ここにいる気分だな) クラースは改めて思う。我ながら、よくここまで持...
  • 生存者の現在状況一覧
    生存者の現在状況一覧 ※以下のものは本スレに投下されたものなため最新のものではありません。 ※本スレに最新データを投下され次第追加して下さると有り難いです。 第105話までのデータ 433 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/01/29(木) 05 28 02 ID PMXh0ayS0 どうなんだろうね。 SO2のソフト手元にないし漫画版では出て来すらしないしでよくわからないや。 設定まとめてあるサイトとかないのかなあ・・・ あと支援がてら各参加者が誰とロワ内で遭遇したか調べ上げたよ! 『誰かがいるのに気付いた』ら1カウントした。 相手の存在に気付かなかった場合(気絶中の遭遇含む)はノーカウント。参考に『?』付きで名前は挙げとくけど。 死体相手の遭遇と意思持ち支給品もノーカウント。これも()の中に参考として一応書い...
  • 大空への翼
    第112話 大空への翼 焼け野原と化した平地の一角に4つの人影が蠢いていた。 その人影の中の一つ。 碧髪の青年フェイト・ラインゴットは食い入る様に読んでいた一枚のメモ書きを読み終えるとその顔を上げた。 そこで彼はそんな自分の様子をニヤニヤと眺めていた二人の中年男性の生暖かい視線に気が付いた。 「何をそんなにニヤついているんですか?」 そんな彼らに対してフェイトは不満の声を漏らす。 「いや、何ってなぁ? エルネスト」 問いかけられたクラースが隣に立つ金髪三つ目の男性に誤魔化す様に声をかけると、 「これも若さが為せる業か…」 エルネストは何やら遥か遠くを見つめる目をしながら答えた。 「とにかく! 仲間の居場所がわかったんです! 一刻も早く合流しましょう!」 気を取り直すように声を上げたフェイトだったが、この発言で目の前のおっさんは更にニヤニヤを加速させる。 仕舞には...
  • 掴んだ1つの希望と2つの絶望?
    第56話 掴んだ1つの希望と2つの絶望? 部屋に立ち込めていた白い煙が徐々に晴れてきた。 オペラは自らの命運をかけた目の前の箱の底を見つめていた。 この箱の仕組みはよくわかっていない。箱の底は何故か見えず奈落の底まで続いているかのような深さだ。 そこに手を伸ばすと一つまた一つと中に入っているアイテムが取り出せる仕組みになっている。 オペラは期待と不安の入り混じる奇妙な感覚に襲われていた。 いやほとんど希望なんて抱いていないのかも知れない。 前回出てきた物が物だっただけに当然である。 それでも今の彼女がすがる事のできる唯一つの光明だ。 扉の外からはこじ開けようとする大きな音が部屋中に響き渡っている。 この音は例えるならオペラに迫る死神の足音に他ならない。 意を決しオペラはもう一度今まで存在を信じたことなかった神に祈りを捧げ箱の底に手を入れた。彼女の手が箱の中にあるもの...
  • 現在状況(フェイト)
    フェイト・ラインゴッド 現在地:D-05東部(レナス一行とリドリーの戦闘跡地?) 時間:黎明 初期支給品:鉄パイプ-R1@SO3、ド根性バーニィ@SO3(投げ捨てた) [MP残量:95%] [状態:左足火傷(戦闘にやや支障有り。ゆっくり歩く分には問題無し)、お姫様だっこ(されている)] [装備:鉄パイプ-R1@SO3] [道具:ストライクアクスの欠片、デッキブラシ@TOP、ソフィアのメモ、首輪×1、荷物一式] [行動方針:仲間と合流を目指しつつ、脱出方法を考える] [思考1:ソフィアと合流したい!] [思考2:ルシファーのいる場所とこの島を繋ぐリンクを探す] [思考3:確証が得られるまで推論は極力口に出さない] [思考4:次の放送までにF-04にてチーム中年と合流] [備考1:参加者のブレアは偽物ではないかと考えています(あくまで予測)] 【状況】 ...
  • 下心満載な薬屋さん
    第132話 下心満載な薬屋さん 庭に出ている間に予めデイパックから取り出しておいた、舐めると気分が明るくなるという飴玉『七色の飴玉』。 エルネスト、クラースの両名にその飴玉を舐めさせた事が功を奏したのかどうかは分からないが、 休憩後の話し合いは全員特にトラブルを起こす事もなく、表面上は穏やかに進行した。 チームは分散させない。レザードのその意見に異を唱える者は居らず、 それに従って話を進めれば自然と当面の目的は「ブラムスとの合流」に落ち着く事となった。 レザードもエルネスト達もブラムスとは協定関係にある故、そうなるのは当然の流れだ。 話し合いの最中ボーマンはそれとなくレザードの様子を探ってはみたが、レザードのポーカーフェイスは想像以上の代物だった。 この殺し合いの舞台に放り込まれ1日近く。 程度の差はあれど、誰も彼も身体に疲労は蓄積しているだろう。それはレザード...
  • 闇の王と炎の王、激突のこと(後編)
    第105話 闇の王と炎の王、激突のこと(後編) 「……というわけでようやく一段落着いたので紹介する。 彼はヅラムス……じゃなくてブラムス。私がさっき逃げ出したとき、近場で偶然捕まえた助っ人だ」 残された雑木林の空き地の一角に、一同は集っていた。 ミカエルが残した多くのマグマの池はすでに冷えて固まり、飴状に融解したまま再凝固した、 不気味な傷跡が多く残る。 すでにこの一帯を焦がした熱量は主共々に死に絶え、周囲は夜の暗さと、わずかばかりの肌寒さを取り戻していた。 その中で再度小さな焚き火を囲み、一同は車座を組んでいたのだ。 クラースの紹介を受けたブラムスは、会釈も何もせずに、ひどく無愛想な様子で残る二者に名乗る。 「我はブラムス――ゆえあってこの辺りを偵察していたところ、 このクラースなる男に出会い、この喫緊の事態を知ってやって来た」 ブラムスの名乗りに応じるようにして...
  • 偽者だとばれたら負けかなと思ってる
    第109話 偽者だとばれたら負けかなと思ってる 「…ん?」 森林を抜け、F-3とF-4の丁度協会付近の街道に出た所にそれはあった。 「これは…デイパックですよね?」 道の真ん中に落ちていたのは、参加者全員に配られていたデイパック。 しかし周辺には持ち主と思われる参加者はおろか、遺体も見当たらない。 「誰かが捨てていったんでしょうか?」 「それにしては妙ですね。中には幾つか道具が入っていますし、多少消費しているとはいえ食料品も入っています。捨てていくなら、中身は全部持っていくと思うのですが」 「う~ん、そうですよね」 中に入っていたアイテムは拡声器とボーリング玉。 確かに武器とは言えないし使い所には困るアイテムだが、このデイパックがある限りは別に持ち運びには困らない。 何より食料品という貴重な消耗品に手を付けていないのが不自然だ。 「まあ危ない物は入ってないし...
  • 光の勇者の不幸(受難編)
    第63話 光の勇者の不幸(受難編) 「やれやれ…。まだ起きないわねぇ」 木に腰を掛けた状態で伸びをしながらそこにいる女性は独り言を発した。 燃える様な赤いショートの髪と澄んだ青空の様な瞳、そして髪の隙間からは特徴的な形のとがった耳を覗かせている。 彼女の名前はチサト・マディソン。 彼女は3時間程前からここに座っている。 突如出くわしたとんでもなく巨大な亜人をうまい事言いくるめてゲームを持ちかけ(自分がこの亜人を転ばす事ができたら協力するよう取り付けた) 結果、ゲームには勝利したのだが加減を間違えたらしく完全にKOしてしまいこの亜人が目覚めるまで待っていたのであった。 奥義の反動で疲労した体を休ませるために着込んだ回復効果のあるらしいヅラ付の鎧も、大分体が楽になってきたので今ではヅラをはずしている。 ヅラをつけていた時は知り合いの誰かと会ったらどうしようかとハラハラしたも...
  • 現在状況(ロキ)
    ロキ 現在地:F-04、北部の街道 時間:深夜 初期支給品:10フォル@SOシリーズ、ママチャリ@現実 MP残量:90% 状態:自転車マスターLv4(ドリフトをマスター)顔面に大きな痣&傷多数 顎関節脱臼(やや痛むが何とか修復完了) 神生終了のお知らせ 装備:グーングニル3@TOP、パラライズボルト〔単発:麻痺〕〔50〕〔90/100〕@SO3 道具:10フォル@SO、ファルシオン@VP2、空き瓶@RS、スタンガン、ザイル@現実世界、     万能包丁@SO3、拡声器@現実、ボーリング玉@現実、首輪、荷物一式×2 行動方針:ゲームの破壊 思考1:ブレアを使ってクラース、エルネストを殺害 思考2:1を実行後、ブラムスとフェイトを何とかして味方に付ける。出来なかった場合は…? 思考3:ブレアは用が済んだら殺しとく 思考4:見つけ次第ルシオの殺害 思考5:首輪を外...
  • 渇いた叫び
    第53話 渇いた叫び もうやだ疲れた。足が痛い。 それが箒を失い久々に自身の脚での移動を強いられることとなったハーフエルフの率直な感想だった。 同行する男――確かジャック・ラッセルと名乗った――のせいで出発までに時間を取られたため、未だに山頂には辿り着かない。 それどころか未だに分かれ道すら見えてこないのだ。せいぜいH-05かG-05なのだろう。 I-05の分かれ道を経由し道伝いになんか来ないで野山を突っ切ればよかったと少しばかり後悔した。 道中交わした会話がジャックの過去話オンリーだったことも退屈した原因かもしれない。 仲間の特徴やら共に戦った過去を話したい気持ちもわかるけど、ちょーっと女の子への気遣いってもんが足りないんじゃないの? 「……ねぇ、ちょっと見張っててくれない?」 足を止めジャックに言う。無論、返事も待たずに邪魔臭い拡声器を押し付けながら。 「こ...
  • マッハ中年の葛藤
    第100話 マッハ中年の葛藤 …チリンチリン ロキは夕日をその背に受けて軽快に舗装された道を走っていた。 昼に遭遇したサメ男以来誰とも遭遇することもなく、それはそれは順調なサイクリングだった。 この自転車(彼はこの自転車をスレイプニールと名付けていた)を駆って早10時間以上。 ロキは自身の運動能力を最大限に生かしいくつか自転車にまつわる特殊な走法をマスターした。 初めはバランスをとって走ることすら間々ならなかった彼だが、 今となってはハンドルから両手を放し体のバランスだけで自転車を走らす事も可能としていた。 ハンドルから放したその両手には沖木島の地図が広げられている。 (ここは大体D-2の辺りかそろそろ他の首輪実験もしたいところだな。…ん?) ロキは眼前に割りと急なカーブを見つけた。 (あれを試してみるか…) 少し前に走った急な坂道で、彼は左ブレーキだけをかけた時...
  • 罪状はDV 判決は死刑
    第114話 罪状はDV 判決は死刑 「行ったようだね。それじゃこっちも行こうか?」 クロードが暗闇に走り去ったのを見届けると、ブレアとロキは歩き始めた。 ロキはブレアに突きつけていたパラライズボルトを下げて、言う。 「一応言っとくけど、下手な真似したらお前の正体ばらして歩くからね、おとなしく歩いてなよ?」 仲間に余計な事を話されると面倒なので突きつけていたが、もう必要無い。 まあ、ブレアとしては逃げたり助けを求めたりしたところで正体を他の参加者にばらされてしまい、 実質殺し合いから脱落する事になるのだから、ロキに従うしかないだろうが。 「おとなしく歩けって言っても、もっと速く歩けよ。  さっきの不意打ちの時も思ったけど、やっぱりウスノロだな、お前」 ブレアは振り向く事もせず、沈黙を守ったまま、歩く速度を少し上げた。 (だんまり、ね。まあどうせこいつからは、まと...
  • ダイヤモンド
    ダイヤモンド 契約の指輪の一つ。精霊オリジンとの契約に必要。 装備すると、様々な力が上昇する。 ※以下、ロワ内でのネタバレ +【アイテム追跡メモ】 【アイテム追跡メモ】 [支給された参加者] シン [所有者] シン(30話、38話) ↓ ブラムス(38話、69話、78話、90話、100話) ↓ クラース(101話(前)(後)、105話(前)(中)(後)、112話、117話、127話、130話、132話、144話) [メモ] シンの初期支給品だが初登場は78話。 38話でシンがブラムスに献上する。 クラースとの取引で、ブラムスからクラースへ手渡され(101話)、以降はクラースが装備。 支給品一覧に戻る
  • 目障りなら“殺せばいい” これ以外やり方を知らない
    第93話 目障りなら“殺せばいい” これ以外やり方を知らない 二回目の放送が終わってから一時間程経過した頃には、プリシスとアリューゼは目的地である氷川村に到着していた。 道中、放送を聞く為に立ち止まることもあったが、それ以外には特に問題も起こらず順調に進んでいる。 強いて問題を挙げるとしたら、二人とも放送で知り合いの名が呼ばれたことにより、口数がちょっとだけ減ったくらいである。 「少しいいか?」 アリューゼは背負っていたデイパックを地面に下ろしながら呟いた。 ランタンを取り出して火を灯す。この手の道具の扱いには慣れているのか、作業は本当に少しで終了した。 「へ~、見かけによらず器用なんだ。でもさぁ、別に明かりは必要なくない?」 辺りは暗くなってはいるものの、別に彼らは明るい場所から急に暗い場所へ行った訳ではない。既にこの暗さに目が慣れている。 お...
  • 現在状況(ブラムス)
    ブラムス 現在地:D-05東部(レナス一行とリドリーの戦闘跡地?) 時間:黎明 初期支給品:バブルローション入りイチジク浣腸@SO2+現実、波平のヅラ@現実 [MP残量:90%] [状態:キュアブラムスに華麗に変身。本人はこの上なく真剣にコスプレを敢行中] [装備:波平のヅラ@現実世界(何故か損傷一つ無い)、トライエンプレム@SOシリーズ、魔法少女コスチューム@沖木島] [道具:バブルローション入りイチジク浣腸(ちょっと中身が漏れた)@現実世界+SO2、和式の棺桶、袈裟(あちこちが焼け焦げている)、仏像の仮面@沖木島、荷物一式×2] [行動方針:自らの居城に帰る(成功率が高ければ手段は問わない)] [思考1:追跡する血痕、痕跡を選ぶ] [思考2:敵対的な参加者は容赦なく殺す] [思考3:直射日光下での戦闘は出来れば避ける] [思考4:フレイ、レナスを倒した者と戦っ...
  • 全選手入場!
    全選手入場! (3スレ目539~541より、89話終了時) 全生存者入場!! 竜殺しは生きていた!! 更なる研鑚を積み英雄の息子が甦った!!! よっしゃ!! ジャック・ラッセルだァ――――!!! 回復紋章術はすでに私が完成している!! ネーデの生き残りレナ・ランフォードだァ――――!!! 組み付きしだい焼きまくってやる!! 十賢者代表 ミカエルだァッ!!! 死亡フラグなら私の拡声器がものを言う!!! ド根性バーニィとスーパーボトル 拾い物クイーン アーチェ・クライン!!! 真の萌えを知らしめたい!! 猫耳ショタメイド服 レオン・D・S・ゲーステだァ!!! 本編はパーティーだけだがロワなら全参加者私の部下だ!! クォークの女王 マリア・トレイターだ!!! 暇潰し対策は完璧だ!! 引き籠もり...
  • 参加者:クレス
    クレス・アルベイン 【年齢/性別/身長/体重】 17歳/男/170cm/59kg 【紹介】 TOPの主人公。実家のアルベイン流剣術道場で平和に暮らしていた。 だが親友チェスターと狩りに出ている最中に魔物に村が襲われて、家族を始め村人を皆殺しにされてしまう。 父親の遺言でダオスを倒すために旅に出て、やがて時を巡る大きな戦いに巻き込まれていく。 【外見】 金髪に赤いバンダナ、鎧にマントと典型的な主人公の外見。左利き。 【性格】 真面目で正義感が強く、お人好しで鈍感とこれまた典型的な主人公タイプ。 ダジャレを考えるのが好きで、ダオスをだおすを筆頭に多くのダジャレを考案するが笑いがとれた事は無い。 【能力】 実家の道場の師範代であり、その名に恥じない剣の腕を持つ。 さらに得意武器の剣以外にも、斧や槍など色々な種類の武器を扱うことが可能。体術も多少...
  • Stairway To Heaven(前編)
    第120話 Stairway To Heaven(前編) 現在フェイトとブラムスの乗るデッキブラシは、E-04エリアの森の中まで到達していた。 このデッキブラシは、本来なら最大で使用者の2倍の速度を出せるのだが、今の彼等の飛行速度は決して速くない。 これまでの道程では、障害物の無い道路や川沿いを移動してきたので全速で飛ぶ事が出来たのだが、 E-04に進入する少し前から進路上には道路も川も無くなり、代わりに待っていたのは樹木の群がり生えている、この森だ。 徐々に多くなる樹々に進路を遮られ始め、どうしても速度を落として飛ばざるを得なかったのだ。 フェイトは今、思うように進めない現状に気が逸っていた。 (くそっ!これじゃあ……走った方が速いんじゃないのか?) フェイトのこの感覚は間違っていなかった。 操縦者の倍の速度で飛ぶ事の出来るデッキブラシが、走る事よりも遅い...
  • CROSS
    第92話 CROSS アーチェがその放送を聞いた後、最初に感じたものは安堵だった。 クロードから逃げ出したアーチェは、適当な木陰に座り込んでいた。走り出してからまだ十分も経っていないにも関わらず。 これでは逃げ切れたかどうか怪しいとこだが、彼女の体力ではこの辺りが限界だった。 そうして座り込んでから五分もしない内に、突然異変が起こった。茜色だった空が一瞬で黒く染めあげられたのだ。 「っ……」 それと同時に、アーチェの表情も暗い脅えの色に染めあげられる。 別にこの異変に驚いたのではない。この現象は数時間前に経験している。そう、これから何が行われるかを理解しての脅えだ。 『フフン……、こんばんは諸君』 放送を聞き終えたアーチェは静かに呟いた。 「……ごめんなさい」 確かに最初に感じたものは安堵であった。当然だ。クレスもクラースもすずも、そしてチェスタ...
  • カタストロフィーは想いとは裏腹に
    第95話 カタストロフィーは想いとは裏腹に 「はあ…はあ…はあ…」 痛い。 胸が痛みで疼く。 つい半時間前に対峙したミラージュと呼ばれる女によって刻まれた傷が疼く。 肋骨を破壊された。人間業とはおもえないほど素早い踏み込みで付けられた傷。 相手が万全な状態だったら確実に骨を折るどころではなかっただろう。 そう、リドリーはソファに腰掛け、胸を押さえながら痛みに耐えていた。 応急処置はとうに済ましている。だが……痛みは引くどころか、徐々に増していくばかりである。 「はあ、はあ、はあ――――」 動悸が荒くなっていく。心臓が胸を引き裂かんばかりに飛び出そうとする。 刻々と増していく。体に寄生した蟲の様に刻々と蝕んでいく。 毒物を飲まされたような吐き気。 全身を焼かれるような熱さ。 全身を鎖で縛り付けたような重さ。 ナイフで抉ら...
  • 物言わぬ友よ(後編)
    第99話 もの言わぬ友よ(後編) ここで先頭を行くデイアスが外の異変に気付いた。 人影が一つ、周囲を探るようにうろついているのだ。 目を凝らしてその人影の正体を探る。 背後のプリシスもその誰かの正体を見極め2人はその人物の名前を口にした。 「「ガブリエルっ!?」」 前の二人が止まる事で後ろがつっかえる。 「どうした?」 アリューゼが身を屈める2人に尋ねた。一応前の2人に習って彼とアルベルも壁際に身を屈める。 「敵だ」 「間違いないのか?」 短く応えたディアスにアリューゼが更に問いかける。 「ああ、あいつには説得も無意味だし、この島の参加者を皆殺しにするつもりだ。  先程確かに倒したはずだが…」 「ならどうする? このままやり過ごすのか? それともぶっ倒して行くのか?」 アルベルの質問を聞きつつ、考えをまとめながらディアスはガブリエルを観察する。 先程奴の身...
  • 金髪に赤いバンダナ
    第61話 金髪に赤いバンダナ 焼け落ちる分校を背にチェスターは北へ向かった。 この様子では消火は不可能。…あの少女の遺体も分校と共に燃えてしまうだろう。 埋葬してやりたかったが、もうそれも絶望的だった。 嫌な言い方だが、死んでしまった人間よりは生きている人間を優先しなければならない。 「無事でいろよ…みんな…!」 チェスターは森の中を進む。 体中にダメージが残っている今の状態では、正直殺し合いに乗った奴に会ったら間違いなく負けてしまう。 だから周りから目撃されやすい道でなく、森を進む事にしたのだ。 危険でない者からも見つかりにくくなってしまうが仕方ない。 昨晩から一睡もしておらず、燃えさかる建物の中を疾走して蓄積された疲労と少女を救えなかった無力感は、確実にチェスターの体を蝕んでいた。 「…クソッタレ」 言うことを聞かない体に、何も...
  • ◆Zp1p5F0JNw
    ◆bYERsdX5HA(旧◆Zp1p5F0JNw) 執筆作品一覧(14) 013 負けられない理由 025 父の面影 052 第一回放送 058 またまたご冗談を 066 LIVE A LIVE 075 断ち切る思い 083 逆転協奏曲 088 Partner 094 もしも願いが叶うなら 102 くそむしテクニック 106 第三回放送 109 偽者だとばれたら負けかなと思ってる 123 恨みと怒りのメビウス 145 5年半ぶりの目覚め 【氏が書かれたキャラ】 キャラ名 登場回数 クロード 4回 アルベル 3回 レナ、レオン、ミラージュ、ルシファー、ルシオ、リドリー、チェスター 2回 セリーヌ、アシュトン、プリシス、ボーマン、ディアス、オペラ、エルネスト、ミカエル、ソフィア、クリフ、スフレ、マリア、クレア、IMITATIVEブレア、ベルゼブル、ベリアル、レザード、洵、ロキ、ルー...
  • もの言わぬ友よ(後編)
    第99話 もの言わぬ友よ(後編) ここで先頭を行くデイアスが外の異変に気付いた。 人影が一つ、周囲を探るようにうろついているのだ。 目を凝らしてその人影の正体を探る。 背後のプリシスもその誰かの正体を見極め2人はその人物の名前を口にした。 「「ガブリエルっ!?」」 前の二人が止まる事で後ろがつっかえる。 「どうした?」 アリューゼが身を屈める2人に尋ねた。一応前の2人に習って彼とアルベルも壁際に身を屈める。 「敵だ」 「間違いないのか?」 短く応えたディアスにアリューゼが更に問いかける。 「ああ、あいつには説得も無意味だし、この島の参加者を皆殺しにするつもりだ。  先程確かに倒したはずだが…」 「ならどうする? このままやり過ごすのか? それともぶっ倒して行くのか?」 アルベルの質問を聞きつつ、考えをまとめながらディアスはガブリエルを観察する。 先程奴の身...
  • 不協和音
    第97話 不協和音(1) アシュトン・アンカースという友人がいる。 エクスペルの冒険で、初めて出来た男の仲間。 レナとセリーヌさんとの三人だけの冒険が不満だったわけではないし、『両手に花』という状況で喜びを感じないほどストイックな性分でもない。 ただ、それでも同性の仲間が出来たことは嬉しかった。 宿屋に泊まる時に一人ではなくなり、隣の部屋から聞こえてくる楽しげな話声に密かに嫉妬することもなくなった。 野営の時もそうだ。アシュトンが仲間になって、後衛の女性陣に任せないといけないという事態がなくなった。 仲間が増えて接する機会は減ってしまったが、それでも“疎遠”と呼ぶ程ではなかった。 古くから共にいたし、何よりも彼という人間をよくわかっていたから。 運も間も悪くて、乙女チックな一面があって、弱気で、そのくせ戦場では頼りになる樽マニア。 こんなに濃い個性、絶対他とは被らない...
  • 参加者:ミント
    ミント・アドネード 【年齢/性別/身長/体重】 18歳/女/162cm/42kg 【紹介】 法術師であり、ダオスの封印を守る一族の末裔。 ダオスを復活させようと暗躍する者達に囚われ牢屋に入れられていたところ、同じく囚われてしまったクレスと出会う。 【外見】 金髪のロングで、頭には法術師の証である帽子をかぶっている。 また、白を基調とした法衣を着用している。 【性格】 真面目でおっとりとした性格。 【能力】 回復・補助に長けた法術の使い手。 一応杖を装備できるが肉弾戦はからっきしな、いわゆる僧侶タイプ。 【原作内における他キャラとの関係】 名前 関係 クレス 原作で共に冒険した仲間。想いを寄せている(?)。 チェスター 原作で共に冒険した仲間。 クラース 原作で共に冒険した仲間。 アーチェ 原作で共に冒険した仲間。 すず 原作...
  • どーじん♂
    どーじん♂ お馴染みどーじん。 ♂とか書いてある割に内容はア○ベル×レ○ンで思いっきり♀向けである。 間違えて買ってしまったら多分訴えても良い。 ちなみに何故♀向けの内容なのに♂で表記されているのかといえば、我がAAAロワの精鋭読み手達が 「♂×♂だからどーじん♂なんだよ」とか「♂がついてるからどーじん♂なんだよ」などとわけの分からん事を言い垂れたためである。 ※以下、ロワ内でのネタバレ +【アイテム追跡メモ】 【アイテム追跡メモ】 [入手した参加者] クラース [所有者] クラース(127話、130話、132話、144話) [メモ] 鎌石村役所での支給品。 127話でクラースが入手し、以降クラースが所持。 支給品一覧に戻る
  • パーティー一覧
    現存パーティー一覧 メンバー 現在地 現在の時刻 レザード、ボーマン、レナス、クラース、エルネスト D-03/南部 朝 フェイト、ソフィア、チェスター、ブラムス、ブレア@レナス D-05/東部 朝 マリア、プリシス、レナ F-01/中島家付近の民家1階 朝 クロード、ルシオ F-01/中島家付近 朝 アシュトン ??? 朝 現在状況に戻る
  • AAAロワ辞典
    【AAAロワ辞典】 ロワ内で定期的に出てくる単語やロワ用語、作品ファンの間での通称などの一覧。 ついでに参加者ではないが作中にたびたび出る名前の説明なんかも。 あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 あ行 【アッールベル】 変態野郎その3(その1、その2は推して知るべし)ことアルベルの事。 成り行きとはいえ某ネコ耳少年にメイド服を着せて、不覚にも萌えてしまう。 更にそんな少年から「お兄ちゃん」だなんて呼ばれたものだから更にドつぼに。 嗚呼、そんな君の明日はどっちだ? やっぱりアッー!な道なのか!? なお、「アッー」の元ネタは俗に言う『TDN』である。 【アニロワ】 盛況ロワにして、一つの時代を作ったとされる他所のロワ。まとめwikiは こちら 。 AAAロワの同期で、同日(2006年11月7日)に発足している。 スタート自体...
  • 参加者:アーチェ
    d**アーチェ・クライン 【年齢/性別/身長/体重】 17歳/女/157cm/45kg 【紹介】 ハーフエルフの少女。 殺されてしまった友人の魂を救ってくれた恩を返すべく、親の制止も聞かずに強引にクレス達に同行する。 後に出会うことになるチェスターとは喧嘩してしまうことが多いものの、お互い気になっている模様。 ちなみに、ダオスの目的と行動に疑問を抱いていた数少ない人物である。 【外見】 ピンク色の髪で、ポニーテールにしている。 動きやすそうな服装をしている。 【性格】 喜怒哀楽が激しい一方で、頭の回転が早かったりハーフエルフゆえの膨大な知識を活用したりと意外な一面も持つ。 【能力】 様々な属性の攻撃魔法を得意としている。 ほうきに乗って空中移動も可能。 また、下手くそな料理でパーティの面々を悶絶させてしまうことも……。 その下...
  • 神槍グングニル
    神槍グングニル 四宝の一つでヴァルハラ(アース神族の国)を守護する。 オーディンの武器で、周囲に纏まっている暗黒のオーラは敵の血を吸うほどに強く輝いていき、それにつれて威力も増していく。 ※以下、ロワ内でのネタバレ +【アイテム追跡メモ】 【アイテム追跡メモ】 [入手した参加者] クラース [所有者] クラース(127話、130話、132話、144話) [メモ] 鎌石村役所での支給品。 127話でクラースが入手し、以降クラースが所持。 支給品一覧に戻る
  • 続・美女と野獣と変態と
    第78話 続・美女と野獣と変態と 観音堂。ここに集まった四人の情報交換は、面子の割には驚くほどスムーズに行われていた。 「ぬぅ……」 禿げヅラを被った不死者、ブラムスは小さく唸る。 「これは驚きましたね」 眼鏡を掛けた変態、レザードは何やら楽しげに呟く。 この二人が興味を示した情報。それは、当然ソフィアが持つルシファーに関するの情報だった。 フォーディメンションと呼称された世界。その世界の住人――ルシファー達が創り出したエターナルスフィアと呼ばれる仮想現実世界。 エターナルスフィアが起こすであろう反乱。それを阻止するためにルシファー達が送り込んだエクスキューショナー。 創造主と戦うために、エターナルスフィアの人間が作り出した生物兵器とその力。 そして、ソフィア達とルシファーの戦いの結末。 「ただ『変態、変態』と騒ぐ煩いだけの娘で...
  • 不慣れなプリキュア MUSCLE HARD(前編)
    第134話 不慣れなプリキュア MUSCLE HARD(前編) 怖いものなんて、ほとんどなかった。 今思えばクソ生意気なガキンチョだった頃でさえ、大人や獣を怖いと思ったことがない。 あの頃は、何でも知っている気でいたから。 相手のことを知り尽くしたと思っていたから、怖くなんてなかった。 どんなに強い相手でも、底は知れていたから。 「……フェイト。状況は?」 本当の恐怖を感じたのは、悔しいけれどダオスと対峙した時だった。 底の見えない強さと、真意の知れないその行動。 目的のための過程として平然と村を壊滅させる漆黒の意志。 どれを取っても恐怖の対象となった。 「………………ッ!!」 そして今、それに次ぐ、いや、下手をしたら匹敵するくらいの恐怖を感じている。 情けないことに、声すら出ない。 「一応、間に合いました」 金縛りに合う...
  • @wiki全体から「私の名はクラース、お前は狙われている!」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索