| キャスター | ニューコムが、 |
| もとはゼネラルで異端の烙印を押された | |
| 一部の科学者たちによって発展した事は、 | |
| よく知られています。 | |
| しかし、そのニューコムを | |
| 古巣のゼネラルと肩を並べるほど、 | |
| 巨大な組織にさせた優秀な科学者たちが、 | |
| なぜゼネラルでは異端とされていたのか? | |
| それについては、 | |
| 今までも様々な説が入り乱れ、 | |
| はっきりとした事はわかりませんでした。 | |
| しかし、ここにその謎を解く、 | |
| 一つの手掛かりになるような事実が、 | |
| ついに明るみに出たのです。 | |
| それは…… | |
| なんと、その科学者たちが非道な人体実験を | |
| 密かに行っていたのではないかという | |
| 驚くべきものでした。 | |
| これは先日から行われている | |
| グローバル・ウェイが | |
| ニューコム・バイオを提訴した | |
| いわゆる『ナノ公害訴訟』の席上で、 | |
| 原告側が証拠として提出した資料に | |
| 記載されており、 | |
| この『S.O.C.文書』には、 | |
| 確かに人体実験が行われていたと | |
| 取れる記述が存在します。 |
| キース | お……急に割り込んですまなかった。 |
| ちょっと緊急で確認したい事があってな。 | |
| オマエなら、もしかしたら | |
| ディジョンの行方を知ってるんじゃないかと | |
| 思ったんだ。 | |
| 実はな……今日の午後から奴が、 | |
| 正規のフライト・プランを出さずに | |
| 飛んでるらしいんだ。 | |
| それはまぁいいんだが、たった今、 | |
| 新しい任務が俺達に通達されて──。 | |
| ……お、もう時間か。 | |
| 仕方がない。 | |
| 今回は俺とオマエだけで任務を遂行する。 | |
| 作戦の詳細は、空に上がるまでに | |
| チェックしておけ。 | |
| では、頼んだ。 |
| ニューコムの生産能力を低下させるため、 |
| エネルギープラント区域に対し、 |
| 夜間強襲作戦を決行する。 |
| 電力供給の要であるマイクロ波発電所を破壊すれば、 |
| 敵戦力に多大なる損害を与える事になる。 |
| ただし、作戦空域はマイクロ波による電波干渉のため |
| ミサイルの誘導が効かない事が予想される。 |
| その場合は機銃による直接攻撃を行うしかない。 |
| 諸君の技量ならば、 |
| 戦果は十分に期待できるものと信じている。 |
| ──健闘を祈る。 |
| KEITH | やはり、ディジョンは参加しない。 |
| 初のコンビだ。 |
| ENGAGE |
| KEITH | おいおい、大丈夫か? |
| KEITH | この施設にゃミサイルの誘導が効かん。 |
| 機銃で撃て! |
| お、いい調子だな。 | |
| 奴なしでも出来る実力を見せてみろ。 |
| UPDATE TARGET |
| ※二次ターゲット出現 |
| KEITH | よう……いい出来じゃないか。 |
| 帰ったら、報道社員に自慢してやれ! |
| MISSION ACCOMPLISHED |
| MISSION OVER |
| 目標の破壊に成功。 |
| ニューコムの生産ラインを大きく撹乱する事が出来た。 |
| キース | よう、相棒。 |
| ──またいないのか。 | |
| まぁいいけど。 | |
| 今回は、ご苦労だった。 | |
| 全く、いいコンビネーションだったな。 | |
| これなら、奴がまた無断欠勤しても安心だ。 | |
| それにしても、最近のディジョンは | |
| どっかおかしいんだ。 | |
| オマエ、心あたりないか。 | |
| ま、奴の事だから……どっかで女とでも | |
| イチャついてるんだろうけどな。 |
| キース | おい、オマエ……。 |
| ちゃんとメール見てんのか!? | |
| これで、いよいよニューコムの連中も | |
| 本気でかかってくるだろうからな。 | |
| もうちょっと手際よくかませ。 | |
| まだまだ思い切りが足りない。 | |
| 機銃でも気合で当てろ。 | |
| ただ、ま……ディジョンが | |
| いなかったって割には、上出来だった。 | |
| この次は、バシッと決めろよ。 | |
| しかし……なぁ。 | |
| 奴はどこで油売ってんだか。 |
| TAINTED PEACEへ |